私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2019年01月29日
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カテゴリ: 千の朝


 レーニンは「民族解放運動」と言い直すことにした。

 このほうが宣伝効果もある。

 こうした次第で、二十世紀の民族解放運動とは、
 共産主義者によって創案・発見されたものなのである。

 十九世紀のマルクスは人間解放を実現する手段として
 プロレタリアートを発見したが、
 二十世紀のレーニンは世界革命の手段として
 民族を発見したのである。


 一時休戦のポーズをとることにした。

 それには、ロシアの国内事情もあった。

 戦時共産主義体制のもとで国民は疲弊し、
 ロシアは経済的な破局、社会の崩壊の危機にあった。

 皮肉なことに、ロシアの共産主義の危機を救うために、
 資本主義の要素を復活させ、
 ヨーロッパの資本を導入して生き残りをはかる必要があった。

 この政策は新経済政策(ネップ)とよばれ、一九二一年に発動された。

 「ヨーロッパでは守り、アジアでは前進」するという
 レーニンのこの戦略を「アジア迂回」政策という。

「新地球日本史」2 西尾幹二 産経新聞社





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最終更新日  2021年11月12日 07時27分21秒
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