ばみの乱読日記　と猫雑貨。

紹介文
今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。

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【中古】名もなき毒 (文春文庫)／宮部 みゆき ​



ドラマを先に見てしま手いましたので杉村さんが何か話すたびに小泉孝太郎氏の顔が出てくるのですが、本を先に読んでいたらドラマの方とても違和感があったんじゃないかなぁ。

本だけ読んだら杉村さんは背が高くて痩せすぎてなくて優しそうでそしてあまり若々しくない印象。
小泉さんじゃイケメンすぎる んだなぁ。
爽やかすぎるというか。柔らかさに欠けるというか。
いや、ワタシのイメージする杉村氏はおっさんっぽいってんじゃないんですよ？
あらよく見たら結構素敵かも？くらいがちょうどいいと思うのよね。 どうでもいいですね、そうですね…。

それに比べて原田いずみ役の江口のりこさんはもうピッタリ。
イメージ通り。
​​彼女以上ピッタリな女優さんはいない。
理不尽なことに逆恨みするぴりぴりしたところとか。

無差別殺人の真犯人は

おばあちゃん寝たきり、自分は病弱、親は失踪。
家を売ろうにも土地が汚染されててよい値が付かない。
良い値段じゃなかったらおばあちゃん土地売らない。
僕もう死にたい。
青酸カリ購入。
でもおばあちゃん殺せない。
ボクがこんなにつらいのに世の中幸せそうなのは許せない。
バイト先のコンビニに青酸カリ混入したウーロン茶置く。
関係ない老人死亡。

ざっくりこういうことですが、本の中では誰も悪くない的に書いてあるけどワタシ、悪いのはばあちゃんだと思うなぁ。
孫が友達もできなく病弱でしかも貧乏で自分の面倒まで見てるなんて、普通不憫に感じるでしょうよ。
そこから孫を救うには土地売るしかないんだったら売るでしょうよ。
家で死にたいったってそれは孫の犠牲の上になり立つものだよ？

この話に人格障害・いづみ氏が大暴れしたり被害者家族がいろいろ絡んでくるのですがどれもちゃんとまとまり欲収まるところはやっぱり宮部みゆきはすごい。

第3作も読みたいなー。

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