AYSA'S DAYS

おばあちゃん


のだけど、今 私が年の割りに言う事や知ってる事が古臭いって言われる
ルーツはまさしく彼女と一緒に過ごした日々にあると思う。

色々な事を教えてくれた・・・
喧嘩もいっぱいしたなぁ。いつも両親と一緒に寝てたのだけど、
夜中にトイレに起きる度に、その後は彼女の布団に潜り込んでいた。
朝5時に起きていつも公園まで一緒にお散歩に行ったなぁ。
おばあちゃんは、いつでも何処へ行くのも私を連れてってくれた。いっぱい
いた孫の中でもとりわけ、私を可愛がってくれました。

今、数年前から患っている病気の為、入退院を繰り返しているおばあちゃん。
今、彼女の意識は少しずつ遠のき始め、子供へと帰っていってる。
もう、半分 夢の中だね。

父との確執の為、全然実家にも帰っていなかったし、ここ4年位彼女にも会って
いなかった。
ある日、Eちゃんからおばあちゃんが入院したとの連絡を受けて、私 やっと
思ったの。今までいつか、いつか・・・と後回しにしてきた数々の事・・・
おばあちゃんに会いに行くって事もまさにそうだった。
いつか いつかで ついつい目先の忙しさにかまけ、ずっと後回しにしていた。
でも、今、もし彼女を失ってしまったら・・・私はきっと そんな自分が許せない
だろうって思ったんだ。 
それからかな、公言実行。思った事はすぐに取り組む。明日を言い訳にしない。
だって・・・その「明日」が確実に訪れるかなんて、神様にしかわからないから・・・

ちょっと、刹那的だけど、後悔したくないんだ。
後悔して学んだ事も沢山あったけど・・・今は自分に出来る事の範囲で、
精一杯に取り組んでいこうと思う。

お見舞いをして帰った私の姿を見送った後、おばあちゃんがEちゃんにこう
言ったそうだ。
「AYSAちゃん、苦労したんだねぇ・・・顔が娘っ子じゃなくなっちゃたもんねぇ」

半分は夢の中だけど・・・でも ちゃんと私の事を見つめてくれたんだね。

もう、おばあちゃんの知ってる幼い時のAYSAちゃんではないけれど。
これから いっぱい いっぱい 又 一緒に時を過ごそうね。
おばあちゃんの大好きな真っ赤なお洋服を今度、誕生日プレゼントに贈るから
楽しみにしていてね。

そして、これだけは覚えていてね。
AYSAは おばあちゃんの事が 大 大 大 大 大好きです。
今までも・・・そして、これからも ず~っと・・・

お医者さんの話だと今、彼女の癌細胞は少しずつ拡大していって、いつ爆発しても
おかしくないそう。順調にいっても後2年の寿命だそうだ・・・。
過ぎ行く彼女の人生に今の私達が出来る事・・・・
毎日が愛おしく、宝物の様に過ごしていけたら いいな・・・・


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: