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10月24日(水)今日の天気予報は一日曇り。朝6時現在は薄曇りですが、この状態が続くのでしょうか。木曜日と金曜日は再び快晴のようですが、週末はどうなりますか。台風26号の動向が気になるところです。9月末のある日、確か29日なのですが、玄関から外に出ると、かなり大きな黄色と黒の縞々の物体が落ちていました。否、正確に言うと「落ちていた」のではなく、階段の途中に「いた」ですね。すぐさま危険生物、スズメバチの仲間だと疑い、刺激しないようにやり過ごし確認します。 やはりスズメバチです。じっとしているわけではなく、のろのろと歩いています。この週は、急に気温が下がっていて、前日の最低気温が11.8℃。突然真冬並みの冷え込みです。 それも影響し活性が落ちているのかもしれません。飛び立つ気配はなく、親爺を敵視している節もなく少し安心しました。一旦家の中に戻り、カメラを取ってきます。何も知らない家人が出てきて襲われると厄介なので、監視を兼ねて観察を続けました。最初はコガタスズメバチかと思いましたが、どうもお顔や背中の模様が違うような気がします。コガタスズメバチやオオスズメバチのお顔は、もっとオレンジ色に見えるのですね。複眼と複眼の間の部分は、オレンジ色の面積が広いのです。今年は見かけていませんが、昨年の夏、我が家のお庭のイチジクの樹には、よくコガタスズメバチが来ていましたから、お顔の特徴はよく覚えています。オオスズメバチは今年の春、とある処で遭遇しましたので、その大きさは記憶に鮮明です。その他、キイロスズメバチやヒメスズメバチなどは認識したことがありませんが、キイロスズメバチはもっと黄色、ヒメスズメバチはお尻がまっ黒と覚えています。更にチャイロスズメバチではないし、クロスズメバチではないしと、順番に可能性を消去していきますと、最後に残ったのがモンスズメバチ。お顔の特徴とお腹の縞模様の特徴が見事に一致しました。お顔の特徴とお腹の縞模様の特徴が見事に一致しました。お眼目の間の黒い班が大きいのが特徴ですね。日本にいるスズメバチの中では、キイロスズメバチとモンスズメバチの特徴です。キイロスズメバチとの違いは身体全体の色もありますが、胸部の後ろ側の色でも判別可能です。 ここが黒ければモンスズメバチです。ところで、この黒い部分を正面から良く観ますと三つの点が並んでいます。この点は背単眼と呼ばれている器官です。カブトムシなどの甲虫にはありませんが、多くの昆虫はこの器官を持っています。背単眼は光感知の機能を受け持っているとされています。モンスズメバチは周辺が黒いので分かり難いのですが、コガタスズメバチやオオスズメバチでは周辺がオレンジ色なのでよく分かりますよ。ついでに言いますと、複眼は物の形や位置を認識しているようです。昼行性で飛翔力が優れた昆虫は、この単眼と複眼の機能を上手に組み合わせていますお腹の模様は、多くのスズメバチと同様、オレンジと黒の縞々ですが、黒の縞が波打っているのが特徴です。これはモンスズメバチだけの特徴ですね。このモンスズメバチは、街中で良く見かける種ではありませんから、比較的馴染みが薄いかもしれません。その上、最近日本では生息数を減らしてきているようです。しかし、ヨーロッパから極東アジアにかけて、ユーラシア大陸を中心に広く生息しています。日本列島は、その東の端にあたるでしょうか。ヨーロッパ諸国ではスズメバチといえば、このモンスズメバチを指すのだそうです。学名は Vespa crabro。 そのまんまスズメバチですからね。もともと北米にはスズメバチはいなかったそうですが、ヨーロッパからの移民によって持ち込まれ、今ではモンスズメバチが生息しています。さて、モンスズメバチの大きさはコガタスズメバチとほぼ同じです。他のスズメバチは日が暮れると活動停止ですが、モンスズメバチは何故か夜間でも活動可能です。また、巣を樹の洞や屋根裏など閉鎖空間に作りますので、巣の位置が分かり難いですね。そのせいか、モンスズメバチに刺される被害者は意外と多いのだそうです。夜間飛んでいるスズメバチを見かけたら、近くにモンスズメバチの巣がある可能性が高いですね。 気を付けましょう。うっかり近づくと刺されます。 もっとも親爺は見たことないですが・・・。幼虫の餌としては、セミを好んで捕まえるそうですよ。これもかなりの変わり者という特徴になりますね。飛んでいるセミを狩ることもあるそうです。 これは凄い。ところで、この子は親爺の監視中、ずっと目の前を歩き廻っていました。10分くらいは観ていましたでしょうか。スズメバチなんぞじろじろと観る機会は少ないのですが、おかげでじっくりと観ることができました。何かを探しているようにも見えましたが、その何かは不明のまま。9月には新女王蜂や雄蜂が羽化するそうですから、この子は新女王蜂であったのかも。次第に側溝の金属製グレーチングに近づき、しばらく徘徊し中に入ってしまいました。モンスズメバチは閉鎖空間に巣作りすると聞きますので、この側溝の中に巣を作られると厄介ですが・・・。 玄関の目の前です。まぁ、大雨が降った時には流されてしまいますが、それはそれで可哀そう。こんなところに巣作りしないことを祈りましょう。この後今日まで、二度と姿を見ていませんが、何処に行ってしまったのかちょっと気になります。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2018.10.24
3月3日(土)日記を書き始めたのが、昨年の3月3日。ちょうど一年が経ちました。毎日書き続けるのはけっこうたいへんですが、良く続いたと自分でも感心しています。もちろん書き溜めで対応していますがね。 平日は仕事がありますから、ネタなど探せません。テレビ番組の収録のようなものです。 一週間遅れなど日常茶飯事です。文章は適当に書けますが、画像の編集に手間がかかります。土日の度に、1,000枚前後の写真を撮りますので、まず使える写真の選り分けから始まります。 腕が悪くてダメ写真の山ですから・・・。それはさておき、今日から新たな気持ちでまたチャレンジしていきます。横浜市保土ヶ谷区に用事があった過日、お隣戸塚区の舞岡公園に、鳥観を兼ねてお散歩に出かけました。到着時刻は、大凡朝の8時半。 駐車場に車をとめて散策開始です。駐車場近くの広場で、ムクドリやらツグミやらと遊んだあと、公道を跨ぐ陸橋を渡って、更に奥へと進みます。舞岡公園は横浜市が整備した、昔ながらの里山、谷戸(谷津)を残した、自然豊かな公園です。運営は地元のボランティア団体が行っており、歩道、休憩所などの整備を始め、様々なイベントを開くなど、公園を育むための活発な活動の拠点となっているようです。もちろん入場料など取りません。突然、聴き慣れない大きな鳴き声が響き渡ってきました。何か珍しい鳥の鳴き声かと思い、そちらの方向に向かったのですが・・・。声の正体はタイワンリスだったのです。たぶん千葉県には、タイワンリスは生息していないと思われますので、見慣れない、聴き慣れない動物なのです。 ニホンリスはいますよ。タイワンリスは、40年ほど前の若かりし頃、鎌倉市の裏山や鶴岡八幡宮の大銀杏の樹で初めて見ました。1950年頃から、江の島や鎌倉で確認されている、神奈川県ではとてもポピュラーな特定外来生物です。神奈川県といえば、アライグマの被害でよく話題になりますが、最近では、タイワンリスの生息数拡大にともない、いろいろと問題が起こっているようです。まぁ、我が千葉県にしましても、タイワンリスこそ確認されていないものの、キョンやハクビシンやアカゲザル等の哺乳類を始め、カミツキガメやセアカゴケクモといった、とんでもないものも報告されていますから、人様の事をとやかく言える立場ではありません。タイワンリスはずいぶんと大きな声を出します。「ウォッ、ウォッ」て感じだったかな。鳴いているというよりは、吠えているといった感じです。声を出す度に、尻尾が少し跳ね上がる姿は、なかなか可愛らしいものです。5、6匹が集団で移動中でした。冬毛でも耳には長い毛が生えませんから、ニホンリスとは容易に区別が可能です。ニホンリスと同様、タイワンリスは周年活動しています。しかも年に何回も子供を産みます。繁殖力が旺盛で多くの餌を必要としますから、食害も多く出るわけです。果実、野菜をかじるのはもちろんのこと、冬場は樹皮を剥いで樹液を舐めるようです。また、昆虫や小鳥の卵や雛まで食べてしまうそうですよ。コゲラやアカゲラの巣穴の入口をかじって広げ、中まで侵入可能とのこと。鎌倉市では駆除のため、毎年何百匹ものタイワンリスが捕獲されているそうです。森の中を散策していますと、20m程離れた切り株の辺りで、何か褐色のものが動きました。鳥かと思いましたが、またもやタイワンリスでした。この子は単独行動をしています。タイワンリスは、森林伝いに生息圏を拡大しているそうです。したがって、大都市東京がファイヤーウォールとなって、我が千葉県までは来ていないようです。一方、ニホンリスの生息地である、丹沢や箱根方面への勢力拡大は懸念されているようです。しかし、山伝いの伊豆半島(東伊豆)では既に見かけますけどね。伊豆高原には間違いなくいます。 先日も目撃しました。こちらからの勢力拡大も心配ですね。ニホンリスの生息域が圧迫されることが心配されます。日本には、元々エゾリスとエゾシマリスとニホンリスの3種が住んでいます。このうち、ニホンリスは日本のみに生息する日本固有種なのです。またタイワンリスは、巣の材料にするために、樹木の皮剥ぎをよく行います。これによる枝枯れ、立ち枯れの被害も拡大している模様です。この切り株も傷だらけです。コケを削っていたようですが、何をしていたのかは正確には分かりません。切り株から離れます。走って森の奥へ駆け込んで行きました。かわいい顔をしていますが、かなり困ったちゃんのタイワンリスのお話でした。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2018.03.03
1月29日(月)1月も残すところ三日。 この寒さは何時まで続くのでしょうか。朝の7時前で、外気温は△4℃。 先週から引き続き、十分冷え込んでいますね。今日の日記は鳥類ではなく、珍しく可愛い哺乳類のお話です。この子はニホンイタチです。ヒクイナを観た場所とほぼ同じ場所で見かけました。 複数の個体がいるようです。北印旛沼周辺には、結構な数のニホンイタチが暮らしているのでしょうか。この子以外にも、遊歩道や土手で体が小さめの個体を見かけました。この場所に詳しい人が仰るには、真冬でもずっぽりと水に潜ってお魚を捕えているそうです。主食はヒクイナと同じ系統のようです。たぶん捕まえる獲物の大きさは違いますけどね。手足の指の間には蹼(みずかき)があって、見かけに依らず泳ぎは得意なんです。主な活動地域は川や湖沼、湿地、沢などの水辺。絶滅してしまったニホンカワウソみたいですね。この事実は目から鱗です。 野原等が主なフィールドだと思っていましたよ。完全に誤解していました。親爺は、高校時代田圃の真ん中を自転車で通学していました。その道すがら、時々ニホンイタチの姿は見ていましたので。ニホンイタチは、ネコ目イタチ科に分類される、日本の固有種なんですよ。従来、タイリク(チョウセン)イタチの亜種ではないかと考えられていましたが、近年ではDNAレベルでの比較が可能になり、別種と判明しています。本州以南の全国に生息していますが、北海道にも上陸しているようですね。身の危険を感じると、肛門付近にある「臭腺」から悪臭を放って逃げます。スカンクさんと同じです。立場が悪くなると、とんでもない事を仕出かして去っていく人がいますが、この行為は、イタチの習性に因んで「いたちの最後っ屁」と表現されることがありますね。成獣の大きさはオスとメスで異なり、オスはメスより大きいですね。体長は、オスが30cm前後、メスが20cm前後のようです。尾長は体長の40%ほどです。毛色は個体によって差が有りますが、だいたい茶褐色から黄褐色です。首の下には白い毛が混じっています。鼻筋周辺は濃い褐色。冬眠はしませんので、今の時期でも活発に活動しています。また、昼夜かまわず活動しているようです。たいへん用心深く、後肢で2本足立ちして周囲を見回すことがあります。遠方やよく見えないものを見定めようとして、目の上に手をかざして光を遮ることを、古文では目蔭(まかげ)といいますが、イタチのこの行為も目陰と云うそうです。田圃の畦道で、よく見かけたものです。もちろんイタチ君は手をかざしたりはしませんが。食べているものは主に動物性のもので、ネズミや鳥、両生類、魚、カニ、ザリガニ、昆虫類です。 これはノスリと似ています。また秋には、木登りしてヤマグワやヤマブドウの実など植物質のものも食べているそうです。イタチの仲間で、外来種にタイリクイタチがいます。シベリアイタチ、チョウセンイタチとも呼ばれています。ユーラシア大陸北部、ヨーロッパ東部、ヒマラヤ北部からシベリアにかけて、広い地域に生息しています。日本では、九州、四国、本州中部地方以南に移入しているそうです。ニホンイタチと比べやや大型で、尾っぽがやや長いのが特徴です。この子は尾っぽがそれほど長くないので、間違いなくニホンイタチですね。ところでニホンイタチの寿命は驚く程短いのですよ。web先生によると、平均でたったの1~2年なのですよ。これでは、一個体が繁殖活動に携われるのは、1回か2回。意外と繁殖力は弱いのかもしれませんね。西日本の平野部では、タイリクイタチに勢力圏を奪われて、徐々に数を減らしているようです。国際自然保護連合(IUCN)により、昨年からレッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けているそうですよ。今のところタイリクイタチは、箱根の関は越えられないようです。これは是非とも阻止したいところですね。ニホンイタチが日本固有種であると判明した以上、守ってあげたいところです。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2018.01.29
11月9日(木)日本の北を発達した低気圧が通り、昨晩から早朝にかけて強い北風が吹きました。その風も徐々に弱まり、今日は秋晴れのご機嫌の一日でしたね。午前中は鳥観、午後は久しぶりにロケットストーブの試運転と忙しい一日でした。そのお話は順次書いていきます。日記が渋滞しちゃっています。 書いておくこと、意外と多いのです。今日は、先週の土曜日、日曜日に開催された、「ジャパンバードフェスティバル2017」のことを記しておきます。やっとここまで辿り付いたって感じです。 遅くてすみませんね。このイベントは、日本最大の鳥をテーマにした祭典です。全国から鳥好きが集まってきますよ。いろいろな催しや、講演が行われ、行政やNPOの展示、企業のお店も多数出ます。展示、出店は合わせると軽く100以上。 とても一日では回れません。海外からも、台湾、モンゴル、フィリッピン、マレーシア、ネパール、マレーシア、ハワイ、イスラエルアの8か国・地域が参加してくれました。開場は2か所に分かれていますが、いずれも我孫子市の手賀沼沿いです。下は公式Website からいただいた会場マップ。余りにも内容が多くて、ごちゃごちゃしています。公式websiteへのリンクを貼っておきました。 下のバナーをクリックして下さい。さて、この日の奥様と親爺は、9時半頃に我孫子駅南口を出発し、徒歩で手賀沼公園を目指します。開場へのシャトルバスも走っていたのですが、既にバス待ちの長蛇の列。たいした距離ではないことを知っていますので、行列大嫌いな親爺は、とっとと歩きだしてしまいます。 奥様は少しご不満顔。お天気は良いし、程良いお散歩コースです。手賀沼公園でちょっと休憩。 久し振りに来ましたよ。子供が小さい時分には、よく遊びに来た公園です。オナガガモ、オオバン、コブハクチョウたちと適当に遊んだあと、メイン会場の手賀沼親水公園周辺を目指します。 またまた徒歩。 お散歩です。途中で鳥の天敵、猫発見。 人懐っこいアメリカンショートヘアですね。可愛いかったので載せちゃいました。 むりやり鳥繋がり。最近の猫たちは、食い物に困らないせいか、狩りをしないようです。鳥の天敵、返上です。しばらく歩いて到着。 ここまで我孫子駅から2Km強です。午前11時頃ですが、会場には既に多くの人が集っておりました。屋台でお好み焼きやチーズナンを買って、ぶ~らぶら。船上バードウォッチングの案内テントを見つけ、参加しようということになりました。1時間の手賀沼一周、案内付で何と一人500円也です。 超お値打ちです。乗船券を購入しなくてはなりませんが、購入は先着順。 発券場所は水の館の3階。随分と前から奥様が並んでくれます。奥様は親爺と違って行列を苦にしません。 頼もしい味方です。奥様が並んでいる間、こちらは光学機器のブースを覗いています。SONYさんの処で、話し込んでしまいました。 最近デジタルカメラはずいぶんと進化しているのですね。解像度、AF機能など、凄いことになっていました。 お値段も凄いことになっていますが奥様だけに並んでもらうのも申し訳ないと思い、発券所に行ってみますと、既に長蛇の列ができています。後の方の方々は、係の方から乗れませんよと言われておりました。我らは無事乗車券を手にして、1時間後の出船時間を待ちます。館内の折紙コーナー。1階には、あびこ農産物直売所「あびこん」があります。あびこんのこんは大根の根だとか。また、“あ”から始まり“ん”で終わることこの名前にあやかって、たくさんの品物と心を皆様にお届けしたいという気持ちが込められているそうですよ。今年6月にオープンしたばかりです。写真は伊豆半島の下田コーナー。ふふふ。 何故かって。現在、我孫子駅から特急「踊り子号」が下田駅まで運行されています。その関係でしょう。水の館を出て、乗船場に向かいます。普段は閉鎖されている漁協の桟橋が乗船場になっていました。左側の船に乗ります。 右側の船は手賀沼公園に向かう水上シャトルバスです。船上バードウォッチングの様子は、明日の日記で書きましょう。全国でも珍しい、鳥専門の「鳥の博物館」です。お子さんの学習には最適です。「鳥の博物館」のテラスから見た会場です。午後3時半頃になりましたので、お客さんはかなり減っています。この後突然の雨。 流石奥様です。シャトルバスに乗って我孫子駅まで戻りました。終わってから宣伝するな、という感じですが、勝手に来年の予告編。2018年のジャパンバードフェスティバルは、11月3日(土)、4日(日)に開催される予定です。首を長くして待ちましょう。そして、来年は会場でお会いしましょうか。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.11.12
10月25日(火)昨日は、朝方大荒れでしたが、台風一過きれいな青空が広がりました。しばらくこのような青空が続くと嬉しいのですが・・・。今朝は、既に曇りがちです。さて、奥様と親爺は、先週末も台風接近にかかわらず、ちょっとおでかけ。奥様が突然、那珂川の河口を見るのだといいだして、21日(土)に行ってきました。奥様曰く、茨城県は午後2時頃まで雨が降らない予報だからと・・・。ホンマかいな。 一緒に出かけると、良く雨降りますが。 この予感は後ほど的中します。朝の6時頃出発。 国道6号線を北上します。家を出る時には小雨でしたが、確かに茨城県を北に進むにつれ雲が薄くなってきます。牛久、土浦、石岡を通過するこの辺りから、交通量が増えてきました。渋滞するほどではないのですが、スピードは上がりません。茨城町に入り、涸沼川を渡ったところで、奥様が涸沼を見たいと言い出しました。家の奥様、産地が水戸なんで、意外とこの辺りのいい加減な土地勘は持っています。それではと右折して国道6号線に別れを告げ、県道106号を涸沼川に沿って東に進みます。上石崎の四叉路(しさろ・よんさろ)を過ぎた辺りから、涸沼の畔に出ます。ほどなく、上石崎のバス停前辺り。突然、見たことのある白い物体に道を塞がれます。 直前で急停止下の2枚の写真は、奥様が車の中からスマホで撮ったもの。ハハハ。 この白い物体は、コブハクチョウでした。何度か日記にも登場しています。何だかな。 ほんと、どこのコブちゃんもマイペースですな。しかも、陸の上だとやたらと動きが鈍いんです。道の真ん中を占領していますので、全く進めません。退くまでしばらく待ちましたが、面白いので車を降りて写真を撮ることにしました。二羽は番(つがい)でしょうか。 お話しているようです。そういえばコブハクチョウの夫婦はたいへん仲が良いですよ。 死ぬまで一緒。「ちょっと、邪魔してるようよ。もっと端に寄りなさいよ」。「おっ、そうか。よっこらしょ」 しかし、この路、しばらく車が通らなかったのでしょうか何時からここにいることやら。「こっち、こっち、早くしなさいよ」「まだ、はみでてるわよ」「これでじゅうぶんだろ」「慌てたから、のどが渇いたな」ここまでわざわざ水を飲みに来たのでしょうか「何だよう、車動かないじゃないか」、「じゃ、涸沼に戻るか」、「お先」写真で右手が涸沼です。全く悪びれもせず、怖がることもなく、我が道を進みます。しかし、歩行スピードは上がりません。のっし、のっし。「ほんと、体重いのよ、水掻きも邪魔だし歩きにく」足を上げる時は、水掻きは閉じるんですね。少し進んでは休憩です。足を下げる時は、水掻きが開きます。何だかなぁ、バランス崩してこけそう。 出来損ないの玩具(おもちゃ)みたいです。「やっと渡れた」「置いて行かないで」この駐車場の先が涸沼です。けっこう顔がマジです。 必死に歩いています。「はぁ、やっと渡れた、一安心」しかし、この子達、不器用に歩いて、わざわざ何をしに来たのでしょうか。謎です適当に台詞を付けちゃいましたが、この子達、実際には全く声を立てていません。アイコンタクトなのでしょうか同じ水鳥でも、アヒルやカモはカモメは、「ガーガー」、「ミャーミャー」うるさいですよね。コハクチョウやオオハクチョウも、けっこう鳴き声立てています。コブハクチョウは滅多に鳴かないようです。 英語名は、Mute Swan(静かな白鳥)。そういえば、鳴き声を聞いた記憶がありませんよ。こんなところも、可愛がられる一因なのでしょうかにほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.10.24
10月20日(金)昨日は寒い一日でした。 気温は、昼時が一番低かったようですね。都内の草木も少しづつ色付き始めています。那須岳の日記が続きましたが、那須岳の成り立ちなどについて少し調べてました。今日は、その内容を記しておきましょう。那須岳は、関東平野の北の端に位置します、関谷断層の東側に沿って南北に並ぶ、主として安山岩からなる成層火山群です。この火山群の代表的なピークは那須五岳と呼ばれますが、北から順に、三本槍岳、朝日岳、茶臼岳、南月山、黒尾谷岳です。実際には、三本槍岳の更に北には、甲子旭岳(赤崩山)が存在します。成層火山といいますのは、同一の火口において何回も噴火を繰り返したことにより、熔岩やら噴出物が幾重にも積み重なりできた火山のことですね。円錐形の山容になることが特徴です。 日本での代表選手は、もちろん富士山です。ところで、那須岳の中で、今でも活火山として活動しているのは、唯一で茶臼岳と呼ばれています。那須岳では、北から南へと、順番に活動の中心が移動してきました。一番北の甲子旭岳の火山活動は約50万年前です。その南の三本槍岳は約30万年前、そして、朝日岳と南月山は約10~20万年前になります。茶臼岳は一番新しく、約1.6万年前から現在まで活動が続いています。朝日岳と南月山の間の、山体崩壊の窪地から生じた新たな火山ということです。山体崩壊とは地震や噴火がきっかけで、山頂や山腹の広範囲が一気に崩れ落ちる現象です。トップの写真は、那須ロープウェイ山麓駅付近から見上げた茶臼岳です。大きな亀裂が見えますが、過去の山体崩壊の痕跡でしょうか那須岳の近くでは、会津磐梯山の1888年の噴火による大崩壊が有名です。山容が全く変わってしまいました。 今でも一目瞭然ですね。下の写真は、茶臼岳中腹から見た朝日岳の姿。 天国と地獄の境目がはっきりとしています。爆裂火口なのか、山体崩壊なのか、ざっくりと抉られています。以前はもっと高い山であったのではと想像できます。那須岳では、過去に数回の山体崩壊が起きているそうです。20万年前以前に黒磯岩屑なだれ、約14~17万年前に那珂川岩屑なだれ、約3~4万年前に御富士山岩屑なだれが発生しています。その堆積物は東側の山麓の広い範囲を覆っています。下の写真は、茶臼岳中腹から見ました南月山。 黒尾谷岳は陰に隠れて見えません。手前には、茶臼岳から噴出した、大量の堆積物が観察されます。下方に見える那須野ヶ原まで、標高差は大凡1,500m。 半端ない高度感ですね。那須岳が、平野部から一気にせり上がっている様子が良く分かります。茶臼岳では、約11000年前~6000年前までの5000年間に、降下火砕物や火砕流、厚い溶岩流を噴出する3回の大きな活動があり、この間に山体の大部分が形成されたそうですよ。約2600年前にも大規模な活動があり、山頂の火砕丘が形成されたそうです。縄文時代や弥生時代の人々は、この様子を目撃していたのかもしれません。中央火口痕(お鉢周り)の内外には、噴気孔が幾つかあります。特に西側斜面の2つの爆裂火口内では、活発な噴気活動が続いています。前述の通り、那須岳の主なピークは5つです。まとめて那須五岳と呼ばれています。位置関係や地形を明らかにするため、国土地理院の地図をお借りします。北から順に、三本槍岳、朝日岳、茶臼岳、南月山(みなみがっさん)、黒尾谷岳(くろおやだけ) です。日本百名山の著者の深田久弥氏は、那須岳は、三本槍岳、朝日岳、茶臼岳の三峰で良いだろうといっていますね。名前の由来が伝わっているお山もあり、それぞれ面白いものです。茶臼岳の標高は、1,915m。あちらこちらから噴気が出ていて、硫黄の臭いが漂っています。 山頂部(お鉢周り)は非常に広いのですが、緑は殆どありません。 荒涼とした景色です。茶臼岳の山名の由来ははっきりしません。 南アルプス、赤石山脈の茶臼岳は、お茶碗を伏せたような姿から名付けられたとか。こちらの茶臼岳の名前の由来も、そのようなところかもしれません。茶臼岳は、山岳信仰・温泉信仰の聖地であり、月山、白湯山、高湯山など別名称がいくつもあります。といいましても、白湯山、高湯山は、茶臼岳の山頂のことではなく、自然湧出していました、「御宝前」という温泉を御神体とする霊場を指していたそうです。出羽三山と同じです。 役行者や御大師様の伝説も言い伝えられています。残念なことに、この信仰は昭和20年代には消滅してしまったそうです。硫黄鉱山開発や急速な観光地化の影響なのでしょう。聖地、霊場としての雰囲気が台無しですものね。「御宝前」は、今では訪れる人も極く僅か。 路無き路を行くことになるそうです。朝日岳は、標高1,896m。最も峻険な山体を有するお山で、岩場やガレ場が満載です。実際、鎖場などが随所にあり、登るにあたってはそれなりに気合いが必要な山です。峠の茶屋駐車場近辺から見た、錦秋の朝日岳。やはり、山頂部には殆ど緑は無いのですが、那須湯本側から見る紅葉は見事です。朝日岳も山岳信仰があります。別名毘沙門岳。那須湯本の人々が、朝陽のあたるこの山を見上げ、朝日岳と名付けたとか。三本槍岳は、標高1,917m。那須岳の最高峰。茶臼岳のより僅か2m程高いのです三本槍岳という勇ましい名前ですが、山頂部は丸っこいですね。三本槍岳は栃木県と福島県の県境に位置しています。江戸時代初期、会津藩、白河藩、黒羽藩の三藩の成立時、山頂部の境界が明確ではなかったそうです。そのため年に一度、三藩の藩士が山頂に集まり、槍を立てて自藩の領地を主張し、境界を確認しあったそうです。なかなか面白いことをやりますね。これが、三本槍岳の名前の由来。 ユニークな命名です。このように、お山(川も)は領地の境界線になることが多く、江戸時代には他所でも、領地争いはあったのだろうと思われますな。三本槍岳と北隣の須立山の間には、爆裂火口跡があります。水が溜まっていまして、鏡が沼と呼ばれています。下の写真は、茶臼岳から見た三本槍岳です。 手前の朝日岳山頂はガスの中。南月山(みなみがつさん) は、標高1,776m。茶臼岳の別名、月山の南に位置していたので南月山。ずいぶんとあっさりした命名です。遠目で見ましても、紅葉がとてもきれいでした。たいへん穏やかな山容です。茶臼岳から南月山へと続く稜線は、眺望が効き快適なお散歩になりそうです。黒尾谷(くろおや)岳 標高1,589m。那須五岳では、一番低い山です。 標高が低いだけ植生は豊かなようですよ。色とりどりのお花に逢えそうです。那須岳は、個性のある山々が集まっています。さして苦労もせずに、高山植物にも出逢えます。那須湯本からのアプローチだけではなく、いろいろな登山ルートもあります。知り尽くすのも、案外面白いかもしれませんにほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.10.20
10月7日(土)朝晩はめっきりと冷え込むようになってきました。昨日は午後から雨模様。 余計に涼しく感じましたね。気の早い女性陣は、コートにマフラーと初冬の出で立ちでした。今日は身の回りで見つけた、鳥について。アオサギとキジバトです。スマホで撮った写真が含まれます。少々見にくいのですが、ご容赦を。まずは、アオサギ。 ペリカン目サギ科アオサギ属に分類される鳥。ペリカンの仲間です。立っている姿は、ツルと似ていますが、飛んでいる姿は、ペリカンに似ていますね。もっとも、ペリカンが飛んでいる姿を生で見たことはありませんが・・・。けっこう大きな鳥です。痩せていまして、コブハクチョウに比べますとかなり小さく見えます。ツルやコウノトリよりもやや小さいですが、翼を広げたりしますと、見栄えのするサイズです。日本で繁殖するサギの仲間では最大級です。最近、個体数が増加しているそうです。しかし、白鷺達に比べると見かける頻度はぐっと減りますね。今時分、刈り入れが終わった田圃には、多くの白鷺が舞い降りています。アオサギといいますが、実際には青色より灰色に近い色に見えます。ただ、コサギ、チュウサギ、オオサギなど、所謂白鷺たちは真白ですから、容易に見分けは付きます。英語では「Grey Heron」といいますから、西洋の方にも、やはり灰色の見えるようです。アオサギは、アジア、アフリカ、ヨーロッパと世界中に生息しています。とても環境適応力が高く、生存力の高い種のようです。また、青色の話に戻りますが、アオサギの「あお」は、漢字表記をすると「青」ではなく「蒼」なのかなぁ。つまり、「青鷺」ではなく、「蒼鷺」。 本当かなぁ。蒼という色は、色見本を見ますと緑ががった暗い青色ですね。もともと干した草を意味しますから、緑色の系統のようです。うーん。 これもアオサギの色とは全く違います。少し辞書を引いて調べてみましょう。古来、日本語の「あお」はかなり曖昧で幅の広い色だったようです。今でも信号の進めの色は、緑色でも青信号といっています。最近は青い青信号もありますが・・・。青雲、青春の「あお」は決して青色を指していません。このように、灰色も青だとして名付けてしまったのでしょうか。青みがかった灰色だと解釈するより、自然な感じがします。都内の公園で見かけたこのアオサギ君は、かなり色白ですね。まだ幼い子供のようです。 頭や首の飾り羽根がありません。今年の5月頃のことです。近所の方が、「あおちゃん」と呼びながら、何か餌をあげていました。とてもなついています。この子も緊張感が無いですね。何処かのコブハクチョウのようです。余所見(よそみ)をしていたら、カラスがご相伴に与りに来ました。アオサギ君は、既にお腹がいっぱいなのでしょう。特に争う様子はありませんでした。「ねぇねぇ、あおちゃん、私もいただいてもいいかしら」。「ハイ、くろちゃんもどうぞ」、「ありがとさ~ん」。台詞を付けると、こんな感じですね。池の中では、コイやカメもパクパクやっていますね。本来、アオサギもカラスも気が強い鳥と聞いていますが、和やかな雰囲気が漂っていました。人間の場合は、欲の深いのがいまして争いが絶えませんが、この子たちはいたって平和です。続いてキジバト。9月に奥様が我が家の庭で撮った写真です。この日は雨が降っていまして、3時間ほど雨宿りをしていたそうです。最近、我が家の周りではキジバトをよく見かけます。お隣のポストの上にいたキジバトです。何を考えているのか、時々小首を傾げています。かなり無警戒ですね。 逃げようとはしません。公園などで群れをなしているのはドバトです。キジバトは、ドバトのように群れを作りません。単独で行動しているか、番(つがい)で行動しています。キジバトは、以前はあまり近くに寄ってきませんでした。せいぜい電線の上にとまっている姿を見かける程度でした。最近といっても今年に入ってからですが、人なれしているのか極々近くでも逃げようとしません。この写真も、我が家のヤマボウシの樹で雨宿りをしていたキジバトです。これは8月頃でした。ヒヨドリやスズメなどより、ずっと大胆です。この子もかなり長い間ここにいました。キジバトは幸運の証ともいわれます。我が家にも、何か幸運が訪れると良いですねにほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.10.07
10月4日(水)今日は、お天気が回復する見込みですがどうでしょうか。朝方は極細かい雨が降っていました。筑波山は我が町からも、利根川越しに良く見えます。子供が通った小学校の校歌にも歌われておりました。一番の初っ端から、「筑波山嶺 遠く見て 朝日に光る 学び舎に」となります。懐かしいなぁ。 息子は覚えているだろうか。本当に校舎から良く見えました。広大な関東平野の中で、北東に向かうと初めて出くわす山らしい山です。 筑波山は、茨城県つくば市北端にありまして、標高は877mです。西側には男体山(標高871m)、東側には女体山(標高877m)が屹立する双耳峰です。手前が男体山、奥が女体山です。雅称は「紫峰」であって、筑波嶺とも呼ばれています。万葉集にも詠まれ、日本百名山の一つに数えられていますが、百名山では最も標高が低いですな。南側から見ていますと、関東平野の中にポツンと突っ立ている独立峰にみえます。しかし、西側や東側に回り込みますと、筑波山から北に向かって山々が連なっていることが分かります。八溝山地最南端といってもいいのでしょう。遥か平安時代の古に、平将門もこのような筑波山を見ていたのでしょうか長瀞の日記でも書きましたが、筑波山は中央構造線の北側にあって、花崗岩帯に位置しています。長瀞は南側の結晶片岩帯でしたね。筑波山は、地層の隆起によってこの花崗岩が露頭しているものです。正確に言えば上の方は斑レイ岩だそうですが、同じ深成岩で含まれる鉱物の違いです。斑レイ岩は、花崗岩より更に固い岩なのだそうです。北側山麓は、花崗岩の稲田石、筑波石、真壁石の産地として有名です。日本橋や東京駅、国会議事堂、最高裁判所、赤坂迎賓館など、多くの建築物に使われていますよ。なお深成岩とは、太古の昔、地球の奥深くでマグマがゆっくりと冷え固まってできた岩石です。筑波山は大昔、地球の奥深くであったことが分かりますね。現存する文献の中で、筑波山が出てくる最初のものは、常陸風土記といわれています。常陸国風土記は、奈良時代初期の713年(和銅6年)から721年(養老5年)にかけて編纂されたようです。常陸国司が古老から聴き取りしたことを、新治、筑波等9郡ごとにまとめたもので、8世紀初頭の人々の生活の様子や考え方が読み取れる文献となっています。親爺の認識では、既に大和朝廷の支配下にありながら、住民の多くは蝦夷と呼ばれる先住民族であったのではないかと思います。筑波山の周辺は筑波郡として紹介されていますが、貧しい人はいなくて、非常に豊かな国であるとされています。同じ時代の万葉集には、25首も収められています。 富士山よりも数倍多いのですよ。この写真はお気に入りのワンショット。稲の刈入れが終わった田圃と、終わっていない田圃の折りなすグラデーションがきれいです。如何にも秋の風景です。 朝靄の中に屹立する筑波山が神々しく見えます。小貝川の土手の上から採りました。ところで、筑波山神社の碑文によりますと、筑波山は、イザナギ、イザナミ ニ神御降臨の霊山で、西峰に男体神、東峰に女体神を祀り筑波山神社と崇め奉るとあります。これは神話そのものですから、真偽のほどは置いておきましても、筑波山が、古来から日本人の山岳信仰の重要な御山であったことは間違いありません。男女の仲のシンボルであり、それにまつわる多くの伝説も遺されています。筑波山には何度か登りました。筑波山神社のあたりから登りますと、標高差はだいたい600m程度です。小学生が遠足で登るような山ですが、けっこう登り応えがあります。上に登るにつれ、坂がきつくなっていきます。鎖場もありますので、遅い時間帯に登りますと大渋滞に巻き込まれます。梅の3月、GWの5月、紅葉の11月は特にその傾向があります。登られる場合は、朝駆けされることをお勧めします。上の写真は、今年2月末の筑波山梅林の様子です。手前の岩は、斑レイ岩が風化して崩れてものです。 山全体に転がっています。筑波山の登山は、老若男女問わず、本当に人気があります。現在は、ロープウェイもケーブルカーもありますから、気軽に山頂付近には行けますけどね。もう少し涼しくなったら、また筑波山に登ってみようかな。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.10.04
10月2日(月)今朝は、朝焼けがきれいでした。 天候が崩れる予兆ですね。今晩から雨が降りそうです。秋になり、最近良く見かけるタテハチョウの仲間。少し整理してみることにします。まずは、栃木県の「なかがわ水遊館」のマリーゴールドに集まっていたタテハチョウから。正確には、タテハチョウ科ドクチョウ亜科内のヒョウモンチョウ族の仲間です。ヒョウモンチョウは漢字を当てると、豹紋蝶でしょう。黄色地に黒い斑点の、まさに豹柄の翅を持つチョウです。似たような柄の種類が多く、見分けるのは極めて困難ですね。ヒラヒラ飛んでいる姿は、全てが同じに見えてしまいます。この子は、ツマグロヨウモンの♂ではないかと思いますが・・・。翅の一部が欠損しています。ツマグロヒョウモンは、♂と♀の翅の柄がかなり異なります。♀の方が、表面は黒色の部分が多いのですが、ピンク色なども入りきれいです。もともと南方系のチョウですから、寒冷な気候を好む、他のヒョウモンチョウとは少し異なる生態をしています。関東圏にはいませんでしたが、徐々に生息域を北関東に拡大しているようです。年に何回も羽化しますので、見かける機会が多くなっていますよ。続いて、茨城県下妻市のソバ畑でみかけた、シータテハ。タテハチョウ科タテハチョウ亜科に属しています。 ソバの白い花に良く似合います。けっこう出会う機会は少ないようです。 運が良いですね。と思っていましたら、どうやらそっくりさんのキタテハが正解のようです。どちらもシータテハ属のお仲間です。シータテハとは面白い名前です。 シーとは海のシーではありませんよ。後翅の裏面に、アルファベットの“C”文字が白色で書かれています。そのためシータテハと名付けられています。 エルタテハという名前のチョウもいます。しかし、この子は正確にはキタテハでした。キタテハも、後翅の裏面に太めの“C”文字が入っています。写真でも僅かに確認できます。表面の黒班の入り方でキタテハだと気が付きました。 全く紛らわしいです。キタテハは年に2回羽化しますので、見かけるチャンスは大です。次は、横浜薬科大学の薬草園で見かけたツマグロヒョウモンです。フジバカマのお花の蜜を吸っています。けっこう風が強い日で、翅をバタバタさせながら必死にバランスを取っていました。後姿。 かなりぽってりした体形です。前からお顔のアップ。更にアップします。 長い触角が良く見えます。二匹で仲よく吸蜜しています。 どちらも♂ですね。カップルではありません。最後は、小貝川ふれあい公園の土手を飛んでいました、ミドリヒョウモンの♀。翅の裏が緑がかっているのが特徴です。裏面は見せてくれませんでしたが、表面の色合いと模様で判別しました。僅かに緑色が透けて見えます。 上翅の上部先端の白い三角形が目印になります。もうやつれちゃっています。 翅がかなり傷んでいます。ミドリヒョウモンの羽化は年1回だけです。 初夏に羽化する個体が多いようです。そして、夏の暑い時期は夏眠していますので、まず見かけることはありません。初夏と秋だけに、ヒラヒラ飛んでいる姿を見ることができます。成虫での期間が長いため、秋にはこのようなぼろぼろの翅の個体が多いようですよ。長らく風雨に耐えてきたのでしょうね。 お疲れ様です。タテハチョウの仲間は、世界中で7,200種類からなる大グループだそうです。南極以外の全ての地域に生息しているのだそうです。共通する特徴は前足が退化していること。 この日記の写真でも確認できます。4本足でお花にしがみついていますね。日本の国蝶であるオオムラサキもこの仲間に分類されます。とても大きな蝶で、気が強いそうです。樹液を巡ってカブトムシやスズメバチとやりあうこともあるのだとか・・・。一度遭遇してみたいものです。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.10.02
9月29日(金)ぐずついた天候は回復し、今朝から良い天気です。まとまった雨が降りましたので、那珂川の簗場は面白いことになっているかもしれませんね。実は先の日曜日、息子を連れて再々訪問しています。その話しは後日。昨日の日記では、コガタスズメバチのことを書きました。何日か観察したおかげで、イチジクの樹には、いろいろな昆虫が集まっていたことが分かりましたよ。今日はその一部をご紹介。下の写真は、昨日の日記にも登場しました、コガタスズメバチとハナムグリです。仲良しですね。 それとも無関心なのか。 縄張り争いなど皆無です。どうも甲虫とコガタスズメバチは敵対関係はないようです。ハナムグリは同じ場所でじっくりと食べていますが、コガタスズメバチは忙しなく動き回り、あちらこちらを齧っています。腹部の黒い縞は、まるでろくろを使って墨で描いたように、くっきりと几帳面に並んでいます。体の大きさに比べて、翅は意外と小さい印象です。写真の天地を入れ替えてみました。コガタスズメバチの顔はやはり迫力があります。 カメラは全く気にしていません。お食事に夢中です。 顎の大きさに注目して下さい。 目玉も大きいですね。毎年、イチジクの樹から大量のおが屑がでます。カミキリムシの幼虫の仕業です。下の写真は、イチジクの樹に穴を開ける張本人の成虫の姿です。今年初めて確認しました。キボシカミキリですね。モスグリーンの全身に、黄色の斑点が散りばめられています。とても長い触角は、緑色と黄色のダンダラ模様になっています。この触覚が幹の陰で揺れていましたので、カミキリムシが居ることに気が付きました。最初はコマダラカミキリかと思いましたが、何となく模様に違和感があります。ゴマダラカミキリは、黒地に白星なんですよね。キボシカミキリは、見かけることが少ないカミキリムシです。アップしてみます。全体の体型は、ゴマダラカミキリとよく似ています。触角が長いところまでそっくりさんです。ただ、胸部の形体が全く異なります。確か、ゴマダラカミキリの胸部には、鋭い突起が何箇所かに生えていたはずです。キボシカミキリの胸部はすっきりしています。お顔の感じも良く似ています。しかし、体色のせいか愛嬌のある表情に見えます。ゴマダラカミキリの方が、もう少し厳つい印象を受けます。キボシカミキリのつがいです。こんなお客さんも居ましたよ。 コクワガタの♂です。オオクワガタをそのまま1/3程度にスケールダウンした体形をしています。しかし、顎の形はコクワガタの方が格好良いと思います。カメラのホワイトバランスの指定をミスりまして、少々不自然な色味になってしまいました。隣に居るのは、コメツキムシでしょうか。ひっくり返すと跳ね上がる、あの面白い昆虫です。親爺が子どもの頃は、時々遊んでもらいました。もう一度キボシカミキリ。じっと佇んでいます。 何となく他の昆虫とは雰囲気が違います。哲学者のようなオーラを感じますがどうでしょうかホワイトバランスの修正をしました。 自然な色になりました。コクワガタは時々位置を変えています。行動の意図は全く読めません。 要するに何がしたいのか解りづらいということです。体の向きを入れ替えました。別の日の朝の様子。コクワガタとコガタスズメバチが、仲良く朝食をいただいています。お互い気にしている様子は全くありません。コクワガタはどちらかというと夜行型ですが、他のクワガタムシほど神経質に徹底しているわけではありません。オオクワガタやノコギリクワガタ、ミヤマクワガタなどは、明るくなると隠れてしまいますが、コクワガタは昼間でも見かけるチャンスは多いですね。朝の出勤前に撮影しています。最近、明るくなる時間が遅くなりました。光量が足りないのですが、昆虫たちを驚かせないようフラッシュは使いません。マニュアルモードで、ISO400、F6.3、1/13で写しています。これでは、どうしても手振れを起こしてしまいます。ISO感度を上げると、ノイズが多い写真になってしまいます。時間も十分ありませんし、ピントバッチリの写真を撮ることは難しいです。昨日の雨でもあり、熟したイチジクの実はすっかりしぼんでしまいました。今日は、コガタスズメバチの姿もコクワガタの姿も見かけません。お腹空かしていないかなぁ。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.09.29
9月8日(木)めっきりと涼しくなってきました。 もう蝉の鳴き声も絶えました。今年の夏は、冴えないまま大した残暑も無く、THE END のようです。頭を切り替えて、秋を楽しむことにしましょうか。今日は、過去日記に出来なかった写真を、オムニバス風で紹介していきます。7月下旬~8月の写真です。まず、7月2日(日)オレンジピールを練り込んだ食パンを焼きました。程良い甘みと酸味で、たいへんボ~ノボ~ノでした。そういえば、最近パンを焼いていないですね。そして、7月5日(水)都内の公園で写した、ヤブミョウガのお花です。バックの笹の葉の緑色とマッチしていますね。 スマホにしては綺麗に撮れていると自画自賛。このころは、本当に暑かった。 暑さ慣れしていない体に堪えました。7月22日(土)ジャングルクルーズの後半戦です。 8月11日の日記、「バードウォッチング」で書きました、コブハクチョウさんの遁走シーンの後です。 カワウの姿。気性が荒く、鵜飼には使えない鵜です。次は、7月29日(土)たしかこの日は、夕立が降りました。 お庭のヤマボウシの樹で雨宿りをするキジバトです。巣立ち後間もない幼鳥のようです。首の周りの羽毛が、十分に生え揃っていないように見えます。くちばしから水滴が滴っていますね。8月には、我が家の周りでしばしば見かけました。 親鳥はご近所で営巣していたのでしょうか。流石に野生です。 引き締まった良い表情をしています。緊張感の無いドバトとは、かなり雰囲気が異なります。続きまして8月6日(日)満開のハスのお花です。 濃いピンク、薄いピンクが咲き乱れ、極楽浄土の様相です。本当にきれいでした。 これ以外、表現が思いつきません。今年は、ハスのお花の写真をよく撮りましたが、この日が最後です。8月20日(日)「そば酒房 陽ざ志」さんのメニュー、”蕎麦の実チャーハン” を真似して、我が家で作ってみました。家族には好評でしたよ。しかし、「陽ざ志さん」のようにパラっとはいきませんでした。 難しい最後は、8月31日(木)新しく入手しました、自転車用のワイヤーロックです。中国製で800円前後とお値打ちですが、しっかりとした造りでした。ワイヤー部分は形状記憶になっていて、直ぐに丸まって元の形に戻ります。暗証番号のセットもとても簡単。 これはコスパ最高でしたただし、5ケタも必要かは疑問です。 番号忘れちゃう人もいるかもね。これまで日の目を見なかった写真集。如何でしょうかたまにはこんなライトな日記も良いですね。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.09.07
9月6日(水)さて、ここは何処でしょうか。空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹いているようです。ワイキキ最大のショッピングモール、アラモアナセンターか、メキシコはカンクンの、ラ・イスラ ショッピングビレッジか なんてわけないでしょ。彼方に外国では見られない大仏様が写っています。 牛久大仏です。ここは、茨城県は阿見町のアウトレットモールですよ。長男のパートナーとお孫二人の誕生日プレゼントを探しに、奥様と訪れました。で、主題はここのお話ではないのですが・・・。モールをてれてれ歩いていると、奥様が「キャー」と叫びます。 久し振りに聞きました悲鳴ですね。「どうしたよ」と聞いてみますと、上の看板を指さします。 よく上見て歩いていたねぇ。何だ何だと見てみますと、おお、大きな蛾が止まっているではないですか。このような蛾が、此方を目指して飛んできますと、確かに誰でもビビりますよね 実際には飛んでませんけど じっとしています。翅の端から端までゆうに10cm以上はありそうです。でも、よ~く見ますと、なかなか美しい翅をしています。4枚の翅全てに、丸い目玉の模様が付いています。前翅の模様が、左右で異なります。 これは珍しいですねこれはヤママユという種類の蛾ですね。 久しぶりにお会いしました。キャンプ場の街灯の下では、たまに見かける蛾です。ガタイが大きい、見た目が不気味(綺麗だけど)ということで、たいへん損をしているキャラですね。 お可哀そうに・・・。お顔もけっこう愛くるしいのですよ 触覚がレーダーのアンテナのようです。決して強面ではありません。毒蛾ではないかと疑う人もいるそうですが・・・。大丈夫、毒など持っていません。これは写真を撮っておこうと、スマホで試みますがなかなかピントが合いません。車まで戻って、デジタルカメラを取ってきました。この子、ひょっとしたらまだ羽化した直後でしょうか。翅がすっきりと伸びていません。 しわしわですね。愛くるしいお顔は良く見えません。 触覚の大きさで♂か♀か分かるのですが・・・。♂の触角は、♀のフェロモンをキャッチするために、大きく広がっています。3mほど上方の看板に留まっていますので、これ以上の観察はできませんでした。このお店の店員さんが出てきて、いろいろと話しかけてきました。何でも、今朝の出勤時には、既にこの看板に留まっていて、そのまま動かないそうです。まぁ、ヤママユそのものは、日本全国雑木林のある田舎なら、たぶんどこにでも生息している蛾で、それほど珍しくはない()と思うのですが、久しぶりにある記憶が甦って、ちょっと書いてみる気になりました。第二次世界大戦前の話でありますが、世の中にナイロンなる人工の繊維が出てくるまでは、釣り糸と言えば天蚕糸であったそうですよ。今でも釣り糸全体をテグスといいますが、漢字を当てると天蚕糸です。しかし、テグスに使うのは、ヤママユではなく、同じヤママユガ科の近縁種のクスサンの幼虫であったかもしれません。大昔、親爺の親爺の蔵書の中に、全国のあらゆる釣法を網羅したすごい本が有りました。本の表題は忘れてしまいました。天蚕糸のことは、その本の中で読んだ記憶がございます。この本は実に面白かったですね。幼いころの親爺も、夢中になって読んだものです。といいましても、既に時代はナイロン糸全盛となっています。東レの銀鱗なるブランドは懐かしい思い出です。従って、釣糸の天蚕糸なるものを使ったことは勿論のこと、見たり触ったりしたこともございませんですよ。 ハイ。少し混乱しますが、天蚕糸とよばれる糸は、ヤママユの繭からとった絹糸のことでもあります。従って、ヤママユのことを天蚕ともよんでいます。一般的ないわゆる絹糸(きぬいと)は、家蚕・おかいこから採れますね。安曇野天蚕振興会の website よりヤママユは、お蚕ほど飼育が容易ではなく、また、一つの繭から採れる糸の長さは半分程度ということで、お蚕ほど飼われることは無かったようです。それでも、江戸時代から明治時代後期にかけては、長野県安曇野市穂高有明を中心に、かなり飼育されていたようです。今でも、織物の繊維としては使用されているようですね。しかしながら、たいへん貴重で高価です。強い光沢があって染色されにくい特徴があるそうですよ。第二次世界大戦後、生産は全く途絶えてしまったそうですが、昭和50年前後から、安曇野市では復活に向けた活動を継続しています。現在では安曇野市天蚕振興会が設立され、昭和53年に建てられた天蚕センターを中心に、天蚕飼育の復活及び飼育、繰糸、機織り技術を後継者へ伝承しているそうです。バナーをクリックすると、安曇野天蚕振興会の website が開きますこの website では、ヤママユや天蚕糸のことが、いろいろと紹介されていますよ。ヤママユ(山繭・学名 Antheraea yamamai・英: Japanese Oak Silkmoth)は、チョウ目・ヤママユガ科に分類されています。日本在来の代表的な野蚕で、北海道から九州にかけて分布し、全国の落葉性雑木林に生息しています。だからキャンプ場では、見かける機会もあるかと思います。でも、個体数は少ないようです。 クスサンの方が身近なようですね。繭の色は水浅葱色。 従って天蚕糸の色もきれいな水浅葱色です。ヤママユガの仲間には、“モスラ”のモデルになったといわれている、世界最大級のヨナグニサンという巨大なガもいます。アヤミハビル館の友の会の website より石垣島や与那国島に生息していますが、準絶滅危惧種に指定されています。何となく翅の柄はエスニック風。 ヤママユの方が和風に見えるのは贔屓目でしょうか。ヨナグニサンは、本当にバサバサ音をたてて飛んでいくそうですよ。一度お目にかかりたいものです。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.09.06
F9、1/307月21日(金)遂に、一昨日関東甲信越地方の梅雨明けが発表されました。益々、熱い夏になっていくのでしょうか。今日は出張で帰りが遅くなります。ライトな日記になりました。7月16日の月曜日の話ですが、我が家のお庭に1匹の揚羽蝶。エノコログザの穂に掴まったままじっとしています。以前にも、このような揚羽蝶がいましたね。ロケットストーブの側壁に留まっていました。この揚羽蝶。右の羽の先端が欠損しています。鳥にでもやられてしまったのでしょうか。絞り値 F6.3、シャッタースピードを1/100に変更。結果的に少し露出を抑えめになります。羽の下部の、ブルーの斑点が浮かび上がってきます。下の写真は、絞り値 F14、シャッタースピードは1/15。被写界深度が深くなり、背景の暈け方が抑えられています。色は緑色が濃く写っていますね。アングルを変えて、もう一枚。絞り値はF6.3、シャッタースピードは1/100です。2枚目の写真と、露出は同じですが、背景がよりしっかりと暈けています。この揚羽蝶。 しばらく動かなかったので、いろいろな写真が撮れました。最近は、テレ側で動かない被写体を写す際、2秒セルフタイマーを多用するようになりました。シャッターボタンを押し込むタイミングと、シャッターが切れるタイミングがずれますので、手振れを最小に押さえることができます。セルフタイマーの電子音が、ぴっぴっぴっとうるさいですが、なかなか有効ですよ。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.07.21
7月20日(木)昨日の夜は意外と涼しい風が吹いていましたが。今日は一転して、早朝から暑いですね。既に2週間以上、真夏日が続いている印象がありますが、確認はしていません。一昨日の日記で、コブハクチョウの事を書きました。最後の方で触れましたけど、わりとご近所に、本当のハクチョウの越冬地があった事を思い出しました。7~8年前の1月に、見学に行きましたが、しばらく訪れていません。毎年、コハクチョウを中心に1,000羽以上集まります。カモやガンもたくさんいますから、それはそれは賑やかです。利根川流域には、上流にも下流にも、何か所かハクチョウの越冬地があるようです。秋になると、遥かシベリアから渡ってきます。オオハクチョウも混じります。こちらが、日本固有のハクチョウ達の姿。1年中居着いているコブハクチョウは、野生化していますが半ばペットですね。ごめんよ、コブハクチョウ。 君たちは異邦人なのですよ。大体、コブハクチョウは遠距離飛行が苦手なので、季節に合わせて渡りをするにしても、比較的近距離移動のようです。人間の手で日本に連れられてきたのですから、君たちには何の落ち度も無いのですが。しかも、遠距離飛行が苦手ときてますから、故郷に帰ることもできず、留鳥となってしまったのも致し方無いこと。しかし、段々と生息域を拡大している事は、自然環境を考えると、やや心配な面もあるとのことです話がどんどん展開してしまいますが・・・。毎年お正月に香取神宮へ初詣に行きます。帰り道に佐原の利根川っぺりで、初日の出を拝みますが、目の前をすいすいと泳いでいるハクチョウも、コブハクチョウ達でした。日本では、多くの鳥達が、湖沼や河川を住み処にしています。産卵場所や食生活が、コブハクチョウとぶつかる鳥達もいるかもしれません。コブハクチョウはごらんの通り、たいへん大きな体をしています。 陸に上がると迫力満点です。性格はけっこう大胆不敵。 気性も荒いらしいですな。最近見かけたコブハクチョウはおとなしかったですが・・・。子連れの夫婦にしても、特に怖がったり警戒したりしませんでしたよ。お母さんは水の中に首を突っ込んで、盛んに水草を食べています。特に何かをおねだりする様子もありません。 すこぶる自然体。雛を連れていると荒っぽくなるといわれます。地元のヨーロッパでは、狼や鷲などとも遣り合うとか。 すごいですね。翼の一撃は凄まじい威力ということです。このお父さんは落ち着きはらっています。単独行動の下の写真の子にしても、近くまで寄っったところで平気な顔をしていました。水底の水草を食べたり、毛繕いをしたり、いたってマイペース。しかし一旦、他の鳥達と縄張り争いになった時に、退くことはあまり考えられません。ところで、コブハクチョウと縄張り争いになりそうな鳥は、何が考えられますかこちらが子育てをする今の季節、水辺は比較的すいています。カモやらガンやらの渡り鳥は、北に帰ってしまっています。 どうなんでしょうカルガモやサギの仲間はぶつかりますかね でも体の大きさは、全く違います。さてさて、千葉県北部から茨城県にかけて、かなり多くのコブハクチョウの生息が確認されているようです。牛久沼では、皇居のお堀から譲られた話もあります。何でも霞ヶ浦には、北海道はウトロ湖から、越冬のために渡ってくる個体も確認されたそうです。環境省のデータベースによると、特に、千葉、茨城、福島で、多くの個体が確認されているようです。多いといいましてもそれほどではありませんが、棲息地とともに、次第に増えてきているとのこと。コブハクチョウは、あまり移動を好まないようですが、短・中距離(中距離ってどれくらい、自問自答)ぐらいなら、飛翔して移動することが可能です。大陸では繁殖のために渡りをするコブハクチョウもいるとか。またコブハクチョウは縄張り意識が強いとも言われます。この地で繁殖した雛たちも、独り立ちすると他の湖沼や河川に移動して、自分の縄張りを持つようになるのでしょう。いろいろ調べた結果、コブハクチョウは外来生物ではありますが、今のところ、特に目立った環境問題は引き起こしていないようです。縄張り意識が強く、群れをなして何かをすることがない、ということが幸いしているのかもしれません。国立環境研究所の侵入生物リストによりますと、オオヒシクイと棲息場所が競合する可能性ありとされています。日本野鳥の会の website よりオオヒシクイはガンの仲間です。カムチャッカ半島から冬にやってくる渡り鳥ですが、こちらは何と国の天然記念物に指定されています。コブハクチョウと同じく、マコモ等の水草を主食にしていますので、競合が心配になるのでしょうかただ、オオヒシクイの越冬地は、関東では霞ヶ浦南岸の極一部に限られています。コブハクチョウと競合する可能性は、関東に限っていえば、非常に低いのではないかと思われますが・・・。オオヒシクイはガンの仲間では最大の体躯です。 翼を広げると最大1.6mほど。しかし、コブハクチョウとはてんで勝負になりません。こちらは軽く2m越え。本当に争うことがあるのでしょうか。オオヒシクイは臆病で穏健な性格の鳥と聞いていますし。ただ、どちらも相当な大食いのようですから、食料が枯渇してくると、争いになるかもしれませんね。ハクチョウの越冬地の話を書くつもりでしたが、結局、コブハクチョウの話に脱線してしまいました。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.07.20
6月8日(木)昨日、関東も梅雨入りが発表されました。今日は雨が降ったり止んだりの1日のようです。曇りがちな日が増えてきますから、段々と憂鬱な季節へと変わりつつあります。一昨日には九州が梅雨入りしたと発表されました。お日柄的にはそんな感じですね。この日記の最初の日付が3月3日(金)です。毎日夢中で書いてきましたが、早くも4か月目に入っていました。何事も3時間、3日、3週間、3か月、3年と、3という数字は節目として意識されます。まぁ、自分でも、毎日時間を作って何とか続いたなぁという印象です。日記のタイトルは アウトドア親爺の”徒然日記” です。徒然とはいっても、決してやることがなく、暇で退屈していたわけではないのですよ。むしろやる事満載で、日記を書く時間を作るのにきゅうきゅうしています。書き始めた当時の心境としては、ことアウトドアに関しては、なかなか取り組む環境が整わず、やれなくて暇にしていたということ。そのような意味で、アウトドアの”徒然日記” としました。その時々で心に浮かぶ、とりとめのないことを書き綴ってきましたが、ふり返ってみますと、この点は全くもってその通りです。アウトドアをネタにいっぱい書こうと思っていましたが、今は固執していません。自分にとっては備忘録のような役割も期待していました。毎日の出来事や心に浮かんだことは、泡沫(うたかた)のように、まさに消えては浮かび、浮かんでは消えの繰り返しですから・・・。こちらは方丈記の書き出しですね。日記は、ちょっと憶えておきたいことを記録しておくには便利なツールです。本家本元の ”徒然草” の第150段には、以下のような記述があります。能をつかんとする人、「よくせざらむほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得てさし出でたらむこそ、いと心にくからめ」と常にいふめれど、かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。いまだ堅固かたほなるより、上手の中に交りて、そしり笑はるゝにも恥ぢず、つれなくて過ぎてたしなむ人、天性その骨なけれども、道になづまず、みだりにせずして年を送れば、堪能の嗜(たしな)まざるよりは、終に上手の位にいたり、徳たけ人に許されて、ならびなき名を得ることなり。天下のものの上手といへども、はじめは不堪(ふかん)の聞こえもあり、無下の瑕瑾(かきん)もありき。けれども、その人、道の掟正しく、これを重くして放埒(ほうらつ)せざれば、世の博士にて万人の師となること、諸道かはるべからず。簡単に現代語訳をしてみますと、芸事を身に着けようとする人の多くが、未熟な姿は見られたくない。隠れて練習し、ある程度上達してから披露したい、と言うものだが、そのような姿勢では一芸も身に着かないものである。未熟ながらも達者な人たちに混じり、ダメ出しされて笑われても、恥ずかしがらず淡々と練習を続ける人は、特別な才能がなくても上達できるものだ。そのような人は、才能があっても努力を怠る人を遥かに超えて達人になる。 人としても成長し、周囲から並び立つ者はないと尊敬を得られるようになる。「天下第一」と賞されている人でも、最初は初心者であり上手くいかなかったものだ。それでもその人が正しい道を重んじ、踏み誤ることなく続けてきたので、その道の達人として万人の先生となることができたのだ。 これはどの世界でも同じである。かなり適当に意訳してしまったかもしれませんが・・・。何事も、やらなければ始まらないし、真剣に続けなければ意味がない。ヘタレぶりを取り繕い、格好をつけていては成長が無いと、教えてくれています。なかなかそのような心境にはなれませんが、少しでも近づきたいものです。もちろん、何かその道の達人を目指しているわけではないのですが・・・。さて、3か月ほど書き続けてみて、自分自身の変化なり日記を書く効用というものを、幾つか見いだせましたよ①時間の無駄使いが減った。②関心が無かったことに興味を持つようになった。③調べ物に要する時間が短くなった。④文章を書くスピードが少しだけ速くなった。⑤写真をよく撮るようになった。⑥奥様を始め家族にとって、親爺の思考回路が理解しやすくなった。 などでしょうか。平日の場合、日記の構成と下書きは、帰宅時の電車の中と早朝出勤前にすませます。同時に写真のアップロードなどもしておきます。朝の通勤時間に、だいたいの見直しと校正をしておいて、帰りの通勤時間に最後の確認を行い、公開というパターンが多いですね。シリーズものになると、2~3日分をまとめて同時進行というパターンもあります。自宅ではパソコン、通勤時間はスマホが武器になります。そういうわけで、中途半端で終わってしまい、続きはまた明日ということも、ままあります。 悪しからず。とにかく隙間の時間を繋ぎ合わせて、1日分の日記に仕立てています。今後も出来る限り続けていこうと思います。先日は朝の通勤列車で隣に座られていたご婦人も、スマホで日記を書いていらっしゃいました。結構、日記を書いている方は多いのかもしれません。写真が無いのもさみしいわけで、ヤマボウシのお花の近況を載せておきます。総苞片がちらりほらりと散り始めました。真ん中の粒々は、実の姿になり始めています。遠目では分かりませんが、かなりくたびれてきました。にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.06.08
3月27日今朝はかなり強い雨が降っています。 早く止まないかな。3月24日に、人類と鉄の最初の遭遇の話で、酸化還元のことを書きました。酸化鉄を一酸化炭素で還元して、鉄隗を取り出す話。今日はその酸化還元のお話。末っ子は4月から高校3年生になります。普通科ではなく、理数科に通っていて、理数系の勉強ばかりしています。国語は悲惨ですが・・・最近買ってあげた参考書2冊。 難しそう。物理のエッセンス(力学・波動)4訂版 [ 浜島清利 ]価格:907円(税込、送料無料) (2017/3/27時点)物理のエッセンス(熱・電磁気・原子)4訂版 [ 浜島清利 ]価格:907円(税込、送料無料) (2017/3/27時点)大学も国立の理工系の学部に進学したいと言っております。いいぞ、頑張れ、その調子その末っ子ですが、以前から勉強したことや種々の雑談を親爺に話しかけてきます。それも突然 少しは心の準備をさせろよ高校1年ぐらいまでは、昔勉強したことを瞬時に思い出しながら、適当に対応してきました。しかし、最近話すことがだんだん高度になってきて。なんだか面倒くさい英語の単語も沢山覚えてくるし・・・現役高校生卒業後、何十年の親爺には対応が難しくなってきたのも事実。で、酸化還元の話ですが、昨日このような会話がありました。末っ子「ねぇ、お父さん。酸化還元って覚えることが多くて大変だね。」親爺(おっ。俺のブログ読んだのかな)「酸化還元は、酸素をくっつけたり、引き剥がすことだろ。簡単じゃん。」末っ子「違うよ。」親爺(ちょっと焦って。汗汗たらたら。)「何が違うんだよ」末っ子「そんな単純な話じゃなくて、電子の遣り取りの話でしょ。」親爺(何だって。話についていけないぞ。嵌められたか 何とかしなきゃ。)「そりゃ、俺の高校時代には習ってないぞ。難しすぎるだろ。」末っ子(やった。生まれて17年。初めて父親を完璧に論破できた。)「この話、18〇〇年(後半だったが親爺は覚えていない)には解っていたことだよ。」親爺「う~ん。」ざっくり言うとこのような会話が交わされたのです。これから、こんなシーンがどんどん増えるのでしょうかね。上の2人の子供とはあまりこのような話をしないのですが・・・冷静に考えれば、電子の遣り取りは、化学反応において常に起きていることで、これ、有機化学も無機化学も関係ない。 それは理解しています。イオン化とか塩基の話でフックしていました。酸化・還元という言葉に拘り過ぎたか。 直ぐには結び付けられなかった 整理するとこのような図になりますかね。親爺が言っていたことは、狭い意味での酸化還元のこと。中学レベルと末っ子に指摘されそうであるが・・・。末っ子の言っていたことは、広い意味での酸化還元のようですね。この定義だと酸素は必ずしも関係ない。そうか、酸化・還元は電子の遣り取りで説明しているんだ。人間一生、日々これ勉強です。 新たなことの学習も、復習もあります。子供の成長は大変嬉しいのですが、内心ちょっと悔しいかな。もう歳だから、「老いては子に従え」の心境にならなくてはいけないのですが。これ、先日末っ子にねだられた参考書。 最近参考書をちょくちょく買ってます。本人曰く、ちゃんと勉強しているらしい。 良し、頑張れ。 親爺の老後は安泰だ化学頻出!スタンダード問題230選 [ 西村能一 ]価格:1296円(税込、送料無料) (2017/3/27時点)にほんブログ村アウトドアなんでもOKなんでもアウトドアトラックバック!アウトドア・薪ストーブ・キャンプ・釣り
2017.03.27
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