超!俺流

超!俺流

2022年06月24日
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誰の地元にも「最強の男」って存在がいると思う。

俺の街にもいる。

「かじかつし」

周りからは「先輩」って呼ばれてる。
誰もが認める最強の男だ。間違いない。

先輩との出会いは習ってた空手の教室だった。小学5年の時に先輩は中学1年で、ホンマに道場ではめちゃくちゃ面白くて優しくてもちろん強くて。小学生ながらに先輩に憧れていた。その時はまだ先輩が最強だと言う事など知りもしない。

俺が中学生になり、先輩は中学3年にいる。
たまに学校の廊下とかですれ違って「お〜.マサやんけ。頑張ってるか〜。」みたいな、ホンマに気さくで優しいままだった。もちろん先輩はヤンキーでもなかったし、普通に制服は標準で、全くもって普通の生徒にしか見えなかった。

ある日、同級生で3年に兄貴がおる奴と話してる時にその事を知る。



マジか。

もちろん空手ではめちゃくちゃ強かった。空手の大会で俺がボコスカにやられた相手を先輩は中段蹴り一発で終わらせたり、試合でやり過ぎて試合会場で正座で反省させられたり。そんなイメージはあったが、ツレから聞く様なイメージはなかったのが正直なところだった。

先輩は自ら喧嘩をふっかける様な男ではなかったが、やっぱりそれ程の男になれば周りのアホな奴等が喧嘩を売りに来る。そんな全てを返り討ちにして行く中で、勝手に最強の男って存在になってしまう。なんともカッコ良過ぎるストーリーだ。

何よりも先輩は男としての魅力が半端なくあった。周りの誰もがそこに惚れてたし、先輩の周りにはいつも大勢の人間がおって、笑いが絶えなかった。歳とか関係なしに、ホンマに全ての奴等の「先輩」だ。

この歳になっても先輩とは付き合いがある。先輩はバーを経営してて、そこでLIVEをやらせてもらってる。関係性は小学生の時に一緒に空手をやっていた時から何も変わらない。

思えば地元で唯一俺がまともな敬語を使って話す相手かも知れない。

最強の男ってのは最高の男でなくてはならない。





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Last updated  2022年06月24日 08時14分47秒
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