自己中心的恋愛模様

2006.08.04
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カテゴリ: オリジBL小説




まだ外に出るのは 確かに嫌だが・・・ハルやアキに会えるからさ・・・。

・・・あの後、俺は生まれた時と同じくらい泣いたんじゃないかと思う・・・。

思えば、玄関であんなに泣かなくても・・・って今では反省している。

でも、そんな俺をアイツ等は慰めてくれた。励ましてくれた。


“「・・・何があったかは 分からねぇけど、辛かったなら一人で溜めてるなんて水くせぇぞ・・・。」”


“「そーだぜ!!オレ様の美顔を殴るくらいなら、相談し 「 アキは黙ってて 。」”


“「なっ!!ちょっ、聞きました奥さん!!この男ってば、妻に対してこのような暴言を・・・。」”





“「まぁ、酷い!!私、今でも一句一句覚えてますのよ!!あなたからのプロポーズ!!」”


“「 そんなの言った覚えは無い。 」”


“「ぷっ・・・お前ら、将来 夫婦漫才でもしたほーがいいんじゃねぇの?」”


“「なっ、ナツまでそんなこと言うなよ!!」”


“「あらっwwナツも やっぱりそー思うwwねぇ、ダーリンwwここは現役大学生のお笑い芸人目指しましょーよぉww」”


“「 誰が【ダーリン】だ!!


・・・アイツ等 マジ夫婦漫才でもすればいいのに、ってか・・・今思い出してもウケるし。

まぁ・・・結局アイツ等は、どうして俺が大学を休んでたのか聞いてこなかった。

それが嬉しかった。アイツ等なりの優しさが すっげぇ嬉しかったんだ。



確かに まだあの事を思い出すと、今すぐにでも部屋に閉じこもりたい気持ちにはなるが・・・。

アイツ等がいるから・・・ハルとアキがいるから・・・俺は、前を向いて進むことが出来るんだ・・・。


「って、何 恥ずい事考えてんだろ、俺。」


けど、アイツ等には感謝してる。早く大学に行って、アイツ等に会いてぇ・・・。

ってか・・・なんだよ、また人が入ってきたのかよ。はぁ~・・・また狭くなるなぁ・・・。



・・・やっぱ2本早い電車に乗れば良かったなぁ~。って、駅員!!無理矢理押し込もうとするな!!

ってか、やっぱ狭っ!!!あーもー 降りる駅まであと5駅以上あるし・・・。しばらくこの状態かよ・・・。

あーあ、こんな事なら ハルに貸して貰った洋楽聴いてればよかったし・・・。

・・・・・・えっ、ちょい待て・・・もしかして、俺の後ろにいる奴って・・・・・・いや、そんなはずあるわけ・・・。

でも、この感じは・・・この 何もかも見られているような感じは・・・・・・


「お兄さん、久しぶり。」


「!!っ、てめぇは・・・あの時の・・・!!」


「また逢いましたね。これって、なんかの運命ってやつ?」


「はっ、んなわけぇーだろ。俺は・・・てめぇだけには遭いたくなかったぜ。」


ここが満員電車じゃねぇなら、とっくに殴っているところだっ!!!

ってかコイツ・・・高校生なのか!!?さっき 俺のこと『お兄さん』って言ってたし・・・。

だとしたら、コイツの親は育て方 間違ったみてぇだな。


「・・・やっぱ 怒っているお兄さんも可愛いけど、淫乱なお兄さんの方が可愛いや。」


「っ!!!だ、誰がインラ 「クス こんなところで大声で言っちゃダメですよ。」


こいつ・・・さっきからワザと耳元で言ってきやがる・・・。

ムカつく・・・今すぐ殴りたいのに、後ろに向きを変えることも出来やしねぇ・・・。


「・・・ねぇ お兄さん。オレ、まだあと8駅くらいは電車に乗ってるんですよ。」


「・・・へ~・・・こんな親父でいっぱいの電車に、まだまだ乗ってねぇとダメなん・・・っ、ちょ・・・って、てめぇ・・・っ・・・」


俺の耳たぶを甘噛みしたと思ったら・・・タンクの上から胸の突起を、指でこねりやがった・・・。

気持ち悪いぬるっとした舌が 耳たぶをペロッと舐めたかと思ったら、肩に甘い痛さを感じた。

っ・・・こんな目立つ場所にキスマークつけやがって・・・このエロガキがっ!!!


「クス それまで暇なんで、オレの相手してください。」


「ん・・・っ、・・・だ、れがてめぇの相手に・・・」


「まぁ お兄さんに拒否権なんて無いんでけど・・・。」


耳元で囁くように言う・・・途端、体が熱くなるのが分かる・・・。

こ、こんなの自分じゃない・・・!!男に耳たぶとか舐められて、反応しかけている自分なんて有り得ない・・・!!

・・・こんなの・・・俺じゃない・・・・・・!!





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Last updated  2006.08.04 11:25:47
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