蒼い森の備忘録

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カテゴリ: 映画・日本

鉄塔武蔵野線(DVD) ◆20%OFF!



見晴(みはる・伊藤淳史) 見晴 は二つ年下の親友 アキラ(内山眞人) と一緒に 〈鉄塔調査隊〉 を結成し、パワーの源・1号鉄塔を目指して冒険の旅に出ることに決めた。夏の照りつける太陽の下、二人は自転車に乗って、つぶれた王冠を鉄塔の真下に埋めながら、一基ずつ鉄塔を踏破していく。かけがえのないワクワクドキドキの冒険は続いたが、やがて二人の行く手を阻む出来事が次々と起こり始める。そしてその頃、鉄塔パトロールも 見晴 の追跡を開始していた…。
(DVDパッケージ内容紹介より)


伊藤淳史 内山眞人 が子役時代の映画です。
どちらもものすご~く、カワイイ!

「ミッちゃん」「アキラ」 と呼び合い、炎天下の畑を二人で一生懸命自転車こいだり、死んだクワガタを生き返らせようと、死骸の入った缶を電線に向かって投げたり。
瓦礫の山を乗り越え、川を渡り、大人たちに追いかけられ逃げるのも一緒。
でも、暗くなって アキラ が「帰ろう」と言っても 見晴 は野宿してでも、一人ででも「行く」と言う。入間川のほとりで別れる二人。


見晴 の心の中には、 お父さん(菅原大吉) との思い出があるんですね。今は お母さん(麻生祐未) と不仲で、離れて暮らすことが決まっていても、あんまり話すことがなくても、何考えてるのかよくわからないような お父さん でも。


「鉄塔ってさ、ずっと遠いところから電気が流れてくるんだよ。そこでさ、神様がみんな集まって、どの馬が一等賞になるか決めてるんだ」
幼い日に お父さん に連れられて鉄塔の下でよく遊んでいた 見晴 。今聞くと、 お父さん はただの競馬好きのしょうもない人なんだろうけど、 見晴 はわくわくしながらその話を聞いたり、鉄塔に耳を当て電気の流れる音を聞いたりしていました。
一年後 お父さん アキラ も引っ越してしまっていた。
見晴 は、お葬式に出る代わりに、前の年無理やり終わらせられた鉄塔踏破を、前の年の続きの4号鉄塔から再開させます。
そして、昔と同じように鉄塔に耳を当てる。

ついに1号鉄塔のある変電所にたどりつく。でも、中に入れない。
お父さん
そこで変電所で働く人たちの話を偶然聞き、そのトラックの大きな籠の中に隠れる 見晴 見晴 は首尾よく変電所の中に入り込み、1号鉄塔の下にビールの王冠を埋められるのか?それは解らない。



私は男の子じゃないし、この映画みたいに自然いっぱいのところでもなかったので、ここまでの大冒険はありませんが、それでもいくつかドキドキする思い出があります。
昔は町内に側溝みたいな川が流れてて、廃屋になった駄菓子屋さんに入り込み、その床板をめくると、水が見えました。ちっちゃい川なんだけど、どこまでも深くどこまでも続いてるような気がして怖かった。
神社の遊具に穴があって、そこには猫の死骸がある、とか、こわいおじさんが住んでる、とか言われてて、その穴の中に入ってみたり…。

子供の頃の一日ってすごく長くて、何でもできたような気がします。今と同じ24時間なのにね。
照りつける太陽。汗みどろになってもぜんぜん気にせず走り回っていた。むせ返るような草の匂い。子供だけの秘密。
懐かしくって、切なくって、鼻の奥がツーンとなる感じでした。

伊藤淳史 くん、 内山眞人 くん、二人とも名演技でした。



『鉄塔 武蔵野線』1997年(日本)
監督・脚本:長尾直樹
原作:銀林みのる
出演:伊藤淳史、内山眞人、菅原大吉、麻生祐未、他

文化庁優秀映画作品賞受賞





『鉄塔 武蔵野線』銀林みのる (ぎんばやしみのる)
1994年第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞
発行:1994年
発行所:新潮社
価格:\1478(税込)

 文庫本 新潮文庫(税込\500)





鉄塔武蔵野線
     ソフトバンク文庫(税込\871)
      ※10年振りに復刊されました。500枚以上の鉄塔写真掲載。




※07/09/27 追記

「鉄塔調査隊」  小説・映画「鉄塔 武蔵野線」のファンサイトです。作品に対する愛情があふれています。原作者、監督などのインタビューも読めます。興味のある方はぜひどうぞ!
モイスチャー ベルさん ご紹介ありがとうございました。





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Last updated  2007.12.17 04:43:39
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