もしも願いが叶うなら

2008.09.18
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「あんずでーす」「くるみでーす」

「台風どうしちゃったんでしょ?」
「ほんまに」
「来るならとっとと来てほしいですよ」
「そやね」
「まるで、サテンに誘っておいて、あの。しか言わない人みたいじゃないですか」
「どういうたとえや?そういうシュチュ有ったん?」
「シチューの美味しい季節?」

「サチュレーションは飽和。胸がいっぱい」
「シミュレーションは模擬でスティミュレーションは刺激」
「ハイハイ。知ってる事全部言うたらええやん」
「テンプテーションは誘惑でコンビネーションは複合。あ、
 コンビニってそういうことか?あ、コビニーエンスで便利の方?」
「何、一人で納得してんのかな?くるみさん」
「で?何の話でしたっけ?」
「サテンでだまりんぼー」
「リンボーダンス?」
「話題ふっといて、避けようとしてるの見え見えやん」



『そうだよね、もし拒絶されたらって思うと』
『あ、でも言わなければ、前に進まないし』
『進むだけが大切なのかな?』
『ん?』
『二人で同じとこにいるだけでも良いのかなって。信号待ちしてて

『そうだよね。一緒にいる理由なんて本当はなんでも良くって』
『パフュのマカロニみたいな』


「さあさあ寄っといで、くるみさんの独り芝居始まったよ」
「茶化さないで下さいよ」
「大体判った、二人で一般論始めたんや!」
「綱渡りみたいなもんですけどね。いつ一人称で
 私は、って言っちゃうかハラハラしながらだから。」

「くるみさん、実は」
「はい、なんですか?」
「今度、文学賞に応募したんです。だから」
「入賞したら良いですね」
「そうですだから、もし大賞取れたら。取れたら。」
「取れたらいいですね。雑誌に載るんでしょ?」
「はい。取れたら」
「何ですか?」
「その、一冊さしあげます」
「なーんだ。ちぇっ」
「え?今、なんて言いました?」
「ちょっとガッカリしました」
「え?何か別の言葉とか期待してくれてました?」
「はい。出来れば単行本が欲しいです。サイン入りで。将来値打ちが出るかも」(爆)
「ああ、そういう事ですか...。」
「あ、今度は杏太郎さんがガッカリしてる。どして?」
「いえ、良いです。やっぱり映画みたいにいかへんじゃなくて、いかないや」
「映画ってもしかして三丁目の夕日2?」
「そうです。観ましたか?」
「観ました観ました。良かったです。でも」
「でも?」
「直接、言葉で言ってほしいですよね。小説じゃなくて。ズルいですよ。」
「あ、じゃあ言います」
「あ、その前に私に言わせて」
「どうぞ」
「すみませーん。チキンカレーとパリパリサラダ。あと冷たいカボチャスープ下さーい。」
「うわっ」ドタ。
「なんか思いっきりずっこけてません?」
「こんな時にも食気なんですね。君は。」
「だって、太郎さんが何か言った後だったら、胸がいっぱいで食べられなくなるでしょ?きゃっ」

「もう勝手にしなさい。」
「そうさせていただきまーす」






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Last updated  2008.09.18 00:20:46


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