【デジャビュ】（三度目の夢の進展）

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2006年01月21日

今日は雪がシンシンと降り積もっている。

【デジャビュ】（三度目の夢の進展）

この夢はもう三回目になるだろうか？？
道に迷って海辺に出ると何時もこの住まい
に立ち寄っている。
時にはまた、この家を出て帰路で軒先の網干しの
鯵のひらきに目を止めて目覚めたり　？？　
海の真ん中の狭い道路をひやひやもので走ったり
して目が覚めたりする。
この家のベッドに疲れて横たわったところで目が
覚めたりもする。
今日も夢の中でまた道に迷って海辺の　あの
白い円形の建物へと引き寄せられた。
何時ものように中に入ると、何時ものように静に
一つの白いベッドが光の影に置かれている。
私は疲れて何時ものように其のベッドに
座り込む・・・
白い光が白い壁に反射して部屋全体が白く包まれ
ている。
私は・・・
「チョット待て　これは何時ものパターン」と
思い直して・・・
部屋を探った。
白い部屋に何時も見逃していた白いカーテンを
見つけて覗き込む。
カーテンの奥には、人一人がやっと昇れる狭くて
急な螺旋階段（らせんかいだん）がある。
上に向かって怒鳴ってみるが、声も無く響きもしない。
階段を昇ってみると、其処に車椅子から転落した
と思われる老婆が天を仰いで誰かを呼んでいる。
幾人かの老人が何処からともなく出て来て私を
見つける。
私は地に伏して謙る（へりくだる）ように彼らを
見上げている。
老人　「どうしたんだい？？」と私に優しい口調で
声を掛けてくる。
私　「道に迷ったのですが・・・？？」と
光に眩しい彼らを見上げて呟いている。

すると私達家族が前々からココに来るのを
何時か知っていたように、頷いて
「下にお風呂が用意してありますよ」と
優しく言ってくれた。
私達家族は窓辺の海のブルーを望みシャワーを
浴びる。
たちこめる湯気はブルーの空に浮かぶ雲のようでも
あった。
シャワーから出ると白い部屋は光のかげんなのか、
海のブルーのパノラマに天空を思い描かせる色に
変わっている。
何十人もの老若男女が、幾つもの丸いテーブルを
囲んで祝宴を挙げている。
そして私達を皆が手招きで向かいいれてくれる。
そこで目が覚めた。
2006年1月19日
その日は、天国を味わったように清々しい一日だった。
―――――――――――――――――――――
デジャビュ 2 (フランス) déjà vu
（心理学で）既視感．既視体験．
三省堂デイリーコンサイス国語辞典より

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