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キング・クリムゾンのファンには大事件です!
ええっ!て感じ?(笑)
ジョン・ウェットンが在籍したキング・クリムゾン第3期(1972~74)に
どのアルバムにも収録されていない謎の曲がライブで演奏されたことが、
シド・スミス
の日記で明らかになりました。
事の発端は、キング・クリムゾンの認定バイオ本
「In The Court Of King Crimson」の著者、シド・スミスの元に
送られてきたクリムゾンのライブ音源。
何度も聞くうちにどうやら74年のライブ音源であることが判明、
そして一度も聞いたことのない謎の曲が見つかったというわけ。
その曲とは、ファンキー風なイントロで始まり、
やがて「ドクター・ダイアモンド」に似たギターの反復リフへと発展、
組み立てられたメロディへと移り、ウェットンの歌へと続きます。
この歌詞はきちんとヴァースとコーラスの構造になっています。
(要はウェットンのアドリブではないってことね、(笑))
そして歌詞の2番が終わるや、ギターとヴァイオリンによる
とてもスピード感のあるギターとヴァイオリンの演奏が続き、
歌詞の3番へと続きます。
その後、クロスのヴァイオリンとフリップの焼け付くようなギターソロ、
さらにはイントロのテーマが再演され、ヴァイオリンソロへと続き、転調。
ここで主題がまた再演され、フリップが「Sailors Tale」風ソロを披露。
ここで曲は最後のヴァースをユニゾンで演奏して終わります。
どうやらこの曲、73年11月のツアーで1回だけ演奏されたものの、
その後はセットリストからはずれたとのこと。
ですがスミス氏がクリムゾンのライブ記録を調べた結果、
1974年3月19日、Udine、Palatza Delo Sports Italy(74年ツアー初日公演)
のブート音源でこの曲が演奏されていることを確認したそうです。
曲名はもちろん「Unknown」。(笑)
スミス氏はこの音源をDGMに送り確認を求めましたが、
意見はクリムゾン説とUK説の二つに分かれ、
さらにクリムゾンの総帥、ロバート・フリップも
「記憶にございません」と否定したそうです。
が、ここでジョン・ウェットンが「いや、たしかに演奏した」と主張。
ウェットン先生、ご丁寧にもメールで以下のような回答を送ってきました。
(いい人ですね)
「暗黒」(Starless & Bible Black)期に作られた曲のようだ。
この時のアイデアを発展させて、ヴォーカルとベースラインを加えたのが
UKの時に発表した「Caesar's Palace Blues」だよ。
ソロのフレーズやドラム、ベース、ヴォーカルラインは完成していた。
曲の構造的には「暗黒」と「レッド」の端境期に位置するものだ。
当時は競技場で演奏しなければならないくらいな音で演奏していたけれど、
我々には小さなコンサート会場しか与えられなかった。
(以上、ウェットンのコメント)
さてスミス氏がDGMのアーカイブ音源を調べたところ、
このギグの音源は4分の1しか残っていないことが判明。
さらに悪いことにこの曲は収録されておらず、
ExilesとFracture、そして戦慄のみ残っていたそうです。
しかしオーディエンス録音部分をリマスタリングで追加して、
このギグの音源を DGM Live
で公開してくれるそうです。
まあ、要はUKの「シーザース・パレス・ブルース」の原型が、
クリムゾン時代に作られて、ライブで2回演奏されたということ。
フリップは忘れていたけれど、ウェットンとブルフォードが
それをUK時代にライブで演奏し、
UK分裂後に「デンジャー・マネー」に収録したということですかね。
この一件、フリップ翁も 自身の日記
で 言及しています。
というわけで、公式リリースを待ちましょう!
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