超!俺流

超!俺流

2022年11月17日
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ガキの頃、「キューピットさん」とか「コックリさん」みたいな占いと言うのか何と言うのか、不思議な遊びが流行っていた時があった。

その中でも「コックリさん」。

確か50音順を書いて、「はい」と「いいえ」みたいなんを書いたりした紙の上に10円玉を置く。その10円玉に2人の人差し指を置きながら10円玉にコックリさんを宿す呪文みたいなんを唱える。「コックリさん、来てくれましたか?」と言うと、10円玉が動き出し「はい」の所まで行く…みたいな。今やから言うけども、俺動かしてたよね。「ヤバい!ヤバい!」とか言いながら動かしてる俺が1番ヤバい奴やったよね。

しかしまぁこんな遊びがおろしろくて、よく友達等とやってた事を覚えてる。

こんな「コックリさん」にまつわる話がある。

ある日親戚のオバハンから電話がある。
娘がコックリさんに取り憑かれておかしくなったと。

いやいや、オババンの方がおかしくなったんちゃうんかい?とか思ったが、電話に対応していた親父が言うにはただ事ではなさそうな雰囲気だと言う。いや、マジか?と思いつつも電車で2駅程の所に住んでるし親父と2人で様子を見に行く事になる。

家に着くなり俺と同じ歳のアキヨシが出てくる。

アキヨシが「オッチャン、なかなかヤバいわ。」

恐る恐るアキヨシの妹と部屋へ行く。

部屋を開けるとアキヨシの妹は布団にうつ伏せになりながら紙の上にある10円玉を指で動かしながら「コックリさん…コックリさん…」って言うてる。その目は正気を失っている。その横では親戚のオバハンが手を合わせながらお経みたいなんを唱えてる。何や?この状況?と思いながら少し恐怖を感じた俺は何も出来ないし何も言えない。

すると親父が10円玉からその手を離し、無理矢理に立たせるなり「しっかりせんかいっ!」と言いながらほっぺたを2.3発張り飛ばす。それから親戚のオバハンの頭を1発叩き「何しとんじゃい!」と大声で怒鳴る。すると、さっきまでブッ飛んでいたアキヨシの妹が我に帰った様で「オッチャン?どうしたん?」と言う。

いやいや、嘘やろと。
こんな事あんのかいと。

いよいよ親父はコックリさんまでも追い払うんかい。

親戚のオバハンは泣いて喜んでるし、なんか知らんけど親父もドヤ顔やし。そのまま晩飯食べて行きみたいな話になり、みんなで何もなかったかの様にオバハンがスーパーで買って来た冷たいコロッケを食べたのを鮮明に覚えてる。

その後、アキヨシとこっそりタバコを吸いながら

俺「結局なんやったん?」
アキヨシ「分からん…。」



ここで書いている事は全てフィクションだ。





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Last updated  2022年11月17日 09時07分50秒
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