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2013/06/06
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「極端なことを言えば、仮に永遠に原因を特定できなくとも、787型機は安全で
す」。運航を再開させた米ボーイングの新型機。今号の「敗軍の将、兵を語る」欄で
、同社の幹部がこう強調しています。要約すれば、「バッテリーの発煙の原因が1つ
に絞り込めない。だから、想定されるすべての原因に対策を施したうえで、仮に一部
に不具合が生じても、ほかの機材には影響を与えないようにした」という説明。理屈
は分かるのですが、何かモヤモヤした気分が晴れません。

 ボーイングの幹部はこうも語っています。「(バッテリーを構成する)セルに釘を
打ち込んだり、荷重をかけてつぶしたり、オーブンの中に入れたりして、過酷な状況
下での性能を確かめた。しかし1つのセルの不具合が、ほかのセルに及ぼす影響まで

ものの、部品と部品の関連性、とりわけ部品間で不具合が連鎖していく危険性につい
ては、あまり想定できていなかったということのようです。

 今回のトラブルで思うのは、モジュール型モノ作りの盲点です。モジュール化は製
造工程をブロック化するので、従来ほど関係者の間で細かい擦り合わせを必要としな
いと言われています。ただ、裏を返せば、関係者間でリスクの共有が疎かになる恐れ
があります。今回の問題はデジタル家電や自動車で進むモジュール化に航空機が少し
ずつ移行する段階で起きました。日本のサプライヤーも含め、擦り合わせに問題がな
かったのか。運航再開後の徹底検証が待たれます。
                     (日経ビジネス編集長 山川 龍雄)





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最終更新日  2013/06/06 03:23:38 PM
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