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Mar 26, 2010

「とりあえず」の魔法

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テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24677)

カテゴリ：オトナ本

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「とりあえず」の魔法
～幸せな気分になれる５０の方法～
　著者：中山庸子（ようこ）
　発行：1998年7月
　出版：光文社
　定価：460円

本棚の整理をしていて、以前よく読んでいた本に再会。
出版時期は、今年12歳になる長女が生後１ヶ月の頃。

実母に「出産なんて病気じゃないんだから…」と
産後の生活や育児をいっさい手伝ってもらえず、
ちょうど孤軍奮闘していた頃だったんだよなぁ。

心配をかけまいと、両親には話してなかったけれど、
（そして、いまだに話していないけれど…）
実は私、出産直後に大量出血して絶対安静でした。
可愛げのない私は素直に母に事情を話して
面倒を見てもらう選択をしなかったのでした｡｡

そんな時間的・精神的余裕のない私がすがったのが
たぶん、この本。（笑）
自分が落ち込んでいる状況別に、気分転換法を
とりあえずやってごらんと提案してくれています。
目次欄をチラッとご紹介♪

その中身をちょっとご紹介♪

◆気分が落ち込んだ時の「とりあえず」
　→とりあえず、チョコレート

気分が落ち込んだ時、
ケーキよりチョコレートを勧める理由の一つに
手軽につまめる、ということがあります。

気分が落ち込んだまま仕事をしたり、人と会うのは
つらいもの。そんな時も、手軽に元気をもらえると
私は思います。

量より質。とりあえず、上等なチョコレートで
上等なひとときを！

うふふ、ハリポタのルーピン先生みたいですな。
（このたとえ、分かる人いるかしら～？）

◆失敗が続き苛立っている時の「とりあえず」
　→とりあえず、あだ名

世の中、気の合う人ばかりではないし、
誰だって相性の悪い人はいます。

そこで、仲良しの子やペットにしたように
嫌いな人にも、あだ名を進呈することにしました。

たとえば、すぐ怒鳴ったりすごーく威張る上司に
「ポチ」とかつけてしまうのです。この場合、
好意を持っている相手へのあだ名と違って
ちょっと情けない系のものが最適です。

（またポチがうるさく吠えてる）とか、
（ポチもそろそろ帰るのかな）というように。

同じ立場の人との共通語にしてもいいけれど
ここは自分だけの暗号にしたほうがいいかも。

これは相手を馬鹿にする、というより視点を変える
「見立て」という技法。うるさい分、小心者かな？
という性質を、吠える犬に見立てた感じでしょうか。

一方、近所のうるさく吠える可愛くない犬のほうに
その上司の名前をつけてしまうのも面白いですね。
（スズキ、いつも繋がれてストレス溜まってるのかな）

ちょっと不謹慎ですが、簡単に縁を切れない相手とは
これも「とりあえず一つの手段」となりうるでしょう。

こんな、あだ名作戦をしている自分を客観視できれば
なかなかしたたかな大人ということになりますね。

幸い、今の私には大きなストレスはありませんが、
中山さんのような遊び心って面白いと思います♪