ポルトガルはヨーロッパ最西端の国。そして、ユーラシア大陸最果ての地でもある。
ラ・マンチャの風車といい迷子の件といい今回といい、こちらの神様はすぐに願い事を聞いてくれるなぁ(*^o^*)と改めてみきちゃんと無邪気(←ん?)に言い合いながら、まずは岬に建つ赤い灯台のもとにある観光案内所に行き、“最西端到達証明書”を発行してもらった。10ユーロのものと5ユーロのものと2種類があり、私たち3人は揃って5ユーロで。f^-^;)
観光案内所から出て、カレージャの浜辺にあったのと同じ花が黄色い花を咲かせている岬を十字架の塔のある場所まで行ってみる。もう花の時期も終わろうとしているのか、すでに散ってしまった花が大半だったが。それに同じ種類なのに、なぜかピンク色の花のほうが黄色い花より先に花を落としていた。( ̄- ̄?)なんで…?
岬の先端は140mの断崖絶壁で、果てしない大西洋が眼下を占める。その先に陸は見えず、まさにここが地の果てであることを実感する。そして、そこに立つ十字架の塔の下部の石碑にはカモンエスの詩とともに「ヨーロッパ大陸最西端の地」と刻まれている。
シントラは大型車輌の侵入は規制が厳しく駐車場も少ないため、王宮の傍の路上でバスを停めて降りた。
ガイドさんの説明もそこそこに30分の自由散策となり、レプブリカ広場に向かった。そこに『シントラ王宮』が建っているのだ。王の夏の離宮として1910年の王制廃止まで使われていた。王制廃止後、多くの王族たちはイギリスへ亡命したそうだ。
再訪が叶ったらリスボンカードで観光してみようかなっ。←夢は自由(笑)

さて、サン・ジョルジェ城まで徒歩でどれくらいかかるのか謎だったが、地図では近そうに見えたため意気揚々と歩き出す。が、さすがは7つの丘からなるリスボンだけあって、平たんな道はロッシオ広場から数十mだけだった。そもそもサン・ジョルジェ城はその丘の1つアルファマ地区の頂に建っているのだから坂道であることは承知の上だったが、その急なことといったらすぐに息があがるほど。さらに階段まで多いとくれば、日頃の運動不足が祟る。それでも、サグラダファミリアの塔に登るために2ヶ月間は鍛えてきた分、いくらかは救われたかもしれない。
そんなカップルを避けながら、場所を移って眺望をカメラに収めた。遠くに4月25日橋やクリスト・レイも望める素晴らしい眺めだ。
思わぬところでもポルトガルの影響があるんだなぁ。

サン・ジョルジェ城を出ると、運良くタクシーが城門下で客待ちをしていた。でもここまで来たお土産として、せめてポストカードでもと傍の個人店に立ち寄ってみる。だがいい感じにサン・ジョルジェ城の写ったポストカードがなく、ちょっとガッカリしながらタクシーに歩み寄った。
「撮って撮って~っ」と、カテドラルを撮ったばかりでデジカメを手にしていたNさんにお願いすると、真ん中に座っていた私のほうへ身を乗り出して前座席の間から頑張って撮ってくれた。
そのまま部屋へは戻らず食堂へ直行し、すでに並べられていたバイキング料理の種類の多さによだれが……いや、目がきらめく。(笑)
贅沢な夕食だったなぁ。(*^-^*)ふふ♪

