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「熊」とあだ名される、いかつい容貌と体格の巡査。見かけによらず心優しく気弱な彼が、気の強い女房の目を盗んで、つかの間、抱いた夢の顛末とは―(「巡行線路」)。小学校教員、新聞記者、地方小劇団の座長、看守。偏狭な社会でちっぽけな権力をふりまわす木っ端役人、目立たないくせにどこか鬱陶しい地味女、誠実に見えて肝心なところで無神経な好青年…。思惑と欲望がうずまく小市民たちの葛藤を、滑稽と恐怖のなかに浮き彫りにした、名手による傑作短篇集。
【中古】 合意情死 (角川ホラー文庫)
小市民が主人公の醜い心の短編集
ってところでしょうか。
ホラーではないと思います。
まぁどれもこれも小心で嫌らしい人間満載ですがワタシ的一等賞は『自動幻画』の
登場人物たちですね。
立場を利用してやりたい放題の小劇団主宰者と、ブサイクなのに
なぜか美人とあがめられて良い気になっている女優。
どっちもどっち。
最後に主宰者を踏み台にして出世するもう一人の女優のほうが
むしろ爽やか。
ちっぽけな世界でテングになっていても傍目には滑稽にしか見えない
ってことですねー。
またひとつの世界に幻滅しても外には色んな世界があるって言うことでもあるのかな。
しかし『合意情死』。
すごい字面
ですねぇ。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
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