経験価値マーケティング

経験価値

経験価値マーケティング―消費者が「何か」を感じるプラスαの魅力
バーンド・H・シュミット著



感想:
機能的特性(Functional Feature)と便益(Benefit)に焦点をあてた伝統的なF&Bマーケティングから、人々の感覚や感情、精神に訴えかける経験価値に焦点をあてたマーケティングへの移行について論じた本。
SENSE、FEEL、THINK、ACT、RELATEからなる戦略的経験価値モジュール(SEM)を、コミュニケーション、アイデンティティ、製品、人間などの経験価値プロバイダー(ExPro)を用いて展開していく、著者の主張する経験価値マーケティングは確かに、製品そのものの機能的特性や便益では、差別化が困難になったこの時代にフィットしたマーケティングだといえ、とても共感できる。
ただ、惜しむらくは、著者が例としてあげるExProが広告に偏ってしまっている点だ。確かに広告という例は本で説明するには非常にわかりやすいのだろうが、実際に経験価値を伝えるには、むしろ、人間、環境(ショップ)、WebサイトなどのExProのほうがより適しているのではないかと思える。
いずれにせよ、伝統的なF&Bマーケティングから経験価値マーケティングへという著者の主張は一読する価値ありだ。



点数:
おすすめ度   ★★★☆☆
わかりやすさ  ★★★★☆
役立ち度    ★★★☆☆



購入はこちらで



この書評へのご感想、ご質問は バンビの掲示板 まで


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: