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Kan Sano ☆ Stars In Your Eyes聴き出したら止まらない
2019.06.21
震度5強の揺れの後、家人が留守のため一人ぼっちで闇の中。夜がしらじら明けはじめ物体の輪郭が頼りなく網膜に届きはじめたときのありがたさといったらもう。数日後停電が解消されテレビで家族を亡くされた方々のニュースを目にして・・・。家が住める状態ではなく避難所などへ身をよせている人もまだ大勢いらっしゃいます。普段の暮らしを取り戻しまた平穏な日々が訪れますよう!電話やインターネットがつながりづらく(或いはつながらず)失礼した方々ごめんなさい。お見舞いのお電話やメール、嬉しゅうございました。岩手の知人からお電話で「原発が止まってて良かったねぇ」と言われました。私も心底そう思います。泊原発に何かあったら北海道全体が住めない大地となり530万人超の難民が生まれ、日本国にいつ終わるとも知れぬ大混乱と立ち直れないほどのダメージを与えたかもしれません。根拠のない安心で苫東厚真発電所に頼りすぎ危機管理努力を怠っていた北海道電力経営陣が、もし泊原発再稼働なんて最悪で無責任な選択をしたら、知っていても今は黙認してあげている諸々がきっと各所から・・・現場の社員は頑張っているのにね。建設中の大間原発(青森県)はもっと恐ろしい。だって福島第一原子力発電所で制御不可能に陥ったウラン燃料より遥かに放射能・毒性が強いMOX燃料を利用する悪魔の原発だもの。天下りの巣窟=電源開発という不透明な事象が多い会社と、大間原発訴訟で「現時点で重大事故発生の危険性があると認められない」と言い切った浅岡千香子裁判長は未来の子供たち未来の地球にどう責任を取るつもりなのだろう。皆さまどうかつつがなく。地震の夜、不安でそっと玄関から外をうかがうと鼻先から続く北海道全域停電の漆黒の向こうに今まで市内では見たこともない大きさで強く輝く満天の星々。それはまるで黒漆(くろうるし)の器に散らした金箔銀箔。都会の夜空の星々は電飾の光に薄められ影が薄いけれど宇宙(そら)ではこんなに強く光っていたんだなぁ。あれ?金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」?見えぬけれどもあるんだよ見えぬものでもあるんだよ停電のつれづれに、何度読んでも笑えて沁みる此元和津也さんの「セトウツミ」をまた読み返してみたり。映画版「セトウツミ(菅田将暉くん+池松壮亮くん)」はまったくつまらなかったけど、葉山奨之くんと高杉真宙くんのTVドラマ版「セトウツミ」(テレビ東京)の方はほんの数秒見ただけで絶妙な空気感の虜(とりこ)になり、それから慌てて本を買った次第。(「猫のニダイメ」のiPhoneケースも注文しちまった)此元和津也さん、続編か新作書かれないのかなぁ。しばらくはみんなで知恵と工夫で節電しなければなりませんし、計画停電もあるかもしれませんが、美味しいコーヒー屋さんへ行ったりできる暮らしが戻ってきつつあります。まだ余震も続いており、うかつに安心はできないけれど、それは地球上のどこにいても同じこと。ホッチーノコーヒーズ・Hoccino Coffees帯広市東1南6-2(電信通り沿い)節電で思い浮かんだのが「便座の暖房」(苦笑ぼんやりしてると凍死する極寒の冬へのトラウマからか、設定を変え忘れたのか、はたまたバカげたマニュアルに従わされているのか北海道では真夏でもホッカホカな温度設定の便座が多数存在しています。ホテルやターミナル、デパートなど商業施設やビル、観光施設、高速道路のサービスエリアや道の駅などあらゆる所に。いちばん困るのが夏なのに熱々ホカホカな便座の飲食店。ほら、お酒が入ってるのに温められると(いや炙られる感じの所もあるな)一気に気持ち悪くなり一刻も早く帰りたくなってしまいます。トイレで具合悪くなるのって、お酒のせいだけじゃなく熱すぎる便座とこもった空気のせいもあると思う今日この頃。この際、微々たる節電かもしれないけど10月か11月くらいまでなら便座の暖房なしでも耐えられるっしょ。あゝ、そうそうパチンコ店。ガソリンスタンドよりも、宿泊施設よりも、乳飲み子を抱え断水と停電で粉ミルクをどうしようかと半泣きの若い母親が住むマンションよりも早く、煌々と照明を点け営業していたそうです。停電が解消されても、まだ停電中の地域の停電を解消するため節電を!とラジオやTVやネットであれほど呼びかけられていたにもかかわらず。韓国でさえ法律でパチンコが禁止され全廃されたというのに、日本では与党・野党問わず多額の献金を受け取っているのと昔から警察の天下り先になっているから優遇されているのは周知の事実。東日本大震災の被害の重篤さとは比べものにならない今回の地震だけれど、あのとき東北の人たちの辛抱強く静かに頑張り続ける姿を見せていただいたおかげで、今も見せていただいているおかげで、辛うじて平静を保てたような気がします。落ち着いたら、古舘賢治さんや小郷正彦さん(写ってないけど右の方にいるのです)のギターを聴きに街へ出よう。
2018.09.11
フィンランドのヘルシンキや、テラスから遠くスカイツリーや大気のご機嫌によっては富士山も見える息子んちへ行ったりしつつ、帯広へもちょこちょこ。「夏休みばんえい十勝模擬レース」模擬レースゆえ"写真撮影ツアー"に参加するとばん馬をゴール地点で待ち伏せできます。・・・私が石にしちゃった馬ではありません。帯広神社の神馬像。中島みゆきさんのお祖父さんにあたる中島武市氏(1897-1978年)が寄贈されたそうです。8月19日、帯広競馬場内馬頭観音堂にて執り行われた「愛馬感謝の集い」。調教師会・騎手会など関係者やとかち馬文化を支える会の方々、衆議院議員の石川かおりさんも参列、ご挨拶されてました。合掌。いつも優しい着ぐるみリッキー♪帯広競馬場に隣接するとかちむら内「ミリオンサンテ/million sante」のラクレット。「ミリオンサンテ/million sante」、藤丸デパートの2FにもOpen。こっちは「WP PIZZA 横浜ランドマークプラザ店」のマッシュルームピザ。毎日買いに行きたいけど行けない「うまっしゅパン」。そのまま食べても、バターを塗っても、断面にオリーブオイルかけて焼いても、チーズ、肉、魚貝、野菜・・・何をはさんでもうまい!なのに税込55円!参考:「ばん馬ときのこと小麦の環・循環プロジェクト」「醤油屋がマッシュルーム? 3.帯広の立地に最適なマッシュルーム(鎌田きのこ)」帯広駅エスタの「トラントランますや」など十勝にあるますやさん各店舗だけでなく、目黒区にある「ますや東京本店」でも買えるそうです。
2018.09.02
画家・熊谷守一さんの映画「モリのいる場所」2018年5月19日~全国ロードショー94才の熊谷守一を演じる山崎努さん、なんともう81才になられるそうです。東京国立近代美術館「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」は今日(3/21)で終了だけれども、このあと愛媛県美術館へと巡回(4/14~6/17)。豊島区にある「熊谷守一美術館」の「特別企画 熊谷守一美術館収蔵作品展」は2018年4月1日までしみじみ開催中~!!東京国立近代美術館で回顧展が開催されていることを、熊谷守一美術館の受付のお姉さんに教えてもらい知りまして、「今日のあちらの閉館時間は20時ですから、まだ充分間に合います!」と背中も押していただきまして、その足でヨロヨロ電車を乗り継いで千代田区までたどり着いた次第です。まぁ自力でたどり着いたんじゃないけれど。たまさか休みだった息子から「三崎にマグロでも食べに行く?」と言われたとき「三崎なら京急さえあれば一人で行けるけど、"東京メトロ 有楽町線・副都心線《要町駅》下車 出口1・2 徒歩8分"という"新馬場駅最寄りの私は何をどうすればいいの?"って場所にある熊谷守一美術館へは一人で行ける気がしない。」と考え連れてきてもらったのでした。そしてその流れで東京国立近代美術館へも。とはいえ、春風亭柏枝さん(知人のご子息)らの落語を楽しむため、「ブエナ寄席」↓へは一人で行けたことを私は声を大にして言いたい!ART SPACE BAR BUENA(ブエナ)新宿区百人町1-24-8 新宿タウンプラザビル2F-D JR総武線 大久保駅南口より 徒歩1分あれま、したけど徒歩1分ですと!?・・・改札を出てから20分くらい歩きまわったとな。何はともあれたどり着き、終演後の打ち上げにも楽しく参加できてめでたしめでたし。熊谷守一美術館の外壁に蟻アリ。その蟻、入場券にも見受けられ。むかしむかし東京堂コーヒー店(夕張郡栗山町)の本棚にあった「熊谷守一の猫」という1冊をコーヒー飲みつつ眺めて以来、ずっと来たかったんだ。そしてまた来よう。東京国立近代美術館の回顧展の影響で、忙しくって館内のCafe Kayaはお休み中。だから「写してもいいですよ」って。つい買ってしまう絵葉書や本、クリアファイル。この横書きの一筆箋も使いやすいよ。受付のお姉さんが「建物の横へまわり上を見上げてみてください。」とほほ笑むので建物の横へまわり上を見上げたら、空へ向かって元気にブンブン、うほほーいクマンバチだい!中津川にあるという「熊谷守一つけち記念館」「熊谷榧つけちギャラリー」にも行ってみたいな。熊谷守一美術館から東京国立近代美術館へ回り、帰る頃にはとっぷり暮れてひと際まばゆいミュージアムショップ。いつかもしも、孫なんてこそばゆいモノに恵まれることがあったなら熊谷守一の絵本だとかを一緒に読もう。はじまるよ (0.1.2.えほん) [ 熊谷守一 ]
2018.03.21
ゆっくり落ちるよ春の雪私たちの友だち(カラス)はカメラが大嫌い。珍しく写せた1枚です。庭いじりに熱中していると背後から近づいてお尻をつつくのは「かまってよ!」って言ってるんだと思う。3月に入ってから何度か、札幌市郊外にある野幌原生林の踏み固められている所をキック、キック、トントンと歩きました。木のまわりの一足早い雪どけを「根開き」と言うらしい。雪原と木の影が水面みたい。この時期は日が差せば上着がいらないくらい暖かいし、スズメバチやマダニやヒグマの心配をしなくてもいいから楽ちん。帰りに寄ったラーメン屋さん「かつ平」に今は亡き永六輔さんの色紙が飾ってありました。「味の三平」の味噌ラーメンが好きだから、「かつ平」の味噌ラーメンも好き。おまけに500円也。なごり雪でしょか、こんな風にふわりふわり雪が降っても、それ以上に雪解けが進む3月です。野幌にある赤レンガ工場跡(旧ヒダ工場)を再整備した商業施設「エブリ(EBRI)」↑。(イルマットーネアルル/IL Mattone ARLESのパン屋さん)EBRIに出店しているブリックハット/BRICK HUTは"石窯で焼き上げたスイートポテトが自慢のさつまいも専門店"。うちの哲ちゃんはここのソフトクリームが今いちばん好きだそう。これは紫芋のソフトクリーム。牛乳のおいしさたっぷり、でもしつこくありません。メニューに"興部(おこっぺ)の牛乳を使用"って書いてあったけど、それがひょっとしてノースプレインファームさんのだとすると、ノースプレインファームの味が好きだから、ブリックハットのソフトクリームも好きってことかい。
2017.03.17
西日差す"誰そ彼時(たそかれどき)"少し前のばんえい競馬場。目を伏せたのは夕日が眩しいせいじゃなく、変なおばさんがこっちを見て笑っているからで・・・2017/02/05 7R サダノワークス 牡7歳浜中町の加茂さんち生まれ 馬主:加茂 善定さま 西厩舎あれっ、変なおばさんおひさしぶりー2017/02/05 7R シマノシンザン 牡6歳豊頃町の門さんち生まれ 馬主:佐藤 範宏さま 坂本厩舎アニメ「昭和元禄落語心中」第1期のエンディングテーマに聞き惚れて曲名を調べてみたら「かは、たれどき」。(楽天ブックスでさわりを視聴できます。 CD「昭和元禄落語心中音曲噺其の二」1曲目と26曲目)「かは、たれどき」ってなんじゃらほい。かわたれどき【彼は誰時】:(だれであるか定かに判別できない)明け方や夕方の薄暗い時。のちには明け方にいうことが多くなり、夕方には「誰たそ彼がれ時どき」を用いるようになった。かはたそどき。かれはたれどき。 出典|三省堂彼が誰か訊かなければ判らない、薄暗い朝方のことだそうです。そんな風に「かは、たれどき」を調べていて「黄昏時」は「誰そ彼時(たそかれどき)」だったんだと知り冒頭でちょいと使ってみました。「昭和元禄落語心中」にも出てきた落語「居残り佐平次」に登場する鰻屋さんが閉店した後を継いだ「居残り連」はイタリア家庭料理のお店。貴重な銅板張りの看板建築です。お店のHPには当店は、江戸落語でお馴染みの「居残り佐平次」に登場する鰻の名店「荒井家」さんの跡を拝借し開店しております。場所は旧東海道、品川宿へ上がる坂道の入り口角。古民家と路地、そして品川浦の水辺にもやう屋形船、そんな下町の情緒と風情がお楽しみいただけます。「居残り佐平次」は、古今亭志ん生、志ん朝、両名人が得意とした大ネタ。川島雄三監督の映画「幕末太陽伝」の元ネタとなったお話としても有名です。とありました。いつかぜひ寄ってみたいなぁ。「ばんば好き」は素通りできない店名「裏馬場(うらばんば)」。こちらへは息子を捕獲して行ってきました。ちょうどお客さんがはけたスキに撮った1枚。鼎(かなえ)の純米吟醸(長野県 信州銘醸)をいただきながら、極鮮2種盛り(鶏)自家製鶏皮サラミ などを。"串焼き選抜盛り合わせ"は、ジビエの串焼きなどいろいろ食べられるし焼きたてを少しずつ持ってきてくれるしオススメ。北品川の裏馬場、次はひとりで行けるもん。こちらの"ばんば"もよろしくね。西日差す"誰そ彼時(たそかれどき)"少し前のばんえい競馬場、の続き。シマノシンザン2017/02/05 7R ゴールデンフジ 牡6歳 と 西将太騎手池田町の江口さんち生まれ 馬主:白戸 耕二さま 岩本厩舎馬と厩務員さん、キリリとした表情が似ています。ステキだー2017/02/05 7R キタノオージャ 牡6歳足寄町の留田さんち生まれ 馬主:広瀬 豪さま 西邑厩舎2017/02/05 6R フジノウンカイ 牝4歳 と 菊池一樹騎手足寄町の宮口さんち生まれ 馬主:大友 栄人さま 小笠原厩舎2017/02/05 6R 8番オトコギ(鈴木恵介騎手)と7番ウンリューゴールド(阿部武臣騎手)の競り合い。オトコギの男気!2017/02/05 6R 1着! オトコギ 牡4歳帯広ファーム生まれ 馬主:赤麿 秀人さま 西邑厩舎
2017.03.02
品川宿を揺蕩(たゆた)うすがら山手通りの信号待ちで自分の正気に自信をなくしたのは楽しそうに目の前をマリオカートの群れが走り去ったとき。その場に居合わせた信号待ちの人たちはみんな顔色一つ変えず何事もなかったように佇んでいるものだから私だけに見えた、つまり幻覚かと。だから数日後、品川浦の鯨塚につづく緩い下り坂の途中にカートが並ぶお店を見つけたとき「幻覚じゃなかった、病院へ行かなくてもよさそうだぞ」と安堵したんだ。都会人ってのはアレかい、ポーカーフェイスが常套(じょうとう)なのかい?「写真を撮ってもいいですか?」と伺って、1枚写し立ち去ろうとしたら、「もっとたくさん撮っていいですよ」と言ってくれたからという訳ではなくて、任天堂とマリカーの問題、いい具合に折り合いがつくといいのになぁ。だって国籍問わずみなさん笑顔満面、とっても嬉しそうにカートで疾走していたんだもの。任天堂のみならず、中国やらに目を向けたら、ソフトの偽造コピーとか、偽商品を海外に向けて堂々と販売とか、悪意を持った著作権侵害がゴロゴロしてると思うんだけど。そちらもしっかりね。品川浦の船だまり近くにある件(くだん)の「鯨塚」は、こちら?(笑)じゃなくて、こちら。なんでも、寛政10年5月1日に暴風雨で体長16.5メートル高さ1.8メートルの大きな鯨が品川沖に迷い込み、それを漁師たち総出で捕らえたそう。その事件はかわら版のネタになるほど評判になり大勢の見物人が押しかけ、なんと11代将軍徳川家斉までが浜御殿(浜離宮恩賜公園)でご覧になるほどの大騒ぎ。 その後、鯨は入札で払い下げられ胴体部分が金41両3分で落札されたとか。残った頭の骨を品川の利田(かがた)神社境内に埋めて碑を建て手厚く供養したのがこの「鯨塚」。よく見えなかったけれど「江戸に鳴る 冥加やたかし なつ鯨」(谷素外)という句も添え刻まれているらし。冬に向かう季節になお青々と、鯨塚の傍らを守るミカンの木。きっと花の時期にはいい香りで塚を慰めているんだろうな。なるほど、「青蜜柑」は秋の季語だそう。芭蕉さんも行く秋の なほ頼もしや 青蜜柑「頼もしや」と称賛。青蜜柑、こんなに褒められたら照れますねぇ~(てれてれぼうず?)あ、そっか、照れて紅く熟れ色づくのかい?
2017.02.26
ホンダ「ヴェゼル」(Honda VEZEL)のCM曲が耳にとまり調べてみたらSuchmosの「STAY TUNE」というのだそうです。カッコイイよー 「MINT」もね。その流れで思い浮かんだテレビ関連。朝ドラ「べっぴんさん」でいい仕事してるなぁと思ったのは、岩佐栄輔を演じた松下優也さん。(高良健吾さん演じる野上潔の友人、主人公を支えていた人)あとは脚本のせいなのか何なのか分からないけど、みんな浮いてる感じ。「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」で勲男を演じてた浅香航大さん、台詞がほぼ皆無なのにひとりだけ光ってました。原作の漫画に即したのだろうとはいえ、ロック喫茶店主役の田口トモロヲさんがどうもこうも・・・演出のせいでわざとらしくしてるのだとしたら同情。鈴井さんの倉本愛が見えた気がした「不便な便利屋」に続く単発スペシャルドラマ「不便な便利屋 2016 初雪」が年末に放送されましたが、とうとう北海道弁に「字幕」が入れられてたっしょ。それはススキノの裏通りでの遠藤憲一さんと安田顕さんのこんなやりとり。「このたくらんけ」「おだっちゃっただけだ」「だはんこくでねーぞ、ボケ」「酔っていいふりこいただけだって」「焼酎まかしてソファわやにしてゆるくないべや」「女の子ちょしてはっちゃきこいてはんかくさいんでないの?」それより"あたためている企画"「すがたさんと四郎」が気になります。「不便な便利屋」、ぼちぼち続いていってほしいなぁ。ネタが尽きたら姉妹店みたく「不埒な便利屋」や「不在な便利屋」に変異してもいいからさ。「変異」といえば長期不在前に摘んだウマブドウ(ノブドウ)の実。(ブラックベリーも混じってます)色とりどりの実に見惚れながら果実酒(薬酒?)にするべくリカーに漬け込みましたが、札幌へ帰ってきて瓶を見ると不味そうな茶色い液体とふやけた白い実に変異しておりました。冷凍しても煮ても焼いても真っ赤っかな赤ビーツと違い、ウマブドウの実の色はとどめておけないものなのね。実の色も うつりにけりな 酒に浸り「"ウマハナ"という花があるのか!?」とかぶりついた京急電鉄"新馬場駅南口(品川区)"の花壇。正体は「新馬場フラワープロジェクト(ウマハナ)」という"高架下の花壇を「まち・ひと・歴史・地球」をつなげる花壇にしよう"という素敵なボランティア活動でした。参加したかったなぁーこちらは「鹿追町競ばん馬競技大会」、やっぱり大きい馬はいいもんです。鹿追町のある十勝といえば、北海道も岩手もまだ台風10号の被害から元どおりに復旧していません。非情な現実の中、少しだけ救われるニュース。WEB TOKACHI 十勝毎日新聞社ニュース「鹿追かんの温泉 来春「再復活」 番犬もデビュー待つ」2008年から休業していた十勝の鹿追町の名湯かんの温泉、経営者が変わりやっと改装が終わって2014年から営業再開していたのに台風10号で壊滅的な被害を受け休業を余儀なくされました。道路が崩れ落ち自動車も通れない状況の中、帯広建設管理部は道道(どうどう)に仮道を通す工事を進めており、通行止め解除後にかんの温泉再開に向け作業を始めるそうです。けっぱれ~
2017.01.02
宮城県の国営みちのく杜の湖畔公園で10/16まで開催されていた「コスモス&コキア de COKOフェスタ2016」。ポコポコ居並ぶ紅色のコキア、和名はホウキグサ。昔は茶色くなった茎を乾燥させて箒を作っていたとか。 その実は畑のキャビアとも言われる「とんぶり」。こんなに愛らしいんだもの、来年はコキアの種を蒔いてみようかな。10/16「ふるさと村 田んぼ」で行われる「馬耕の実演」に遠野の新燕号が赴くことをひろ子さんに確認してもらい、JALダイナミックパッケージとJALふるさと応援割を活用しお得に札幌(新千歳)⇔仙台1泊の旅へ。みちのく公園のどこかで待機しているはずの馬に挨拶したく勘だけを頼りにウロウロするも、287haという広大さの前にくじけかけたその時、前を歩いていた小さな女の子が「大きな馬を見に行くの!」と言っておばあちゃんの手を引っ張った。「大きな馬なんてどこで見たの?どこにもいないから戻りましょう」とおばあちゃんがなだめても頑として「馬を見に行く!」と言い張る女の子に便乗して、「オバサンも馬を探しているの。どこで見たの?」と聞いてみた。小さな手が指し示すのは「南会津の家」の向こう。おばあちゃんと「こんな所に馬がいるのかしらねぇ」と話しながら道に沿って「南会津の家」を回り込むと、いたっ!「鼻先にワラくずが付いていたっていいじゃないか、馬だもの」どうして小さな女の子が馬の待機場所を知っていたのか。おばあちゃんの推理によると、この少し前お父さんに連れられてお散歩した時に大きな馬を見て、その場所を覚えていたのじゃないか、ということでした。君を撮るといつも何枚か鼻デカ写真。なかなか上手く写せない瞳。いざ馬耕へ!驚く家族連れを尻目に、稲刈りが終わった「ふゆみずたんぼ」へ入り昔の農作業を説明したパネルの中の"犂(すき)ばこう"を再現。土が気持ち良さそうにでんぐり返ります。ふゆみずたんぼで収穫された稲は「はさがけ」に。「あんちゃん、 ウェイク 農耕馬だよ」ふるさと村に岩手県遠野市小友町の南部曲り屋(菊池家)を移築した「遠野の家」。見事な茅葺き。馬の餌を煮たりあたためたりする「馬釜」かと。「少しは手伝え」お父さんとひと休み・・・馬の変顔。「そこのけ!」道草1=萩の葉っぱ道草2=岩間くんと道草3=女の子と秋の日傾く 土返る泥を洗い流してもらったら、遠野へと帰ります。また会えるかな。また会いたいな。
2016.12.13
六本木ヒルズにほど近い西麻布交差点に忽然と現れた忍者屋敷のような居酒屋さん「権八 西麻布 / Gonpachi Nishiazabu」。店内の梁も灯りもホンワカいい雰囲気です。入り組んだ色んな会社の電車を乗りこなすことも出来ない私が、(モノレールと空港連絡バスと京急はなんとか大丈夫)六本木だの西麻布だのに自力で来られるはずもなく、ましてこんな素敵なお店を知ってるはずなどもっとなく・・・息子の上司と同僚の方にお誘いいただき訪れることができました。みなさんの貴重なお休みの日を私なんぞのために、ありがとうございました。広州の渡れない交差点やらシンガポールの不景気やら香港、ロンドン、大連、台湾などなど、赴任してきた土地のお話が面白くてありゃ、気づけば料理の写真をあまり撮ってなかったわい。メニュー曰く「絶品!手羽先 / Tebasaki」、美味しくないわけないよね。この↓「YOU占有率」の高さにもビックリ。周囲を外国の方々にギッシリ包囲され続ける異常事態に、どこでもドアで異国へワープしちゃったのか、はたまた飲みすぎで意識を失い夢でも見てるのかと不安になり、みんなで「ここ日本だよね」と何度も確認し合わずにはいられませんでした(笑なんでも「権八」は映画「キル・ビル / Kill Bill」の撮影モデルになったこともあり、別名「キル・ビル・レストラン / Kill Bill Restaurant」と呼ばれているとか。スティービー・ワンダー、スティーブン・タイラー、レディー・ガガ、シルベスター・スタローン、ノーマン・リーダス、ドルフ・ラングレン、マルーン5、キアヌ・リーブス、クエンティン・タランティーノ監督、ついでに スットコドッコイ 小泉純一郎&ブッシュの凹凹コンビなどなど著名人も多数来店しているそうです。「権八」では希少種かもしれない日本人のテーブル、あれがボクたち。〆にお蕎麦をば。"つるり"とやさしい蕎麦の香を楽しみつつ、極悪添加物「果糖ぶどう糖液糖」のインチキくさい甘みのしないきちんと美味しいそばつゆに感嘆。帰りに前後を高い壁のような外国の方々に挟まれて出口へ向かっているとその「YOUの群れ」をあっぷあっぷ掻き分けながらお店の人が私の方へ近づいてきて手を握らんばかりに「いつもいつもご利用いただきありがとうございます!」と言い放つではありませんか。うーーーん、ヨシヒコそれちょっと違うんじゃないかなー(メレブ?)私の記憶が正しければこのお店にも、いや西麻布にさえ足を踏み入れたのは初めてのはずだし。でもあんなに真っ直ぐ目を見て言われると、パーマン2号かグレムリンのように増えた私の知らない私が夜な夜な権八で蕎麦を手繰っていたとしてもまぁいいかという気持ちになる。思い起こせばこの数日前、品川浦の舟だまりを眺めに行って目に留まった北品川橋の柱を撮影しているときにも(古い石スキ)、自転車でニコニコと近づいてきた女性に「先生、土曜日のどうなりました?」と声をかえられましたっけ。人違いだよねと思いながら、ひょっとして知り合いだったっけと「あー土曜日はちょっとワカラナイかなーむにゃむにゃ」言ってると「えっ?」という顔になり「ひょっとして先生じゃない?あらーごめんなさい、ピアノの先生にそっくりだったからー」と言われました。いやいや、私の逞しい手でピアノなんぞ弾こうものなら、鍵盤2つ一緒に叩いちゃいますって。「その先生、よく権八で蕎麦食べてる?」って聞いときゃよかったな。まっいいか。南品川にある日本ペイント明治記念館へ向かう途中、歩道のない狭い道で立ち止まり空を見上げ佇む人あり。視線を追うと、あらまぁ冬へ向かうというのに花盛り。冬は墨絵のような景色が広がる北海道で生まれ育った私には不思議な光景です。花の名前は「山茶花(さざんか)」、と教えてくれました。落ちたところが工事中の砂利の上だって、実も花びらも綺麗です。
2016.11.28
中孝介デビュー10周年のライブチケットやイベント・送迎に羽田⇔奄美の航空券、選べるホテルなどがセットになっていて楽ちんな「Setting Sun Around Festival in AMAMI JALスペシャルツアー」で8年ぶりに奄美を訪れた10月末。- 加計呂麻島/カケロマ島にて -加計呂麻島へは、ライブ翌日のフリータイムに古仁屋港まで1時間あまり島バスに揺られ、そこからフェリーで上陸。このツアーには、海辺のレストラン「AMAネシア」(奄美リゾートばしゃ山村)で中孝介さんのシマ唄を聴いたり雑談しながら鶏飯をいただく『JALツアースペシャルイベント“ゆらてぃもーれー”』も含まれておりました。- ライブ会場の奄美パーク -ライブの翌日、居酒屋一村さんを訪れご挨拶。会いたかったよぉ~~~2017年の2月20日に最北の稚内からスタートするという(極寒だべ~)むらなが吟さん「60歳 歩いて日本一周 歌い旅」のチラシやCD「吟生」をもらっちゃったい。ありがとう!せっせと店じまいを手伝ってから、ママ、トシさんと3人で奄美市名瀬入舟町の「ON THE ROAD」へ。3人で遅くまで、というか明け方まで話し込んでしまい、「マスター、すいませんでした。」と心の中であやまりながら、あやまる牧場の日本在来種「トカラ馬」(鹿児島県天然記念物)を見学させてもらってから午後の便で羽田へ飛んだのが10/31。なのに札幌へ戻ったのは11/18。その間ずっと品川宿におりました。落語「居残り佐平次」でもあるまいに(笑たまさか、息子が前の職場まで徒歩・自転車通勤圏内だった赤坂から、今の職場(御殿山)まで徒歩・自転車通勤圏内の品川へ引っ越し中で、1ヶ月ほど両方使えるから滞在してもいいよという事で。人混みが苦手だし予定通り真っ直ぐ札幌へ帰ろうと思っていたんですが、引っ越し先の最寄り駅名を聞いて気が変わりました。「新馬場(しんばんば)」、うひょ~それも馬場(ばば)じゃなくって馬場(ばんば)とはコレ如何ニ?この謎を解明するまで帰れません。滞在中に訪れた横浜市中区根岸台にある「馬の博物館」ではちょうど秋季特別展「信長の馬・秀吉の馬」が開催中。「よくぞまぁ残っていたものです!」そんな感嘆符満載のこの特別展は、2016/12/4(日)まで。そんな中、11月初めなのに札幌は深々と雪に埋もれたという信じられない知らせに庭に残してきた野菜たちのことは諦めていたんですが、先日帰ってから収穫してみると枯れたようになっている葉はあったものの、本体は健気にも元気でいてくれました。植物って大したもんです!左上から紅くるり大根、人参、コールラビ(紫)、パースニップ(白人参)。そうそう、今年のアゲハの幼虫たち、人参の葉には目もくれず、もっぱらパースニップの葉に夢中でした。ジニア(百日草)のつぼみに追い立てられて、やむなく枯れる前の花を摘んでいたのが、つい少し前のことに思えるのに、来週の木曜日はもう師走だなんて。- 白駒の隙を過ぐるが若し -
2016.11.23
宮城県の国営みちのく杜の湖畔公園で10/16まで開催されている「コスモス&コキア de COKOフェスタ2016」におかれましては公園内の蔵王連峰を背景とした「お花畑」に茫洋と咲くコスモスや、同じく公園内ふるさと村「だんだん畑」に整列したコキア群の幻想的な美しさがもっぱらの評判でございます。なんということでしょう!最終日10/16(日)の12:00から、「ふるさと村 田んぼ(みちのく公園の南地区)」では馬耕の実演が予定されているではありませんか!詳しくは<【イベント】コスモス&コキアde COKOフェスタ2016開催します>をご覧ください。「馬」で思い出しました。「土・日・月は ばんえい十勝」の幟はためくこの場所、ウソみたいですけど帯広ではなくってよ!(お蝶夫人憑依?)私にとって天国のようなこの場所、住所は江別市ですが豊平川を挟んで札幌に隣接するアースドリーム角山農場(トンデンファーム)。ウチからだと30分たらずで着くのに、まだ1回しか連れてってもらってません・・・(恨私に運転免許があったなら、毎日入り浸ると思います。だって映画「銀の匙 Silver Spoon」にシルバースプーン号役で出演していたばんえい競馬のブロンガー号にこんな風に寄り添ったりできるチャンスもあるわけで、母さん、この時ボクは馬の写真を撮りたいと思い、哲ちゃんに「ばん馬引き馬 1回1000円」を託したわけで、それはある意味ボク自身が決めたことであり、でも後ろ姿を見送ったとき羨ましさが胸にこみあげ、次はボクも乗ろうと、乗ってみたいと思い・・・母さん、富良野はもうすぐ雪です。ついひと月あまり前は、こんなにポカポカ夏のような暖かさだったのに、札幌は朝晩の気温がすっかり10℃以下になってしまいました。引き馬のおじさんが「奥にばん馬の子供がいるよ」と指差した、入り口右手の建物を奥へ進むと・・・「母さん、怪しくて変なオバサンがこっち見て笑ってる~」「うちの子に悪さしたら、ムロツヨシさん(別名メレブ)に頼んで"世界中の馬から嫌われ蹴られる呪文"をかけてもらいますからねっ!」「いぢめる?」「いぢめないよぉ~!」そんなアースドリーム角山農場ではダイエット中の犬がすり寄ってきて撫でられうっとりしてくれることもあります。(私のところには来てくれませんでした・・・)「レストランアースドリーム」にて、とうにダイエットを諦めた私はアースドリームランチ、哲ちゃんはトンデンファーム自家製ベーコンピザ、だったかな。まっとうに美味しい。残念なことに、何しろ北海道の冬はアレがアレゆえ、アースドリーム角山農場は11/7(月)から来年2月末くらいまで冬季休業に入ります。安心してください!帯広の「ばんえい十勝」は真冬も正月もやってますよ!あ、十勝といえば、店名に惹かれて入った「十勝晴れ 新さっぽろ店」、JR高架下の小さなお店ですが、お刺身を頼んだら「北海道のおいしいしょうゆ」が出てきましたっけ。したっけ。
2016.10.09
「ぞうもう」じゃなくて「ましけ」と読んでね、増毛駅。留萌本線の終わるところ、始まるところ。JR北海道「留萌ー増毛間」は2016年12月で廃止だそうです。井上陽水「リバーサイドホテル」の替え歌♪が「キャ~ンプはリバーサイド 川沿いリバーサイド・・・」ってな風に容易にできる「増毛リバーサイドパークオートキャンプ場」は10月中旬までの営業。夕食に訪れた増毛町「寿司のまつくら」、ネタ・しゃり、握り、三拍子そろって不味くてビックリ。おまけにお客の前で内輪もめ、なんだかなぁ~暑寒別川河口付近の海岸線にて、海に「潜る・出る」を繰り返す赤い目をした水鳥。ハジロカイツブリかな。そんな9月14日の朝のことです。北海道・暑寒別川に鮭が帰ってきてくれました。波打ち際を四半刻ほどうつむき歩き、やっとこふたつ見つけたビーチグラス。大きい方のビーチグラスに「道中無事に産卵場所へたどり着けますように。卵から孵った子供たちがまた帰ってきてくれますように。」とぶつぶつ言ってから、「しゃけぇ~、がんばれよ~!」と応援の気持ちを込め川に投げた。「ギョッ!ヒグマかと思った・・・」「ぶつかると危ないので、もう本当にお気持ちだけで結構ですから、川に物を投げないでくださいな」名残りのハマナス、だってもうみんな実になる季節だもの。
2016.09.22
札幌で開催中のばん馬のかっこいい写真展を取り急ぎご案内まで!十勝在住の臼井愛子さん写真展「輓曳」-World’s only horse racing-富士フィルムフォトサロン札幌にて 2016年8月3日まで札幌市中央区大通西6丁目1番地 富士フイルム札幌ビル1階(地下鉄「大通駅」1番出口 徒歩1分)写真展の会場に、札幌では手に入りにくいばんえい競馬の魅力を伝えるフリーマガジン「Pommle/ポムレ」の1~4号が置いてありまして、ホクホクもらってきました。「Pommle/ポムレ」、無くなり次第無くなると思われます。ご所望の方はすわっと!北海道庁赤レンガ庁舎前で札幌観光幌馬車・銀太ご一行様に差し入れした後、Peche Grand(ペシェ・グラン)とかいうお店でひと休み。店員さんも当たり前のように私の前に山盛りアイスを置くんだけど、人を体型で判断してはいけません(笑私が頼んだのはオレンジ味の炭酸水(sanpellegrino aranciata)、あの健康に最悪と評判の、子供たちの未来をも脅かす「果糖ぶどう糖液糖」を使用していないかもというウワサと、雨上がりにサッパリしたくてね。「果糖ぶどう糖液糖」って字づらに誤魔化されるけど、安価だからか何にでも添加されてるし、入っていない飲み物・食べ物を日本で探すのは情けないけど難しい。めったに山から街へ降りて来ないんだもの、 手袋を買いに 食器・雑貨・洋服等々を売りつつボタニカルカフェでもあるファビュラス(FAbULOUS)へ庭の野菜を洗うのに底が平らで安定するJonas(ヨナス)のボウルを買いに。(そしてつい、リサイクルガラスのどでんとした大瓶と目盛りが付いたTGI / ストレージボトルにも手を出してしまいましたとさ)さっそくボウルに入れた↑のは庭でとれた赤ビーツ。茹でてピクルスにしてみましたが柔らかい食感が苦手ゆえ、葉も根も生のままスムージーに。使いきれない分は切って薄く広げて冷凍し、冬ごもりのつれづれに。そんな文月さいごの土曜日でした。
2016.07.30
盛岡に着いた日、見るともなしに点けていたテレビから「明日6/11、盛岡市青山の"おおいばばプラザ"で第5回赤レンガまつりが開催されます」という声が聞こえてきた。「馬」とか「馬場」とか「horse」という文字や言葉につい反応してしまうんだな。おまけに「レンガ」も、軟石や石垣などと共にやぶさかでなし。「おおいばばプラザ」、おばあちゃんだらけの「多い婆プラザ」だとか、おばあちゃんに呼びかける「オーイ!婆プラザ」だとか、品川区の"大井"競馬場関連の施設でもなさそうだし。ひょ、ひょっとして、多い馬場=馬場が多い=わんさか馬がいるぼくらの"Field of Dreams"みたいな場所だべか。そんな訳でチャグチャグの合間、滝沢市から盛岡へ戻る途中に寄ってみました。わーい、こういう建物大好物!屋根で覆われた馬場だから「覆馬場(覆練兵場)」、第一次世界大戦開戦を控え軍事増強が叫ばれていたころ、旧陸軍騎兵第三旅団騎兵隊の悪天候の際の兵馬調教訓練場だった建物。太平洋戦争終結後には帰国者(引揚者)の一時的居住場所としても使用されたとか。うちの祖父は一時期バロン西もおられた旧陸軍軍馬補充部十勝支部から軍馬の獣医としてハルピンへ渡った人でしたが、終戦後何とか帰国できたから私も存在するわけですが、あの時代、長きに渡り大陸へ送られ続けた星の数ほどの馬たちの一頭でも戻って来たという話は聞いたことがありません。(「盛岡ふれあい覆馬場プラザ アリーナ棟」として平成24年"景観重要建造物"に指定)詳しくは「盛岡ふれあい覆馬場プラザHP」~「覆馬場プラザの歴史」などをご覧ください。「赤レンガまつり」が開催されていたこの日、建物の中ではフリーマーケット、外には屋台が並び賑わっていました。案内のような受付のようなテントにいた方にこの建物のことを伺いながら「建物の中はひんやり涼しいですね」と言ったら「今日はフリーマーケット会場になっていますからブルーシートを敷いていますが、馬の訓練場だった建物なのでブルーシートの下は"土"、地面なんです。」と教えてくれました。かつて青山地区にあった6棟の「覆馬場」もこの1棟を残し解体され、この1棟も廃屋同然で解体される予定だったところを、地域の方たちの要望・働きかけで保存されることに。今は多目的交流施設として甦り、建物の中が「床」じゃなく「地面」で馬場だった建物ゆえ空間をさえぎる柱もなくかつ壁と屋根で覆われている=全天候型という特質を生かしてフットサル・テニス・グラウンドゴルフ・ゲートボール・ハンドボール・野球や陸上競技のトレーニングに利用されつつ、地域の朝市やフリーマーケット、お祭りなど交流の場にもなっているとか。いただいた資料によると、建築年代:明治42年(1909)構造様式:煉瓦造(イギリス積み) 平屋建 鉄骨トラス小屋組建築面積:1,186平方メートル煉瓦の基本寸法:60×220×105「〇」や「上敷免製」(日本煉瓦製造株式会社製)の刻印のあるレンガも確認されているそうです。いっちょ探してみる?重ねて羨ましいことに、毎年秋には「赤レンガビール祭り」も開催されるそうで、美味しいベアレンビールと美味しいフードコート(Velvoさんとか)が源泉かけ流し状態らしいです。いーなーモリオカー
2016.06.29
朝6時過ぎの、「もりお花(か)ハンギングバスケットフェア2016」会場。ハンギングバスケットの向こうに見えるもりおか歴史文化館(盛岡城跡公園内)横で開催されていました。花苗のマーケットも。開店前でヨカッタ、破産せずに済んだ ^^ハンギングだけでなくコンテナガーデンも出展・審査対象。カナダ西海岸を旅した時、町じゅうに飾られているのにどれもきれいに手入れされたハンギングバスケットに口を開けて見とれたけれど、日持ち(?)・耐久性は未知数ですがこちら盛岡のハンギングバスケットたちは更に素敵。朝早く人影もまばらな展示会場で「おはようございます」と声をかけてくれたのは可愛いハンギングの手入れをひとつひとつ丁寧にされていた方。園児たちが作ったという「ふぞくようちえん」の看板と、子供たちの元気な声が聞こえてきそうなそして元気をおすそ分けしてもらえるようなハンギングバスケット群。これは岩手大学教育学部附属幼稚園の園児たちが「花育」で、ペットボトルを再利用して作った鉢に思い思いの色を塗り、花も自分たちで植え付けて園では水やり手入れも自分たちで行い、夏休みは家へ持ち帰り晩秋までずっときれいに咲かせるというベコニアの鉢をこのフェアに園から運んできてハンギングし展示しているのだと、その間園児たちの代わりに手入れしているのだとお話してくれました。もう「一等賞」決定~!植物と仲良くしたことが子供たちの見えない勲章になり行く道の折節に君たちを守りますよう。ホテルへ帰る道すがら、たった昨日チャグチャグ馬コたちがずらりと並んでいた祭りのあとの風情漂う中津川の河川敷を見下ろす中の橋の欄干にも花が飾られていました。
2016.06.19
華麗な装束で着飾った100頭ほどのめんこい大きな馬+ときどき仔馬たちが滝沢市鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮まで約13キロを約4時間もかけて行進する「チャグチャグ馬コ」は200年以上受け継がれている農耕馬に感謝する伝統行事です。穏やかな馬たち、共に歩む人の姿、昔日の記憶のように遠く近く聞こえる鈴の音に心安らぐ「チャグチャグ馬コ」、2016年は6/11(土)に晴天のもと開催されました。盛岡市中の橋に到着した絢爛豪華な新燕号が、こんな風にペロリと装束を脱ぐと(馬コの抜け殻?はたまた脱皮?)、きゃー恥ずかしい馬のヌード!なーんて、これがいつもの姿なのにね。11歳の新燕号、気温30度を超える中お疲れさまでした!気温30度といえば、この前日「ベアレン」さんに「明日も来てくださいね、待ってます。」と言われたけど、(気まぐれサラダ、だったかな)「札幌人ゆえ明日の気温がもし30度を超えたら、融けはじめるので(雪像か!?)来られないと思います。」と約束を保留にしておいて良かった。なぜなら、わたしの顔を見ると食べ物を与えたくなるのか、岩手の人がやさしいのか、南部曲り家の藤倉家さんでは「奥にあがってご飯食べていきなさい」と手招きされ「ホテルでたらふく食べてきたので」とお断りしたり、行進を終えた馬コと人が休む中津川でも食べ物やビールをいただき、部屋でそれらをありがたく美味しく食べてこの日の夕食は完了。袋に入っていた大福5つ、さすがにこれには降参してホテルのフロントに「お願いだから貰ってください!」と緊急協力要請。早く目が覚めた翌朝、盛岡城跡公園で開催されていた「もりお花(か)ハンギングバスケットフェア2016」を覗きに行ったら、あちらこちらにラジオ体操する市民の姿が。こちらは寝ずの番で花を守っていた警備員さんたち。わたしも一緒にラジオ体操していてふと思いつき写真を撮らせてもらいながら「ブログに載せるかもよー」と言ったら「俺らどうせそんなの見ないからいいよー」ということで載せました。警備員さんの「チャグチャグにばんえいの馬来てたっしょ。黒光りして顔つきから体つきからキリッとして凄いオーラだったー」の一言が気にかかり、札幌に帰ってからばんえい十勝のHPを調べて愕然・・・【6/11(土) ミルキー号ら 岩手県チャグチャグ馬コに7回目の参加】【6/12(日) ばんえい十勝in盛岡競馬場 PR馬ミルキーも登場】あー 会いたかったなぁーばんえいPR馬のミルキー号が盛岡競馬場で一生懸命働いていた6/12の午前、何も知らないわたしは・・・バスを待ちながら盛岡の地元密着型コミュニティデパートNanak1Fの、Nanakデリカテッセンでワイン飲んでました。(ASCONI Exceptional Chardonnay 2011 モルドバ共和国)ここのワインの試飲はおつまみも付いて税込み500円。鉈屋町のこうじ屋細重酒店の店先でもっきり飲んでないと思ったら、Nanakでワイン飲んでたという・・・(FATTORIA DI GRIGNANO Salicaria-Rosso2007 のチラシ)白ワインが赤くなっちゃった~(マギー審司?)(Domaine Grande BellaneCotes du Rhone Village Valreas Cuvee Sans Sulfites 2013)この↑現象、世間では「2杯目」とも言う。岩手に佇むばんえいの馬に会いたかったなぁーもうひとつ、5年ぶりだけど名店会館2FのSALUTEさんにも行きたかったなぁーSALUTEさんは三陸のホテルでテレビをつけたら映っててビックリ!岩手テレビ「夢見るピノキオ」6/12 Vol.367 涼やかに初夏の麺~生うにらしいので、来年はうに愛好家の哲ちゃんを引きずって行こうと、行けたらいいなと。
2016.06.17
2月に秩父蒸溜所のウイスキー「イチローズ モルト&グレーン」 (Ichiros Malt & Grain Chichibu Blended Whisky)をあげたら、3月に「炭焼&EZOバル Merio(札幌市厚別区)」へ連れてってくれた。店名に「炭焼」と謳っているようにカウンターの向こうでは絶賛焼き鳥じゅ~じゅ~中にもかかわらず焼き鳥屋さんぽくないお店です。(写真は許可を得てから、相変わらず飲み屋用カメラRICOH GR Digital IIIで撮ってます。あ、一眼レフの方は、Sony55も77IIも「ダメだこりゃ」で、近々買い替え予定)うかうかしていると表面に膜が張るほど濃厚だったことなどから「コラーゲンの補充完了!」って心持ちにしてくれたこの日のお通し「鶏だんごスープ」。冬眠あけのヒグマのようにモリモリ食らうは「EZOサラダ」。ほんのり甘い「味噌ホルモンの串焼き」(本日の黒板メニューより)。前回来たときに「白老牛のうまい棒」やらを食べてお腹いっぱいになり食べられなかった定番の焼き鳥にもありつけました。歩道の雪が解けて歩きやすくなったとはいえ、まだまだ氷点下な夜もある札幌だけど、3月だし誰しも薄手のコートだし。なのに訳あって厚別を15分ほど歩いて店にたどり着いた時には、チルド室の肉ほど凍え切っていたものの、揚げニンニクひと欠け食べたら指の先まで暖かくなり、つくづくニンニクの効能を実感した次第です。生だと辛いわ香りも強いわのニンニクですが、じっくり揚げるとちょっとユリ根に似てきて食べやすくなるような。丸いままのやら砕かれたのやら、やさしい香りのピンクペッパーも似合ってます。行くたびに顔ぶれが違うバーニャカウダの野菜たち、美味しくて「野菜だけおかわり!」したことだってあるんだぜ。ここのバーニャカウダにアピオス豆がコロコロしていたこともあります。初めてアピオス豆を見つけて買ってきたのは、ばんえい競馬場に隣接する「とかちむら産直市場」でしたっけ。あー、大きい馬に会いたいなー6月になったら岩手のチャグチャグでたらふく会えるんだけれども…野菜を温めようと思い立ちバーニャカウダのソースにしばらく浸しっぱなしにしてみました。お懐かしや右端のオータムポエム、うちの庭の片隅で雪が降るまで、いや、雪が降っても頑張ってくれていたスゴイ奴。今年も夏が終わるころ忘れずに種を蒔くからね、よろしくね。そういえば大橋トリオの「アネモネが鳴いた」という曲、好きでよく聴いています。♪もしもこの世界に終わりの日が来たとしても僕らは涙なんか流さず小さな種を蒔く… ♪馬や犬猫鳥など動物にはいつも堂々と日本語で話しかけてるけど、野菜や目に見えないものと会話し始めるのは酔いが回った証拠。ぼちらぼちら帰るべ。炭焼&EZOバル Merio札幌市厚別区厚別南2丁目13-28 Tel:011-802-5884Open:12:00-15:00 18:00-24:00 お休み:不定休
2016.03.22
鹿追で道産子馬と暮らすエクレウス牧場さんから「0655(NHK・Eテレ・朝6:55~7:00)にうちの犬が出ます~」と連絡いただきしっかり録画して見た7月23日の0655。その「わたし、犬、いぬ」の「出演:ドロ」様に心を奪われたツレ、以来0655を録画して毎日見るようになりましたが、「やっぱりドロちゃんが一番だ~」と言ってはばかりません。「それではドロちゃんに会わせてあげましょう」と十勝へ向かったのは、音更神社(十勝)のグスベリが宝石のようだった10月のこと。sonyα77IIを手にエクレウス牧場に降り立ったツレ、さぞやたくさん写真を撮っただろうと思ったら、ドロちゃんと対面できて舞い上がっていたのかほんの数枚しか撮れてませんでした。というわけで、ドロちゃんの魅力を少しでもお伝えするべく、0655の映像を写真に撮ってご紹介。驚いたのがこの場面。ヘビ(青大将)と対峙する犬なんて、そうそうお目にかかれるものではありません。ドロちゃんは子犬の頃から馬と友達だったんだねぇ。(白い道産子馬はたぶんハクちゃん)マイナス10度を下回ることもある北海道の冬、雪原に毅然と立つドロちゃんはこう見えても女の子。ー ここからはツレが写した写真 ー今年生まれた仔馬です。「はじめまして!」馬に取り囲まれ幸せ気分でみんなと話し込んでいてふと気づくと、あれっドロちゃん、相手にされなくて拗ねちゃったのかなぁ。大丈夫、ドロ姫さまにおかれましては毎日10km以上散歩させてくれる優しい王子さまがおりまして、甘えてお姫様抱っこされ牧場の周囲を歩く信じられないお姿もしっかりと目撃いたしました!エクレウス牧場のみなさま(人+馬+犬+うさぎ+ときどきヘビやエゾシカなど地元の生き物)、また遊んでくださいね。話はコロッと変わりますが、もう終わっちゃったみたいだけどBS朝日「玉木宏の秘境ふれあい紀行」で奄美大島を旅した様子が素敵だった玉木宏さん見たさに時々見ているNHK朝ドラ「あさが来た」の、大番頭・雁助役の山内圭哉さん。どこかで見たような気がして記憶をたどったら、ヘアースタイルが真逆でピンと来なかったけどなんとドラマ「民王」の新田警視(あの国籍不明の人。笑)。「民王」は、北海道赤平市で撮影されたドラマ「不便な便利屋」のゆるい感じが心地良いやら可笑しいやらで、遠藤憲一さんつながりで見てみたのでした。北海道に住んでみようかなぁと思ったら、「不便な便利屋」のDVDをレンタルして見るといいかも。全編ロケゆえ俳優さんたちの耳や鼻が赤く凍えた様子から、北海道の冬の寒さ具合が伝わってきます。
2015.11.23
その旅館は会津田島駅から少し歩いたところにありました。私が訪れた時はハロウィン仕様だったお勘定場のカエルたち、きっと今ごろはクリスマス仕様に衣替え。国の登録有形文化財に指定されている昭和9年創業の「和泉屋旅館」、戦後は進駐軍指定旅館だった時期もあったそうです。"うさぎの森で南会津の地酒(国権、会津、花泉、開当男山)飲み放題"(正式名称は「夜なべトーク C.W.二コル氏を囲む」)から宿に戻ると柱時計の音だけが響くしーんと静かな宿のしーんと静かな部屋のちゃぶ台の上であったかいお手紙が待っていてくれました。こちらが"お部屋で美味しい朝ごはん"。菊の花と青菜のおひたしの向こうは鮭粕煮。玄関に立ち見上げると、素晴らしい意匠が目に入ります。日本家屋のこの部分「木鼻」でしたっけ。のびのび雲に松。数軒お隣りは南会津の銘酒「国権酒造」。珍しいなぁと買ってきた国権酒造のにごり酒はとうに空っぽ。ガラス瓶の青い色とラベルがいい感じで捨てがたく、窓辺に置いて眺めています。和泉屋旅館の裏手へ回ってみました。紫式部の実かなぁ。裏木戸枠にしなだれて巻き付くのはスイカズラだろうか。この実は、この実は食べられないのかな。ましてこの黄色い実は、ジャムになりそうだよ。鬼瓦だと思われますが、丸っこいアンパンマンに登場しそうな風貌のせいで、あまり、ほとんど、まったく怖さを感じません。増築を繰り返した建物の中は階段が点在し迷路のようです。朝、出発前に女将さんに案内してもらってひと回り。増築前からある建物2階の左手にずらりと並んだ部屋には疎開の子供たちを受け入れたこともあったそうで、当時を懐かしみ泊まりに来る方もおられるとか。昔のまま保存されている応接室。「鐵道省指定旅舘」の看板もきっと当時のまま。「進駐軍指定」ということで、用水路をまたいでの増築が許可されたそうです。会津藩最後の藩主松平容保の六男松平恒雄氏(初代参議院議長・秩父宮勢津子妃の実父)も度々滞在されたそうで、端正な書が残されていました。和のような洋のような、こちらの窓も当時のまま。単にすりガラスというだけでなく窓枠の細工も凝っています。女将さんの話によると、「うちにも同じようなのを作ってほしい」とこの職人さんを連れて行った方がいたものの、間もなく「出来上がりまで日にちがかかりすぎる」と帰されたとか。和泉屋旅館のご先祖さまは粋なお方だったようで、「何日かかってもいいから好きなように作ってくれ」と職人さんを信じて任せたから、職人さんも当時としては斬新で試験的な試みも含め思う存分仕事ができたのではないか、というお話に納得。和泉屋旅館福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4047(会津鉄道会津田島駅より徒歩5分)
2015.11.16
From AQUA(フロムアクア)谷川連峰の天然水(株式会社JR東日本ウォータービジネス)のペットボトルはキャップが落ちない構造になっています。そんなスグレモノとは知らず仙台駅で買ったFrom AQUAを開けてびっくり、感心して思わず写真に。水といえば、十勝からの帰り道、どこぞのパーキングエリアの自販機で見つけたNEXCO東日本「和みの炭酸水」(奥会津/国産天然炭酸100%)も美味しかった!ただ、NEXCO東日本が管理するサービスエリア・パーキングエリアの自動販売機でしか買えないのが残念。(箱買いしたい)サントリーなど人工炭酸水の飲んだあと口に残る嫌味が苦手なのでね。あれ?「只見川とブナ林が広がる山々に囲まれた大自然豊かな奥会津の源泉からくみ上げられた冷鉱泉をもとに製造されています」「採水地:福島県大沼郡金山町」というHPの説明からすると、以前に訪れたことのある「大塩の炭酸場」あたりの水なのかな。帰りの飛行機まで少し時間があったので、仙台駅周辺のオリックスカーシェアリングを利用して塩釜へ。すしやの山孝 塩釜店にて、三陸の海の幸を握り寿司でいただきました。珍しいマグロ料理も豊富で(ユッケ、なめろう、ほほ肉など)、こちらはマグロの白子の天ぷら。割ってみると中はこんな感じ。まろやかなめらか~。いつだって三陸・東北は美味しいものだらけです(降参)この「すしやの山孝 塩釜店」もあるマリンゲート塩釜から秋晴れの塩釜港を望む、栄えあれ。日曜日だったため浦霞さんやらあちらこちらお休み。でも大丈夫、阿部勘、浦霞、一ノ蔵など地元の日本酒は市内のお酒屋さんにも揃っています ^^私はマリンゲート塩釜1Fの丸文松島汽船直営店で購入し、他の荷物と一緒に宅配してもらいすっかり身軽になって帰路につきました。ちょうど菊まつりのころ、手塩にかけた見事なくるり。仙台空港にはPeachも就航しているんですね。仙台空港に発着するときは心の中で手を合わせます。ここからJALで、息子は南へ、私は北へ。
2015.11.11
「糀や仁太郎 仙台駅前店」にて、刻んだ野菜に味付けした「だし」が乗ったお豆腐、えのきだけ、あん肝、と盛りだくさんなお通し。それにつけても、「毛鹿の星(もうかの星)・海のレバ刺し」っていったい・・・運ばれてきた「毛鹿の星(もうかの星)」は、見た目は本当にレバ刺しのような気仙沼で水揚げされているモウカザメの心臓のお刺身でした。あっさりめのレバ刺しとでもいいましょうか、新鮮なものでないとお刺身では食べられないそうで、クセもなくトゥルンとしつつ食感もしっかり。産地の気仙沼はもとより宮城県内ではモウカザメから"ふかひれ"を取った後、身は切り身や魚肉練り製品など様々に利用され、心臓はモウカの星とよばれ刺身などで食べられるそうです。日本人は昔から、いただいた命をできるだけ無駄なく有り難くいただいてきたんだね。「糀や」さんなので毛鹿の星(もうかの星)を"塩麹とごま油"でいただきます。 ヘタレ 息子が飲んでいたのは、日本酒カクテル「蔵トニック」。私が飲んでいたのは日本酒、吞み口すっきり気仙沼・角星さんの「水鳥記」。この時期、仙台を北へ、蕪栗~伊豆沼あたりへ行けばワンサカ水鳥に会えるんだけど今回は時間がなかった、ぶー(追記:「水鳥記」ってなんのこっちゃと調べてみたら、江戸時代の大酒のみ比べを滑稽に描いた仮名草子の題名で、「酒」の字を偏「(氵)水」と旁「(酉)鳥」に分け、酒や酒飲みを意味したそうです。マガンなどの水鳥とは関係なかったのね)ちょっと一切れずつ、金華さばをはじめ「ひがしもの」のお刺身。お刺身も醤油ではなく、好みの薬味を添えて味噌こうじ(左)や醤油こうじ(右)でいただきます。寒い夜の味方、"自家製コラーゲンの糀もつ鍋"。こうじ効果でしょうか、柔らか~い"仙台糀漬け厚切り牛タンの炭火焼き"。秋保野菜のスティックサラダも、(秋保って「あきほ」じゃなくて「あきう」って読むんだそうです)塩麹+レモンのディップと、写ってませんが味噌こうじ+マヨネーズのディップでいただきます。「糀や仁太郎 仙台駅前店」(宮城県仙台市青葉区中央2-2-38 フォーシーズンビル8F) 丁寧に注がれたエビスの生ビールも美味しゅうございました。東北を歩くと街角で美味しい麹に出会うことも多くちょくちょく買って帰るのですが今回は買う機会に恵まれませんでした。ぼちぼち「ニシン漬け」も仕込まねばなりません。今年は「軍馬慰霊碑」の建つ大好きな本別町(十勝)にある「渋谷醸造」の麹を取り寄せました。優良発酵食品=麹サマサマ、今年もお世話になります。
2015.11.09
岩手発のクラウドファンディング「いしわり」 ←クリックあと1日で終わっちゃう!「馬と共に暮らす古民家再生 〜地域と子どもの元気を引き出す〜」(プロジェクトを始めた理由〜被災地の子ども達を元気にしたい〜)2015/11/06 22:00:00までに目標金額に達すると"プロジェクト成立"なのですが、只今2015/11/05残りあと1日で目標の97%。あと3%足りないだけで頓挫させるのはもったいない!馬との出会い体験チケット、天日干し新米、古民家1泊チケットなどなど特典も楽しそうだよ ^^岩手発のクラウドファンディング「いしわり」、会員登録も簡単でがんす。「変なオバさん、今日は"喜美良の角砂糖"持ってないの~?」そんなにくっついたら顔全体が撮れないわい。ごめんよ、途中どこにも寄れなくてリンゴも人参もバナナも岩塩もなーんにも持ってこれなかったー「第3回馬搬フェス(南会津町)」を目指し札幌を発ったのは、宿泊先の会津田島「和泉屋旅館」のカエルもハロウィン仕様だった10/30。10/30(金)夕刻からC.W.ニコル氏講演会「馬搬の可能性と未来を考える」、うさぎの森キャンプ場にて夜なべトーク(南会津の地酒が集結)と飲みすすみ、10/31(土)10時から「馬搬デモンストレーション・日本式方法とヨーロッパ式方法」と続きます。遠野の岩間さんと盛岡の八丸さんの説明を聞きつつ、会津の豊かな森から馬と人が木を切り出す様子を見学。歩くと心地よい地面には優しげな植物が広がっていました。遠野の新燕号、さらに木を運び出すべく森へと入っていきます。それを参加者はこんな風に見学。木々の隙間から目が合った(笑右に写っている馬搬の師匠(遠野の見方さん)、若々しく見えますが御年74才だとか。農作業・林業の合間にチャグチャグ馬コや相馬野馬追をはじめ大小さまざまな伝統行事や文化行事に馬を連れて参加・協力しながら、「自分の代で馬搬をなくすわけにはいかない」と若い世代へ惜しみなく馬搬の技術を教えておられます。大きな木3本をずんずん曳いていく新燕号、さすが帯広のばんえい出身、余裕の後ろ姿です。喉がヒューヒューいう「馬のノド鳴り(喘鳴症)」でばんえいを退いたらしい新燕号ですが、岩手の山々で木を運んでいるうちいつの間にか症状が治まったとか。あー素人の勝手な想像ですが、見方さんは田んぼも持っていて、馬のために稲ははさがけ(天日干し)にしてその藁を使っていますし、山から刈り集めて干した萩の葉など自然のものを飼料に取り入れているのも良かったのかもしれません。日本の馬搬の道具も使いやすくできていて、コン!と打つと簡単に木がはずれるようになっています。ニコルさんも熱心に見学されていました。めんこいなぁ。文字どおりの「道草」、めんこいべぇ。新燕号、八丸さんを見つめ説明に耳を傾けているようにも見えますが、馬の口元に注目!笹食ってます(笑 バラの花のように笹くわえてます(笑でも段差や勾配のある山から木を運び出すときは真剣!「そこのけ」ちょっと小耳にはさんだんですが、大槌では(大船渡だったかも)馬搬で切り出した木を使って家を建てる取り組みもされているそうです。さすがに何度も木を運び出すうちに息が上がってきたようで広がる鼻の穴。運び終わってドヤ顔。「どうだ、オバさんにこんな丸太が運べるかいっ?」運べるわけねぇべさ。寄る年波には勝てず、以前なら70-300のレンズも持ち歩いていたけれど、もう自分の体だけでも重くて、今回はDT16-50を付けたカメラひとつで出かけました。しかし、そのDT16-50がなんだかやたら重かった・・・山の中で起こる様々な事態にも留め具を抜くだけですぐ外せる作りのヨーロッパ式の馬搬の道具。安定性のあるタイヤが付いているので、丸太を曳いたまま障害物を乗り越えることも可能です。「日本式もヨーロッパ式も、馬搬ならオラに任せろ」なんとイギリスの馬搬の4割は女性(女性ホースロガー)だと言われており、今回の旅ではそんな目標を持った女の子にも出会うことができました。日本の馬搬に頼もしい若手が増えますように!森を守る君の向こう 今年も秋がゆく車両運搬用の幅広い林道を整備する必要がなく、土壌や木々など環境への負荷も少ない馬による林業「馬搬」。そんな険しい日本の地形にも適している馬搬が見直され始めています。岡村製作所の家具ACORNシリーズの森をいためることなく木を運び出す伝統技術「馬搬(ホースロギング)」によって伐り出された木材を使用して作られた家具「ホースロギングファニチャー」など森と人と馬文化を守る頼もしい取り組みが、どうか増え栄えますように。今春よりドイツ系企業の東京支社勤務となった息子に、(注:Volkswagenではありません)何気なく「また会津行くさー」と話したら、「大阪出張から仙台に飛ぶから待ち合わせしよう」となりまして、南会津にもう1泊して他のプログラムにも参加したかったのに(ちぇ)、野岩(やがん)鉄道・会津鉄道で会津若松へ、そこから仙台、夜は青葉区で水鳥記飲んでましたとさ。
2015.11.05
今、ばんえい競馬で唯一の女性騎手・竹ケ原茉耶さん、カッコイイぞぉ~!スナイパー号の凛々しさにも見惚れてしまいます。2015/10/10 6R スナイパー号 牡11歳弟子屈町の星川さんち生まれ 馬主:竹ケ原勇さまそういえば福山雅治さんの奥さん(吹石一恵さん)、ばんえい競馬場が舞台・ロケ地の映画「雪に願うこと」で女性騎手を演じてましたっけ。10/10(土)、ばん馬まつりもタケナワなばんえい競馬場入り口で配られていたチラシを札幌に帰ってきてから見ていたら・・・あれっ、ボクの友だち(岩手県遠野の新燕号)が写ってた。写真展が催されていたばん馬ギャラリーの前まで行ったのに、見ずに帰ってきてしまった・・・ばん馬ギャラリーは新しくなった「ふれあい動物園」の横にあります。子供にさわられても優しいまなざしのキング号は、ばんえい競馬のPRを担うべく今年(平成27年)リッキー号、ミルキー号に次いで帯広市特別嘱託職員に就任した3頭目のニューフェイス(ニューホース?)。帯広競馬場のとかちむら農園では、10/25(土)10/26(日)と馬耕デモンストレーションが行われます。(両日共1回目11:00~ 2回目13:00~)そして福島県の南会津町では、10/30(金)、10/31(土)、11/1(日)と「第3回 南会津馬搬フェス」が開催されます!(主催:NPO法人みなみあいづ森林ネットワーク)写っているのはモンベル/mont-bellの馬米(うまい)の人じゃないかな。10/10(土)ばん馬まつりで催された帯広競馬場・道新花火大会。下の方にボンヤリばんえい競馬のコースと電光掲示板が見えるでしょうか。そのすぐ後ろから打ち上げられる花火に忘我。キリリと澄んだ空気のなかで観る「秋の花火」もいいものです。野山で着る服を受け取りに北13条まで行った今日(10/23)の午後、北大のイチョウ並木をのぞいてみたら、まだちょっと緑色がチラホラ。紅葉蔦黄(もみじつたきばむ。七十二候の一つ)、イチョウの合間にそびえるオオモミジは濃黄(こきき)から紅へ。10/24(土)10/25(日)は北大イチョウ並木(北13条道路)の一般開放と北大金葉祭(こんようさい)。そして、そろそろ雪。
2015.10.23
北海道江別市で空からニンジンが降ってきてあたり一面ニンジンだらけになったというウワサ。たしかに昨日、一昨日とものすごい風雨でしたが、ニンジンが降るなんてにわかには信じ難く、「ニンジンはどこから来たのか?」「じゃがいもと玉ねぎはどうした?」「あと鮭と大根でもあれば石狩鍋ができるぞ」等々頭の中で「疑問」と「妄想」がとぐろを巻いています。Spotlight北海道江別で道路にばら撒かれた人参を除雪車で片付ける冷静な行政判断がすごいと話題に…Yahooニュース「試される大地」北海道に新たなる試練 大量の「にんじん」が降り注ぎ除雪車が出動する事態にtogetter【試される大地、北海道】なぜか道路一面にんじんだらけになる※トラック横転ではないでもどうやら真相は、江別市土木事務所いわく、「トラックで運搬している最中、なんらかの拍子で落としてしまったのではないでしょうか」ということだとか。Excite Bit空からニンジンが降ってきた!?道路がニンジンだらけになった真相を自治体に問い合わせてみたなーんだ、ニンジンを落とすなら馬のいるところに落とせばいいのに。― ホッカイドウ競馬 門別競馬場 ―― ばんえい十勝 帯広競馬場 ―先ほど帯広のホテルを急遽手配することになり、「HRS-ホテルリザベーションサービス」というのを使って無事に予約完了!出張・ビジネスでよく使われるサイトだそうですが、いいなぁと思ったのは「チェックイン当日の午後 6 時までキャンセル料が無料の場合もあります。」のくだり。もちろんすべてのホテルが「当日までキャンセル料無料」ではなく、私が予約したホテルは「宿泊前日の18:00までキャンセル料無料」と表示されていましたが、こうも天変地異・JR運休などが続くと、「前日まで無料」でも充分ありがたい。天気図や警報を確認してからでも無料でキャンセルできると思うと、ストレスや不安が軽減されます。
2015.10.09
狭い庭なんだけど、庭仕事に少し疲れた初夏、発作的に近所の花屋へ駆け込み、「花がら摘みも、越冬のために鉢上げする必要もなく、虫や病気にも強い、植えっぱなしでいい植物をください。」と助けを乞うた。そのとき勧められて買った山野草(かつ多肉植物)のひとつ「日高ミセバヤ」が、本当に植えっぱなしにしておいたのに、自力で増えつつ艶やかな花をたくさん咲かせてくれました。ニンジンは柔らかそうな葉もいっしょにスムージーに入れてしまいます。「朝晩冷え込むからもうそろそろぜんぶ収穫してしまおうかな」と思いながら取りあえず「今日のぶん」と抜いた1本の枯れた葉などを取り除いていたときドキリ。今でさえ地面にヘタりぎみで、もし抜かれず冬じゅう畑にあったとしてもシバレて溶けて土になるだろう春までぶら下がった状態を保つのに全く適さないニンジンの葉を越冬する場所に選んだ迂闊(うかつ)なサナギよ。もう少しで気づかず捨てたりつぶしたりするところだったよ。オロオロと深い植木鉢を探しニンジンを植えなおし支柱を立て、茎が倒れないようテープでとめ涼しい(寒い)玄関に置いたけど、これで何とかなるんだべか。夏ごろニンジンの葉にいたのはこの子(3齢幼虫)。つまり大きくなるとモスラな風貌になるキアゲハの幼虫だったから、あのサナギはキアゲハのそれなのかも。彼らが闊歩している間は花が咲いてもニンジンを抜くわけにいかず。食べるのが追いつかなかった大根も花を咲かせていましたが(笑そういえば、「緑のカーテン」にくっついていた角のあるコイツは、何の幼虫だったのかね。去年、ばんえい競馬の北見記念のとき配られていた「和種ハッカ まんよう」も涼しげな花を咲かせました。種から育てたカレンデュラ(キンセンカ)、やはり種から育てたジニア(ヒャクニチソウ)、同じく種から育てたブルーレースフラワーらも、まだがんばって咲いています。間引いて10株ほどにしたのにワサワサ茂るエゴマ。醤油・ニンニク・みりん・南蛮に漬けてみたけど美味しいと思えなかったので、見た目が青シソに似てるから「シソ味噌」ならぬ「エゴマ味噌」にしてしまえ~と刻んでフライパンに放り込んだところ。反省:もっと葉を細かく刻むべきでした。結論:「シソ味噌」の方が好き。ブラックベリーが摘める頃だけ、ヨーグルトにはジャムに加えて生の果実が浮かびます。去年、日の当らない高架下の花屋で枯れかけていたのを買ってきて、隅っこに植えたコケモモが実をつけました。やはり去年植えた5cmほどの小さなリンゴ・アルプス乙女も2個だけ結実。「日が差すと暑くても、もう夏じゃない」と覚悟を促されたような気がして、赤くなったナナカマドの実をスマホで写したあの日の日付を確認すると9月3日。そうこうしているうちに、森の香りと秋(天然マイタケ)がみしっと詰まった段ボールがふいっと遠野(岩手県)から届きました。向かいの公園からたくさん落ちてくる松ぼっくりのひとつに生えていた、コケのようなシダのようなの。茹でると甘いスティックセニョール(茎ブロッコリー)と、オータムポエム(アスパラ菜)はまだ収穫できそうです。だから名前にオータム(秋)を掲げているのかね。
2015.10.05
コーヒーをひと口飲んで「プハァ~ 美味いなぁ~」と上を見たら、パッチワークの前掛けのような、布を接いで作った旗のようなのが。手作りのあたたかみ漂う布の集まりの中に書かれていたからか、「戦世ぬ終てぃ 幾年ん経てぃん 今も沖縄や 戦場どぅやる」という重みのある言葉がすとんと胸に落ちました。それは遠雷が少ぅし近づいてきたような具合。自家焙煎珈琲 「まちぐゎーみちくさ」沖縄県国頭郡本部町渡久地4 本部町営市場内月曜休み 営業時間 10:00~18:30「さわのや」でソーキそば食べたばかりなのに黒糖のチーズケーキ食べたの、 私だ。焙煎したての豆が3種類だけ並んでいたので、そのブラジル、マンデリン、雲南を100gずつ購入。3種類だけということは、すぐ売れてしまうからいつも新しい豆が並ぶという理想的な周回軌道。コーヒー豆は正直で、家でガリガリと挽いて淹れてもどれもとっても美味しい!たしか350円/gほどの良心的な価格でしたよん ^^「まちぐぁーみちくさ」さんの壁際に最初ジャム屋さんかと思ったほどジャムの瓶がずらりと並んでいたので、ハルサー片岡さんの「しょうがジャム」をば。ガツンとヒ~ハ~な「しょうがジャム」を舐めながら、うちの庭で勝手に育つブラックベリーやルバーブを中心に、ご近所からもらった青トマト(北海道だからか秋になると露地物のトマトは赤くなりきれず青いまま枯れてゆきます)とバジルのジャムやら、茨城から届いた自然のまんまの柚子と八紘学園のりんごのジャムやら、そのときどき思いつくままミックスジャムを作っては、思い浮かぶままレターパックに押し込んであちこちに送りつけている私の頭の中に「しょうが」という選択肢が増えました。 じっくり読んでみたい本が並ぶ本棚で、むかし定期購読していたことがあるDAYS JAPANの4月号を見つけ話しかけても返事しないほど真剣に読みふける哲ちゃん。学生時代から好きなMichael Franksの曲が流れているなぁと思ったら、なんとLPレコードだったし!"Sleeping Gypsy"だっけ、私もこのアルバム持ってます。あと、Steely DanとかKenny Rankin、Earl Klughあたりも。近かったらなぁ、本部町営市場、もっと探検したかったなぁ。
2015.05.15
連休の混雑を避け一足早く、先週はずっと沖縄北部におりました。引き続き働いてはおりますが一応無事に定年を迎えた哲ちゃんに「退職祝いはどこへ行きたい?」とたずねたら「オキナふぁ~~~」とフヤケた答えが返ってきたので、地元の北海道内を別にすると震災以来はじめて東北じゃない所へ旅に出た次第です。第一宿泊先:WASSA WASSA(ワッサワッサ)沖縄県大宜味村根路銘97おりしも2015/4/21(旧暦の3月3日)は干満の差が1年間で最も大きい大潮。沖縄地方では「浜下り(ハマウリ)」と言われ、女性が浜に下りて手足を海水にひたして身を清め災厄を払う日でもあるそうです。私の身が清められたか否かはさておき、大潮ということは干潮の刻に浜へ行くと、ウヒヒ・・・いつもなら潜るか沈むかしないと見られない海の底がペロリと現れ、泳げない私でもリーフの上を歩いて貝を拾ったり熱帯魚を覗いたりできるありがた~い時節であります。朝の9時すぎ、魚のセリに行くというWASSA WASSAさんにお願いして国頭漁業協同組合・辺土名漁港へ同行させていただきました。10時からのセリに向けてなんとな~く静か~に集まってきた仲買の人たち。雨女(私)のせいか天気が悪くいつもよりかなり水揚げは少なかったものの、青い魚イラブチャー(ブダイ)やら、シャコガイやら、北海道では見たことのない生物に胸がトキメキます(不整脈?)。国頭漁協の美味しくて新鮮な魚を求め、はるばる那覇からも買い付けに来ていました。内気で控えめな方が多いのか(それとも私が怖いのか)、セリに来ていた方がそぉ~っと「大きなイカが見れるよ~」と教えてくれた加工場。人と比べるとイカの巨大さが分かるでしょうか。函館のイカール星人は沖縄出身なのかもなぁと思ったり・・・(空想中)この巨大なイカの名はソデイカというらしく 、国頭漁業協同組合のショッピングサイトでも購入できますが、人気のようで「月桃風味のソデイカスモーク」は只今売り切れ中でした。そして穏やか~に始まったセリ。仲買のおじいちゃんの秘蔵っ子、真剣に魚を見定める頼もしい未来の目利き ^^そして穏やか~にセリが終わりました。WASSA WASSAさんが競り落とした魚たち。やっぱり控えめな方が多いのか(それとも私が怖いのか、私を見ると石になるのか!?)、クルマに戻って帰ろうとしていたらWASSA WASSAさんを介して「"生簀(いけす)の中を見せてあげる"って言ってます」と呼び戻されました。元気に泳ぐ魚たち、国頭の魚は美ら海水族館に納められることもあるそうです。
2015.05.02
平成27年度のばんえい競馬は4/18(土)開幕! 少し前にさよならと手を振った雪に、朝庭先でまた会って照れ笑いの4月、みなさまいかがお過ごしでしょうか。2月、帯広にて「出たなオバサン!」ヒノデタイガー 牡5歳 足寄町の留田さんち生まれ馬主・(株)大阪畜産さま 松井厩舎 騎手・工藤篤さん重い鉄のソリを曳いて挑む難関「第2障害」手前の、駆け引き、間合い。アカフジ 牡5歳 下川町の千葉さんち生まれ馬主・泉義範さま 田上厩舎 騎手・菊池一樹さん帯広競馬場へ向かう途中、カフェと雑貨のお店「THE YARD」(帯広市西8条南10丁目3-4)でひと休み。静かで居心地の良いお店の雰囲気に似た、なみなみ穏やかなコーヒーと、スカッと爽やかに香辛料が効いたチキンと十勝産トラ豆フムスのチャパタサンド(選べるサイドディッシュ2種付き)。ハーフサイズのチーズケーキ。Cracked Crab(Pismo Beach,CA)で食べたチーズケーキの次の次くらいに好きだわコレ。(Cracked Crabはバケツで運ばれてくるカニをトンカチで割って食べるような店。だのに白ワイン片手に絶賛するのがシーフードではなくチーズケーキなのがまったく理解できんと、息子がぶつぶつ言ってましたっけさ)一日だけの「農高女子高生カフェ」 in 帯広競馬場内とかちむら。ブドウの酢酸菌で作ったビネガーなどを使ったメニューがいろいろ。馬券を買いに走りたい気持ちをおさえて、飲みねぇ飲みねぇ、カシス酢ソーダ飲みねぇ。帯広競馬場とかちむら産直市場でアピオス。アピオス豆ってなんですのん?「インディアンのスタミナの源と言われる栄養満点のマメ科の植物」だそうで、オリーブオイルで炒め塩を振って食べましたら、「(里芋+茹でピーナッツ)÷2」みたいでホックリ美味し。帯広人が鍋を持って買いに行くというインデアンカレー。寒い時期だから足が早いカレーでもイタまないだろうと、そこいらへんは自己責任で、さすがに鍋は持ち歩けないから密封容器持って買いに行ったら、さらにその上からラップをグルグル巻きにしてくれており、無事に札幌まで持ち帰ることができました。タイ古式マッサージでお世話になっているお姉さん(帯広出身)の、カレーのインデアンでバイトしていた弟さんがオススメの「シーフードカレー」は、まろやかでありながら香辛料もピシッと決まってます。朝調教見学ツアーは調教に集中したい側からしたら迷惑なんだろうな。馬がいっぱい ^^早朝から真剣な練習が続きます。 BSであまちゃんの再放送が始まりました。あらためて気が付くことや気になることも。「若き日の大吉」役を東出昌大さんが演じていますが、東出さんがどう年をとったら(脱皮したのか?)杉本哲太さんになるんだろうとか、片桐はいりさん演じる安部ちゃんは19年前まだ東出さんだった頃の「若き日の大吉」と結婚したことになるよなぁとか。植物男子ベランダーも4/16からSEASON2が始まるそうで、松尾スズキさんが苦手だけどそこだけグッと我慢して見る予定。SEASON1の最終回に2009年にL'ULTIMO BACIOで知って以来聴いていた大橋トリオさんがひょろっと登場してたのは嬉しい驚きでした。
2015.04.08
JRAはまったく不案内だけれど亡くなられた後藤浩輝騎手を天国のシゲルスダチはこの時のように心配そうに見つめているのかな(右下[You Tube]をクリックすると大きな画面で見られます)晩秋、凍結防止に庭の散水栓を水抜きする前に植木鉢を洗ったその冷たい洗い水が溜まったところにトンボがはらり水に写るボロボロの自分を見て苦笑してるよな風情です水の匂いに寄ってきたのはほとんどの仲間が姿を消した寒さの中でなお卵を産み命を繋ごうとしているのかな「こんな所に産んでも無駄」だとか「卵が孵化する確率はゼロ」だとか思い悩みもためらいもせず同じく晩秋、玄関のガラスの上で触っても逃げないほど寒さで動きの鈍くなった蜂がやっと雲間から降り注ぎはじめた日の暖かさをありがたそうに背中に受けていました最期の太陽 最期の恵み邪魔をしないようそっとドアを閉めました冷たい雨にカラスもずぶ濡れ羽も抜けかけてるけどさ瞳は嘆いていないのさこんな風に みんな死ぬまで生きているだからヒトも死ぬまで生きよう
2015.02.28
土曜日(2/21)に平取町の二風谷工芸館でアイヌ文様刺繍を初体験してきたのやら、シィービーツアーズ「アイヌ文化とびらとり温泉ゆから」の写真をまとめるのは、後日にしようっと。縫い目ヘロヘロ、私の初アイヌ文様刺繍。さっぽろ東急百貨店で2/25(水)まで催されている「松山の物産と観光展」に砥部焼たちもたくさん来ていると知りたまらず会いに行く道すがら、「パンとおとも」(札幌駅前通地下歩行空間・クラシェ)にトキメク。「パンとおとも」2015/03/01(日)までチ・カ・ホ(札幌駅前通地下歩行空間) 北1条イベントスペース東側にて道産小麦など北海道の素材でパンを焼くパン屋さんたちだけでなく、パンに「おとも」してパンと食卓や暮らしを盛り立てるコーヒー、チーズ、道産材の木工品(バターナイフやトレイ、パン皿)、北海道産のはちみつ屋さん、スープ屋さんが入れかわり立ちかわり出店販売。Sweets GUPPY(岩見沢市幌向北)「しあわせのカンパーニュ」。かなり大きなパンなのに今日の夕飯に2人で食べたら、しみじみ美味しくムシャムシャが止まらずもう半分しか残ってません。いつものように写真はすべてお店の方の了解を得てから撮ってます。みなさん「どんどん撮ってください。もういいんですか?」なんて笑顔で快諾してくださり、写しやすいように手で支えてくれたり位置をずらしてくれたりと、お忙しい中ありがたやお手伝いしてくれる方もいて。(家に持ち帰ってから撮ったの以外はiPhoneで撮影)国産天然・荒井養蜂場(北広島市大曲)「シコロのはちみつ」。字づらが「ジゴロのはちみつ」に似ています(それがどーした)。話している途中でかなりご近所にあるということが判明して「なーんだ」。シコロ=和名キハダ。黄色い内皮はオウバクという生薬として漢方などに使われる。爽やかな風味のはちみつです。「燻製コーヒー」なるキテレツなコーヒー豆を販売していたRITARU COFFEE(札幌市中央区北3西26)。なんでも、焙煎したコーヒーを冷燻(低温で燻製)したんだそうです。まだ飲んでおらず、明日飲んでみるのが楽しみ。天然酵母パン パネトーネ(滝川市)「天然酵母のラスク」はこういう催し以外では今のところ滝川のパネトーネでしか買えないらしく、パンをくわえた牛・ひつじ・ヤギのめんこいイラストと相まって素通りできないオーラが漂っています。が、このあと向かったさっぽろ東急百貨店「松山の物産と観光展」で「良質」な空間を構築していたgL-Leather(愛媛県松山市)でICカードケースを買った折、ひとりで店番をしながら革製品を作っていた彼に、「北海道のラスク、食べてみて」と置いてきたくなったので置いてきました。ためつすがめつしてやっと選んだ左上から中田窯、永立寺窯、雲石窯。たっぷり乗せられた呉須は角度によって光って見えます。"雲石"窯のだから光っているのじゃないけれど。
2015.02.23
羅臼のみなさまへ 暴風雪お見舞い申し上げますちょっと天気図が違っていたら札幌や旭川に降っていたかもしれない大雪なんだか申し訳ない気持ちになりますラウスで思い出しました。昨秋、羅臼ビジターセンター(設置/環境省 管理運営/知床財団)に立ち寄り親切にいろいろと教えてもらった際に、ガラスケースの中に展示されているのを見た瞬間一目惚れして買ってきたガラス作品ふたつ。羅臼町のガラス工房 「知床硝子/Stained Glass Works Shiretoko-glass」、浅沼久美子さんの作品。青いのはエゾテンの足跡、シトリン(黄水晶)みたいな色のはヒグマの足跡(の一部)、どちらも実際の足跡をもとに作られたほぼ実物大の足跡(足型?)だそうです。買ったものの、オーナメントのように窓辺で光を透かせて吊るすには釣り糸を通す穴もないし。電話で知床硝子さんに尋ねたら、ペーパーウェイトとして作ったけれど自由に使ってくださいって。時おり手に取り眺めてはニンマリしています。知床へ向かう途中、砂利かと思ったらじゃがいも満載のダンプを何度も見かけました。ボンズホーム/BON'S HOME(斜里町ウトロ)、栗じゃがいもの「よくばりグラタン」。貴重な知床のじゃがいもを冬はシバレさせないよう夏は腐らないよう手間ひまかけて保管し、熟成し味が濃くなってから提供・発送しているそうです。秋の知床五湖。来訪者が絶えない知床自然センターの裏手を、澄ました顔して闊歩するエゾシカ。「うっ、背後から"変なオバサン"の気配・・・」「振り向くな、見たら石になるぞ!」「おう・・・ シカも怖ぇ~」知床ノーブルホテルの部屋から眺めた夕日。この時はウトロに泊まり翌日ラウスへ向かったんだけど、目の前に広がる知床の海の音を聞き海風に吹かれながらの温泉露天風呂はそりゃあ心の澱(おり)まで飛ばしてくれるほど心地よいものだったけど、次はラウスでゆっくり過ごしたいなぁ。
2015.02.04
すっかり明けてしまったけれど、平成27年「ひつじ年」らしい写真をば。おおっ、なんとも利発そうな犬たち!(オイオイ、なんも"「ひつじ年」らしい写真"でないべさ、犬だべさ)マグマ大使を呼んでいるのか、笛を吹く男性。この方はかつてのマモル少年で、十勝岳からマグマ大使がどーんと登場!なんてね~~~(オイオイ、なんも"「ひつじ年」らしい写真"でないべさ、人間だべさ)なんもだホレ、彼が笛を吹きはじめるとあ~ら不思議、丘に散らばっていた羊たちが徐々に集団を形成し右往、左往。牧羊犬が笛の指示で羊たちを追っていたんです。指令1・「羊たちを扉の向こうへ」、ミッション完了!お見事!休む間もなく次の指令を受け、走るっ!チームプレイで追い込むっ!ひつじ「後ろに犬、前に変なオバサン、近年稀に見る最悪のポジションざます」犬「へへっ、"直進してオバサンを踏んづけさらに前進"させてみたい・・・」生き生きと指令を待つ牧羊犬たち。次の指令は「狭い囲いの中に羊を追い込む」、だけど羊たちは「こんな狭いところに入るのイヤだわよ~」と渋っています。しかし牧羊犬には逆らえず「不本意だが」という表情で囲いの中へ。こっそり逃げた羊も取りこぼさんぞ。逃げる途中で鉢合わせした「サフォーク 毛刈り前・毛刈り後」の見本みたいな2匹。ふた手に分かれて逃げていた彼らも徐々に追い込まれていきます。そしてやっぱり「不本意だが」という表情で囲いの中へ。しかしながら柵の間から脚がはみ出している羊もおりますし、これ以上奥へは・・・これ以上奥へは・・・ 進めました・・・ 進まされました・・・牧羊犬に追われ不本意ながら進んでしまいました。が、羊の上に羊、単一種でブレーメンの音楽隊、天は羊の上に羊を乗せちゃうのね諭吉、な様相に。ボーヤファームのシープドッグショー(Sheepdog show/BOYA FARM)は十勝の池田町にある食事も美味しい「十勝まきばの家」で4月下旬~9月に開催されています。へへっ、ばんえい十勝と合わせてどうぞ ^^ばんえい競馬は冬の朝調教ツアーも圧巻です。(私も申し込み完了!)詳しくは、ばんえい十勝HP-【お知らせ】朝調教ツアーのご案内 をご覧下さい。東日本大震災をテーマにした舞台「ノクターン-夜想曲」(倉本聰作・演出)の全国公演が、1/10(土)に富良野市の富良野演劇工場で幕開けしました(演劇集団「富良野GROUP」公演)。北海道各地~岩手~福島~東京~岡山~大阪~山口~広島~愛知~三重~静岡~ふたたび福島~戻って北海道の七飯町、鷹栖町と巡り、千秋楽は十勝の幕別町百年記念ホール。1/18(日)までつづく富良野演劇工場での公演はほぼ完売だそうですが、1/16(金)19時開演のチケットだけ若干残っているそうです(1/14現在)。深呼吸しがてら、富良野で観ます。昨年のうちに予約しておりまして、1/16に富良野へ行きます。今朝、エゾアムさんに電話したら奇跡的にプリンまだあるよ、って。翌1/17は「地吹雪・吹きだまり・ホワイトアウト」の場合をのぞき、プリンの受け渡しに麓郷からさらに奥へ平沢まで。大きな馬が曳いてくれる馬そりなら吹雪もへいちゃらなんだけど、ヒトもクルマもへなちょこなもんでさ。まさか、1/16のチケットが残っているのは、私が避けられてのことだべか。はたまた、ニット帽をかぶると「黒板五郎」ばりなツレのせいだろうか(笑
2015.01.14
長い無沙汰のあとだって 小林酒造は心地よい「北の錦 新酒を楽しむ忘年会」、平成26年12月20日(土)北海道夕張郡栗山町・小林酒造にて。予定表にピシッと「15時00分~蔵見学プレミアムツアー」と書かれていたそれは、南杜氏の語り口に癒されつつ、「つまみ食い」ならぬ「つまみ飲み」は興味深く。洗米作業中の蔵人さん、酒米の吸水具合を見極め「今だ!」と腹を決めエイッと脱水機へ。水を孕んだ酒米の重さはいかばかりか、見ているだけで腰が痛くなりそうな。小林酒造では「米が水をどれだけ吸ったか」の前に、「(吸水前の)米の水分量」にも注意をはらっているそうです。風土やお天気や保管状況や仕込み時期や、きっとひと風ひと雨で違ってくる繊細な事がらなのでしょう。ポカポカと暖かい麹室では蒸されたお米と麹菌がミニオンのようにせっせと働いておりました。シバレルこの時期、確か気温が30度以上もある麹室にずっと居たいと思ったけど、数日のうちに私にはきっと有毒で極彩色のカビがはえはじめ、酒造りに多大なご迷惑をかけるに違いないと想像できたので諦めました。今年は常より余裕をもって仕込み期間を長く、一度に仕込む量も少なく、小さ目のタンクで日にちを変えて幾つか仕込んでみたりと、実験的で繊細で楽しみな挑戦をされているそうです。こちら↑はまだ"粥状"でしたが、この段階でもうタンクごと風味が違います。もうすぐ"売ってるお店にしか売ってない"「冬花火(純米大吟醸)」になるらしい醪(もろみ)は、ごくごく極上の飲んだこともない乳酸飲料を彷彿とさせる味わい(?)でございました。倉庫を見上げたときや古い煉瓦に触れたとき「永遠」なんてないと分かっていても「消えずにいてほしい」と思ってしまう。柱↑に「日本高圧ヒューム管」の文字、酒造りの他にもいろいろな事業をされていた(いる)名残り。(参考まで:「レンガ積み職人が遺した建造物 ~ 北海道編 (I)」)使われていない倉庫の中から古い酒造りの道具たちが偶然見つかり、小林専務がfacebookで「里親(引き取り先)を」と呼びかけたら日本中から引き合いがきてあっという間に運び出されきれいに片付いたそう。万が一にも倉庫が崩壊し酒道具が下敷きになるなどして使えなくなる前に役立つ場所が見つけられ託せてよかったとホッとした表情で話してくれました。いつかあるとき、北海道から遠く離れた山深い里や海沿いの小さな町で、「北の錦」とか「栗山・小林酒造」の文字を見かけ、「おや?」と首をかしげる人いくたりか。映画「ぶどうのなみだ」のロケ地にも(エリカのアパート・回想シーン)小林酒造の敷地内にある工場跡が使われたそうです。だけど しぼりたての新酒が勢ぞろいしちゃう 「新酒を楽しむ忘年会」だもんそれぞれ旨いので、それぞれ飲みすぎると、とんでもなく飲みすぎることになる。なめみそ、揚げた酒粕、サバ缶と酒粕のペーストなど、アテも勢ぞろい。ずっと水切りしておいてくれた絹ごし豆腐を胡麻油だけでじっくりと揚げ、日本酒を煮切って手作りしたポン酢で食べさせてくれる人なんて、小林さんの他になかなかいるもんじゃない。(私の周りにはいない)五感に恵みの沁みわたる忘年会をありがとう。 話は飛ぶけど、ハーゲンダッツのCMで流れる心地よい曲が記憶の底からルパート・ホルムズの「エスケイプ」を釣り上げた。Rupert Holmes - Escape (The Piña Colada Song)
2014.12.26
11/14(金)にnhk BSプレミアムシネマで放送されていた「戦火の馬/War Horse」、今はこの映画と向き合う元気などありませんって思いつつ家人に言えなくて、ところどころ見てしまいました。そういうわけで(?)10/7に訪れた十勝の本別町にある本別町歴史民俗資料館「軍馬の嘶(いなな)き/戦没軍馬遺産」・軍馬鎮魂碑。十勝には 遠い日の馬を思いやる やさしいひとがいるのでしょうたわわに手向けたとりどりの花 飲めや唄えの供物たち広々わたる十勝の風や カラコロ木の実にエゾリスの気配どうかさびしくありませんようかつての旧陸軍省軍馬補充部十勝支部 その木造建築の窓透明な骸(むくろ)と見過ごされることもおありでしょうが日ごと季節ごと姿を変える万象や跡地に建つ北海道立農業大学校へ通う若者たちの成長を映しどうかさびしくありませんよう本別町を訪れた理由は、3年ほど前に大連満鉄旧跡陳列館で偶然見つけて購入してきた馬鈴を全国的にも珍しい軍馬遺産資料なども展示する本別町歴史民俗資料館に託すため。(大連で馬鈴に出会ったときのブログはこちら)私が持っていても年月とともに霧散したり捨てられたりするかもしれないし。素朴な音で鳴るんです、どうぞよろしく、預かってやってください。本別町歴史民俗資料館「軍馬の嘶き/戦没軍馬遺産コーナー」の一部。(わざわざ迎えてくださった館長の田野さんに了解を得て撮影)かつての戦場で収集された遺品なども展示されています。あの「キレイマメ」シリーズなど「豆のまち」としても知られる本別町は、全て十勝産大豆で作られた納豆たちがなまら美味いやまぐち醗酵食品、醤油・味噌・こうじ・漬物・味噌漬カーマンベールなどの渋谷醸造株式会社、安政2年京都発祥の甘納豆でおなじみ岡女堂などなどお楽しみがいっぱい。酪農も盛んなことから明治乳業本別工場もあり、偶然ですが蘇州で働く息子の知人も以前この工場で働いていたそうです。今その方は中国で安全なヨーグルトを作り普及させようと頑張っているんですって。おや、食べ物の話ばかり(笑そうだった、先日新さっぽろサンピアザを通りかかったとき、何やら興味深いものが並んでいそうな気配に立ち寄ってみたのは、11/5~11/7まであつべつ区民協議会主催で開催されていた「第5回厚別歴史写真パネル展」。昭和13年に厚別西の山口家で大切に育てられた馬が軍用馬として出征した時の写真。賢く丈夫そうなこの馬も遠い戦地から戻ってくることなく、大好きなお父さんや坊やと二度と会えないまま命を落としたのでしょう。(許可を得てiPhoneで撮影)こんな美しい農耕馬の写真もありました。向こうに北海道百年記念塔が見えるので昭和45年以降の写真だと思われます。他にも面白い企画や風景などいろいろ展示されていたのに、馬に釘付け(笑忘れない、北海道全体、いや日本全体が馬に助けられて生活していただけでなく、戦禍の時など馬の犠牲の上に成り立っていた時代が確かにあったこと。本別町美里別の軍馬鎮魂碑。草むらの中から聞こえるカサコソこんなにたくさんどんぐり食べたのだぁれだ水の流れる音がどこからか聞こえる静かな場所でした。「鎮魂」と刻まれた碑にはお盆でもお彼岸でもないフツーの10/7だったのに、人里離れた場所なのに、豪奢な花々やお酒や京極の名水や・・・ ありがたいことです。あと鮭トバかカンカイあったら、ここで宴会できるんでないかい?(りんごは私から。帯広で高速降りて調達しましたっ)「オイオイまだ帰らないのかよ、参ったなぁ」というように頭をかく息子のシルエットが偶然映り込んでいた碑文の御影。この碑が建立された経緯は こちら や こちら上・下 や こちら 「願わくば ・・・ 墓碑のもとに集わんことを」大連で見つけた君の鈴、遅くなったけどこっちに届けておいたよ。酪農王国十勝らしく軍馬鎮魂碑と並んで牛の慰霊碑も。手向けるためでしょうか、隣接する土地でいろんなお花が育てられていました。秋ならば 例えばホオズキイヌサフランにクジャクチョウ花粉に突っ伏す蜂のお尻 おやおや小さくアリの姿もだからきっと さびしくないよね本別町西仙美里の旧陸軍省軍馬補充部十勝支部があった場所に建つ北海道立農業大学校。その敷地内にはまだ軍馬補充部時代の建物が残っていました。(バロン西もこちらに住んでいた時期があったそうです)大事に修繕され集会所として使われているらしい建物も。軍服姿で大きな馬に跨る写真の記憶や母らが語る断片をつなぐと私の祖父(大田良市)はここから軍馬付きの獣医として家族とともに旧満州のハルピンへ赴任したと思われ、これらの木造家屋を使ったりこの辺りを歩いたりしていたのかもしれません。あゝ いちめんの赤い実あなたがいた秋にも ありやなしや
2014.11.15
(副題:馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?) 日本で、世界でただ一ヶ所、もう北海道十勝は帯広市にしか残っていない「ばんえい競馬」。ずっと赤字で廃止か存続か想像しただけで胸が苦しくなる綱渡りが続いていますが、今年の6月に「2013年度は黒字に」という報道がありました。ナイター開催やイベント、宣伝活動など運営側の努力、長年ばんえいを支え守り続けてきた地元や全国のファンの応援はもとより、漫画「銀の匙」の絶好調そして映画化でナウいヤングな(死語ダブル使い)ファンが増えたり、手軽に100円からばんえいを下支えできる(ときどきお金が増えていて驚くこともある)インターネット投票(楽天競馬とか、オッズパークとか)が好調なことなどのおかげでしょうか。まだまだ楽観はできませんがひとまずホッ。ただ、賞金額は全国で最低(一般競争だと1着でも5万円とか。JRAとは雲泥の差)ですし、厩舎、厩務員さん、騎手、ばん馬生産農家、馬主さんなどなど携わる全ての人たちへ苦労に見合った報酬が行きわたるようになるといいなぁ。そうしてずっと次の世代へつながっていってくれればと・・・(祈帯広競馬場に隣接する地産地消のたまり場「とかちむら」のゲートを抜けるとししゃも国だった。かぐわしく白い煙の向こうから「十勝産ししゃもをどうぞ」という優しい声がして一目で新鮮でふくよかなオスとメスだと分かるししゃもと割り箸が目の前に差し出された。あーうまかったー10/26、ぼちぼち漬物や越冬用の野菜も並ぶ「とかちむら」でししゃもを配っていたのは「十勝産のししゃも」と染め抜かれたハッピの方々。(紫竹ガーデンカフェでお茶を飲みながら窓越しに撮影)ししゃもを美味しく焼いていたのは弟子屈産の「北海木炭」!どーだ!弟子屈って読めるかい?えっ、そこ?(答え;てしかが) 【アウトドア用品】北海道木炭協会推奨キャンプやバーベキューに!北海木炭(15kg)キャンプに、...価格:4,298円(税込、送料込)そしてサカナくんも羨ましがる(かもしれない)ししゃものかぶり物にロックオン!「写真を撮らせてください」とお願いしたら、ししゃも帽を脱いで私に貸してくれようと・・・ご親切にも「自分がししゃも帽をかぶって記念撮影したらいいべさ」と思われたようですが、いやいや、私がコレをかぶった姿は想像しただけで恐ろしい。ししゃもマン、すてき~「十勝産ししゃもオス10匹・メス10匹入り1箱2,000円」というお買い得価格で即売も。(あ、輸入の危ないインチキししゃももどきの値段と比べないでね)「食べて美味しいと思ったら、よかったら買ってってね~」という穏やか~なオススメの仕方が心地ようございました。味と品質に自信があるからでしょうね。(十勝産ししゃもは"とかちむら産直市場"でも売っている時期アリ。価格等はお問い合わせを)おっと、場内のモニターに「10/27 第10レース 広尾サンタランド30th杯 ししゃも特別」!シャケ特別とかー、花咲ガニ特別なんてのもあるのかなー(馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)きれいな菊の花が見えたので引き寄せられるように近づくと、「どうぞ」と北見の和種ハッカ「まんよう」の苗を手渡されました。売っているのかと思いサイフを出しかけたら「いやいや無料です」って!近所の園芸店などで探しても見つけられなかった和種ハッカの苗、仕方なく来春に岩手の紫桜館から取り寄せようと思っていたほど育ててみたかった植物ゆえ、ご褒美をもらった気分(ホクホクこの日10/26に行われたBG2「第35回北見記念」に協賛してのプレゼントだそうで、喜ぶ私を見て「お好きなだけお持ちください」とおっしゃって下さいましたが、なにせ高速バスの旅、ふたつだけ。ありがと~ 無事に育ったら写真送るねぇ~(馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)帯広競馬場入ってすぐのインフォメーションにて、500円赤い羽根共同募金するともらえるリッキーピンバッジ(帯広市限定)。2種類ありまして、1000円募金したら2種類とももらえました。限定1500個、お早めにどうぞ!(馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)とかちむら産直市場内にはモ~累計1500万部突破のコミック「銀の匙」日本で唯一のショップ『大蝦夷農業高校銀匙購買部 帯広支店』もございます~競馬場内には映画「銀の匙」で使用された痛車ならぬ「痛ソリ」なども展示されておりました。券売所の裏あたりでアートな気配を漂わす「ばんえいぎゃらりー」。ばんえいファン、馬好き、馬の絵がスキ、古い懐かしい写真好きには堪らない空間です。(馬はどうした?いつものことだが、あんた帯広競馬場へ何しに行ったんだ?)やかましい、こう見えてもちゃんとばんえい競馬観戦だってしたわい!ほぼ休止ブログだし、ばんえい2013年度黒字だし、常より楽な気持ちで観戦できたような気がします。この日の馬場は乾燥ぎみで、砂塵に煙ったこの写真もベンチに座ったまま撮りました。へ?「楽な気持ち」じゃなくて「さらに腰が重くなったので楽して撮ってる」だけだろうって?2014/10/26 3R 7・センショウレディー(牝3) 尾ヶ瀬騎手士幌町の六車さんち生まれ 馬主・浅野勝善さま 谷厩舎数年前の写真ですが、砂に煙っていない時の尾ヶ瀬騎手を見たい方はコチラ↓あー、馬かわいい
2014.10.27
暑い盛りのころに紹介したら涼をお届けできるかもなぁ、と思っていた「雪とキリン」の写真。ありゃもうすっかり八月の底が見え、朝夕めっきり涼しくなりました。3月の半ば旭川市にある旭山動物園では、キリンが雪食ってました。ぱふっ!「食べすぎると冷えてお腹をこわしますよ」と話しかけたら、こっちを向いて「余計なお世話じゃ」と言いたげに舌をペロリ。キリンと間近に、且つキリンの目の高さで対峙できる設計の旭山動物園の飼育舎。ということは、キリンが土屋アンナ風に「あ゛~!?」↓とガン飛ばしてくることもあるわけで、こんな時は先に目をそらした方が負けです(たぶん)。どうぞ目をそらすことなくしっかり見返す心構えを持ってお出かけください(笑八月も仕舞いとなりますと、昼間でもトイレが涼しい。ほんの少し開けた窓から入ってくる風が一日中ひんやりしている事実に気づいたとき、「あゝ、すでにはつあき(初秋)か」と合点しました。札幌では育たないかもと思いながら蒔いたホーリーバジルが元気に育っています。(別名;ガパオ、トゥルシー、カミメボウキ)このホーリーバジルを使ったタイ料理「ガパオライス」、テレビで取り上げられたりHottoMottoの新メニューに採用されたり、巷ではガパオライスが流行ってるってかい?札幌でタイ料理をお作りの方々、もし生のガパオが必要でしたらどうぞうちの庭から持ってっていいですよ。って、ココで住所を公表するわけにもいかないが・・・もし草花野菜ボーボーの変な家の前で育つガパオを見つけ使いたいなと思ったら、玄関のベルを押してみてください。うちは、ホーリーバジル(ガパオ)が「大量のオゾンを発生する」ことなどから「種を取って友だちにあげよう」みたいな運動があると聞いて、「一年草だし生育旺盛でもないし日本の生態系に影響なさそうかな」と育ててみました。が、「パクチー=酔って風呂におぼれた時に味わったバスクリンの香り」、「八角やシナモン=漢方薬、もしくは小さいとき無理やり飲まされオエッとなったシロップ薬」としか思えない体質のため、このホーリーバジル群もスムージーに少量混ぜる・お茶にして飲むくらいしか活用しておりません。(補足:山椒も苦手です)茨城の花さん、種が取れたら送るねぇ~このホーリーバジルの種はコチラ↓で入手しました ホーリーバジルをみんなで育てよう!ホーリーバジルの種(トゥルシーの種)価格:388円(税込、送料別)そんなホーリーバジルの横にある物干しにかけたタオルの上で「ジジジィ~」と鳴くのは?そばで他の物をドタバタ干しても逃げないからモデルになってもらったわい。この写真をツレに見せて「この鳴く虫は何であるか?」と尋ねたら、「クソバッタ」と言い捨てた。そんなひどい正式名称があるものかと、途方に暮れました。ひょっとすると「逃げない」んじゃなくて、つい真正面から私を見ちゃって恐怖のあまり動けなくなったのかもしれないね。ふつ~のイタリア~ンなバジルも例年どおり、トマトの脇を固めています。バジルもそんなに大量に食べないんだけど。十年ほども前だったろうか、若い友人が若く有能なイタリア料理店のシェフと結婚してね、何かの拍子に彼が「生のバジルが足りない!」と言ったときスワッと届けてあげられる私、なんて場面を妄想しながら毎年育てていたんだけれど。お店を閉めたことは予約の電話を入れた時に彼女から聞かされていましたが、こちらからは理由を尋ねなかったんだ。去年の今ごろ何年かぶりで彼女たちと会ったとき、他の娘から「あまり人には言ってないけれど突然死されたんですって」と知らされました。今年も蒔いたバジルの種。きちんと美味しい料理を作る彼でね、妄想で終わった「バジルお届け」なのに、バジルを見るたび思い出します。彼女へ: あなたが幸せになるのが供養だ!ピーマンのようでピーマンでない、ベンベン♪「牛の角突き」で有名な新潟県山古志村特産の「かぐらなんばん」、楽天の「太田種苗」で種を見つけて懐かしくなり育ててみたら札幌でも何とか収穫開始!山々に包まれ波のようにつづく起伏をでんでん虫のような道がめぐり、美しい棚田に鯉の錦がひるがえり大きな牛を愛でる人が住む、そんな山古志の気候風土でないとあの辛さの中に甘みとコクやうま味も共存するかぐらなんばんは出来ないと、「牛の角突き」を拝見したとき偶然に隣り合わせた長岡市内に住む方が教えてくれました。新潟県中越地震の時には地野菜である「かぐらなんばん」の種を懐に避難された方もいらっしゃったとか。行きたいけれどなかなか山古志へは伺えないので、札幌で育てたナンチャッテかぐらなんばんを食べては懐かしんでいます。種とワタはほの辛く、皮は甘く・・・札幌でお暮しの新潟出身の方、もし草花野菜ボーボーの変な家の前で育つ「かぐらなんばん」を見つけ懐かしく思ったら、玄関のベルを押してみてください ^^かぐらなんばん、新潟のトマトと煮込んでアラビアータみたいなパスタソースを作ったらお土産に良さそう。唐辛子とチョコレートの組み合わせなんてのもあるし、焼きそばの具に細切りを加えたらピリ辛やきそばの出来上がり。ワタや種ごとオリーブオイルで焼いたのをスープカレーにトッピングしたら、こりゃまた最高だと思います!
2014.08.28
十勝の鹿追町で道産子馬たちと暮らすIさんから届いた平成26年7月20日(日)に開催される「第53回鹿追町競ばん馬競技大会」へのお誘いメールには会場や大会の様子が分かってありがたいパンフも添付されていました。(感謝)存続が危ぶまれ昨年で最後という報道もあったけど、(詳しくはこちら / 継続に至った「午年に止められない by鹿追町長」な経緯はこちら)、今年も襷(たすき)ならぬ手綱(たづな)が繋がったようです。風土のどこまでもおおらかな十勝の鹿追町でございます。きっと美味しい出店もたくさん並んでいるに違いありません、フフフ。アトラクションの「300kgの麦かんロールを人間5人で転がすレース」も気になります。置戸町の人間ばん馬などもそうですが、馬一頭で軽々と曳ける重量にヒトが大勢で取りかかって四苦八苦しているのを見ると「やっぱり馬は大したもんだなぁ」とちょっと誇らしい気分になるのです。私は分類学上「ヒト」に属するのに、ね。先月(6/21,22)、はじめてツレと一緒に訪れた岩手県遠野市にて復活したSL銀河に遭遇する。ひと駅ごと宮沢賢治さんにエスペラント語の名前を授けられそれはピカリと地上に散りばめられた小さな星々のようなJR釜石線では、人だかりや混雑に巻き込まれることなくSL(C58 239)を堪能することができます。JR盛岡支社「SL銀河情報」・遠野市SL停車場プロジェクト推進室なんと6/14には「馬とSLの併走イベント」も催され大好評だったとか。かつて石炭や木材を力の限り運び人や産業を支えた歴史の双璧をなす馬とSLが相まみえたその雄姿、見たかったなぁ~ふたりで行ったからできるワザ↓、上↑の「写真を写してるヒトを写す」(笑第39回東北馬力大会・馬の里遠野大会会場にて。写真はツレがしっかり撮っているだろうからいいやー、と、私は知人の馬運車の中に座って写真を撮ったり、楽(ラク)してました。ボクらのともだち「新燕号」、今年は勝てなかったけど無事にゴール!レース後、心なしか去年よりちょっと年を取ったように見えた9歳の君。手を伸ばし背伸びして君の額の真ん中をポリポリ掻きながら、「あなたには大事な馬搬の仕事があるんだから、絶対に怪我しちゃダメだよ」とツレとふたりでくり返し言い聞かせてたんだ。怪我なくゴールしてくれて本当にありがとう。馬搬=古くから伝わる馬を使った木材の搬出作業「地駄曳き」。重機が入れない山でも作業でき、地表を荒らさない地球に優しい集積方法だが、木材価格の下落や機械化で技術継承が難しい。詳しくは コチラ とか コチラ 昨年、積載量750kgのレースで優勝した新燕号、今年参戦したのは積載量825kgのレース。新燕号の持ち主が腰を痛めてずっと山から木を運び出す仕事を休んでいたこともあり、本来のコンディションではなかったのかもしれません。いや、それに何しろ825kgだし・・・新燕号、平成26年も7/26,27,28と開催される福島県伝統の祭り「相馬野馬追」へ重さ20kgといわれる甲冑を身に着けた武将を乗せてのお行列などを手伝うため馳せ参じるとか。見かけたら声をかけてあげてください。期間中、あまり暑くなりませんように・・・お昼ごはん準備中の馬運車の中に、なぜか北海道限定生ビール「サッポロクラシック」が並ぶ(笑霜降りっぽい厚切りのラム肉ジンギスカンをご馳走になったのですが、甘さに頼りすぎないタレといい「遠野ジンギスカン」が人気の理由が分かりました。遠野ならでは、「お父さんにカッパの髪型にされたんだ」と言いながらポニーに乗っていた男子、素敵です!母へのお土産は、彼女曰く「懐かしい味」だという「凍み大根」を道の駅みやもりの店頭に並んでいた分ぜんぶ。今回は、いわて花巻空港からレンタカーでの移動だったおかげで、遠野にある上閉伊酒造のワンカップ「SLたいのしいねっ♪遠野カップ」など重たいものも宅配にせずお持ち帰り(遠野駅前「旅の蔵 遠野」売店で発見)。帰りの空港へ向かう途中、nhk「日曜美術館」で見て気になっていた花巻市東和町にある「萬鉄五郎記念美術館」にも立ち寄ることができました。
2014.07.12
北ノ 宮島沼ニ ヲリマス御用ノ方ハ ドウゾ目印ハ 頭上ヲ通ルマガンニ 「アハハ」ト 「オ帰リ」ト 手ヲ振ルオバサン昨日(2014/4/28)の夕まづめ、北海道美唄市宮島沼にてマガンのねぐら入り。手前の草むらが岸、向こうが就寝準備中のマガン。沼に入ってジャブジャブ数歩で手が届きそう。そんな無粋なことはしないけど、たぶん沈むし。自然や動物の近くではカメラのフラッシュも大きな声や音も厳禁です。(特に早朝のねぐら立ちを観察するときは驚かせることのないよう更に注意を)残雪を横目にマガンたち(黒い点々)が各々のエサ場から鳴き交わしながら戻ってきます。 札幌から宮島沼に着くまでずっと空は鈍色(にびいろ)でね、今日は鈍色を濃くして暮れゆくのだろうと思いながらマガンの声に浸っていました。(ワタシ、マガンノ鳴キ声スキー、トテモ癒サレル、CDホシイ)三脚+カメラ2台の人が「今日はひょっとすると面白くなりそうな気がします」と教えてくれたのに、この時もま~だ「このまま闇(漆黒)が降りてくる」と思い込んでいました。だけど、黒い輪郭だったマガンたちの、日暮れが経る常に抗って色を現し映えはじめるを見てあゝ、これは夕映えの色だマガンの翼をマガンのお腹をダイダイに染める春の夕焼け落日の帯に愛しい輪郭が浮かび上がるって教えてくれた「宮島沼水鳥・湿地センター」のOさん、いつもアリガトー古今東西「春はあけぼの」と言われているけれど(言いだしっぺは清少納言ちゃん?)、春はあけぼののみならず。春の夕暮れも、いや、春夏秋冬朝昼晩、天然はいつだって美しい。東北で見守られながら越冬したマガンたち、そこからビュンビュン北海道にたどり着いてさ、その渡りで痩せてさ、北海道で必死に体力戻してさ、(小麦など農家の皆様には申し訳なく・・・「マガンが降り立つ畑の小麦粉」とか「お米」とか、それらを使ったお菓子や酒類など加工品も、発売されたら絶対買います!)そろそろ遥か遠くロシア極東の繁殖地へ旅立つ(旅立った)マガン。飛来数やねぐら立ち・ねぐら入りの時間など、詳しいことは宮島沼水鳥・湿地センターFacebook・宮島沼日記をチェックだべさ。あ、圧搾法のなたね油(北海道美唄産)も発売中だべさ。夜空にマガンのお腹の白色を朧に浮かび上がらせた大きな大きなV字編隊が私の部屋の真上を幾群れも渡って行ったあの秋の夜どこからか聴こえてくる懐かしい鳴き声を訝しみ窓を開け夜空を見上げ君たちを見つけたんだあの夜をふたたびと願うのは欲張りだろうか眠りを貪る自分が窓の上空を渡って行く君たちに気づかないでいるだけかもしれないが
2014.04.29
あらもう卯月 こっちの桜はまぁだだよならば醤油の中で愛でるとするか旭川にある日本醤油株式会社・キッコーニホンの「桜花(さくら)しょうゆ」漉して漉して淡く澄ませたおしょうゆの中 おぼろに揺蕩(たゆた)う桜の花咲いた咲いた桜が咲いた日本醤油工業株式会社 旭川市曙1条1丁目302番地直売所 朝9時~午後4時まで お休み お盆と年末年始だけ(朝9時から営業しているから時間ぎりぎりでも旭川のお土産が買えて便利です)3月15日(土)午前 旭川にて いまだ雪アリたしか最高気温がプラス1℃・最低気温がマイナス10℃ほどだったこの日、大雪山脈お膝元の街ゆえ油断してはならんと「スーパーメリノウール仕様」で出かけたけれど、さすがに3月の日差しは暖かく凍えることなく過ごせました。今ごろはもう、ぐいんぐいんと雪がとけ、地面が見えているはず。たった半月のことなのにねぇ、もう半月たったんだねぇ。(わたしは十勝へ行きたいのに)「なぜ旭川へ?へ?へ?」と問えば、「旭山動物園に行ったことがないから」という返答。わたしは行ったことあるんだけどね、付き合ってあげた次第です。旭山動物園の売店を探し回って買ったほのぼの絵柄の丸大豆しょうゆ旭山動物園ボトル、(あさひやま動物園東門売店「テイルン・テイル」で発見!)なーんだキッコーニホンの直売所でも売ってました(500円也)。もちろん北海道の大豆で醸した醤油も売ってますがのぉ。直売所では醤油を絞るのに使われた布を利用した鞄やバッグも販売されています。「見ても聴いても話すな軍機」の後ろに文字が見えるような。トロッコ線路の跡が残る通路に貼ってあった社史の一部。鈴木亀蔵さんは旭川に最初に住んだ和人で、この地の発展にも貢献された方だそうです。戦争による転廃命令などの時代を経て現在の日本醤油工業株式会社・キッコーニホンは、「キッコーマン(野田醤油)から社長、千歳鶴でおなじみの日本清酒株式会社(札幌)から常務」ってかんじで運営されているとか。趣のある建物ではありますが老朽化のため保全には大変なご苦労をされており、平成13年には煉瓦蔵3棟が惜しくも解体されたそう。ずっと残っていてほしいけど。 みんなみんな、今年の雪にもよく耐えました
2014.03.31
一月(睦月)も末(つごもり)になりました。月はか細く月隠り(つきごもり)、降ったのやら、雪かきで積み上げたのやら、屋根から落ちてきたのやら、日増しに高くなる雪に囲まれ家並も人も雪ごもり。ふるさと納税「帯広応援寄付金」をすると、ばんえい競馬の振興に役立つらしい!うふふ・・・ えへへ・・・今年もありがとう、いつもごちそうさまです。茨城県かすみがうら市の菅谷いちご園「いちごっ子」、ここのより甘くて味の濃いいちごを未だ食べたことがありません ^^うわー、「マロース」がー作・演出 倉本 聰の「マロース」、富良野演劇工場での公演は2/1まで・・・この後、南相馬とか九州とか全国を巡回しますし、2/4には札幌公演もありますが、わたしの細胞は富良野で深呼吸してから観たいと訴えているわけで・・・ ル~ルルル~孝介ちゃんのライブで配られたものの中にあった森山直太朗コンサートツアーのチラシ。馬の口元(鼻の下?)がなんともいい感じで捨てられずにいます。コレ↑を見ながら、札幌はアレだけど(札幌は苦手)中標津なら行きたいね、ところで中標津ってどこだ?東だべ、空港あったんでない?泊りか?温泉あるべさ。というような会話をしたのですが、1/31までなお続く新年会でバテバテだも無理っしょ。いったい新年会って何回あるんだろう。さほど楽しそうでもなし、ご苦労なことです。ニシン漬け、最後まで捨てることなく食べ切りましたっ!月日とともに発酵がすすんだそれは、樽の底でシャリシャリに凍っており、凍ったまま食べてもいいけど、知覚過敏の人は前歯に沁みるよ。いつからか母がニシン漬けを漬けなくなり、母の分も漬けてくれていた友人も腰を痛めたとかで、「それでは私が」と、今回初めて挑戦したニシン漬け。漬けた直後に暖かい日が続き心配しましたが、年を越えてもってくれました。大根は一部ウチの、ニンジンはキアゲハの幼虫に居座られ収穫が晩秋になったおかげで100%ウチの、あの有名なタイヤほどもある札幌大球キャベツや身欠きにしん・生姜・麹・塩などは市販のもの。瓜や大根の粕味噌漬けも食べごろです。一般的な粕漬けより砂糖(もちろん体を冷やさない「てんさい糖」を使用。三温糖は白砂糖に色を付けただけの代物だから要注意)を控えめにした分、お味噌を加えて漬けました。雪雲の下に訪れる朝の明るさは、何時になってもくぐもっています。少し積もった雪の上に、寒い中ずっと待っていたのだろう君の足跡。「君」とは、ツレの友だち、そうあのカラス。冬至の日(かぼちゃ食べる日)、信じられない光景を見てしまいました。呆れ果てながらも「AB型ってすごい!」と思ったその光景とは・・・おもむろに甘く煮たカボチャと小豆を盛った小鉢と箸を持ち無言で外へ出ていくツレ。気でも違ったかと声もかけられず窓から様子をうかがえば、寒空の下にしゃがみこみ「君にひとくち、次は僕もひとくち」というようにカラスと分け合って冬至のかぼちゃを食べていました。力が抜け「カラスの無病息災を願っての行動か?」と聞けずにいます。カラスと友だちだけど鶏は燻製にするツレ・・・なんだか、録画して見ている「銀の匙 Silver Spoon」を思い出すような写真です。・10巻発売されてるよ・ 少年サンデーコミックス【1000円以上送料無料】銀の匙 VOLUME10/荒川弘【RCP】価格:450円(税込、送料別)ここ数日、見るつもりじゃなくたまたま目にしたテレビでオオッ!が続いています。「植物男子ベランダー」は気長に続編を待つとして(植物ととりとめもなくグダグダ会話する人が他にもいるようだと知りひと安心)、つまんないから見てない「ごちそうさん」に建築家役でムロツヨシさん(「勇者ヨシヒコと魔王の城」で呪文が秀逸な魔法使いメレブ役だった人)が出演しているではありませんか。ムロさんのとこだけ録画できる機能って、あるわけないか・・・先週、鉢植えの手入れをしていたときテレビから流れてきた「いい音」に振り向くと、あさイチ・プレミアムトークに出演していた玉置浩二さんが唄う「サーチライト」とそれに寄り添う押尾コータローさんのギターの音色でした。不意打ち食らって涙ぽろぽろ。夜更けのお風呂上り、「今夜も生でさだまさし」で読まれてた「小岩井の雪まつりにて"なまはげ"を知らない子供の"なまはげ"事件」のハガキに笑いが止まらなくなり・・・(子供たち、「なまはげ=生のふざけた禿オヤジ」くらいに思っていたそうです)かつて大泉洋(水曜どうでしょう)の"なまはげ"で死ぬほど笑った経験が災いしたのか、「蜂に刺されたことのある人が再び刺されると危険」のような構図だったのか、"なまはげ"はかなり身にこたえ、しばらく眠れませんでした。
2014.01.28
帯広市が【ばんえい十勝】年賀状フリー素材・テンプレートのページを製作!(今朝のnhkニュースで知りました)クリック→ ・【ばんえい十勝】年賀状フリー素材・午年/うま年の年賀状・カレンダー作りにぴったりな写真が山盛り、ぜんぶ無料、タダ!(「次のページ」もあります♪ ページ左下の「次ページも見る」も押してみてね♪)・ 馬たちのために、馬事文化を絶やさぬために少しだけ手伝えること ・<大井競馬場・BAOO高崎、道内のばんえい競馬の売り上げに協力できる発売所><日本全国、お家にいながらインターネットで協力できる楽天競馬・オッズパーク>アレ、北欧やら日本のファブリッククロス/布をパネルに貼り付けたファブリックパネルなるものを壁に飾るのが流行のようで高値で売られてるけど、この帯広市presents馬の写真をパネルにして飾ったほうがずっとステキだな。ちなみにファブリックパネルは高いお金を払って買わなくても、自分で簡単に作れます。「そういう生地系」のペンダントライトやランプシェードもバカ高いので、私は自分で作ってしまいました *^-^* (電球や配線など設置はツレの担当)そうなんです、8月に業者さんによる家の内外のリフォームが始まり、それが終わった後も自分たちであちこち作ったり貼ったり捨てたり壊したり・・・家の中、周囲、ガレージ(物置)ってやりだすと限りなく、18歳のとき亡き祖母が買ってくれたゆえに壊れても捨てられないミシンをなだめつつ、〇年ぶりに縫ったりもしています。「あまロス」は治りそうもありませんが、それ以外は元気です。「あまロス」といえば、昨日のnhk「キッチンが走る!」(再放送)は、じぇじぇじぇの「海と共に・・・三陸の幸で絶品和食 ~岩手・宮古市~」でした。三陸の海を望む20haの丘陵に牛15頭(なんとジャージー含む)のみ昼夜放牧ってさ、しあわせ牧場さんを賞賛する言葉を私は持ち合わせません(感涙(楽天だと「有機家」さんでしあわせ乳業の牛乳とアイスが買えます。「しあわせ牧場マルシェ」でも買えます。本州にはアイスやサンデーが味わえるお店が点在してるみたいです)その前の回に放送された「棚田の里の恵みで励ましのフレンチを!新潟・山古志」、見逃しました・・・ う~~~ かぐらなんばん~~~ボクのともだち(牛)も出演していたに違いないのに~~~こんな日々の中、ブログを更新できたとしてもコメントへお返事する余力はないと思われ、その心苦しさから逃れるため、本日「コメントを受け付けない」に設定を変えました。容量だいじょうぶかな、オラの撮った馬たちの一部です。ご自由にどうぞ。(馬の写真・・・ 多すぎて「好きなの持ってけ~」とフォルダごとドスンと置きたいくらい)岩手県遠野の新燕号。お父さんが腰を痛めて今冬はお休みしていますが(心配・・・)、森から木を伐り出す「馬搬」で働く立派な馬です。(ばんえい出身)遠野の風景-馬と田んぼそんな「馬搬」が本業の新燕号、第38回東北馬力大会・馬の里遠野大会で積載量750kgのレースに出場したら、するするっと一着に!ゴール付近で私が高く手を上げ「新燕、こっち!」と叫ぶと同時に軽々と障害を越えたと、「うちの馬の名前も呼んでやってくれ」と言ってくださるおじさま方もいて、前日から泊りがけでリンゴやニンジンやレタスをせっせと運び顔を覚えてもらい、「オバサン=食べ物を持ってボクを待っている」と記憶に刷り込む作戦成功!かも。ふだんはこんな風にぼんやり遠野の妖怪バスを眺めたりしています。遠野馬力大会にて、積載量ほぼ1トン、975kgのレースにて第4トウショウ号だったでしょうか、気軽に声をかけれないほど凛々しくて気高くて、遠くからそっと眺めていました。第38回遠野馬力大会・一流馬のレースで優勝した青森県のミタコトナイ号と青空。ココからは帯広ばんえい競馬。パトックにて、あーめんこい。あのいいちこのCMにちょっと似てなくもない?私、めずらしく馬の脚の裏(蹄鉄)が写ってたコレを使って年賀状作ろうかな。 戦争などで大陸や南島へ運ばれた何百万頭もの軍馬は、一頭たりとも生きて戻ってこられなかったというのに、彼らに詫びるどころかヒトは更に罪の上塗りを続けているのではと思い至り、その刹那は闇の深淵を覗いたような心持ちになるものの、間もなく暢気な日常へ戻っていく自分の浅ましさよ。
2013.12.18
紫竹ガーデン(帯広)の入り口でもらった種から育った花など、背の高い草花が繁った庭の一角はどこまでものどかそう。 しか~し、そんな庭の片隅では・・・「近眼だけど裸眼暮らし」「お前の目は節穴か」な私が知るよしもないある出来事が進行中だったのです。ニンジンを収穫してその後に「大野紅かぶ」を蒔こうと思い、ニンジンの葉に手を伸ばしたその時、 ニンジンの茎が一部分だけ太くカラフルになっているのに目が留まりました。いやっ、これはニンジンの茎が突然変異で太くなったのではなさそうだぞ・・・体長5cm以上ありそうなこちら、何かの幼虫に違いありません。ワクワクして数週間ぶりにカメラを取り出す気分になり撮影(苦笑このとき庭にいたシジミチョウらしき蝶や、モンシロチョウや、ポーチュラカ(京ちゅらか)が好きらしい蟻(アリ)の関係者ではなさそうだし、調べてみると、どうやら 梨の妖精ふなっしー キアゲハの幼虫。息子が小学校の頃、教室で育てていたアゲハの幼虫を夏休みで世話が出来ないからと持たされてきたことがあって、あの時はたまたまイタズラして種を植木鉢の隅に埋めた夏みかんが育っていたおかげで、その葉を1枚ずつ食べさせ最後の1枚を食べ終わったところで蛹(さなぎ)になってくれ助かったけど、危うく弱っていく幼虫を観察する夏休みになるところでした。数年後には札幌の人口も減少に転じるというのに雑木林を潰して宅地造成し続けているアホ丸紅のせいで今年はオオジシギの姿は見えず鳴き声も聞かれなくなってしまいました。(去年、ブルドーザーが林をなぎ倒し始めた時まだヒナたちは巣立っていなかったと思われ、オオジシギをはじめカラスやいろんな鳥たちの鳴き声で周囲は騒然としていましたっけ)が、それでもいろんな鳥がいる中で、よく食べられずにここまで大きく育ったものです。あ、思い出した、キアゲハが庭を飛んでいたのはあの日だ!いろいろあって付き合いを絶っていたツレと彼のお兄さん。長塚京三に似た物静かなお兄さんなんですがねぇ。そのお兄さんが数年前に肺がんを患ったことをきっかけに、ツレのお姉さんが間に入って年に一度くらいうちに集まるようになりました。先日も「癌がまた転移したらしい。でもまたみんなで麻雀したいらしい。」と聞いたので、「ホレ、夏だ、酒だ、バーベキューだ、麻雀だぁ~」とツレを急かして炭を熾させたあの日、薄い黄色の大きな蝶がバーベキューの煙の向こうをひらりふわりと飛んでいましたっけ。きっとあの時、ニンジンの葉に卵を産みつけたんだね。それと病害虫駆除用にインドセンダンが原料の「ニーム」というのを気が向くままにスプレーしているのですが、効いてなくて良かった、殺すとこだった。ん?今ふと自分の勝手さに気がつきました。蚊やアブラムシやナメクジは退治することしか考えないくせに、キアゲハの幼虫は見守るってかい?矛盾とエゴを自覚しつつ、ニンジンの収穫は取りやめ。よ~く見るとまだ2cmほどの弟幼虫や妹幼虫の姿があちらこちらに。小さいけれど食欲旺盛で、ニンジンの葉がすっかり茎だけになっています(笑おーい、いったい総勢何名様なんだ、ニンジンの葉っぱは足りるのかい?それと、今この大きさで、寒くなる前に成虫になれるのかい?最近ネコが遊びに来ないせいか、また来るようになったカラスに食べられていないか、夕方幼虫の様子を見に行ったらショリショリと微かな音をさせながらニンジンの葉っぱを食べているところでした。気配に気づき食べるのをやめこっちを見るキアゲハの幼虫。(どこが目だかさっぱりワカランが)そうだ、ニンジンを残すとなると「大野紅かぶ」をどこに蒔こう・・・ 土地がない・・・(寒さに強い品種でね、これからが蒔きどき。真っ赤な千枚漬けができるカブなんだよ)遠野に頼んでもいいんだけど、出来上がったのを送ってもらう送料分で市場でそこそこな量を買えちゃうし。遠野といえば、あんまり幸せな時間すぎて未だ写真に手をつけられずにいます。相変わらずの一人旅でしたが、生まれてからいちばん幸せな時間だったかもしれません。あのばん馬は、この夏も馬搬という山から木を切り出す仕事に励んでいると、どうやら受話器から聞こえる岩手弁は教えてくれているようでしたが、悲しいかな、いつも半分くらい何を言ってるのか分かりません(笑
2013.08.22
なんとまぁ今日で7月はおしまい。ご無沙汰してすいません。たまーに白黒ネコも遊びに来てくれるようになった小さな庭で、農婆婆やってます。どこかで飼われてる猫なのかなぁ、この前は玄関に上がって居間を覗いていました(笑しかしネコのせいかどうか分かりませんが、やはり玄関まで入ってきていたカラスちゃんがぱったり来なくなりました。ツレの唯一のトモダチだっただけに(オイオイ、ちょっと寂しいです。「ほこ×たて」で無敵を誇った「引く力は世界最強」といわれるばん馬のテンマデトドケ号、残念なことに7/3に蹄葉炎(ていようえん)で亡くなられたそうです。まだ6歳だった彼、天からばんえいや馬たちを見守ってくれているかもしれません(合掌)伸びだしたらすごいバジルと、越冬できるか試しに1本だけ植えたのに健闘し実をつけてくれているビルベリー。葉っぱを食べようと思っていた大根は本体が思いのほか大きくなり、葉っぱを食べるつもりのなかったラディッシュは葉が立派に繁り捨てるにしのびなく、刻んでふりかけ作りました。初めて作ってみた赤しそジュース。札幌市南区の「砥山ふれあい果樹園」の梅で梅干を漬ける母から、「赤シソが足りないと困るからあんたの所でも蒔いておいて」と指令がくだり、生産地が日本で固定種の種を探して蒔いたのを間引きした際に作りました。こちらのレシピだと赤しそジュースを作った後もシソが色あせず、それを塩で揉んで干すと美味しいゆかり(紫蘇のふりかけ)も出来てしまいます。あ、材料にある「クエン酸」なんてうちにないので「酢」をドボドボっと入れて代用。 ^^赤しそジュースの向こうで咲いてる黄色い花は、飲み会から帰ってきたツレが酔ってタキイだかサカタだかに注文してそのまま忘れ果てある日届いて驚いた、ラベル捨てちゃって名前も分からない花。か細い茎なのに強風にも倒れず次々と花を咲かせてくれる優等生です。愚痴:ネットで売られてる種ってほとんど生産国が明記されてないんだけど、ちょっと書いといてくれると嬉しいなぁー (避けたい国がふたつほど・・・)ちょっと色っぽい大根まで出現しました(笑馬と同じ屋根の下で寝られたことですっかり満足してしまい、少ししかUPしてない岩手の旅。JR花巻駅の待合室でコーヒーを飲んでた時に見つけた注意書き、「窓からの出入り厳禁!」。よそ者からすると「窓から出入りできるなんていいなぁ」と思ってしまうけど。 ^^北三陸の海くらいキーンと冷えた「花巻産・雑穀冷やし麺」は、いわて花巻空港「レストラン 安比高原」にて。岩手県は雑穀生産量日本一だそうで、健康にいい雑穀を使った食品が豊富です。めかぶ、ふのり、岩のりもたっぷり、だしの効いたスープも絶妙なこの「雑穀冷やし麺」、あんまり美味しいので家でも食べたくてネットで探したんですが見つけられませんでした。電話してみようかなー震災後、日本中、世界中から駆けつけてくれたボランティアたちに、自発的に自腹でごはんを作り続けたすごいおばさん(橋本ママ)がいたんです。「セブン&アイ出版」さん、憎い仕事をなさいます(感謝「橋本ごはん」、ボランティアたちの「今まで食べたどんな料理より一番おいしかった!」「彼女の料理には魂が入っていて、その魂はレストランでお金を出して食べられるものではないんだよね」等々の証言から「本当」が伝わってくるのはもとより、日常でしっかり美味い、底力を感じる料理や万能調味料のレシピも必見です。たくさんの外国の方も読むだろうからでしょうか、ページの上半分が日本語、下半分が英語になっているのもいい発想だなぁと感心しました。 【送料無料】石巻ボランティアハウスの橋本ごはん [ 橋本信子 ]価格:1,680円(税込、送料込)昔のブログに新潟県山古志「牛の角突き」のキレイな牛持ちさんや彼女のお祖母さま、もっと昔のブログに英語で複数の励ましのコメント、恐縮です。
2013.07.31
東日本大震災で受けた被害箇所を修理して2011年10月にリニュアルオープンしたJR東日本「平泉駅」(東北本線)は、駅で使用される電力を自然エネルギーで賄っている「エコステ」モデル駅です。ご存知のように、この空の広さが心地よい平泉駅は世界遺産 平泉の玄関口。あの「平泉駅」の金文字の看板の左上に白い鳥がとまっていたんだけど、オロオロとカメラを出してる間に飛んでいってしまいました(残念花巻へ戻る次のJRまで少ししか時間がなかったので、この駅前のカフェでお昼ごはん。黒いフワフワした↑丸い後ろ姿、私かと思った~(農婆婆の腕は日焼けで真っ黒・・・ 笑)Kobiru Cafe 平泉(コビルカフェ)岩手県西磐井郡平泉町平泉泉屋35-3 (駅から10歩~20歩くらい)Open-10:30~18:00 年中無休 Tel:0191-48-3905テイクアウトも、店内で食べることも、外で食べることもできます。「コビル」とは「媚びる」じゃなくって「小昼」(笑岩手地方では農作業の合間にとる軽食やおやつのことを「こびる」と言うそうです。フランクフルトにお餅を巻きつけて揚げた「揚げもちフランク」。なんでも、一関~平泉の人々はとにかくよく餅を食べるそうで、結婚式でも葬式でも餅、「一関・平泉もち街道」と言われているとかいないとか。東北のお米は美味しいからねー、パンより米だよねーで、「平泉ライスバーガー」は肉や卵を使わずおからとコンニャクで作ったハンバーグにきんぴらゴボウと甘辛いタレがベストマッチ♪木陰で食べていたんだけど、うっかりご飯を落としても大丈夫、スズメが拾いにきてくれます。わざと落としたんじゃないよ~ ホントについウッカリ ^^あの木の下の公衆電話、会えない人に繋がりそうな気がする。(メキシコ映画「グッドハーブ/Las buenos hierbas」の冒頭のシーンみたいな)むむっ、ここにも餅が・・・ 「小倉もちサンデー」!塗りの椀と匙って、持ったときの感触や口当たりが果てしもなく優しくって、やみつきになりますね。 気持ちのいい風が吹く平泉駅のホームで視界を横切ったのはツバメ。下りのホームに堂々と巣を作っていました。 北海道はツバメが少ないらしく、ちゃんとツバメを見たことがない私。確信が持てなくて駅員さんに「ツバメですか?」と確認すると、駅員さんたちもツバメの巣を大切に見守ってるらしく、「写真は撮ってもいいけど、食べちゃダメですよ」と笑顔で言われました。うーむ、なかなか洞察力のある駅員さんです、ワタシヤキトリスキーツバメは吉兆。平泉駅、震災のときは大変だったけど、これからたくさんいい事がありそうですね。ツバメにぶつぶつ話しかけながら写真を撮っているとき、素敵な女性に声をかけられました。(そんな私を怪しんで避けるどころが、話しかけてくれるなんて心の広い方です)釜石周辺の数ヶ所で催された無料のコンサートにボランティアで参加するため、なんと熊本から駆けつけた声楽がご専門の方で、つまり熊本と札幌が平泉駅のツバメの巣の下で出会ったことになります(笑電車の中で何の話からか彼女が「うちはマニュアル車ばかり3台あって・・・」と言った時、最近いいなぁと思い録画して見ているTOYOTA86「峠‐TOUGE」のことを思い出し(だってBS日テレもさ、見たくもない韓国ドラマばかり嫌がらせのように垂れ流してるから、それらを目にしないための防衛策は数少ない見たい番組だけを録画するしかなく・・・)そのことを話すと「うちの主人、20年以上前の86(ハチロク)を大事に乗ってます」ですって!「熊本に来られたら86で阿蘇をご案内しますよ」と言ってくださったので、「そのときはどこかで吉川晃司さんを見つけて連れて行き車内で喋らせないと・・・」と私。なぜ吉川晃司さんなのかというと、私も信じられずにテロップを何度も見直したんだけど、このステキな語り(ナレーション)吉川晃司さんなんです。吉川晃司さん、見事に(いい方に)化けました!城達也さん(JAL JETSTREAM/ジェットストリーム)以来の聴き心地の良さです。という訳で、TOYOTA86「峠‐TOUGE」 volume 044「熊本県阿蘇登山道路」、ほんの5分の番組なんですが阿蘇の魅力に引きこまれます。映像も、写真展をするような人の作品をつなぎ合わせたのよりずっとステキ。
2013.07.09
開催期間だとか、期限のあるものからぽつぽつと。2013 花巻温泉バラまつり 7/15(祝・海の日)まで!会場:岩手県花巻市湯本 花巻温泉「バラ園」開催期間中の開園時間=朝6:00~19:00バラまつり期間中の入場料金:大人(中学生以上) 800円 (いつもは500円)(岩手県沿岸地域の被災された方は入園無料)詳しくは【岩手県立自然公園 花巻温泉 HP】をチェック♪ディズニーランドローズアメリカ・ディズニー社とバラ育種会社ジャクソン&パーキンス社の協力で作られた薔薇 斜面を利用して作られた広大な花巻温泉バラ園、6/21(金)の様子。バラのアーチ、地面に散り落ちた花びらもステキです♪そうそう、お陰さまでスマホは無事に戻ってきました ^^そして、携帯電話が無くてもそんなに不自由を感じなかった自分にちょっと驚いています。 荷物が重たくなるのが嫌で今回の旅行にマクロレンズは持って行かず。広角レンズだとコレが私の限界でがんす。木陰では「ハンギングバスケット教室」も催されていました(有料・要予約)。私が宿泊した「花巻温泉ホテル紅葉館」ではバラまつりの期間中、色とりどりの薔薇の花を浮かべた「バラ風呂」も楽しめます(14:00~19:00まで)。追記:バラ風呂の写真はコチラ(イーハトーブログ)の一番下にUPされてます。広大な敷地に色んなタイプのホテルが点在する花巻温泉(The Grand Resort Spa Hanamaki/国際興業グループ)は、JR花巻駅から路線バスで360円くらい、JR新花巻駅からは無料送迎バスもあり便利です。花巻温泉のお得なプランと充実の内容には驚きました。【ホテル紅葉館 一人旅&ビジネス ワンドリンク付き おまかせレストランプラン】、いつもあるプランなのかどうか分かりませんが、なんと7500円で広い和室をひとり占め、定食みたいな夕食かと思いきやしっかりと中華のコース料理(ワンドリンク付き)、地物野菜も並ぶ健康的な朝ご飯の和洋バイキングの充実っぷりもお見事でした。それにもちろん温泉は入り放題、釜淵の滝へ続く散策路、蔵を利用したカフェ、徒歩3分のバラ園、焼きもの体験のできる台焼(磁器)の窯元、ショップ群などなど、ぜひまた滞在したいホテルです。バラ園の横に時を孕んでシーンと建つ旧松雲閣別館(老朽化により閉鎖されてます)。昭和2年に松雲閣の別館として建てられ、昭和天皇・皇后はじめ多くの皇族、高橋是清や斎藤寛、後藤新平などの政治家、与謝野夫妻など文人も宿泊されたそうです。静寂に包まれた旧松雲閣別館、隣りのバラ園から聞こえてくるさざめきに耳を澄まし、目を閉じてかつての華やかなりし頃を思い出しているようでした。今日の午後、何気なくつけたテレビ(nhk)で放送されていたのは、「ドキュメント72時間-高知 競馬場に夢が咲く」(再放送)。-馬を処分するにしのびなく「なんとか高知競馬で」と託す馬主さんたち。-抗がん治療の辛さに引きこもりがちになった80歳の夫をたまたま競馬場に誘った妻、するとがんばる馬の姿に接して生き生きと輝きだした夫の表情。-かつて自分が手塩にかけた愛馬が高知競馬で不調と知り堪らず駆けつけてきたこの3月に悔しいことに廃止された福山競馬の元厩務員さんで今も失業中の男性。厩舎を訪ね名前を呼ぶと馬(ファイトオングラス)は彼を覚えていて返事をしたそうな。彼が見守る中で不調だったはずのファイトオングラスがなんとぶっちぎりの1着!「あいつ(馬)もがんばってるんだからオレもがんばらないと」と涙ぐむ元厩務員さん。あの馬は、彼のために力の限り走ったんだと思う。あー、もう、泣けて泣けて・・・ でも思いっきり泣くとなぜかすっきりします ^^
2013.07.01
開催期間だとか、期限のあるものからぽつぽつと。「平泉 - 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の一部として世界遺産に登録されている岩手県平泉町の「毛越寺(もうつうじ)」。松の枝の向こうに咲き誇るのは、あやめ。世界遺産「毛越寺」あやめ祭りは2013/07/10まで。蜂たちも稼ぎ時です(笑水色の蝶に見惚れていたら目の前に止まってくれました。飛ぶと(翅を開くと)涼しげな水色のウラゴマダラシジミだと思います。トンボとも今年初対面。あやめのお手入れ、ありがとうございます。金色堂が有名な中尊寺はゆっくり時間をとって拝見したいなぁと思い、今回は立ち寄りませんでした。
2013.06.28
昨日、岩手から戻りました。が、釜石で酔っ払ってスマホを紛失しました。もしメールや電話をいただいていたら、そういう訳なのでゴメンなさい。スマホは見つけた方が交番へ届けてくださるそうで、近日中に戻ってくる予定です。6月29日(土)帯広競馬場にて、TVアニメ「銀の匙 Silver Spoon」放送開始を記念し物語の舞台ともなっているばんえい十勝とのコラボイベントが開催されます♪エゾノー(大蝦夷農業高校)杯、八軒杯など、まるごと1日「銀の匙」協賛レース!!コミックの「銀の匙 Silver Spoon」もなまら面白いから、読んでみればいいっしょ ^^柳田國男「遠野物語」等々で知られる民話の里・遠野は古(いにしえ)から馬の里でもあり、今でも家の中から大きな馬が出てくることがあります。つまり、引き戸を開けているときはテレビや食卓のある茶の間から厩(うまや)の馬と目が合います。この光景を見たときはあんまり幸せすぎて「ここで一生分の運を使い果たし、この旅の途中で死ぬんじゃないか」と思いました。パフパフ食事中の馬の名前は新燕(しんつばめ)8歳・牡。帯広のばんえい競馬にいたばん馬で"〇〇ジョーズ"という名前だったそうですが、〇〇の部分はよく分からないそうです。引き受けてくれるお家があって本当によかったね。手前にちょこっと私からのワイロ(にんじん)が見えます。せっせとオヤツを運んだり馬にたかる虻(アブ)を退治して馬に気に入られるよう努め、馬力大会のときはゴール付近で待ち、第二障害の山の向こうからやっと頭が見えた馬と目が合った瞬間、高く手を挙げ名前を呼び第二障害を越えさせようという私の作戦は、果たして成功したでしょうか(笑遠野では外から「オーイ!」と声をかけると、自由に出られるよう扉が開いている厩(うまや)から馬が顔を出してくれることもあります。そして気が向けばこちらに近づいてきてくれます。遠野では電信柱の陰からこっちを胡散臭げに覗き見る馬や、 パドックの柵から首を伸ばし文字通り「道草を食う」馬に会えるかもしれません。河童の里でもある遠野らしい小川から視線を上に移すと、キリンのように木の葉に首を伸ばす馬(笑そして周囲に誰もいないのをいいことに、「カメラバッグを肩にかけて歩くと肩が痛くなるんだよねー。老化だね・・・」とか、「もーね、体が重くてさ、ふくらはぎと肩にシップ貼りながら歩いてるのさ」と延々と愚痴るのを黙って聞いてくれることもあります。その癒されることといったら、この上もありません。馬もそれぞれ気性が違います。そして機嫌の悪いときもあります。馬に限らず生き物に近づくときは自己責任で接しましょう。私は家族に「馬に蹴られたり、熊と鉢合わせしたり、犬に噛まれて私が死んでも決して訴えないように」と言ってあります。本音を言うと、いちばん恐ろしいのは人間だと思う。遠野では馬にクルマを見送ってもらえるかもしれません。そして遠野では、馬力大会の練習ために重りを載せた鉄のソリを引く馬が、カーブを曲がって近づいてくることもあります。 叶うなら、春夏秋冬、雨の日も風の日も、ここに佇(たたず)み道の向こうから姿を現す君をずっと待っていたい。
2013.06.26
ずっと雨が降らず大地がパサパサで砂漠のようだった北海道も昨日からやっと雨。(サッポロ砂漠?)雨だからゆっくり家にいられるかと思いきや・・・ 義姉ご夫妻から麻雀のお誘いが。「私は長時間拘束される麻雀はまったく好きになれません」と公言しているのですが、義兄が闘病中で参加できないためピンチヒッターで駆り出されてます。で、「陸上自衛隊第7師団創隊58周年及び東千歳駐屯地創立59周年記念」の観閲行進と訓練展示をパパッとUP。 観閲行進のスタート地点へ向かう第71戦車連隊のマークは黒牛に北海道と7の文字。「緑の北海道石狩平野に足を踏ん張り、祖国防衛に敢然と立つ鉄牛」だそうです。 行進の前の大事なひと手間(笑土ぼこりを軽減するために散水車両が並んで走ります。 オラ、個人的にコレ好きな。第72戦車連隊、だって白い馬っこついてるべ。(なんちゃって岩手弁練習中)「機甲のルーツである騎兵の馬を表し、かつ一騎当千の練達の勇姿を示す」だそうです。 第7施設大隊の自走架柱橋、伸ばすと橋になるそうです。こんなの、使うことのありませんように、ね。 第7高射特科連隊。ツレとふたり、偵察隊のバイクに見惚れてました。 「男も惚れる」だそうです。緑の「7」の上を黒い馬が駆けるマークの戦車とバイクのツーショット。馬のマークはいいなぁ。どの戦争においても、軍馬たちはきっと一頭も帰ってこれなかったんだべなぁ。うちの爺ちゃん、軍馬担当で満州へ・・・(ばんえいにググッと惹かれたのちに知りました) 家族はなんとか引き上げてこれたども・・・訓練展示にて、ヘリボーン/Heliborne(ヘリコプターで部隊を空輸して行う作戦)。 とっても素早く降下したので間に合わず、ちょっと欠けました。下の段にも、人がいるのね。「喜びと悲しみ」(パブロ・カザルス著)より母はよく言ったものだった。「私は法律を重んじないのが主義ですよ」また、母は法律には役にたつものもあるが、そうでないものもある。だから善い悪いは自分で判断しなければならないとも言っていた。母は特定の法律はある人たちを守るが、他の人々には危害を加えることを知っていた。弟のエンリケが19才になったとき、当時の法律によってスペイン陸軍から召集令状をもらった。弟は母のところに来た。私はちょうど居合わせたので、あのときの光景が記憶にはっきり残っている。「エンリケ、お前は誰も殺すことはありません。誰もお前を殺してはならないのです。人は、殺したり、殺されたりするために生まれたのではありません。行きなさい。この国から離れなさい」それで弟はスペインを逃げ出して、アルゼンチンへ渡った。エンリケは末っ子だったから母は特別可愛がっていた。だが11年間、母は弟と会わなかった。弟は徴兵令を破った者への恩赦が行われてから帰国した。私は思うのだ。世界中の母親たちが息子たちに向かって、「お前は戦争で人を殺したり、人から殺されたりするために生まれたのではないのです。戦争はやめなさい」と言うなら、世界から戦争はなくなる、と。
2013.06.15
フジテレビ系にて6/9(日)19:00~21:00放送の「ほこ×たて」2時間スペシャルに、またも愛しのばん馬が登場します! 録画予約完了!!☆「絶対に引き裂かれないGパン VS 絶対に何でも引き裂くばんえい馬」☆うーーーん、Made in Japanのジーンズは丈夫だぞ~ 手ごわいぞ~どうなる、ボクらのばん馬ちゃん!゜・*:.。.☆.゜・*:.。.☆.゜・*:.。.☆.゜・*:.。.☆.゜・*:.。.☆.行ってきました、「陸上自衛隊第7師団創隊58周年及び東千歳駐屯地創立59周年記念一般開放」。日本で唯一の機甲師団である陸上自衛隊第7機甲師団の第73戦車連隊↑のほんの一部。北海道のみならず国内でも最大級の陸上自衛隊の記念行事・一般開放だそうです。お問い合わせを想定して先にお答えします。この↑アングル、草むらを匍匐(ほふく)前進し腹ばいになって撮ったのではありません。甲状腺腫瘍を摘出してから年月とともに太りゆく私には、(代謝ホルモン不足気味なのかなー それともただの飲みすぎ食べすぎ運動不足かなー)匍匐(ほふく)前進はちと苦しい(笑うちが使っているSonyαシリーズの一眼レフってプレビュー画面が得意らしく、いろんな方向・角度にグルグルできるので地面にポンと置いたままピントが合わせられるんです。(「三軸チルト可動式液晶」というらしいです。電池もほとんど消費しません)私と同じく自衛隊に詳しくない方へ。「機甲師団ってなんじゃらホイ?」と検索してみたら、「機甲師団(きこうしだん)とは、戦車部隊を中心に、戦車に随伴する自動車化・機械化された歩兵部隊、同じく自動車化された工兵・砲兵・偵察・通信などの諸兵科の部隊から構成される師団のこと」とwikiに解説されてました。二人で撮った写真が結構な枚数になってしまったため、今回は「東千歳駐屯地創立記念行事で"空を飛んでいたもの"」をまとめました。F15戦闘機、この近所の航空自衛隊千歳基地から応援に駆けつけたんでしょか。機体に72-8880の文字。三菱製で1987年から飛んでいるらしい、丈夫で長持ちな機体です。映画で聞いたことのある音とともに近づいてきたのは丘珠の北部方面ヘリコプター隊か、第1対戦車ヘリコプター隊(帯広)か、はたまた共同運航(旅客機かっ!?)でしょうか。遠くに小さく見えるうちは甲虫(カブトムシとか)の群れのようです。あっという間に通り過ぎていった後ろ姿。 しかし、このまま帰る彼らではない・・・ホイ、お出ましです。あれ、ヘリコプターって空中でヘロッと停止できるのな、初めて目の前で見たわー陣取ったのが解説するアナウンスの声が聞こえない場所で、何が来たのやら何をやってるのやら全く判らずトホホでしたが、なんとそこは目の前でヘリコプターが空中停止してくれる素敵な場所だったのです。止まったまま機首を上げ限りなく直角に近づけたかと思いきや、その点(軸)をほとんど動かさず今度は逆に機首を下げクルッと方向転換!オイ、うそだべー 上下左右、360度自由自在でねぇかー!?そして「こんなの朝飯前さ」とでも言うように澄ました顔で、もと来た方向へ飛び去っていきました。「円山動物園の双子のシロクマ赤ちゃん」に対するのと同じノリでね、「ヘリコプターちゃん、がんばって~」とニコニコ手を振ってたらね、ツレに「お前が手を振るのを見て恐怖のあまり操縦を誤ったらどうするんだ」と注意されたのであわててやめました(笑そう、ホントに顔が見えそうなくらい近かった~(怖がらせてたらゴメンなさい)続いてやってきたヘリコプターは、お腹を見せたかと思うと、(くすぐりたくなります。こちょこちょ)、それはもう本当に、空中でほぼ直角に立ったんだ。この前日(6/1)にnhk BS1スペシャル「「それでも日本人ジャーナリストは戦場に立つ」を、帰ってきてから「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史(再放送)」を見るにつけ、日本周辺の異常な国々や、火(非?)のないところに爆弾を落とすアメリカのエゴと傲慢や、金と権力でやりたい放題のイスラエル(兵器による攻撃以外に、周辺国の水を奪い、ガザ地区の木を枯らし井戸を破壊し生きるすべを奪いつくす残忍さです)のような国に巻き込まれて、くれぐれもこの素敵な自衛隊員たちが危険な目に遭うことのないよう願わずにはいられません。花を愛でられる平和な毎日に感謝。東千歳駐屯地を出て渋滞を避け国道337をなんとなく右に折れちょっと進むと、千歳市泉郷のあたりの道路わきに満開の菜の花畑が広がっていました。場所は道東自動車道と国道337が交差するあたりです。北海道で菜の花の名所というと滝川市が思い浮かびますが、札幌近郊の行きやすい場所でも美しい菜の花畑が見られるのを知って得した気分♪桜が散った後で菜の花、北海道以外の花が咲く順番とはあっぺこっぺだかい?(笑
2013.06.06
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