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江戸、四代将軍家綱の御代。ある「プロジェクト」が立ちあがった。即ち、日本独自の太陰暦を作り上げること--日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描く傑作時代小説!!
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昨日ケアンズで日蝕が観測されたみたいですね。
で、本当にたまたまなのですがこの何日かこの本んを読んでました。
そっか、400年前にも日蝕はあったんだよねー。当たり前だけど、人類誕生の前から日蝕も月蝕も粛々とおこっていたんだよね。
ってか江戸時代ってたったの400年前。いやいやiPhone どころか電卓もない時代に惑星が楕円に運動していることを突き止め新しい暦をつくるたぁたいしたもんだ。
しかしこの時代、「算学」なるものは娯楽でもあったのですねー。
やっと世の中が落ち着いてとりあえず生きていけるようになったら人間の知的好奇心が開花していったのでしょうか。
飽食していては食べ物が美味しく感じられないようにあまりに情報が溢れていて学ぶことが義務になってから学問が娯楽ではなくなってしまったのかも。
そうならばこの小説の実在する登場人物達はいい時代に生きたのかもしれません。
ま、こういった才気に溢れた人というのには時代も環境も関係ないのかもしれませんが。
算学だとか江戸時代の実在の大名だとか小難しいテーマなのですがさっくり読めて面白かったです。主人公の春海の芒洋としたようで才気あふれる人柄も魅力的です。
しかしおえんさんって幸せな人だなぁ。実際はどうだったかわからないけれど、少なくともこの小説では。
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