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親友と二人であの麗しき女学校時代の思い出を語るうちに、次第に引き込まれていく怪しい世界。夢と現実の狭間で「わたくし」を恐怖に陥れる幾つもの恐ろしい罠―。親友だったはずの月絵が語る驚愕の告白を前についに「わたくし」は…。美しくも残酷なゴシック・ロマン。
女學校
岩井ワールド全開。
結構好きです、こういう湿気たっぷりな怖い話。
敢えてホラーというより怖い話。
結局すべての幻想は幻想でしかなかったのか
本当の2人は救いようの無い売られた少女たちで
“わたくし”の方が幻想なのか
分からないまま話が終わってしまいますので
そのあたり不気味なままです。
薄い本なのですぐ読んでしまえますが
自分のアイデンティティーが揺らぐ不安定さや
恐ろしさ、十分怪談です。
暑い日の昼下がりに読むにはうってつけ。
確かなものと信じていたものが
この間の“ロシア紅茶の謎”エラリー・クィーンから
クィーンの “春にして君を離れ”
を連想しました。
コチラはホラーでも怪談でもないですが
名作です。
ある意味一番恐ろしい話かも。
「自由戀愛」という作品も”大正モノ”らしいので今度読んで見ます。
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