愛知・乳児殺害、保護観察停止を申請中の凶行
愛知県安城市のスーパーで乳幼児らが殺傷された事件を巡り、殺人などの容疑で逮捕された住所不定、無職の氏家克直容疑者(34)が、仮出所して3日後に更生保護施設を無断で抜け出したため、名古屋保護観察所が、保護観察の停止を中部地方更生保護委員会に申請していたことが、8日分かった。
法務省が、同日午前の自民党法務部会で明らかにした。氏家容疑者は施設を出てから5日後に事件を起こしたが、同省では、「この間は関係者を通じて行方を捜していた」と説明している。
同省によると、窃盗などの罪で同県豊橋市内の豊橋刑務支所に服役していた氏家容疑者は先月27日、1年7か月の刑期のうち4か月を残して仮出所した。
犯罪者予防更生法では、刑期満了までの保護観察中は、一定の住居に居住することなどを求めているが、氏家容疑者は、家族や知人がいなかったため、食住が確保される同市内の更生保護施設に入った。その後、2日間はこの施設にとどまり、職を探していたが、3日目になって行方が分からなくなった。
PR
キーワードサーチ