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2004年08月26日
カテゴリ： カテゴリ未分類
あ
一応少しくらい勉強していこうかと思い、おれはそれっぽい本を読んでいた。
すると、いきなり部屋の扉が開く。
兄 「何してんの？何かゲームしない？」
こう 「いや。おれ勉強してんのよ。」
兄 「え・・・？悪い。何か 幻聴 聞こえた。耳鼻科行ってくる・・・。」
青い顔をして出ていこうとする兄。
こう 「ちょい待てい！なんでやねん！」
兄 「え？ ありえない 言語が耳に入ってきたものだから・・・。」
こう 「いや！普通にありえるから！アリエール！」
兄 「洗剤はいいから。何の勉強してるのか聞いちゃってもいいですか？」
こう 「何でいきなりそんなよそよそしいんだよっ！」
兄 「いや・・・。だって 悪い病気に感染しそう で怖いじゃん？」
こう 「もういいや・・・。明日車の免許の筆記試験なのよ。だから勉強してる。」
兄 「そっかー。世の中不思議で一杯だなー。まあ頑張れよ。」
そう言いながら、おそるおそる部屋を出ていく兄。
いつか仕返ししてやると心に決め、再び勉強に戻る。
----３０分後----
そろそろ飽きてきたなあ、っと頃だった。
ダダダダッ！バンッ！
という音と共に、再び部屋の扉がこれでもかというくらい開く。
こう 「な・・・何事？」
ちょいびびりつつドアの方を見ると、
何やら、片手にプリントのようなものを持った妹が居るのを捕捉する。
妹 「こう！おいらに隠れて何してるのっ！」
こう 「いや。勉強・・・。」
相手をする気力もなかったので、げんなりと答える。
妹 「それは兄から聞いたわ！みずくさいじゃないのっ！」
こう 「へ？お前何言ってんの？」
本気でわけが分からず、聞いてみる。
妹 「一人でしててもはかどらないものよ！
おいらが、予想問題集作ってきてあげたわ！」
こう 「え？まじで？本気で助かる。ありがと。」
ちょっとブルー入りかけてた所だったので、妹相手に素直に喜んでしまう。
ここらへんが、おれもまだまだ甘ちゃんである。
妹 「お礼なんかいらないわ。さあガシガシ解いちゃって！」
そう言いながプリントを渡してくる妹。
この時は、素でいい奴だと思ってしまった。
そして、
運転免許予想問題集。○×で答えなさい！！
と書かれたプリントを早速解いてみることにする。
問１ 進路方向にお年寄りの歩行者を発見したが、
敬老の日でなかったのでアスファルトの藻屑とした。
問２ 小学生が歩いていたので、
「家まで乗せてあげようか？ほらお菓子もあげるよ」
と車内から親切に声をかけた。
問３ 走行中にボンネットを開けたら少し幸せになった。
問４ 大雨の中オープンカーで走って悦に浸った。
問５ 今日もすることが無かったので、とりあえず洗車をしてみた。
問６ [Ｐ]と書いてある看板を見つけたので、放送禁止用語を連発した。
問７ 警察の不祥事発覚後はしばらく強気でよい。
問８ 女性は視力が悪くなくても、眼鏡を掛けるのがおいら的に好ましい。
問９ ４人を轢いたしまったので、機撃墜 エースパイロットの称号を得た。
問１０ どちらかと言えば無口な方だ。
問１１ いざというときにのみ、スタープラチナで時を止めてよい。
問１２ 子牛を乗せた荷馬車を見て思わず涙ぐんだ。
問１３ 盗んだバイクで走り出したが、１５歳なので許された。
問１４ 検問があったので車を止め、警察官に立てた中指を突き出した。
問１５ 信号機の無い横断歩道で手をあげている人がいたので、
徐行して乗せてから「お客さん、どちらまで？」と尋ねた。
ざっと問題を見終え、おれは一言だけ感想を言う事にした。
こう 「グッジョブ！」
明日の試験はやけに受かりそうな気がしてならなかった。
てれほせいはのま （こう。 さん）
創作日記 「第５８話 免許」より
一応少しくらい勉強していこうかと思い、おれはそれっぽい本を読んでいた。
すると、いきなり部屋の扉が開く。
兄 「何してんの？何かゲームしない？」
こう 「いや。おれ勉強してんのよ。」
兄 「え・・・？悪い。何か 幻聴 聞こえた。耳鼻科行ってくる・・・。」
青い顔をして出ていこうとする兄。
こう 「ちょい待てい！なんでやねん！」
兄 「え？ ありえない 言語が耳に入ってきたものだから・・・。」
こう 「いや！普通にありえるから！アリエール！」
兄 「洗剤はいいから。何の勉強してるのか聞いちゃってもいいですか？」
こう 「何でいきなりそんなよそよそしいんだよっ！」
兄 「いや・・・。だって 悪い病気に感染しそう で怖いじゃん？」
こう 「もういいや・・・。明日車の免許の筆記試験なのよ。だから勉強してる。」
兄 「そっかー。世の中不思議で一杯だなー。まあ頑張れよ。」
そう言いながら、おそるおそる部屋を出ていく兄。
いつか仕返ししてやると心に決め、再び勉強に戻る。
----３０分後----
そろそろ飽きてきたなあ、っと頃だった。
ダダダダッ！バンッ！
という音と共に、再び部屋の扉がこれでもかというくらい開く。
こう 「な・・・何事？」
ちょいびびりつつドアの方を見ると、
何やら、片手にプリントのようなものを持った妹が居るのを捕捉する。
妹 「こう！おいらに隠れて何してるのっ！」
こう 「いや。勉強・・・。」
相手をする気力もなかったので、げんなりと答える。
妹 「それは兄から聞いたわ！みずくさいじゃないのっ！」
こう 「へ？お前何言ってんの？」
本気でわけが分からず、聞いてみる。
妹 「一人でしててもはかどらないものよ！
おいらが、予想問題集作ってきてあげたわ！」
こう 「え？まじで？本気で助かる。ありがと。」
ちょっとブルー入りかけてた所だったので、妹相手に素直に喜んでしまう。
ここらへんが、おれもまだまだ甘ちゃんである。
妹 「お礼なんかいらないわ。さあガシガシ解いちゃって！」
そう言いながプリントを渡してくる妹。
この時は、素でいい奴だと思ってしまった。
そして、
運転免許予想問題集。○×で答えなさい！！
と書かれたプリントを早速解いてみることにする。
問１ 進路方向にお年寄りの歩行者を発見したが、
敬老の日でなかったのでアスファルトの藻屑とした。
問２ 小学生が歩いていたので、
「家まで乗せてあげようか？ほらお菓子もあげるよ」
と車内から親切に声をかけた。
問３ 走行中にボンネットを開けたら少し幸せになった。
問４ 大雨の中オープンカーで走って悦に浸った。
問５ 今日もすることが無かったので、とりあえず洗車をしてみた。
問６ [Ｐ]と書いてある看板を見つけたので、放送禁止用語を連発した。
問７ 警察の不祥事発覚後はしばらく強気でよい。
問８ 女性は視力が悪くなくても、眼鏡を掛けるのがおいら的に好ましい。
問９ ４人を轢いたしまったので、機撃墜 エースパイロットの称号を得た。
問１０ どちらかと言えば無口な方だ。
問１１ いざというときにのみ、スタープラチナで時を止めてよい。
問１２ 子牛を乗せた荷馬車を見て思わず涙ぐんだ。
問１３ 盗んだバイクで走り出したが、１５歳なので許された。
問１４ 検問があったので車を止め、警察官に立てた中指を突き出した。
問１５ 信号機の無い横断歩道で手をあげている人がいたので、
徐行して乗せてから「お客さん、どちらまで？」と尋ねた。
ざっと問題を見終え、おれは一言だけ感想を言う事にした。
こう 「グッジョブ！」
明日の試験はやけに受かりそうな気がしてならなかった。
てれほせいはのま （こう。 さん）
創作日記 「第５８話 免許」より
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