新・浅間の見える窓

新・浅間の見える窓

PR

お気に入りブログ

Uo・ェ・oUくりんだよ… Uo・ェ・oUくりんぱぱさん
Simply Heaven Suzy Qさん
素敵な出逢いと時間… 耕平。comさん
埋もれ火のアンソロ… コックン4592さん
TANKOの小箱 TANKOさん
月の音色 時雨の月さん
冬と音楽と私 桃色教則本さん
王様の耳はロバの耳 ピンクバイエルさん
たんこばこ たんこ♪さん
おババ日和 ☆ベティ☆ストロベリーさん

コメント新着

ありんこbatan @ おはようございます。 お久しぶりです! 何かいろいろ書いたんだ…
zork@ MakjiYYNiwRUu tDhdZ7 <small> <a href="http://www.FyL…
zork@ uvUIgCVhIw eHe6a6 <small> <a href="http://www.FyL…
zork@ rMfNaOQiLxJwXsQCjr Ip6ZGl <small> <a href="http://www.FyL…
あじたま@ 臨時収入のおかげ 姉のりんご配送代行のお駄賃。 またこ様…
2011年02月28日
XML
カテゴリ: ネット情報
.話が逸れましたが、1969年の革命以降のリビアを振り返ってきても、政府と人々は決して対立、弾圧、抵抗の関係にあっただけではありません。オイルマネーや政治的権益の配分をめぐり、時には「共犯」の関係を持つことも多かったのです。この点に関しては機会があれば詳述したいと思います。
2011年2月22日 23:35:49 webから

.報道されている通り、リビアにはブラック・アフリカや隣国のチュニジアやエジプト、南アジア諸国から多くの出稼ぎ労働者がきてブルーカラーの仕事を請け負っていますが、リビア人の外国人労働者に対する差別意識は極めて強いと言われます。
2011年2月22日 23:30:23 webから

.リビアでは前述の通りオイルマネーによって、生活必需品は非常に安く保たれています。ミネラルウォーター1.5リットルのボトルが20円、フランスパンが5本で100円など。基本的に生きていくのに困ることはありません。教育費もほぼ無料のため、肩書きだけは大卒の人間があふれています。
2011年2月22日 23:24:02 webから

.恐らく今後も情勢は大きく変動するでしょうし、リビアに多くの友人を持つ身としては一刻も早く現地の情勢が安定することを切望してやみませんが、「独裁政権vs無辜の民衆」「民主化」「狂人カダフィ」という言葉に踊らされていると、表層的な捉え方しかできないということは確かです。
2011年2月22日 23:13:36 webから

.国家が資源から得た利益の適切かつクリーンな分配、行政サービスや法律の有効な機能、イスラームにもとづいた社会モラルの浸透、経済的格差の解消などは、単純に「民主化」「カダフィ退陣」の延長線上にあるものではなく、民主化を達成すれば自動的に達成され得るものでもありません。


.ここで一つ考えておくべきことは、リビアの反政府側に立つ人々は、「なぜ」カダフィ政権を打倒しようとしているのか、アラブ諸国の人々は、反体制運動を通じて「民主化」を達成したとして、その先に何を求めているのか、という点です。
2011年2月22日 23:08:00 webから

.参考:Newsweek 「打倒カダフィ」血のシナリオ http://bit.ly/efZfAq
2011年2月22日 22:53:50 webから
.また、政権が動揺する中で、「もはやカダフィ/個人による独裁の時代ではない」という風潮は確実に高まっているでしょう。この点に関しては、これまで大きな動きこそなかったものの、リビア政府内部でもある程度の共有はなされていたと思われます。
2011年2月22日 22:51:25 webから

.リビア国内、もしくはリビア人からのものだと思われるTweetを眺めていると、「リビア国民のために」「国のために一致団結して…」といった表現がよく出てきます。裏を返せば、これはそのような枕詞によって反体制側の団結心と正当性・正統性を高めようとしている・・・という見方もできます。
2011年2月22日 22:50:14 webから

.繰り返しになりますが、ベンガジに対する鎮圧があそこまで苛烈であったのも、前述の通りトリポリの現政権とベンガジの間に潜在的な対立・対立意識が根強く残っていたためだと思われます。
2011年2月22日 22:42:18 webから

.まず、反政府運動に対する武力を伴う鎮圧がきわめて苛烈なものであり、多数の死傷者が出たことに、国民がアレルギー反応を示したという点。政府の対応には当然ながらカダフィの判断が伴っており、ベンガジでの蜂起そのものとは異なる部分でカダフィ個人への批判が高まったと思われます。


.では、地域主義と部族主義にもとづいたベンガジでの局地的な反政府運動が、なぜ首都を含めたリビア全域に広がり、政府高官や外交官の辞職・離反などに結び付いたのか?これは時間をかけて分析する必要がありますが、現時点では以下のように捉えています。
2011年2月22日 22:20:38 webから

.参考:al-Quds al-Arabi紙「リビア、懸念すべきシナリオ」 http://bit.ly/eeGXQI
2011年2月22日 22:08:31 webから

.参考:中東・エネルギー・フォーラム「リビアで発生した反政府デモ」 http://bit.ly/glipR6


.また反体制運動の目的は政治権力の奪取/奪還であり、隣国エジプトのムスリム同胞団のように何らかのイデオロギーを実現するための運動ではありませんでした。リビア国内のイスラーム勢力についても、旧王制の母体となったサヌーシー教団以外には、反政府運動を行った例は確認されていません。
2011年2月22日 22:00:32 webから

.これまでリビアでは何度か旧王制を支持する勢力や地方の有力部族が台頭し、反体制勢力として現政権を脅かしましたが、彼らの勢力基盤は特定の地域や部族に根ざしており、全国規模での広がりを見せたことはありませんでした。
2011年2月22日 21:59:08 webから

.このワルファッラ(Warfalla, Werfella)家は、現在のリビアでの反体制運動の先陣を切り、反カダフィ姿勢を鮮明にしている模様です。
2011年2月22日 21:55:39 webから

.主要な例としては、1993年、有力部族のワルファッラ(Warfalla)家によって引き起こされたカダフィ暗殺計画があります。反乱の理由は、ワルファッラ家メンバーの政府と軍部への部族出身者の登用において、彼らが到底満足し得ない冷遇を受けたというものでした 。
2011年2月22日 21:50:48 webから

.そしてリビア東部の人々は、革命直後から現在に至るまで、現政権に対して決して無抵抗であったわけではなく、様々な形で抵抗を試みてきたわけです。
2011年2月22日 21:47:40 webから

.これ、現在のカダフィ政権の話じゃありませんよ。カダフィと同志達が打倒した王国政府のことです。そして繰り返しますが、当時ベンガジは王族や有力者の基盤として繁栄の極みにあったわけです。
2011年2月22日 21:38:31 webから

.1962年、在リビア米国大使館からケネディ大統領宛に秘密メモが届けられています。「石油による巨額な収入が見込まれているにもかかわらず、王族たちは、行き当たりばったりの大浪費と公金横領に目がくらんで、たちまち現金不足に陥り、結局、我々のところに泣きついてくることになる」
2011年2月22日 21:36:10 webから

.油田が発見されると、旧王制は国際石油資本と結びつくことで、王政存続の経済的基盤を獲得しましたが、その利益は王族と一部の有力者に独占され、国民は石油利益の恩恵を受けることができませんでした。
2011年2月22日 21:34:52 webから

.王制時代、リビア社会は教育に見放され、独立後数年経っても住民の90%以上は文盲であり、ほんの一握りのリビア人が大学か職業訓練施設で勉学の機会を与えられたに過ぎませんでした。教育制度が真に発展するのは1960年代の石油発見後です。
2011年2月22日 21:32:56 webから

.このように、リビア東部における一部の特権階級が政治権益を操ることで、その利益を享受することのできない大多数の国民は、体制からの疎外感を強め、それが1969年の革命の支持に結びつくことになったのです。現政権におけるベンガジ・リビア東部の疎外には、このような背景があるわけです。
2011年2月22日 21:29:31 webから

.1960年に世界銀行は、リビアの経済発展の障害は、公職への任命に関する一般的傾向として、しばしば個人の実績よりも個人的親交や部族のつながりが重視されることであると報告しています。これも現政権とほぼ同じですね。
2011年2月22日 21:27:58 webから

.当時の首都はベンガジ、つまり現在反政府運動が最も激しい都市におかれ、リビア東部を拠点とする有力部族が政府高官となったわけですが、政治の実権を握った王族と一部の有力者は、彼らの支配力と権益の維持のため、政党や議会を禁じました。つまり現政権と全く同じことをしていたわけです。
2011年2月22日 21:25:15 webから

.WW2後の1951年、リビア西部のトリポリタニア、東部のキレナイカ、南部のフェザーンの3つの自治州から構成されるリビア連邦王国が独立します。当時はまだ石油も発見されておらず、独立したものの先進国の援助なしには国家財政を運営していくこともできないような北アフリカの最貧国でした。
2011年2月22日 21:21:01 webから

.では、カダフィが1969年に革命を起こす前のリビアという国がどのようなものであったのか、概説します。
2011年2月22日 21:18:42 webから

.さらに、そのようにして文脈から切り離され「アラブの狂犬」「狂った独裁者」とレッテル付けされた「カダフィ大佐」の動向をリビア人全体の表象として捉えてしまうと、そこからは極めて一面的なリビア像しか描かれ得ないと考えています。
2011年2月22日 21:11:38 webから

.いまや「カダフィ大佐」の名と切り離してリビアを語ることはほぼ不可能であるほどに、カダフィと現代リビアが結びついているのは事実ですが、カダフィ個人をリビア社会の“突然変異分子”や”悪性腫瘍”として、彼自身が抱える文脈から切り離して捉えることはできません。
2011年2月22日 21:10:57 webから

.参考:世界経済のネタ帳「リビアの一人当たりのGDPの推移」http://bit.ly/dXU4Pf
2011年2月22日 21:06:43 webから

.しかし以下のグラフを見て頂ければ、それが真実からかけ離れている、ということが分かるかと思います。「リビアの一人当たりの購買力平価ベースのGDP推移(1980~2010年)」http://bit.ly/hqK2cV
2011年2月22日 21:04:16 webから

.で、某ハッシュタグを眺めていると、例えば以下のようなTweetが流れて、拡散されているわけです。(注:原文のまま。ツイートした人の名前は伏せます)「リビヤはアフリカ最大の産油国/最高のGDP、PP。にもかかわらず国民の3分の2は貧困層の一日$2以下の生活水準。」
2011年2月22日 21:00:28 webから
.いまや「カダフィ大佐」の名と切り離してリビアを語ることはほぼ不可能であるほどに、カダフィと現代リビアが結びついているのは事実ですが、カダフィ個人をリビア社会の“突然変異分子”や”悪性腫瘍”として、彼自身が抱える文脈から切り離して捉えることはできません。
2011年2月22日 21:10:57 webから

.参考:世界経済のネタ帳「リビアの一人当たりのGDPの推移」http://bit.ly/dXU4Pf
2011年2月22日 21:06:43 webから

.しかし以下のグラフを見て頂ければ、それが真実からかけ離れている、ということが分かるかと思います。「リビアの一人当たりの購買力平価ベースのGDP推移(1980~2010年)」http://bit.ly/hqK2cV
2011年2月22日 21:04:16 webから

.で、某ハッシュタグを眺めていると、例えば以下のようなTweetが流れて、拡散されているわけです。(注:原文のまま。ツイートした人の名前は伏せます)「リビヤはアフリカ最大の産油国/最高のGDP、PP。にもかかわらず国民の3分の2は貧困層の一日$2以下の生活水準。」
2011年2月22日 21:00:28 webから
.政府は民衆の側からの自発的な組織と発言を厳しく禁じる代りに、オイルマネーによって家、自動車、病院、工場など国民が必要とするものを整備し、民衆の生活は確実に向上しました。教育制度も整備され、授業料は無料となったために識字率は大きく上昇したといわれます。
2011年2月22日 20:56:32 webから





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年02月28日 22時36分48秒
コメント(0) | コメントを書く
[ネット情報] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: