アロマ姉さん繁盛記from南房総

アロマ姉さん繁盛記from南房総

アロマナース奮闘記


前のことだっけ?高給取りの彼女がさっさと看護婦をやめ、アロマスクールに
入り、アロマセラピストになると言い出した。
ん~、なったらいい。私には手にすることのできない看護婦という国家資格と
経験をいかしたアロマセラピストに必ずなれるから。
あれからいろいろな事があったね。「看護婦になんか絶対戻らない!」と言っ
ていたあなたが「また、白衣を着たくなった。」とアロマを導入したいという病院
にもどった今年の春。
気が向かないと 返信しない私なのに、懲りずににちょくちょく送ってくるなたの
携帯メールは面白いよ!アロマ仲間のみんなにも読んでもらおうよ。
てなわけで、これから時々「アロマなす奮闘記」をお届けいたします。
こちらも、現在進行形の実話です。

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「やえこ~」の巻き
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その患者はいつも叫んでいます。
「やえこ~~、やえこやえこやえこやえこ!」
やえことは、彼女の面倒を見ていた娘の名前です。

「おなかすいた!なんかちょうだい!」
「なんかち~っとだけちょうだい!」
といつもおなかをすかせています。

通りかかった看護師や同室の付き添いをつかまえては、せんべいやジュースを
ねだっています。あげて「もういいよ」と言うのですが数秒後に「もっとちょうだい!」
笑うしかありません。身体もちいさくて可愛いおばあちゃんなのですが、典型的な痴
呆症です。やえこを呼ぶのも寂しいからなのかもしれません。
可愛いので用がなくても立ち寄る看護師も中にはいます。

日中は30分おきぐらいに寝て、起きては騒ぐのを繰り返しています。
片足は大腿骨がポッキリ骨折していて、お尻には大きな床ずれ
処置をしたり、ちょっと動かすと「痛いイタイイタイ !なにすんだ!早くしろよ
!」豹変しています。大部屋ということもあり、他の患者さんの事を考えると
アロマの力で少し黙らせてみたいな~、そう思いつきました。

騒がしい彼女の気持ちを落ち着かせるために
ベチバーを垂らしたティッシュでも寝巻きに忍ばせようとも考えましたが
ベッドの脇にオムツを置いていたらそれをむしって食べていたこともあったので
それはできませんでした。

ならば直接鼻の下にラベンダーでもチョン!とくつけてみてはどうか!?
そう思い期待に胸を躍らせて、同僚が見守る中、チョン!とくつけたところ・・・
表情一つ変わらない
それについては何も言わず、相変わらず「なんかちょうだい!」
「○○さん、なんか匂いしない?」と聞くと
「なんのこと?なんもしないよ!」だって。

同僚も「な~んだ、だめじゃん!」って顔してました。
老人は嗅覚が鈍くなっているって、そういえば教科書にも書いてあったかも・・・

悔しいのでラベンダーとヒノキをブレンドしたスプレーを彼女の身体の上で
シュッシュッっとまいたら「うわっつ!何これ!雨が降ってきたよ!」
(病室の中に雨は降りません!)
やっぱり匂いに関してはノーコメントを決めている彼女。

傍から見たら虐待?ともいえるこの行為。
決して虐待ではないんだけど、いつか周りにも認められる日がくると信じて
院内アロマを楽しんでいます。
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どこの病院だろう?いってみたくなるでしょう?やえこに会いに。あ、やえこは
娘か・・・・                    by・アロマ姉さん



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