鎌倉日記(極上生活のすすめ)

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アトムおじさん

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2010年01月12日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
正月に、神社に初詣に行かれたかたも、多いが、
いたるところに御霊神社という名があることが、子どもの頃、不思議だった。
どうやら、
怨みをいだいたまま、憤死した人は、その霊を静めるために、日本では神様になってしまうらしい。

菅原道真は、太宰府天満宮や北野天満宮。
平将門は、築土神社や神田明神 として神様になる。

井沢元彦は『逆説の日本史 古代黎明編』の中で、
出雲大社は大国主の怨霊を恐れた大和朝廷が、大国主をなだめ、封じ込めるために造った神殿であるとまで、述べている。

では、その怨みのなかでも、メガトン級は?


そこで暗殺、変死、自殺、憤死など非業の死を遂げた天皇も多い。

 *    *    *    *

「特筆すべきは、その中に呪い殺された天皇や神の怒りで亡くなった天皇、怨霊となった天皇など、異常な死を迎えた天皇がいることです。

 その代表格が保元の乱に敗れ讃岐に流された悲運の帝・崇徳天皇。
爪、髪、髭を伸ばし天狗のような姿で自らの舌を噛みちぎり、その血で大乗経に天下滅亡の呪いの言葉を書き記し憤死。

 死後、飢饉や洪水、大火が続いたため崇徳院の祟りといわれ、鎮魂の神社や寺が建てられました。
驚いたことに、孝明・明治・昭和天皇がその霊を鎮めるため祈りを捧げ、神社を建てるなど、近現代でも国家的な鎮魂が行われているのです。
 強い恨みを抱いて亡くなった天皇の霊を鎮めて祀り「神」にし、その絶大な霊力を現世に活かそうとする。
この日本独特の宗教観は天皇の存在と深く関係しています。」
産経ニュース 2009.1.31 

 *    *    *    *



この崇徳天皇の怨霊、未来永劫呪い続けるという、
呪いが、あまりにすごいため、
孝明天皇は幕末の騒乱を、崇徳天皇の怨霊の仕業と信じ、
明治天皇は、崇徳天皇の御霊を鎮める神社を京都御所のすぐ近くに創建する。

この崇徳の霊を呼び戻して、造営したのが白峯神社。


なんたって、
天皇が自らの舌を噛みちぎり、
その血で大乗経に天下滅亡ですからね・・。

この呪いは、超、超のつくメガトン級のため、
昭和天皇は東京オリンピックの直前、
昭和39年9月21日、
東京オリンピック開催に際し
四国の香川県坂出市の崇徳天皇陵に勅使を遣わして、
崇徳天皇式年祭(八百年式祭)を執り行わせている。


そして、
怨霊が日本国に祟らぬよう、
歴代の天皇たちが真剣に祈ってきているというわけなのだ。

このあたりは、『怨霊になった天皇』竹田 恒泰著に詳しい。





瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ(崇徳院)









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Last updated  2010年01月13日 02時08分13秒
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Re:■怨霊と神■(01/12)  
志半ばで散った武将豪族の山城や館跡にも神社がよく建っていますね。里山で名もない社を見つけると、背後の山容を見上げ、そこであった歴史を想像して楽しいです。
天皇家は、有力豪族や公家に担がれた親族の争いの歴史でもありますね。恨みは相当深く複雑なんでしょうね。 (2010年01月13日 18時00分39秒)

Re:■怨霊と神■(01/12)  
heren’s  さん
アトムおじさん こんにちは。

日本の神様って、ホント色々な存在ですね。怨霊とはちょっと違いますが、退治した存在を祠を建てて祀って、なぁ~んてこともよくあります。

山には山の神様、海には海の神様、道端の草花にもそれぞれの神様がいらっしゃって、私たちをお守りしてくれていると考えますよね。
八百万(やおよろず)の神様でしたっけ? 家の中にも、人の身体にも....。確か、爪は夜切ってはいけない、というような古い諺も、諸説ありますが、ひとつに、爪にもそれぞれの神様がいらっしゃって、夜に切って爪が飛び散ると暗くて神様がどこへいらっしゃったかわからなくなる、それは大変な失礼だ、というような考え方もあったように記憶しております。

そこらじゅう神様だらけですので、日本人は幸せであるのと同時に、いつも心して暮らさないといけないということですね。
(2010年01月31日 20時56分09秒)

Re:■怨霊と神■(01/12)  
ねぴゅう  さん
こんにちは。
恨みを抱いて亡くなった人、罪人でさえも、崇めて神にして、さらにその力を利用しようとする。。すごく独特で、すごく懐の深い考え方ですよね。
この変の歴史とか精神性とかを分からないと、靖国神社のこととか、まったく理解できないでしょうね。。夫にも何度か説明しているのですが、どうもピンとこないよう。。
(2010年02月02日 18時15分01秒)

Re:■怨霊と神■(01/12)  
あかりでぇ~す さん
地元には「布橋」っという町があります。
家康は犀ヶ崖に布でできた橋を架ける策略をおこなって(布橋の地名の由来)多くの 武田追撃軍が亡くなったそうです。
遠州大念仏の由来も怨霊とかのお話からです。
オカルトチックなお話は、あまり面白がってするものではないですけど、現実にありますね・・・・
身をもって経験してしまいました。 (2010年02月25日 10時53分37秒)

Re[1]:■怨霊と神■(01/12)  
のりまきターボさん こんにちは

>志半ばで散った武将豪族の山城や館跡にも神社がよく建っていますね。里山で名もない社を見つけると、背後の山容を見上げ、そこであった歴史を想像して楽しいです。
>天皇家は、有力豪族や公家に担がれた親族の争いの歴史でもありますね。恨みは相当深く複雑なんでしょうね。
-----

人間の歴史は、野望、嫉妬、愛情、さまざまな感情の歴史の集積なのでしょうね・・。

里山で名もない社、この背後にも、
必ず、深い歴史があるのでしょうね・・・。


(2010年03月07日 04時59分28秒)

Re[1]:■怨霊と神■(01/12)  
heren’sさん こんにちは

>アトムおじさん こんにちは。

>日本の神様って、ホント色々な存在ですね。怨霊とはちょっと違いますが、退治した存在を祠を建てて祀って、なぁ~んてこともよくあります。

>山には山の神様、海には海の神様、道端の草花にもそれぞれの神様がいらっしゃって、私たちをお守りしてくれていると考えますよね。
>八百万(やおよろず)の神様でしたっけ? 家の中にも、人の身体にも....。確か、爪は夜切ってはいけない、というような古い諺も、諸説ありますが、ひとつに、爪にもそれぞれの神様がいらっしゃって、夜に切って爪が飛び散ると暗くて神様がどこへいらっしゃったかわからなくなる、それは大変な失礼だ、というような考え方もあったように記憶しております。

>そこらじゅう神様だらけですので、日本人は幸せであるのと同時に、いつも心して暮らさないといけないということですね。
-----

一神教より、多神教の国のほうが、
戦争は起きないようですね。
イスラム教とキリスト教の原理主義者の戦いは、
なかなか止みそうもありませんものね。

どこにも神様がいる。
敗者も、神様になるというのは、
なんか、すごく、すごいことなのだと
ときどき思います。(笑)
(2010年03月07日 05時03分14秒)

Re[1]:■怨霊と神■(01/12)  
ねぴゅうさん こんにちは

>こんにちは。
>恨みを抱いて亡くなった人、罪人でさえも、崇めて神にして、さらにその力を利用しようとする。。すごく独特で、すごく懐の深い考え方ですよね。
>この変の歴史とか精神性とかを分からないと、靖国神社のこととか、まったく理解できないでしょうね。。夫にも何度か説明しているのですが、どうもピンとこないよう。。
-----

日本人の独特な感情ですよね。
たぶん、このあたりの感情を理解しないと、
日本人の本質はわかりにくいのではないかと、
思います。
言霊や、言論の自由、日本的民主主義も、このあたりから、広がっていくのではないかと思います。(笑)
(2010年03月07日 05時06分19秒)

Re[1]:■怨霊と神■(01/12)  
あかりでぇ~すさん こんにちは

>地元には「布橋」っという町があります。
>家康は犀ヶ崖に布でできた橋を架ける策略をおこなって(布橋の地名の由来)多くの 武田追撃軍が亡くなったそうです。
>遠州大念仏の由来も怨霊とかのお話からです。
>オカルトチックなお話は、あまり面白がってするものではないですけど、現実にありますね・・・・
>身をもって経験してしまいました。
-----

深い悲しみまでも、
許し、そして、
受け入れるといのも、日本人なのではないかとさえ思います。

そうしないと、救われませんものね・・・。

そう、日本人の私は思います。



(2010年03月07日 05時10分29秒)

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