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2006.11.18
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カテゴリ: 漫画含む読み物
リアル6巻がついにでました。漫画です。

リアルを知らない方のために簡単に言うと主人公は三人いてそれぞれ中学生~高校生の時に過酷な現実と戦う羽目になります。

ひとりは戸川清春。日本短距離界のホープだった男。しかし骨肉腫をわずらい短距離界最速の中学生が脚を切断することになった。二人目は高橋久信。バスケ部キャプテンで何をしても完璧にこなせる。常に自分のことをAランクの人間と思っていたが不慮の事故により脊髄損傷で下半身不随となった。寝たきり生活となってしまい自分がランクEまで落ちてしまったと思っている。三人目は野宮朋美。男です。学内におけるいじめが原因で学校をサボりがちとなりバイク事故で入院し高校を中退した。

戸川は父親ですら自分の現実に向き合いたくないと思っていて自分と真正面から向き合ってくれる人がいないことが自分の絶望感をさらに募らせていると思っていたが自分同様脚を失いながらも世間の目に臆することなく強く生きている勝田虎という男と出会い自分が一人出ないということに気づき、さらに彼に触発され車椅子バスケの世界に入る。タイガースというチームの一員となるが戸川の性格がチームに不和をもたらせチームは解散の危機に陥るが彼は努力の末車椅子バス日本代表を勝ち得た。そしてタイガースのメンバーも彼の必死な態度をみてチームとしてまた復活する。さらに強力な味方である長野満が味方になった。

野宮はバイク事故で後ろにのせていた夏子を下半身不随にさせてしまったことをずっと後悔し続けていてそこから前に進めない日々だったが、その戸川と出会うことでどんな逆境からでも這い上がることができるという風に思い始めた。しかし彼にはどういうゴールに進んでいくのかまったく読めなかった。しかし6巻でかれはこう思うようになった。



今を精一杯生きればどんな場所からも這い上がれる道があるのかもしれない。

高橋久信はエリートから完全に落ちこぼれとなってしまった。何でもできて当たり前の18歳が何もできない18歳になってしまった。脚を失ったから能力的にというより精神的に自暴自棄になってしまった。リハビリに順調な成果を出していたが、精神的に不安定で自分は障害者、高校中退、前途多難である現実が受け入れられずリハビリも中断してしまった。高橋が現実を受け入れ前を向くまではまだまだ時間がかかるようだった。

さて6巻ですが、タイガースは長野満(スラムダンクの翔陽の7番?)が味方に入りチームはどんどん声を出すようにはなったがまだまだ強いチームになったとはいえない。しかしチームとしてはどんどん強くなっていったことはわかった。しかしまだまだうまくいかない原因が山ほど出てきた。その辺はあいかわらず井上雄彦っぽくおもしろい。

野宮も引越し業者として働き始めた。目の前に何がある河からなくてもとりあえず精一杯進むことで前が見えてくると期待して生きることにした。



田舎生活を始めると高橋はエリートだった父親が底辺の暮らしをしてしまったことに絶望を感じる。高橋はただひたすら父親との最後の別れを思い出していた。高橋の心の中はいろいろなものが渦巻いていたが父と生活していくうちにようやくたどり着いた言葉が出てきた。「なぜ父さんは僕に気づいたのに行ってしまったの?もうこの動かなくなってしまった足では何も出来なくなったんだ。」

自分はこの作品に関して以前から何度もブログに書いているんでまたかよとか思わないでください。自分も程度は軽いけど挫折があった人間で彼らより挫折が遅すぎた。だから立ち直るのもそれだけすごく遅かった。ひょっとしたら未だにマイナス思考であるところから挫折を乗り越えていないのかもしれない。人生における挫折に焦点をあてた作品なので挫折してしまった人間に共感してしまう。だからこの作品だけは漫画にもかかわらず買ってしまう。この続きは2007年の秋。一年に一冊って長いよ・・・





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Last updated  2006.11.18 11:43:50
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