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2007.07.20
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最初に書いたとき消えてしまった、河合隼雄先生のことでは、もうひとつの思い出も書いてました。
どうしようか、ずいぶん迷ったのですが、書かせていただきたいと思います。
なにとぞご容赦を。

今から12・3年前、私たちは、ある方々の事業に協力して新しい関わりをすることになりました。
そこで私たちが関わる場は、外部の人間が入ることに、ひじょうに慎重というか、閉鎖的なところでありました。

私は、それまではたらいていたびよいんを辞め、プーだったので(ウソ)、いろいろな方が依頼してくださったこともあり、うかがうことになったわけです。
最初の頃、すんごく居心地が悪いことは予想していたし、消耗したけど、わりと平気でした。
でも、考えもみなかったのが、こうえん依頼の多さでした。

あるこんしんかいで、

知り合いと話していたら、私がちょうど背にしている、私からは見えなかったテーブルに河合先生がいらして、突然、
「講演の極意お教えしまひょか?」
と肩を叩かれました。

その時先生がおっしゃった「講演の極意は、
1. 名前を呼ばれて壇上に上がって、まず名前を名乗り、「こんにちは」と挨拶して礼をする。
2. ゆっくりとまわりを見回して、レスポンスを見る。
3. そのとき頭に浮かんだことを喋る。
4. 言葉に詰まりそうなときは、喉が渇いたふりをして、水差しのコップをとり、コップに水を注いでから、ゆ~っくり飲む。
5. そしたら頭に何か浮かんでくるので喋る。
6. 時間になったら、話がどんなに尻切れトンボでも、礼をして終える」
こうおっしゃって


軽いでしょ? 「何それ?」っていうぐらい軽いでしょ?
でもね、すんごく大事なことです。

1~5は、硬く言うとアセスメントを行う、やーらかく言うと空気=雰囲気を読むってことです。
そもそも、講演、っていうのは、私たちの日常の仕事からすると真逆です。
普段は「聴く」のが仕事なのに、講演で求められているのは「話す」なわけです。

講演は、言語的には単方向コミュニケーションという構造。話し手と聞き手が明確に固定されています。...ということは、話し手が語る「情報」を聴き手がどう受け取るか分からない。見かけの形式とは逆に、聴き手の恣意性というか自由度が高いわけです。これはコミュニケーション構造から言うと、仕方のないことです。
ここに、非言語的双方向コミュニケーションを、あえて導入する試みや工夫を行う。
表現が硬くて申し訳ないのですが、そういうことを行うわけなのです。
また6は、時間というリアル、またしても硬い表現で申し訳ないのですが、現実原則を守るということなのです。
私たちは1セッション40分なり50分なり90分なりを、相手の方に用意します。そしてそのセッションが終わった10分後には別の方がいらっしゃるわけです。こういう現実原則を守らないと、私たちの日常の仕事は、ああっ!とゆー間に立ちゆかなくなります。


私は、一見冗談めかしておっしゃった河合先生のお話しから、そういうことを学びました。
もしかしたら、間違っているかもしれないけれども、私は確かに、学んだのでした。

私にとって

河合隼雄

という方は、そういう方でした。



河合先生、ありがとうございました。
私は、私なりの咀嚼かもしれないけれども、そういうことを先生に教えていただきました。

...あ、でも、こーえんは、なるたけ受けないようにしています。すんません。
それと、受けたときには、会場の付近をゆっくり歩いてみることと、控え室では主催者の方とお話しをすること、
会場では紹介していただいている間に話すことを箇条書きにメモすること(←ここいらへんが、まだまだです)。
そういうことは、やっています。
比べるのはおこがましいし、間違っているかもしれないけれども、そうしています。

無礼で遠慮ってものを知らないワカゾーだった私が戴いたご本がこちら

ユング 河合隼雄
サインして、献本してくださいました。

私の好きな河合先生のご著書はこちら

河合先生の本
魂にメスはいらない 明恵夢を生きる 影の現象学
もうひとつ
フロイトとユング
フロイトとユング



どうしようか迷ったけど、ランキングつけます。
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Last updated  2007.07.22 05:19:34
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