オークションの豆知識

オークションの豆知識

「代引き」とは「代金引換」の略です



 1出品者が代金引換を運送会社に頼んで発送する→2運送人が落札者に代金と引き換えに荷物を渡す→3運送人が出品者に代金を送金する。1~3までの作業のことを指します。

 オークションのガイドブックやテレビでは詐欺対策として、この「代引き」での発送をしきりに薦めていますが、私は出品物に支払方法として「代引き」を記載することは滅多にありません。

 その理由は「代引き」を悪用すると、出品者に損害を与えることができるからです。落札者の本人確認が不十分なオークションの無断キャンセル率は結構高いのです。そんなわけで、「代引き」を依頼してきた人で評価が0もしくは「悪い」内容の評価がある人で落札物の支払方法に代金引換を記載していない場合は「代引き」をお断りすることもあります。

 もう一つの理由は、「代金引換」は結構手数料がかかり、普通に銀行振込にした方が手数料が安くあがる事が多いからです。

 例えば落札金額1万円までで郵便局の代金引換を希望すれば、落札額+送料+代金引換手数料250円+出品者が代金を受け取る時に差し引かれる手数料(出品者の受け取り方法によって金額は違います)を荷物受け取り時に支払わなければなりません。
 荷物に補償を付けるにはさらに「書留代金」がかかるので、数百円単位の出品が多い私のオークションで「代引き」を選択すれば落札者にとって落札金額に見合わない負担になってしまいかねません。

 そのかわりに、郵便局の口座や同行同士なら送金手数料の安いインターネットバンキングを送金用口座に用意して「簡易書留扱いにして発送状況検索と補償を可能にする発送方法」と「郵便事故時の補償はないけれども安く発送できる方法」のどちらかを落札者が選択できるようにしています。

 「なかなか、郵便局や銀行に忙しくて行けない人は「代引き」以外に方法が無いじゃないか」という疑問については次回良い方法を紹介いたします。

 それでは、おやすみなさい。









2004年03月27日


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