超!俺流

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2007年01月17日
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球場からの帰り道、先程までの『興奮』とは打って変わって静かなものだった。朝からの疲れが、ここにきて3人を襲う。まったく知らない道をまったく知らない土地へと向かい車はただ走るだけだった。ウトウトとし始めた僕…『よっしゃ~。着いたぞ~。』と進のおっちゃんが言う。そこには見慣れない家。そうか、今日からはこの場所での生活が始まるんだ。再び不安に包まれそうになるが、『ホームラン』が僕を守る。家の中、大分と片づいたが、まだ荷物は散乱している。後片付けも程々に、母さんと親戚の叔母さん達が、晩御飯の支度をしている。恐る恐る2階への階段を登る僕。未知なる世界だ。階段を登ってすぐ右の部屋では長女の『ヒロ』が、念願の『自分の部屋』を鼻歌交じりでひたすらに満喫している。思えばヒロは高校生。僕の持つ不安の一つをヒロは持っていない。『友達のいない学校』。まぁいい…。左の部屋が次女の『ムー』の部屋。生真面目なムーは誰よりも片付けが早い。軽くも~すでにその部屋に馴染んでいるみたいだった。正面の通路を渡ると父さんと母さんの部屋…ん??ちょっと待てよ。今僕の目に飛び込んだのは確か僕の荷物…間違いない。こ
の通路に置かれているのは紛れもなく僕の荷物だ。部屋数の足りない中、両親の優しさがそうさせたのだろう。今日からこの通路が『僕の部屋』…じゃなく『僕の通路』だ。でも嬉しかった。本当さ。『プライベート』と言う言葉を覚えたのも、丁度この頃だった様に思う。当時、団地に住んでいた同年代の親戚達は、僕のその通路を羨ましいそうだったからね。勉強机・おもちゃ・漫画、僕の荷物はその場に置かれているだけで、すでに片づいていた。終了。その奥の部屋では父さんがタバコを吹かす。『ご飯やで~。』1階から母さんの声。たわいもない事だがテンションが上がる。恐る恐るの『登り』とはウラハラにスピードの上がる『下り』。1階には婆ちゃん姿。晩飯を食べてから、ゆっくり1階でいようと思った僕は、足元の荷物に気づかずに足の小指を強打した。のた打ち回る僕を見て、初めて白い我が家が笑いに包まれたんだ。

続く☆





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Last updated  2007年01月17日 17時05分42秒
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