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タクシーを我が家まで呼び
家内と一緒に乗り込み、
病院の入り口近くで同じタクシーが
3台、前方に進むことが出来ず、
英の乗ったタクシーも立ち往生させられた。
運転手に家内が「ここで良いから降ろして下さい」
と言ってそこから玄関の所まで歩いて行って見た。
玄関先にあった先頭のタクシーに乗っていた、
病人を若い男女が車椅子に移す事を、
一生懸命にやっている。
男の人が車椅子の押す所を押さえ、
女の人は多分自分のお母さんと思われる病人を、
両手に抱え何とか車椅子に乗せようと、
頑張っているが、旨く車椅子に載せる事が出来ない。
其れを見ていた家内が、
膝の痛みや、腰の痛みも忘れ直ぐに、
女の人が抱えているもう片側に周り、
やっとこ車椅子に載せる事が出来た。
病人は寝巻き姿で顔は青ざめ多分、
救急車ではなくタクシーで来たらしい。
こんなに苦労をしている男女を、
その側を通っている人たちも、
見て見ぬ振りで、その場を通り過ぎ、
何とタクシーの運転手も、
運転席で後ろを振り返って見ているだけで
何一つ手助けしようとしなかった。
さすがの家内も我慢が出来なくなり、
手助けをしたという訳です。
その男女はお世話になった事に、
深く感謝し「本当に助かりました」とお礼を言ってくれた。
次に今日の本来の目的である、麻酔科に直行し、
診察の結果今の座薬が効をそうしているので、
入院は見送りましょうと言ってくれた。
家内も一安心出来たらしく
「お父さん良かったねぇ~」と、
とっても嬉しそうであった。
でも最後に先生から○○さん、
「余り無理をしてはいけませんよ」って注意があり、
英も「はい」と言って病院を後にした。