超!俺流

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2008年01月25日
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河内長野での生活にも慣れ始め、タカラダ君を筆頭にたくさんの友達が出来た。そんな生活の中、引っ越す前の街との接点が僕にはあったんだ。少年野球団『晴美台グレートタイガース』。小学4年生の頃から習い始めたんだ。毎週土・日は前の小学校の運動場へ練習に通う。仲の良かった友達はほとんどそのチームに入っていたので、週末になると引っ越した事が錯覚の様にさえ思う事もあったんだ。この河内長野と晴美台を行き来する中で、僕には忘れる事の出来ない出来事がある。生まれて初めて『失恋』と言うものを感じ出来事だ。バレンタインデー間近の週末の事だ。練習終了後、友達達と話していると、僕が大好きだった『ヒロミちゃん』が友達と2人でやって来る。引っ越す前には一切話した事もなかったヒロミちゃん。本当に無口な女の子でね。ヒロミちゃんが国語の時間に本読みさせられる時だけが、唯一ヒロミちゃんの声が聞ける時。ドキドキしてた事を覚えてる。僕は小学校に入学した時から引っ越すまでずっとヒロミちゃんの事が好きだった。引っ越す時もそんな気持ちを告げる事なくね。そんなヒロミちゃんが友達に導かれやってきたんだ。手には何かを持ってい
る。するとヒロミちゃんが僕の元へ来て『これ、食べて。』初めてヒロミちゃんが僕に話し掛けてきた。それだけでも嬉しかったのに、オマケに僕の事が好きだったなんて、も~僕は天にも昇る思いだったさ。『おぅ。』なんてさ、ぶっきらぼうな態度は全くの嘘。もっと話したかったし、『俺も好きやで。』って言いたかったけど、所詮小学5年生だもの。そこまでの勇気を振り絞る程の腕力すらなかったさ。『じゃあね。』って言い去ってくヒロミちゃん。チラチラと見る僕。勿論、そんなセンチメンタルな僕の気持ちなど知らない周りのチームメイトは僕を冷やかし始める。照れる僕のとった行動は最悪なもので、『俺いらんからお前等食えや。』内心、食べる事なく部屋に飾っておきたいくらいの気持ちだったのに…『恥ずかしい』って感情がブッチギリで胸の中では1位。当時から馬鹿だったな。まぁまぁまぁ、形なくしてもヒロミちゃんが僕を想ってくれている気持ちは間違いなく、それだけで充分『甘い気持ち』になれたのは言うまでもない。それから一週間後の野球。練習終了後、先週ヒロミちゃんと一緒に来てた友達だけが来る。まっしぐらに僕の元へ。ヒロミちゃんでは
ないし、テンションも上がらない僕。信じられない言葉を聞く。『西峰、最低やな。私等あの後見ててん。ヒロミ泣いてたで。』………ガ~ン…目の前は真っ暗。最悪。言い訳すら出来ない僕の横からはトンチンカンな援護射撃が飛ぶ。『アホかっ!西ップ(僕)はあんな奴嫌いなんじゃ!』……いやいや、大好きですから…。そんな胸の内を言える訳もない僕。なんとも言えない気持ち。生まれて初めての失恋によく似た気持ち。悲しい気持ちの中、少しだけ『大人の匂い』ってやつを嗅いだ様な気がしたんだ。





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Last updated  2008年01月25日 20時37分37秒
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