アロマ姉さん繁盛記from南房総

アロマ姉さん繁盛記from南房総

アロマセラピストになる条件


あ、摂食障害か何かだろうな・・・と頭をよぎりました。  

今日のお客様は一人旅。やせ細った体に湯上がりの浴衣姿。 10キロ体重が減った。けど下痢もしないし、とてもたくさん
食べているん ですよ。との事。??? ベッドにうつぶせになって頂き、タオルをはずした時に息を飲んでしまいました。
人ってこれほどまでにやせられるのかと。理科室の骸骨にうす~く皮が1枚かけら れた状態でした。
すぐに姉さんは気を持ち直し、穏やかな気持でふれさせて頂くことが出来たのですが、
これが姉さんで無かったらどうだったのだろうかと、あとで考えると怖くなりました。
もちろん、ただふれさせて頂くだけで、治す事もどうする事も出来ないのですが、 たまたま姉さんが担当だったわけで、
他の若い人たちが担当する可能性は充分に有っ たわけで。

一人のアロマセラピストに聞いてみました。 「あなたがその立場だったら、普通にマッサージ出来た?」と。
「私だったらカウンセリングの時点で怖くなって、断っていたと思う。」と。
正直な意見です。
断れなくても、タオルをあけた時点で平静を装えない自分が手から クライアントに伝わってしまった事でしょう。
「でも、あなたは自分のすごいアトピーに、普通にふれてもらってうれしかったって いっていたよね。
ここでアロマが受けられるって、わざわざ遠くから来てくださった クライアントに あなたにふれる事はできません。
 とアロマセラピストから言われ た時のショックは想像がつくよね。そういう状態の人で有れば余計に傷つく・・・」
「そっか~、自分がそういわれたらショックで立ち直れないかも。」

でも怖いと思ってしまった自分は現実。それはアロマセラピストとしての経験の未熟さ からも、不安はくるよね。
でも、出来ないものは、出来ない。 (姉さんは出来ない人は断っても良い。と教えているのです。)

以前、働いてもらっていた20代のきれいな女性を思い出しました。
彼女はおばさんの足の裏などきたなくってさわりたく無いのです。 けど、仕事だからさわる。
終わるとすぐにごしごしと手を洗わなければ気持悪くって 耐えられない。
その足の裏も、姉さんにしてみればちょっと乾燥気味くらいで何でもない。
むしろ、とってもきれいなくらい。

「あなた、よく他人の足なんかさわれるね。汚くないの?」
別の人からこんな事を聞かれて、「へ~、そんな考えする人も有るんだ。」 と、驚いた事もありましたっけ。
(じつは、この足が姉さんにお金を払ってくれるんだ。と思うと、なめちゃいたい くらいに愛おしい事もしばしば・・・
コレハ、ナイショ、ナイショ)

例えば、こういうタイプの人達は、本当にアロマセラピストという仕事には向かない かもしれない。
思いも寄らないところで心の弱った人を余計に傷つけてしまうかもしれ ない。
思わぬところから、人を雇うという事に対して考えさせられた一場面でした。  

 そんな中、どうしても共に働いてくれる人に出会いたくて求人を出したのですが、 なかなか出会いは有りませんでした。

「日曜、祭日、夜も勤務可能な方。人間の大好きな方。できれば、苦労している人。」
こんな条件には、なかなか現れません。 必ず出会いは有るはず。信じてその日を待っていればいいんだ。
こう言い聞かせて眠りにつく事もしばしば。

そんなある日。やってみたい。という一人の女性との面接日。

「アロマ、エステと聞くと、きれいな仕事だと想像されているのでは有りませんか?
たとえば、水虫のお客様の足に、素手でふれる事が出来ますか?」
「・・・・・さわらなければ、いけないのですか?」
「私たちは、感染のおそれのある肌にふれてはいけないのです。それを判断できる 力。傷つけずに断れる方法、
他の部位に変えていただく言葉のかけ方を学んでいって 頂くのですが・・・・水虫は極端な例ですが、
例えば、それがその方のコンプレックス になっている部分であったとしたら、あえて私はふれるかもしれません。
手を止めるか もしれません。その場所で。それが自分にとってのアロマセラピストだと思っています。
きれいな仕事では無い。ということは知っておいて下さい。 それでも、やってみたいですか?」

この話しに感動した。とこの女性は次に合った時に話してくれました。

「やってみたい。」と瞳を輝かせてくれた彼女がどう育って行くのか、続いて行くのか。
続きはまたそのうちに聞いてくださいね。

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編集後記
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昨日、整体に行って、バキバキやってもらいました。 整体、大好きなんです~。
やっと予約の取れた今日を楽しみに出かけようとしたそのとき、おなじみのお客様から 電話。
「あの~、今日、予約いいですかあ~?」 (あ、こりこりで疲れてるんだな~とすぐに直感)
私「すみません。今日はもう予定が一杯で・・・本当にごめんなさい。」
(まさか、アロマセラピストが肩こりこりで、客の予約断って 整体にるんるん気分で行っているとは
思ってないだろうに・・・ ごめんなさ~い。)

これで、肩の付き物が落ちる。と、おなじみのセンセイの門をくぐると
私「センセイ、予約なかなかとれませんでしたね。やっとくることができましたよ。」   
「いや~、風邪引いちゃってね。」
私「え、そうなんですかあ~。」

いつも道理、きっかり30分のバキバキを受ける。
「はい、終わりましたよ」
(ありゃ?いつもみたいに、肩が軽くなっていない。付き物が落ちていない・・・)

こんなの初めての経験でした。 数をこなす整体師はテクニックだけで、
「気」とか「エネルギー」とか関係あるとは 思っていなかった。
でも、病み上がりの今日のセンセイの施術は、終了後の爽快感 は全然悪かった。

センセイ、全く意識していないと思うけど、 「そうなんだ・・・」

どこにでも、学ぶ事は転がっているようです。                                 

アロマ姉さんより



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