2006.12.27
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 最近いろいろな方と会うと、実にいろいろとアピオやワタシの行動について詳しく知っている。最初は知っているはずがない人が知っているので、一瞬脳裏の中が「?」となるが最近はその理由が、わかってきた。
 皆さん毎日欠かさずアピログを読んでいるというのだ。うれしいやらハズカシイやら。それにしても私はアピログを書く理由は、いろいろな実験的要素、アクセス解析、楽天メルマガの外部リンクできないための画像表示機能など複数の意味があって書いているが、読んでいる人はいったいいつ読んでいるのだろう?と思う。いずれにせよ毎日読んでいただきありがとうございます。m(_ _)m

 そんな日々読んでいただいているアピログジャンキーな方々によく言われるのが、「毎日よくネタに尽きることなく書けますね?」と言われる。
 正直なところを白状する。実は毎日書いていない。(笑)何事もノリのようなモノがあるのでアピログも気が乗らない時や物理的に時間が全くない時もある。要は思いついた時に一気に書きためているのだ。言うなればダムのようにためて毎日1件づつ放出しているのでこのダムが枯れる事はない。ニュースに連動したテーマは旬なうちに公開するので、ますます書きためたテーマに余裕がうまれるのである。その結果1ヶ月以上前に書いたものがそのまま鮮度を失って読み返すといまいちなのでそのままになっている記事もある。さしずめダムの底にたまった水というところだろうか。(ちなみにこの原稿を書いたのも遙か数週間前です)ダムにストックとして貯めておくのは普遍性のあるコンテンツ。その間にもリアルタイムなニュースネタが続々と登場するのでまずは先にそちらから掲載しているという次第。

 ところで、ダムという話が出たので、今日は経営者視点のネタです。
 先月神奈川県茅ヶ崎市汐見台にある松下政経塾の駐車場を利用する機会があった。部外者は普段入れないなので敷地内のトイレやら雰囲気を感じた印象だが、とても静粛で、ああ、ここがかの有名な松下政経塾か~という程度だった。漠然とした知識しかなかったので、気になって帰宅後調べてみるとこの施設は松下幸之助さんが、1979年に私財70億を投じ、財団法人松下政経塾を設立したとあった。ナナジュウオク!ですよ。当時で。
 設立動機は、自らの経験と直感から、「日本はますます混迷の度を深めていく」と日本の危機的状況を予見し、この難局を打開するために「新しい国家経営を推進していく指導者育成が、何としても必要である」との思いから、財団法人松下政経塾を設立したそうです。いやはや凄いスケール。
 この松下幸之助さんがよく提唱していた言葉が、「ダム経営」。
 いろいろな講演やビジネス本で耳にするので経営者の間ではすでにご存じの有名な言葉だと思うが、経営のみにかかわらず個人レベルの家計や人生設計にも生かせる話だと思うのでここで紹介したい。



松下幸之助の生涯「ダム経営について発表」

文中には「需要に変動があった場合、品物が足りなくなったり、余り過ぎたりしないように」とある。水が枯れてはダムの意味がないし溢れるほどの水もいらないという事だろう。そして「それは設備だけではなく、資金、人材、在庫についても同様である。」と続く。在庫切れをなくし、かつ余剰在庫もよくないという事だが、ダムを連想すると実にそのたとえがわかりやすい。

さらに文中に「お互いに適正利潤を確保しつつ安定経営を行って、」とあるが、この部分が示す意味も実に奥深い。世の中どちらかが一方だけ適正でない利潤を求めると必ずや長続きせず結果的に双方がダメになるという真理だと思う。

 ところでこのダム経営の話はさらに次世代の偉大なる経営者も生み出していた。
とある講演会でいつも通り松下幸之助さんが「ダムを造っていつもそこに水があるような余裕のある経営が必要だ」と説いたところ、1人の人がこう答えた「私もダム式経営に感銘を受ける。しかし今余裕がないのをどうすればいいのか、それを教えて欲しい」と質問したところ、松下さんは、「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけども、余裕がなけりゃいかんと思わないけませんな」と答えたところ「それじゃ全然回答になっていない」と会場が失笑したそうです。
 この中に強烈な印象を持った経営者がいて、その人こそ当時京セラを立ち上げたばかりの稲盛和夫氏だったそうだ。氏は著書「心を高める、経営を伸ばす」の「まず思う」の項目でこう書いている。

 つまり松下さんは「まず思わなかったら、そうはならない」ということを言われたのです。理想に対して「そうは思うが、現実には難しい」という気持ちが心の中にあっては、物事の成就が妨げられると言われたのです。人は自分が信じてもいない事に、努力できるはずはありません。強烈な願望を描き、心からその実現を得ることが、困難な状況を打開し、物事を成就させるのです。

と述べている。やはり松下さんといい、稲盛さんといい偉大なる創業経営者は信念が格段に違うなあと読んでいて感動した次第。

 日本全体をみると税金や社会保障、少子化問題、あるいは団塊の世代大量退職で技術の伝承ができない等、もっとはやく日本全体がこの松下幸之助さんのダム経営について学び適正な計画をたてていれば、少しは違っていたのかもと思う。
 いろいろな問題は、みんなそれぞれが「ダム経営」ならぬ理想の生活や人生を、まず思うところからスタートしなければいけないなと感じた次第。





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Last updated  2006.12.27 17:15:12
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