
忠勝は名槍・蜻蛉斬を縦に振りかざした。
信幸は尖槍の柄でそれを受け止めた。
両軍は戦闘中であったが、この一騎打ちに皆見とれていた。
一方、撤退が完了した家康は、軍議で
「上田城攻撃を中止する」と言い放った。
それに驚いた諸将は討論沙汰になった。
石川数正は「何故に攻撃を中止するのですか、あんな小勢に背を向けるなど武門の恥でござる!」
と言った。
しかし、酒井家次は「こちらは被害増大ですぞ!家康様が天下をご統一するならば、こんな小城は捨て置きましょう!」
といった。
家康がとった結果は撤退案であった。
数正は驚いて、その日以降、姿をみせなくなった。
ガキンッと信幸の槍が飛んだ
忠勝はみねうちを喰らわせ、信幸は気絶した。
「こやつは死なせるに惜しい人物。連れて帰ろうぞ」
と言い、榊原康政を呼んだ
康政は「家康様から、撤退の令が出てる。」
「うむ。分かった。」
ここにて、上田城の合戦は終わった・・・・・
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