たんぽぽの綿毛

　震災から１ヶ月たっても　まだ大きな余震が続いています。原発の収束への予定が発表されたもののまだ余談を許されない状況であることは確かです。

長い道のりが始まったばかりというのがわかるのみです。

それでも前向きに歩き始めた方々の姿を見るにつけ　頑張ってほしいと願い　明るい未来がくるのを祈るばかりです。

４月初めには家族のいる東京へ行ってきました。

関西で想像していたのとは違い　いつもの東京に思えました。ただ　駅や電車の中が暗かったり　エスカレーターが止まっていたり　と節電しているのがよくわかりました。

それでも日常は普通に日常でした。

余震とはいえ　結構大きな地震もありました。一人　うろたえました。いつまでもゆらゆら揺れていて気持ちが悪かったです。慣れるものではありません。緊急地震速報の音が聞こえるたびに一人焦っていました。

いつものようにどこかに出かけるといっても　自力で帰ってくる自信がなかったので近場をウロウロするくらいで　それでも今年は遅い桜も満開になっていたのでお花見散歩くらいはと思って　去年行った北の丸公園あたりを歩いてきました。

　自粛で宴会をする人は少なかったようですが　それでも桜を見ようと思っている人は多く　たくさんの人で賑わっていました。

　たくさんの花をつけて美しく咲く桜、日本だな～と思いつつ眺めました。

桜は一つの花も美しいけれど　こうやって賑やかに咲いてこそ見ごたえがあります。

　今　被災された方のためにいろんな活動をしている人たち　何もできなくても復興を祈る人たち　そして被災から立ち上がろうとしている人たち　まさしく今の日本だな～と思いながら見上げてきました。

東北でも桜が咲いているでしょうか。

　桜の美しさやお堀の美しさ　そしてお天気のよさでお花見散歩は予想外の長さになり・・・実は歩きながらどこに駅があるのかわからなくなったんですが・・・桜田門のところまで歩き　かなりの運動になりました。

でもとってもいい気持ちでした。

　頑張れ、日本！の気持ちで東京をあとにしました。

　こちらに帰ってきたら　やはり桜は遅かったようで　まだたくさんの花をつけてあちらこちらで美しく咲いていました。

我が家の庭はあっという間の雑草に覆われていて・・・指先の感覚がなくなるくらいの草引きが週末の日課となりました。

　チューリップも咲き誇り　花壇も色とりどりになってきました。

　柿の葉がたくさん出ていました。今年もたくさん実をつけてくれるかな。

　春は気持ちを前向きにさせてくれます。

毎日を大切に頑張っていこうと思います。