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10月5日(金)今朝は冷たい雨が降り出しました。直ぐに止むようですが、台風25号の影響で今日と明日はぐずついたお天気になりそうです。先週から今週にかけて、今年も我が家の月下美人がお花を咲かせました。最初は7つもつぼみがありましたが、そのうち4つは自然落下。残りの3つのうち2つは一度に咲きました。昨年、月下美人の日記を書いたのが10月5日。同じようなパターンです。さて月下美人(ゲッカビジン)に良く似たお花に、孔雀仙人掌(クジャクサボテン)がありますね。どちらもサボテン科エピフィルム属(クジャクサボテン属)ですから近縁種といえます。孔雀仙人掌には様々な色のお花が咲きます。しかし、月下美人のお花は白い色しかありません。確か日本にある月下美人は全て遺伝子が同じでした。日本の月下美人は、原産国メキシコから16~7世紀にフィリピンに渡りました。そこから東南アジアや台湾に伝わり、更に日本に入ったそうで、全てが挿し木によって増やされたために遺伝的に全く同じなのだそうです。月下美人は自家不和合といって、同じ株では果実ができません。日本のものは、全てが単一の遺伝子ですから、自家不和合が強く働き、全く実が成らないということです。一方、孔雀仙人掌は複数の原種が掛け合わされ、新たな品種が生まれていますから、様々な色のお花が咲きます。孔雀仙人掌にも白いお花品種がありますが、これは月下美人の花はよく似ています。お花の中の雄しべ・雌しべなどの構成がそっくりなのです。見分ける上での一番のポイントは葉っぱだそうです。葉っぱの縁の所々に棘があれば、孔雀仙人掌です。月下美人には棘は一切ありません。そして葉っぱに厚みがあるのは孔雀仙人掌。 より仙人掌っぽい葉っぱです。月下美人の葉はわりと薄いのです。それからお花の持ち。月下美人は名前の通り、夕方遅く開花し翌日の午前中には萎んでしまいます。まさに月の下で咲く美人のお花です。さて、孔雀仙人掌は大凡丸一日、品種によっては2~3日咲いているのです。さらにお花が咲く時期も異なります。一般的な孔雀仙人掌は初夏に咲きますが、月下美人は6~7月、9~10月の2回咲く場合があります。先に書きましたように、何れもサボテン科エピフィルム属(クジャクサボテン属)です。月下美人の学名は、 Epiphyllum oxypetalum。孔雀仙人掌は、 Epiphyllum hybrid/orchid cactus。孔雀仙人掌の学名には、ちゃんと雑種だと明記されています。月下美人はとてもいい香りがするといわれますが、少なくとも我が家のお花は控えめですね。そこら中に香りを撒き散らすことはありません。 孔雀仙人掌の場合は、香りのあるものとないものがあります。白系統の品種は芳香種が多いのだそうですが、やはり月下美人の血が入っているのでしょうか。香りの強さは月下美人のほうが圧倒しているとのことですが、我が家の場合は実感できません。そのため、咲いていることになかなか気が付かないのですよ。先にも書きました今年最後の一輪は、今週の火曜日に気が付かないうちに咲いていました。水曜日の朝には萎れてしまっていましたので、お花を観ることは叶いませんでした。月下美人と孔雀仙人掌の最後の違いは耐寒性。どちらも故郷が熱帯雨林ですから寒さには弱いですね。冷たいお水をあげただけで、体調不良になってしまいます。孔雀仙人掌の方が若干耐寒性は強いようですが・・・。そうはいっても、霜に当たるとどちらもイチコロです。関東地方では、11月になりましたら室内に取り込んだ方が無難です。ところで、月下美人のお花は新月や満月の夜に咲くのだ、というお話がありますが本当でしょうか。少なくとも、今年の我が家の月下美人には当てはまらないですね。9月25日の中秋の名月の日には咲いていません。 最初の二輪が開花したのは次の日だったかなぁ。満月辺りといえそうですが、次の一輪が咲いたのは翌週の10月2日です。この日は下弦の月、満月と新月のちょうど真ん中ですね。原産地の熱帯雨林では、コウモリが受粉のお手伝いをしているのだとか。たぶんコウモリは毎晩飛んでいるのでしょうから、月の満ち欠けとは関係ないような気がしますね。最初の二輪は、雨が降り気温が低かったせいもあるのか、辛うじて翌朝まで開いていました。年に一度か二度、365日のうちたった2日ほどしか見られない月下美人のお花。それでも、このお花を観るために育てる価値はありますよ。葉っぱ、実は茎が変形した者なのですが、これを5cmほどに切り分けて植木鉢に刺しておきますと容易に根付きます。日本にあるほとんどの月下美人がこのようにして増やされた子供です。何とも不思議な植物です。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2018.10.05
10月5日(木)昨晩は中秋の名月でした。 楽しみに待っていたのですが、我が家に帰り着いたころには、厚い雲が広がりお隠れになってしまいました。今日の日記は、お月様に因んだ話題です。今年も月下美人のお花がきれいに咲きました。名月より一足早い、先週の金曜日の夜のことです。木曜日の夜にも一輪咲きましたが、気が付かないまま朝を迎えてしまいました。この日は少し気合を入れて、残りの2輪の推移を見守ることにしました。月下美人のお花は、夕方咲き始め翌朝までの一晩でしぼんでしまいます。見ることができるのは、一夜限りなのです。月下美人は、サボテンの仲間です。サボテン科クジャクサボテン属の植物です。サボテンですが棘はありません。茎なのか葉なのか分からない体をしています。葉状の茎の丈が1mから2mにまで達すると、つぼみが形成されるようになります。出始めのつぼみは赤褐色で小さく、まるで毛虫が突き出してきたような感じです。これが次第に大きくなるのですが、咲く直前のつぼみはかなり巨大になります。しかしながら、これがなかなか咲かないのですよ。未だか未だかと日を追ううちに、飽きて忘れてしまいます。 忘れてしまうのは親爺だけかな。いやいや、奥様も見逃していましたよ。これが咲く直前の膨らんだつぼみです。 不気味な雰囲気も無くは無いですな。夕方の5時半ごろ。まだ朝の状態とほとんど変わっていません。真っ暗になってきました、6時半ごろから少しづつ開いてきます。二輪の開花の進行は、ほぼ同調していますね。6時50分ごろには、雄しべと雌しべがはっきりと確認できるようになりました。お花の周りのガクが怪しい感じです。 ギリシャ神話のメデゥサの髪の毛のようではないですかアテナにより醜い姿にされてしまった上に、ペルセウスに首を切られた可哀想な女神です。メデゥサのきれいな髪の毛は、全て蛇にされてしまいました。 その髪の毛のイメージです。ノーベル賞受賞作家の川端康成の短編に、「月下美人」という作品があります。「掌の小説」という短編集に収められています。 未だ読んだことはありません。文豪・川端康成が、咲き始めしぼむまでを、どのように描写しているのか興味が湧きます。7時15分ごろから花らしくなってきました。 全開までもう少し時間がかかります。花弁は見事に真っ白です。 突き出ためしべは先端が放射状に開いています。おしべの先端は微かに黄色味を帯び、めしべの基辺りを取り囲んでいます。8時前後。 ほぼ全開となりました。お花の直径は、20cm以上ありますね。色は真白です。強い香りがするそうですが、奥様に教えられるまで気が付きませんでした。お花に近づいてクンクンすると、確かに甘い濃厚な香りがしました。ところで、夜中に咲くお花なのに、受粉はどうなっているのでしょうか。真っ暗の暗闇の中、昆虫はほとんど飛来してこないですよ。何故、わざわざ夜中に咲くのか不思議じゃないですか。もともと月下美人は、メキシコ等中南米の熱帯雨林地帯を原産地としています。この地域には、花蜜食・花粉食の小型コウモリが生息しているそうです。このコウモリが受粉の媒介をしています。このようにコウモリが受粉を媒介する植物は、バナナ類など他にも多く存在するそうですよ。 知りませんでした。夜間開花や強い香り、真白な花弁、やや上向きの咲く方向、丈夫な花柄などの特徴は、生存競争に打ち勝つために、より多くのコウモリを引き付けるための進化・適応だそうです。不思議な話ですね。 コウモリとの共同進化、いつからこうなったんでしょうか。残念ながら我が家の周りには、蜜を吸ったり花粉を食したりするコウモリは生存していません。いくらきれいだからといって、こんな日本に連れて来られて、可哀そうだなと思いますよ。ところで、和名の「月下美人」。 何とすばらしい、このお花にぴったりの名前です。命名には、若き日の昭和天皇と当時の台湾総統のやりとりが絡んでいるのだそうです。昭和天皇がいたくこのお花が気に入り、総統に名前を尋ねてそうです。総統曰く、「月下の美人」ですと。まぁ、本当の話かどうか確かめようもございませんが、言い得て妙な名前ですな。英語名の一つには、「A Queen of the Night」というものがあります。直訳すれば「夜の女王」ですが、「月下美人」の方が素敵です。朝の4時前に見た時には、既に萎みかけていました。まさに一夜限りの儚い美人でした。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.10.05
7月12日この植木鉢、楽天スーパーセールで買ったもの。 大きさは9号鉢。山紫陽花の樹の植替え用です。この山紫陽花は、6月4日に我が家の一員となった、紅(くれない) です。すっかり花は終わりましたので、植替えと剪定をしてあげました。買って来た時は、小さなプラスチックのポットに植えられていたのですよ。鉢底に網を敷きます。鉢底石を入れてます。基本的に土は何でも良さそうなので、余っていた野菜用の土を入れます。プラポットから抜き出して、植木鉢に入れます。プラポットからは出しにくかったので、ハサミで切ってしまいました。かなり根が詰まっていましたが、解したりはせず、そのまま入れました。廻りにも土を入れます。表面には鹿沼土を入れて、お水をたっぷりとかけてあげます。鹿沼土を入れたのは、水をかけた時に土が流れ出さないようにするためです。最後に今年花をつけた枝を中心に切り戻します。葉っぱが混んでいましたが、すっきりしました。 これで終了です。お庭に置くとこんな感じです。来年もきれいに咲くと嬉しいな5月に植え替えたローズマリーです。枝が伸びて、一回り大きくなった感じがします。 本当に良い香りがしますね。ローストチキンやローストポークを作った時に、剪定を兼ねて切り詰めた枝です。 両側から新しい枝が伸び始めていますね。こちらの枝も新芽が伸び始めています。このローズマリーの樹は、しっかりと根付いたようです。来年は紫のきれいなお花が咲くといいですね。 このローズマリーの樹を、手で優しく撫でてあげますと、良い香りが手に移ります。記憶力が増すとの話があります。大学受験の末っ子に教えてあげました。 ちゃんとやってるかなぁ。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.07.12
5月23日(火)今日も暑い1日でしたね。 夕方になってやっと涼しい風が吹いています。昨日の朝早く、有明の月を見ることができました。 三日月の反対です。これから新月へと向かいます。日曜日のローズマリーの樹の植え替えの話の続きです。資材の購入までは昨日の日記で書きました。今日は植え替え作業について記します。が、その前にちょっとした発見のことを・・・。日曜日は、午前から午後にかけて会議・打合せだったのですが、合間に昼食を食べるために近くのレストランに外出します。そこから戻る帰り道。 道端の安全地帯で、最近お馴染みになりました、ローズマリーによく似た植物が目に入ります。まさかと思いましたが、少し戻って近寄り確認します。そう、そのまさかでしたよ これはまさしくローズマリーの樹葉っぱを千切って香りを確認します。 う~~~ん、間違いない かなり大きな株です。貫禄十分。 元気いっぱい。 伸び伸びとしています。この場所は、日当たりは抜群、アスファルトに囲まれて乾燥気味。ローズマリーはこんな場所が大好きなんですね。この前を、数えきれないほど、徒歩でも車でも通りかかっていますが、これまで全く存在に気が付きませんでした。何でこんな処に根差しているのだろう一体誰が植えたのか。 何のために・・・手入れされている気配は全くありません。何でこの場所にローズマリーなのか。 それはまったく全てが謎ですよく探したら、実は他にもあったりして。 皆が気付いていないだけかな。今後は、いろいろな処を、ちょっと注意して見てみることにします。さて、本題の植え替えの話に移ります。まず、鉢底ネットを適当な大きさに切って、植木鉢の底に敷きます。ここに鉢底石を敷き詰めます。排水性や通気性を確保し、根腐れを防止するためです。ローズマリーはじめじめ環境が大嫌いみたいですからね。かといって、極端に乾燥させて水切れを起こしてしまうのも問題。今回、お水のやり方については、何となく分かりました。植木鉢にハーブ用の土を足します。ハーブ用の土は、ご自分でブレンドされる方もいらっしゃるようですが、結構手間がかかりそう。土のPHを弱アルカリ性に調整する必要がありますし、排水・通気の確保のために、赤玉土や腐葉土等を混ぜたりするようです。同じ商品ではありませんが、このようなハーブ専用にブレンドされた土です。SS) ハーブの土 5L【ハーブ香草の土】価格:499円(税込、送料別) (2017/5/23時点)一鉢分では、いろいろと材料が残ってしまいそうです。というわけで、最初からハーブ用に調整されている土を使います。続いて、ローズマリーの樹をプラスチックのポットから抜き出します。きれいにスポッと抜けました。 根詰まりは起こしていないようです。根回りの調整等は行わずに、そのまま新しい植木鉢へ直行です。周りに土を足して、株を固定します。メネデールを100倍に希釈したお水をたっぷりとかけてあげます。1Lぐらいはあげました。 鉢底からお水が漏れるくらいまで。これで植え替え作業は終了です。 意外と簡単。 サクサク終わってしまいました。一晩経って、昨日の朝の様子です。十分お水を吸って、一回り大きくなった感じ。今朝も元気です。枝に張りがあり、触ってみると固くなった印象。本当に別の植物みたいですね。植え替えた時に、特に元気の無かった下の方の枝は少し切りました。この枝を使って、ダッチオーブンのローストチキンも作ってみました。その様子は次の日記に記します。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.05.23
5月22日(月)昨日の日記に書きましたように、買って来たばかりのローズマリーの元気が無いことが気になっていました。先週の金曜日辺りからですが・・・。我が家に来た時は、プラスチックの小さなポットに入っていました。website で育て方を調べた時、水やりは控えめ、との注意事項が出ていましたので、お水は1週間で1度しかあげていませんでした。 控えめにしすぎたかなぁ下の写真は昨日の植え替え前。 上の写真は5月14日(日)の様子。全く違う植物のようです。枝の先端がお辞儀をするように、全体が元気なく萎んできてしまいました。奥様の意見は、「鉢を変えてあげた方がいいんじゃないの」。然も有らんと、昨日ホームセンターへ出かけたわけです。何点か入手してきました。少し大きめの植木鉢。 ちょっと和風。テラコッタとどちらにしようか迷いました。何と言ってもローズマリーの祖国は地中海沿岸。 イタリアンなデザインも良いなと・・・。 でも我が家の雰囲気を優先します。 通気性はとても良さそうです。お次は、ゼオライトの入った鉢底石とメネデール。鉢底石は必須と思いました。 ローズマリーはジメジメの環境が嫌いだそうです。植物活力素メネデール。 割りと安易なネーミング。 覚えやすいですけれど。大阪の会社だそうですが、大阪らしいといえばそうですね。ネーミングはさて置いて、会社の事業内容は真面目そのものです。【夜割価格】メネデール100ml(g49701715)(g49701715)価格:325円(税込、送料別) (2017/5/22時点)以下、メネデール株式会社の website から商品紹介。いつでも使える、植物のサプリメント植物の生長に欠かせない鉄を、根から吸収されやすいイオンの形で含む植物活力素です。発根を促し、元気な株に育てます。肥料でも農薬でもないので毎日使え、さし木、種まき、植え付け、植え替えから弱った時の活力アップまで、あらゆる場面で活躍します。かなりの老舗です。サプリメントですから、植物のビタミン剤ということでしょうか。作用など、難しいことはよく分かりませんが、高価なものでもありませんので、万一を考えてネメデールも購入します。それから、ハーブの土。水捌けが良いように、専用の土を購入します。自分で何種類もの用土をブレンドするのも大変ですから・・・。植木鉢一鉢分ではいろいろ余ってしまいますし。 これらの材料を使って、帰宅後植え替えを行いました。で、今朝の様子がトップの写真。 見事に完全復活です。とりあえず一件落着。 しばらくは注意して様子を見てあげましょう。植え替え作業の様子は明日の日記に記します。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.05.22
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