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一度外でお逢いし 食事でもしながら
四方山話をしたいと言って来たらしい。
その電話を受けた家内は 少し遠慮がちに
「お父さん 今日お友達に合いにでかけても良いかしら?」
「あぁ良いとも たまに合うんだ ゆっくり
楽しんで来なさい」と家内に労いの言葉を
かけてやった。
家内は嬉しいらしく 午前11時半に出かけて行った。
出かける前に 家内は英の昼食の
支度を済ませてくれていた。
「帰りはジャスコで自転車を買って帰るから
多分4時過ぎ頃かなぁ~」
そう言い残し我が家を後にした。
常に 英の身体の事が心配で おちおち お父さんを
おいて 出かる事なんって考えてもいなと言うのが
家内の口癖であっが この所英の体調が頗る
良いので 安心して外出が出来る気持に
なったんだろうと思う。
そんな家内が外へ出て 清々しい空気に
触れ 仲の良いお友達とベチャベチャ
喋る事で 鬱積している精神的な面を
和らげる事と 女は女同士の中での
会話の一つ一つに 艶があり喜びがあり
明日へのエネルギーの源となるのだから
決して疎かにしてはならないと思う。
今日の英の調子もまぁまぁーだし
早速英は年賀状の作成に取り掛かった。
時間の経つのは早いもので 何時の間にか
午後4時を時計の針が指していた。
少し疲れたので布団の中で 休んでいると
家内が明るい声で「只今」と言って
玄関を入って来た。
何時も聞き慣れている 明るいお母さんの
弾んだ声に やっぱし我が家は 二人が一つに
なった時が 我が家に明るさが灯るのである。