ばみの乱読日記　と猫雑貨。

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紹介文
失踪したA＊女優・一色リナの捜索依頼を私立探偵・村野ミロに持ち込んだのは、フェミニズム系の出版社を経営する渡辺房江。ミロの父善三と親しい多和田弁護士を通じてだった。やがて明らかにされていくリナの暗い過去。都会の闇にうごめく欲望と野望を乾いた感性で描く、女流ハードボイルドの長篇力作。



　【中古】文庫 天使に見捨てられた夜【画】

女性探偵・ミロシリーズ第2弾。だそうです。
第1弾の『顔に降りかかる雨』も読んだ記憶がうっすらあるんですけれど・・。
思い出せない。

ま、それでも特に本筋を読むのに差し支えなかったのでそのまま読みました。

とりあえずストーリーの感想の前に。
この 表紙 、ちょっと大量生産のハードボイルドみたいぢゃないですか？
すごく表紙で損をしている気がするなぁ。

メインはフェミニスト運動家から依頼された失踪したA○嬢の捜索、なのですがこのフェミニストの捜索動機がちょっと弱いとおもうんだなぁ。この女優が直接被害を受けたって運動家に訴えたならともかく、被害があったかどうかもはっきりしない中私費を投じて探偵雇って捜索するなんて。

この裏社会の怪しさはなんとなく雰囲気でてましたけど、そもそもの動機がスッキリしないんで女優捜索もなんだかだらだら感じて途中ちょっと 飽きちゃった 。
ミロさんもさー、イマイチプロ意識に欠ける行動するし。
いやー、そんなに魅力的だったのぅ？
でもガマンしようよ 仕事なんだから さ。

解説によると完璧じゃないヒロイン、そこがこの作品の魅力、らしいんだけど完璧じゃなくてもいいけどちょっと浅はか過ぎないかなぁ。
といいつつゲイじゃなくてホモの隣人との微妙な関係はちょっと気になるところ。
第３弾も出てるのかな？



そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました（照）
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