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どこにでもいる普通の人々、あたりまえの日常生活が私の周りで少しずつズレていく。してもいないミスをあげつらう“いい人”と評判の同僚。自分はアイドルの恋人だと言い張る子持ちの友人。顔も思い出せないのに恋人だと手紙を送ってくる男。狂ってしまったのは私なのか。それとも周りの人々なのか。現実と虚構の狭間から滲み出す狂気を描いたサイコ・ホラー。
壊れゆくひと
価格:420円(税込、送料別)
島村洋子、名前は知っているけれど本を読んだ記憶が無い。
読んだのかもしれないけれどなんだか小池真理子とか山本文緒とかと混同している可能性もあり。
Wikiってみたところ、コバルト文庫あたりからエッセイリストになったらしいですが・・。
やっぱりあまり記憶に無い。
と、先入観を持たずに読んだのが良かったか
結構面白かった
ですコレ。
勤め先の地味だけどキャラクター文具しか使わない、
職場で自分の知らないことがあることは許せない先輩、とか
アイドルがコンサートで目で語りかけてくる、私は彼の恋人だと言い張る主婦の友人、とか
姉の結婚式で会っただけでまるで付き合っているかのように吹聴するオトコ、とか
小説とはいえ、よくもまぁ主人公の周囲にこんなにも沢山の
『壊れた』人たちがいるものだ、と思って読み進めていたら
なんと主人公が壊れていたっていうオチで。
いやビックリ。
そうきたか。
じゃぁ、今まで”壊れていた”と思っていた友人のアイドルの恋人は本当だったのか?とか
ずっと恋人だと思っていた男は実際はなんだったんだろう?とか
どんでん返しは良かったけれど結局すっきりとしない部分は残されてしまっていて。
そこがちょいと読後気分が良くはありませんでしたがなかなか良く出来た小説だと思いまつ。
サイコ・ホラーっていうほどでは無かったですけどね。
薄いしあっという間に読めます。
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