ダナケンサイト
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今回はちょっとしたエッセイです猫アレルギーというのを知っているだろうか読んで字のごとくで、猫に触れたりすると体中に蕁麻疹(ジンマシン)やら赤いポツポツができてアレルギー反応を起こす病気である主に、物理的なアレルギー(猫の毛やそれに付着するホコリやダニ)と精神的なアレルギー(猫が嫌いだとか、不潔なイメージを持っているとか)の二つに分かれる珍しい病気ではないのだが、ここに珍しいアレルギーの持ち主がいる猫が大好きなのに物理的猫アレルギーと精神的猫アレルギーの両方を持つ人が最初に指摘しておくが、猫好きなのに猫アレルギーな人は大半の理由は物理的問題が原因である実は、この文面を入力しているだけで目が赤くなってきているし、背中がかゆい自分の場合は医者もあきれるぐらいの強精神的アレルギー反応だと言われたそれを決定付けたのは、よく病院で行うアレルギー検査だった皮膚に直接何かを塗るようなアレルギー検査があって、何種類か同時に行う事が多いその時は何のアレルギー検査を行うのかには興味が無く、何の検査なのか良く読んでなかった結果、アレルギー検査に一つだけ反応があり、それはホコリだったその時に医者が「ホコリでアレルギー反応が微弱に反応したので、野良猫とか気をつけるように」そのセリフを聴いた瞬間に、その医者の目の前で体中の蕁麻疹(ジンマシン)を発症させたこれが精神的猫アレルギーの典型的症例であるまだ他にもある、これは小学生の頃だが、動物園が大好きだったゾウ、キリン、シマウマ、トラ、ライオン・・・街中では会えない動物に会える貴重な場所ある程度、字が読めるようになった時であるトラ・・「ネコ科の動物」 の文字を読めるようになった時に初めてトラがネコの仲間と知った。動物園にはそれまで親に何度も連れていってもらったがその時に初めて、その字を読み、そしてその場で蕁麻疹(ジンマシン)が発症したそれ以来、子供ができた今でも動物園に行く時は覚悟が必要で子供達に「動物を見ているよりパパを見ているほうが面白い」とまで言われる目は充血し、体中を赤くして、涙をにじませながらトラを見ている俺こっちは全然面白くない、とにかく痒いのだ;;けどトラもライオンも時より見せるネコに似た仕草がとてもかわいい特に前足をなめる仕草を見るとときめく一応言っておくが、「ときめいている」から体が赤くなっているのではない俺はとにかく猫が大好きなのである(もちろん犬も大好きだ、犬のエピソードもちょっと変わっているので次の日記で触れるとする)野良だろうが、飼い猫だろうが隔てなく全部かわいい特に、子猫は群をぶち抜いてこの世の宝と言えよう顔を引っかかれ血が出ても、痛みよりも愛情を感じるそれどころか、どこから血が出ているのか分からないぐらいに他の部分も赤くなり痛いどころか痒いぐらいだ猫が大好きなのにもかかわらず、精神的猫アレルギーになった原因とは・・・これは担当医が皮膚科から精神科に変わったときに聞いた話それは幼少期のトラウマが原因らしい記憶から完全に抹消されていて、自分でも認識できない脳の奥深くで猫を拒否しているらしいあとから、親に聞いた話によると、浦和にいる親戚の家に遊びに行った時一匹の猫がいて、その猫に噛まれたらしい甘噛みではない、肉食獣の本来の噛みちぎりをされたらしい足(すねの部分)からは骨のようなものが見える程えぐられていて、即病院行きだったそうだ当時の俺は韓国から日本に来たばかりで、日本語はいまいちわからない状態何故か今では韓国語を何一つ覚えていないのだが・・・これもトラウマが原因で記憶が封印されているらしい幼少期の俺にこの猫事件以外にいったい何が起きたんだろうか、俺にもわからないなどと話が脱線したが、猫の話に戻ろうあまり人とコミュニケーションのとれない状態だったので、人よりも動物への興味の方が目立って成長したらしい(とその医者が言う)そして本来ならば人に対して行うべき「甘え」や「じゃれる」等の野生行為をその猫にしたらしく猫にしてみれば自分よりも何倍も大きい生物が襲ってきたとしか見えなかったのであろうかその猫も本来の野生の力がその一瞬だけ芽生えた可能性があるそして、猫に噛まれたというか、裏切られたようなショックが大きすぎて記憶を遮断してしまったらしい人間ってそんなに都合よく記憶を遮断できるのだろうか?ショックが大きいとそうなるのかな?忘れたい事など山ほどあるのに、悪い思い出の全てを遮断してほしいがそれではただの現実逃避になってしまうかこれが原因で、猫が好きなのに精神的猫アレルギーな人間ができてしまったとその医者は言う家に帰ったときに体中が赤くなっていると、奥さんに「またネコ触ったんでしょ」とすぐにバレるちなみに奥さんも大の猫好きで、子供も大好きである。つまり一家全員が猫を大好きなのであるしかし、我が家では猫は飼わない。俺的には飼いたいと思っているのだが逆に家族に迷惑をかけそうな気がする意外とショック療法で、十匹ぐらいの猫と一緒に暮らせば治るような気もするがそして、今日も野良猫に野良としてのサバイバル能力を失わせない為にエサを与えないように気をつけながら枝や空き缶で遊んだり、運が良いときは肉球を触らしてくれたりしては全身が赤くなり、幸せを感じているのであった一番下の子がある程度大きくなったら猫と一緒に暮らしてみたいな
2009/07/01
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