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5月4日(水・祝) SUPER COMIC CITY 25day2「Cat Tail」鋼の錬金術師スペース6月19日(日)ムービー〇ラダイス28「Cat Tail」キン〇スマンスペース8月12日(金)コミックマーケット90(1日目)鋼の錬金術師スペース
March 23, 2016

冬コミにご参加の皆様、大変お疲れ様でした。当サークルにお立ち寄りくださった女神の皆様ありがとうございました。差し入れや差し入れ返し(笑)をたくさんいただきました。ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
January 1, 2016
冬コミ新刊【俺とハリーの内緒の24時間】『キングスマン』ハリエグ・R18指定通販の申し込みについてpixivに情報をupしました。【俺とハリーの内緒の24時間】通販のお知らせ | Ray@12/29西1り22a [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=54001575
December 13, 2015
スペースをいただけました。2015年12月29日(火曜日)西1ホールり22a「Cat Tail」鋼の錬金術師のスペースですが、新刊は映画『キングスマン』ハリー×エグジーのR指定本です。鋼のSSペーパーもご用意しましたので、お立ち寄りいただければと思います。詳しくはpixviをご覧ください。コミックマーケット89【再訂正】 | Ray@12/29西1り22a [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=53917816
December 13, 2015
2014年12月29日(月) コミックマーケット87(2日目)西2ホールか23b「Cat Tail」
December 7, 2014
本日は当サークルに足を運んでいただき、ありがとうございましたm(__)m また、ロイエドプチオンリー「ハッピーエンド・ライフ」参加の新刊、ペーパーをお手にとりくださった皆様、ありがとうございましたm(__)m 次の参加はスペースをいただけたら冬コミになります。 次回参加イベントでは「LEGEND」の続きをお届けできるようにがんばりたいと思います。 進撃の巨人での参加は来年1月25日の壁博5を予定しております。 新刊とペーパーをご用意できればと思っております。 また、「猫喫茶」(サークルマスター・綾凪淳さま)の委託も予定しておりますので、お楽しみに!
October 12, 2014
2014年10月12日(日) COMIC CITY SPARK9 西3ホールd23a 「Cat Tail」 新刊: 「勝利の笑みを君と」 A5/16P/自宅プリンタ/200円 無料配布: SS付きペーパー「ハロウィン」 プチオンリー「ハッピーエンド・ライフ」に参加しています。 ペーパーラリーにも参加していますので、是非ともお立ち寄りください。
October 4, 2014
今年のSPARKはロイエドとエレリのプチオンリーがあるので、今から予算オーバーな予感しかしない。がんばって稼ぐけどさ……(泣)
May 16, 2014
ロイエドプチオンリー「REEes!」のURLを貼っておきます。 http://refes.sub.jp/
May 14, 2014
ロイエドプチオンリー「ハッピーエンド・ライフ」のURLを貼っておきます。http://happyending-life.mixberry.net
May 12, 2014
東2ホール"テ"4b「Cat Tail」 新刊は無理そうですorz SS付き情報ペーパーはご用意できそうです。
April 26, 2014
2014年3月16日(日) 東京ビッグサイトq49a「メルクリウス*ケリュケイオンさま(サークルマスター・陽月翠華さま)」に居候させていただきます。午前中は狩りに出かけております。午後から売り子をする予定です。「Cat Tail/Ray」の配布物はありませんが、遊びに来てくださると嬉しいです。
March 1, 2014
第2回壁外調査博 サークルカット | Ray@2/9東6"マ"35b [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=411001842月9日(日) 第2回壁外博覧会 東京ビッグサイト 東6ホール"マ"35b「Cat Tail」新刊:Love rhapsody¥200/A5/20P/自宅プリンタ/R18/リヴァイ×エレン委託新刊:ココロのわんこ(「猫喫茶(サークルマスター・綾凪淳さま pixiv ID=3174493)」)未定/Rayさんちのプリンタ/R18/リヴァイ×エレン既刊:Lovers¥200/A5/16P/自宅プリンタ/R18/エレン×リヴァイ♀午前中は狩りに出かけていてサークル主及び委託 主は不在の予定ですm(__)mお素敵サークルさまの狩りを楽しまれてから、ついでにお立ち寄りいただけると幸いですwwwww
February 6, 2014
新刊:「LEGEND~2~前世編1」A5/16P/\200/自宅プリンタ「LEGEND」の前世編1です。まだ続きますm(_ _)mSS付き情報ペーパー「ピロートーク」2013年8月25日発行進撃の巨人エレリ♀本「Lovers」既刊はすべて持ち込みますが、一部机上に置いてないものもあります。売り子にお申し付けください。当日、午前中は本人は狩りに出ていて不在です。
December 29, 2013
2013年12月29日(日曜日)西地区”の”ブロック-05a「Cat Tail」
November 14, 2013
2013年10月27日(日) COMIC CITY SPARK 8東京ビッグサイト 東3ホール"ヨ"3a「Cat Tail」
October 9, 2013
先週、1日で2本見てきた。1日2本、間が1時間くらいあいてはいたけれど、気合入れないと2本はもうきついね。ガッチャマンは綾野さん目当てで。あの終わり方は、続編ありなのか!ありなのか!?続編作るなら早くしないと、浜田君が成長しちゃうから!ヤマトは完全版じゃないけど、どういう感じで終らせるのか、雪ちゃんがどうなるのか気になるぢゃないですか!最終的には落ち着くところに落ち着いた感じ。ネタバレはもう少し後で、忘れなければ書きます~
September 4, 2013
東5ホール”に”51b「Cat Tail」新刊:「Lover」A5/16P/\200「進撃の巨人」エレリ♀設定エロ本です。無料配布:SS付き情報ペーパー(2種類)2013.08.25発行/鋼「LEGEND~前世編~・抜粋」2013.08.10発行/進撃「無題」エレリ♀設定
August 24, 2013
西2ホール"き"23a「メルクリウス*ケリュケイオン」さま(サークルマスター陽月翠華さま)に居候の予定。新刊はありません。SSペーパーは鋼ではなく、進撃の巨人エレン×リヴァイ♀です。現世で再会した2人のお話です。鋼スペースなのに進撃SSでごめんなさいm(_ _)m
August 7, 2013

May 21, 2013
最近、仕事中も頭を離れないフレーズです(^-^)早く第5章が見たいな~
May 14, 2013
5月3日(金曜日・祝)SUPER COMIC CITY 22(1日目)新刊:「 ルポ・デ・アメストリス 」¥100 / A5 / 12P / 自宅プリンタ都内某所にある美容室で見習いをしているエドワードは、大通りの向こう側にあるカフェで時々見かける男性客が気になってしかたがなかった。SS付き情報ペーパー:「ルポ・デ・アメストリス ~告白~」B5/自宅プリンタ/無料配布
May 2, 2013

5月3日(金曜日・祝)SUPER COMIC CITY 22(1日目)さ23a「Cat Tail」参加はできませんが、SCC関西19でロイエド事件モノ作品企画があります!
April 26, 2013
プリンター故障のため、ハルコミは新しいものは何もありません。委託の新刊とペーパーがあるかもしれませんので、遊びに来てくれると嬉しいです。
March 12, 2013
東2ホール "ナ"45b「Cat Tail」です。新刊は…出せるようにがんばっています(汗)
September 17, 2012
10月7日のSPARK7「Cat Tail」で直参します。けもみみふぇすたにも参加表明しています。けもみみ本が無事に出るように祈ってやってください。その前にカットを送らないと(^_^;) 詳しいことはサークル証が届いてからまた顔を出します。
September 1, 2012
11日(金)I(アイ)13a「メルクリウス*ケリュケイオン」さまに居候しております。新刊はないので委託はしておりません。SS付き情報ペーパーは少数ですが無料配布予定です。
August 1, 2012
今更ですが、夏コミはスペースをいただけなかったので、相棒のスペースに居候です。グッコミは忘れなければ申し込む予定(笑)
June 23, 2012
F64b「Cat Tail」新刊:「バレンタイン騒動記」A4/16P/¥200原作設定です。バレンタインデーにイーストシティに帰ってきたエドワードたちが遭遇した騒動とは?時期はずれですがバレンタイン本です。無料配布:SS付き情報ペーパー「膝枕」未来設定軍豆話。売り子さんが手配できるかは当日まで不明です。一応、ツイッターでつぶやく予定でいますが、売り子さんが手配できなければ、お昼くらいまではいたりいなかったりするかもしれませんので、お昼過ぎにお立ち寄りくださればと思いますm(_ _)m相変わらずですが、よろしくお願いします。
March 16, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/16P/2011.12.30発行/\100SSS(ショートショートストーリー)4本。すべて原作設定です。「夢でしか君に会えない」「抱きしめてもいいかな」「寝ぼけてキスをした」「俺ばかり好きでくやしい」
February 23, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/12P/2011.10.23発行/\100軍豆未来設定、ハロウィンのお話です。西の国の祭りのハロウィンを行いたいと市民からの申し出があり、その責任者になってしまったロイ。警備兵も含め、参加者全員が仮装しなくてはならないと知ったエドワードは?本文抜粋「ハロウィン?」 そう言って愛らしく首を傾げる仕草に、ポニーテールにした美しい金髪がさらりと揺れるのは、今やアメストリス軍内に知らぬ者はいないといわれる、国軍少佐になった元「鋼の錬金術師」のエドワード・エルリックだった。「そう、西の国の祭りだと聞いたが」 そう返したのはこの将軍用の執務室の主で、イシュヴァールや先の内戦などの英雄として名高いロイ・マスタング少将だった。「トリック・オア・トリートってヤツだろ」「よく知っているな」「伊達にいろいろ旅してたわけじゃないんだぜ」「ほう? それは意外だ。君のことだから錬金術のことしか頭になかったと思ったのだが」 ロイも以前なら軽々しくそんなこてを言うことはなかった。エドワードが本懐を果たしたから言えることだ。「錬金術以外のことだって、ちゃんと見聞きしていたんだぞ!」「アルフォンスの受け売りではないのかね?」「ヴッ! それはっ!」 図星だったらしく、言いよどんでしまったエドワードにロイがニヤリと笑うと、エドワードはごまかすように話を変えた。「それよりハロウィンなんて祭り、いつの間に広まったんだよ」「本当ににね。いつの間にか市民の間に広まっていたようだよ」「市井の祭りと軍とどんな関わりがあるんだ?」「街も大分復興してきて、市民にも余裕が出てきたのは君にもわかっているな」「あぁ」 軍の上層部ではホムンクルス事件と呼ばれている戦い以来、国中のあらゆるところ、トクニセントラルシティはひどい有り様だった。 しかし、軍が総出で復興に力を入れたため、だいぶ元の街並みを取り戻しつつあり、市民の生活も元通りになりつつあった。「ハロウィンを期に大々的に祭りをしたいという申し出があったらしくてね」 そう言うと憂鬱そうな顔になったロイは深いため息をついた。「閣下がああいう方だろう?」
February 22, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/12P/2011.10.23発行/\100企画に乗って、ハーレクインを目指してみました(^-^;)場所的なイメージはアメストリスですが、それ以外はパラレルです。冷たい秋雨の降る夜にエドワードが出逢った男の正体は?本文抜粋 エドワードが彼と運命的とも言えるような出会いをしたのは、冬の訪れを感じさせるような冷たい秋雨の降る夜だった。 エドワード・エルリックは錬金術師で、アメストリスの東にある田舎町出身の青年だった。 太陽の光をはじくと美しく輝く金髪と、智的ながらも意志の強そうな蜂蜜色の金瞳が印象的で、とても人目を引いた。 他人から見れば、モデルや映画俳優かと思うような外見なのだが、本人には自覚がなく、残念なことに錬金術オタクだった。 だから自分の取り柄は錬金術だけだと思っているエドワードは、優秀な錬金術師として、幼い頃から憧れていたイーストシティにある錬金術研究所に勤めていた。 その日もエドワードは研究に没頭していた。 エドワードは以前から定時を過ぎても帰らないことが多くあったが、最近は生活するに事欠かない研究所内に与えられている自分の研究室で寝食を忘れて研究に没頭していた。 その日はとうとう自宅に帰ることさえもさなくなって久しいエドワードを見かねた女性の同僚に、強制的に研究を中断させられて研究所から追い出されてしまった。「明日の朝じゃないと入れないからね」 そう言われて、研究所を出た頃にはとっぷりと陽は暮れていた。 エドワードが帰路につきながら家に帰っても食品庫にろくな物が無いことに気づき、適当な店で夕食を済ませ、朝食用の食材店を出た頃には、冷たい雨までも降り始めていた。 研究所にはこの時代にはまだ貴重なラジオがあって、天気予報も放送されていたが、研究に没頭していたエドワードが聞いているはずはなく、雨具など持っているはずもない。 雨のせいか、いつもより飲食店の店じまいが早いようで、雨具を売っているはずの雑貨店も真っ暗で人の気配もしない。「濡れて帰るしかないか」 雑貨店の軒先で、いつ上がるかもしれない雨を寒さに震えて待つよりも、ずぶ濡れになる方を選んだエドワードが、まさに足を踏み出そうとしたその時だった。
February 21, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/28P/2011.08.12発行/\200本日含めVol.25まで発行していますSS付きペーパー「Cat Tail通信」のVol.9~Vol.16のSSの再録集です。2009年夏コミから2010年6月の東京124までに参加したイベント1年分になります。何故だか、軍豆率が高いです(^-^)
February 21, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/20P/2011.06.12発行/\200近未来設定年齢不詳(?)ロイ×15歳エド。場所の設定的には一応アメストリスですが、それ以外は完全パラレルです。太陽が暴走し、水の枯渇した地球で人々は地下シェルターで暮らしていた。そんな中で後にロイに運命的と言わしめる出会いを、エドワードとロイはすることになる……本文抜粋 銀の太陽、金の月。 金の太陽、銀の月という色合いで称されるのが当たり前だった太陽と月が、逆の色合いで称されるようになったのは、人間の予想をあざ笑うかのように暴走ぎみに活動を活発にした太陽が、その色合いを白銀色に変え、その太陽の影響を何かしら受けたのか、月は逆に赤みを帯びるようになり、光の加減で金色に見えるようになってからだった……
February 19, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/12P/2011.05.04発行/\100元王様なネコロイ×15歳エドの第2弾です(^-^)場所の設定的にはアメストリスですが、それ以外は完全パラレルです。ロイがネコになった本当の理由とは?二人の茶飲み話です(^-^)本文抜粋 ある国に国民に慕われている王様がいました。 その王様は剣術にも武術にも長け、ハンサムで独身だったため女性にもてました。 しかし、何故か后を持たずに遊び歩いてばかりいたのです。「遊び歩いていた訳ではないぞ」「じゃあなんだよ」「大人の事情だ」「それって偉そうに言えることなのか?」 臣下達に進められてお后様選びの晩餐会を開いた満月が綺麗な夜のことです。「騙されたというのが正しい」「いい歳こいて独身なのが悪いんだろ」 ある美しいと噂の魔女が晩餐会に呼ばれなかったことに腹をたて、その晩餐会に乗り込んできたのです。 そして王様に呪いをかけようとします。 でも王様も魔法の剣を持っていたし、少しだけ魔法も使えたので必死に抵抗しました。「あれは大変だったな、うん」「しみじみ言うなよ……」 しかし、相手は月の力を魔法の源にしていた生粋の魔女でした。ですから満月の夜は特別力が強かったので、王様は呪いを避け切ることができずに、猫へと変えられてしまったのです。「本当は猫にするつもりではなかったらしいぞ」「なんだったんだ?」「さぁ。しかし、正統派ならカエルかな」「正統派?」「魔女の作る魔法薬に使うんだよ」「よかったな、カエルじゃなくて」「……本当にな」
February 18, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/16P/2011.03.20発行/\200パラレル第1弾、医者ロイ×高校生エドシリーズの第6弾(^o^;)体調不良で倒れ、ウサギリンゴを食べたいとねだるエドワードにロイは?一部SS再録あり、ロイがめちゃくちゃヘタレですので、ご注意下さい。本文抜粋 エドワードとアルフォンスが通う、中高一貫教育を実施している学校は、3月初めに高等部の卒業式が終わり、中旬に中等部の卒業式を迎える直前で、すでに半日授業になっていた。 中等部の生徒会長を務めているアルフォンスが、中等部の卒業式の準備で遅くなる日々が続いていたある日のことだった。 朝から身体がだるいなと思いながらも半日授業を終え、夕飯の買い物をしてなんとか帰宅の途についたエドワードだったが、自宅の玄関に入り靴を脱いだところで意識を失った。*** その日ロイは夜勤明けで偶然非番だった。 起き出したのはすでに昼を過ぎた頃で、食事を取らなかったことがわかると兄弟に怒られてしまうので、近所のカフェで軽く昼食を済ませるとエルリック家へと足を向けた。 エドワードは半日授業だからすでに帰っているころだ。アルフォンスは最近、卒業式の準備で帰りが遅いことをロイは本人から聞いていた。 ロイは少しでもエドワードと二人きりの時間を過ごせるかと思うと、夜勤明けの眠さも疲れも吹っ飛んでしまう気分だった。 しかし、ロイがエルリック家の玄関を開けて見たものは、廊下に倒れ伏すエドワードの姿だった。「エドワード!」「せんせ、い」 抱き起こすと吐く息が短く熱い。手を当ててみた額もまた熱かった。 ロイはエドワードを抱き上げると彼の自室へと運び、布団を敷いて(エルリック家にベッドはない)寝かせつけてから居間へと向かうと、備え付けられている救急箱から解熱剤を取り出すと水と共にエドワードの部屋へと戻った。「エドワード、薬だ。飲めるか?」「うん……」 ロイはエドワードを抱き起こすと背中に手を当てて薬を口に入れ、水の入ったコップを口元にあててやるとエドワードは喉が乾いていたのかコクコクと音を立てて飲み干していく。「ゆっくりと寝なさい」
February 17, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/12P/2010.12.29発行/\100猫ロイ×15歳エド(^・^) アメストリスが舞台のパラレル話。小さな頃に紙芝居で王様が猫にされてしまう話を見たエドワードが、その猫に良く似た黒い猫に懐かれてしまう。ある新月の夜、村では見かけない男に声をかけられたエドワードは?本文抜粋 被毛も瞳さえも真っ黒な猫がニャァーと鳴いてエドワードの足下にすり寄ってくるのはエルリック家の日常になりつつある。 エドワード・エルリック、人間、性別は男で15歳、人間相手でさえ迫られたことがない(と思っているのは鈍い本人だけである)のに、猫に懸想されるとは思っても見なかった。 件の黒猫がエルリック家に現れるようになったのは、生まれつき動物に好かれる弟のアルフォンスが原因と思われる。 当時、エドワードは4歳、アルフォンスは3歳だった。 だいぶしっかりとした足取りでエドワードの後をついてくるようになったアルフォンスとエドワードが、母親のトリシャにつれられて行ったのは、村の広場で子どもたちを相手にしている青空紙芝居屋だった。「エド、この紙芝居が終わるまでアルフォンスとここにいてね?」「うん!」「手を離しては駄目よ」「うん、母さん」 トリシャはエドワードとアルフォンスの手をしっかり繋がせると、4歳ながらしっかりとしているエドワードに言い聞かせると市場へと向かった。「にいちゃ、ねこちゃ」 アルフォンスは紙芝居よりもお菓子をくれる子供たち目当てに集まってきた猫たちに興味があった。 しかし、手はしっかりと握ったままだったが、エドワードはすっかり紙芝居に夢中でアルフォンスの声など聞こえていないようだった。「ねこちゃ、あそぼ?」 動物に好かれるアルフォンスは、本人も動物が好きだった。特にお気に入りなのが猫である。 エドワードたちは猫にあげるような菓子をもっていなかったが、アルフォンスの周りに一匹、二匹と猫たちが近寄ってきた。 その中で異彩を放つ猫が一匹いた。 全身真っ黒な猫はその瞳までも真っ黒で、その猫が歩いてくると他の猫たちはその場を譲るように一歩、二歩と下がっていく。 王様みたいだとアルフォンスがそのしなやかな動きに見とれていると、ふとその猫と目があった。
February 16, 2012
表紙・自宅プリンタ:本文・コピー/A5/28P/2010.11.07発行/\300Cat Tailとメルクリウス*ケリュケイオンの初の合同誌です。テーマは「未来」。メルクリウス*ケリュケイオン「LONG WAY FROM HOME」旅から戻り、東方司令部のロイを訪ねたエドワード。報告書を渡すと共に、会えるのは最後と告げる。そのエドワードの言葉に、ロイも同じことを告げようとしていたと言われるが…!?Cat Tail「Advance to wards the future!」大総統に就任することが決まったロイ。急に決まったそれを聞かされたエドワードは?未来設定軍豆。
February 15, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/16P/2010.10.10発行/\200パラレル第1弾、医者ロイ×高校生エドシリーズの第5弾(^o^;)今回はちびエド4歳×ロイ18歳。二人の初めての出会いはリゼンブール村だった。医師を目指すロイと幼いエドの出会いはロイの医師人生を変えるものだった…ちびアル、トリシャママは出演していますが、ホーパパは出張中で不在です。本文抜粋 髪も睫毛も産毛さえも金色で、瞳までも金色の子供は幸せの形をしている。 大学の医学部に入学前であるロイがゆっくり出来る最後のバカンスはのんびりと過ごしたかったので、侯爵である父の領地であるリゼンブール村で過ごすことに決めていた。 リゼンブールにある館はマスタング家が所有する中では一番小さく、二階建てで部屋数も少なかったが、村長たちが小まめに管理をしていてくれているからいつでも気持ち良く過ごすことが出来た。小さな館だから使用人も気の知れた数人だけで十分で、イーストシティの別宅で慎ましやかに母と暮らしているロイが一番好きな館でもあった。 十年ほど前に身体の弱かった母の療養先として選んだのがイーストから程近く空気の良いリゼンブール村だったが、リゼンブールは良くも悪くも何もない所だ。 しかし、空気は良いし人も良い。 村人たちは母の療養に一緒に来た幼いロイを「坊ちゃん」と呼びながらも、他の子供たちと分け隔てなく接してくれた。 もっとも現在は貴族制度など名前が残っているだけで、村人たちにとっても領主は呼び名として残っているだけで特別な物ではないだろう。 実際、領主だったのは過去のことで、現在はリゼンブールの羊毛を独占的に取り引きできる特権が残っているだけだ。ロイたちのことも領主という名の取引先の社長の妻子くらいにしか思っていないだろう。 村の子供たちは最初こそ小綺麗な格好をしているロイを敬遠していたが、都会の喧騒もしがらみも知らない子供たちはいつの間にか自然とロイを受け入れていて、一緒に悪さをすれば同じように拳骨をくらって怒られたし、丘の上でセントラルシティやイーストでは見られない美しい星空に見入っているうちに眠ってしまったロイたちを心配して村人が総出で探しにきてくれたこともあった。
February 14, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/28P/2010.08.29発行/\2002010.08.29現在Vol.18まで発行していますSS付きペーパー「Cat Tail通信」のVol.1~Vol.8(Vol.6以外)+ROY×ED EXPO参加記念ペーパーの小話の再録集です。2008年夏コミから2009年6月のオンリーまでに参加したイベント1年分になります。
February 14, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/24P/2010.08.14発行/\200『迷路の森』完結編です(^-^)ホムンクルス事件の時エドワードたちには思わぬ事態が起きていた!?全ての謎が明らかになったとき、ロイとエドワードが選んだ未来とは…完結御礼SSペーパー付です。この本は性的表現を含んでいます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います。本文抜粋『オレが死んでも、ああはならねぇよな……』 沈んだ顔でポツリと呟いたエドワードに、ホークアイは切実な願いを口にした。『あなたは絶対にあの人をおいて死んでは駄目よ』 びっくりした顔で振り返ったエドワードに、ホークアイは切ない気持ちを抑えて微笑みかけた。「お願いって言ったのに……エドワード君」 親友であったヒューズを失った彼が敵を見つけた時の狂気は確かに凄まじかった。 しかし、自分の目的を見失ってしまうほどの狂気に捕らわれた彼を引き戻したのは、やはりエドワードの言動がきっかけだった。 しかし、エドワードを失った彼は……「あなたは私たちとは違うの」 彼はエドワードを失った後、取り乱すこともなく見た目は冷静そのものに見えたけれど、ヒューズを失った時以上の狂気に陥ってしまったのだとホークアイは感じていた。「あなたはあの人にとって特別な人だったのに……」 エドワードを失ってからも彼はアメストリスのために生き、その責任を全うしようとしていた。 エドワードが命がけで守ったこの国の人々と、自分を信じてホムンクルスという得体の知れない者たちと戦うことを選んだ部下たちのためにも、責任感の強い彼は死ぬことを選ぶことができなかったのだろう。「でも、あれを生きているなんて言えないわ……」 エドワードを失った彼は、本当は全てを捨ててしまいたかったのだろうと思う。 一番大切なモノを失った彼は、生きていくために自分自身の感情を捨て去り、国を支えるためだけに生きている人形のようにしか見えなかった。 その姿はホークアイたちに大きな決心をさせた。アルフォンスとホーエンハイムの賭けに全ての望みをかけてロイの記憶を封印すると、自分たちも人ならざる者になった。 いつかエドワードと彼が再び出会うことを信じて……
February 13, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/16P/2010.06.27発行/\200Cat Tail的未来設定軍豆第4弾です。ある日、広報部から女性記者達がマスタング少将の司令部へ取材にやって来た。彼女達は腐女子だった(笑)ので、裏の目的は少将と彼の副官兼護衛官のエドワード・エルリック少佐を観察して妄想することだった。美人の副官(実は恋人)を持ったロイは今日も憂鬱だった……本文抜粋「本日一日お世話になります!」 ロイ・マスタング少将が預かる司令部に入室し、敬礼をしながら口を揃えて挨拶したのは、軍広報部の女性記者たちだった。 滅多に前線に出ることのない部署ということで女性が多いのは有名だったが、取材にやって来た記者全員が女性というのには司令部の誰もが驚いた。「決してご迷惑をお掛けするようなことはいたしませんので、よろしくお願いいたします!」 代表して挨拶したのは彼女たちの中で最上位の官位を持つエミリー・オースティンという名の少尉で、硬い表情で敬礼をしているように見えた。 何しろこの指令室に席を置いている、彼女たちより官位が上の人物は、ホムンクルス事件の英雄と呼ばれる者ばかりなのである。 もっとも先の騒動をホムンクルス事件と呼んでいるのは、その事態を知り得た軍部の人間だけで、ホムンクルスという得体の知れない者たちが暗躍していたことを理由に、敵対関係にある諸外国による連携した侵攻を防ぐため、また同じ理由で国内の混乱を防ぐために、軍部以外ではキング・ブラッドレイ大総統がセントラルに不在の際に、一部の将官たちがクーデターを企て、いち早くそれを察知したオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将とマスタング大佐を中心とした北方軍と東方軍の有志がそれを阻止したが、一歩間に合わずにブラッドレイ大総統は亡くなったということになっている―― 特に最上席に座する司令官と、その左右で彼を守るように立っている副官二人は、直接ホムンクルスたちと渡り合いながら生き残った人物だった。 そして彼らは今もなお、傷ついた国を立て直すために懸命に戦っているのである。「大総統閣下から是非強力を、と言われているから遠慮は不要だ、と言ってあげたいのだがね」 機密事項も多いから何でもとはいかなくてすまないのだが、と彼女たちの緊張を解すように気さくに笑ったのが、この部屋の主であるマスタング少将だった。
February 11, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/16P/2010.05.03発行/\200Cat Tail的未来設定軍豆第3弾です。軍人になってもロイの傍にいたいと願うエドワードと、一緒の道を歩いて行けることは嬉しいが、エドワードを傷つける可能性のある軍人であることを辞めさせたいロイの葛藤…二人の出した答えとは!?本文抜粋 シン国より更に東の国、アメストリスから見ると極東と呼ばれる地域にある国からシン国を経由して贈られてきた彼の国では春に花を咲かせる"桜"という木が、アメストリスにおいて花を咲かせるのは初夏を迎える頃だった。 公共施設を中心に植えられている桜は、アメストリスの中心である中央司令部には贈呈された初期の頃から植えられていて、先にもたらされた東部地域と同じくらいに立派に育った木々が、可憐な薄紅色の花を咲かせて市民達の目を楽しませていた。もっとも、ブラッドレイ大総統から現大総統による政権に国政が移るまでは厚い壁に阻まれ、それを見ることが出来たのは軍部の人間だけだったのだが。 現在、正規の軍人として国軍少佐を拝命している"鋼の錬金術師"エドワード・エルリックは、国がひっくり返るようなホムンクルス事件による被害を運良く受けることなく今年も美しく咲いた花を見上げて、その美しさに感嘆の息を吐いた。「美しいな」 僅かな衣擦れの音と共に、耳に心地良く響く低めのテノールがエドワードの背後から聞こえてきた。「少将」 ホムンクルスとの戦いに勝利はしたが、アームストロング少将は北の境界線を守るためにブリッグスへと帰還してしまい、戦いの爪跡が色濃く残るアメストリスを立て直す中心人物となったロイ・マスタング大佐は、特例で少将へと昇進していた。 エドワードは現大総統グラマンの推挙と国家錬金術師の実績も配慮され、軍規と実践を中心としたカリキュラムを一年程で終了させて卒業した士官学校で様々な気配を感じる訓練なども受けたこともあって、ロイに声をかけられる前から、いつでも傍にある副官兼護衛官として仕える上官の気配に気づいていた。エドワードより軍人としての生活を長く過ごしてきたロイが、新米軍人の域を出ないエドワード相手に気配を隠すことは造作もないことだが、軍部においてエドワード相手に気配を隠すことを滅多にすることがないのも理由であったが。
February 11, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/16P/2010.03.21発行/\200エドワードの父、ホーエンハイムによりロイとエドワードの過去が明らかにされる!?ロイとエドワードの運命は?またまたTo Be Contined……次巻5で完結させたいです…orz死にネタありのパラレル+原作設定もありますが、原作とは方向が違ってしまっていますので、その辺は無視してクダサイm(_ _)m※今回はR指定ではありませんが前後がR指定なのでご注意下さい。本文抜粋「ありがとう、あなたが来てくれて助かったわ」「オレは……」「きっと私だけではあの人を止められなかった……」「……」 大切な親友を失った彼の、敵を見つけた時の狂気は凄まじかった。「オレが死んでも、ああはならねぇよな……」 彼の小さな呟きに、彼女はその秀麗な顔に苦い笑みを浮かべた。「あなたを失った時、あの人がどうなるかなんて想像したくないわ」 想像することすら彼女には恐ろしい事だと思う。何故なら……「あなたは私達とは違うから」「中尉?」「あなたはあの人にとって特別な人なのだから」「それは……」「あなたは絶対にあの人を置いて死んでは駄目よ」 親友を失った彼の狂気を見たからこそ、彼が誰よりも大切にしているこの金色の子供を失った時の事など想像すら出来ない。 あれ以上の狂気に陥るのか、それとも……「お願いよ……エドワード君」
February 11, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/20P/2010.01.17発行/\200パラレル第1弾、医者ロイ×高校生エドシリーズの第4弾(^o^;)エドワードとロイは、アルフォンスとウィンリィと共に初詣に行く約束をしていたが、何故かエドワードがウィンリィの言葉に機嫌を悪くしてしまい、ロイに導かれるままに彼のマンションへと向かう事になる。お題は、初詣と秘め(姫)始め(^-^)この本は性的表現を含んでいます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います。本文抜粋 エドワードの年上の恋人のロイは、医師という職業の為、盆も正月もない状態だった。 年末年始などに限った事ではなかったが、高校生であるエドワードが休日などで休みでも、ロイとの休みが合わずに会えない日の方が多かった。 もちろんロイにも夜勤明けなどに休みはあるのだが、急な事故があったり、担当の患者に急変などがあったりすれば呼び出されてしまうので、ロイの休みとエドワードの休みが重なっても、残念ながらゆっくりと二人きりの時間を過ごせなかった事もある。 しかし今年は、クリスマス・イブに出勤した為、大晦日から正月にかけて休暇を取る事が出来たので、緊急の呼び出しさえなければ、年末年始はゆっくりと過ごす事が出来るのだ。「その分、二日以降は大変なんだがね」とロイは苦笑していたが、それだけエドワードと恋人になって初めての年越しを楽しみにしていたのだった。 エルリック家に出入りするまでは、日頃の食生活は酷かったと近しい人達に言われてしまっているロイは、もちろん今までおせち料理というものに縁がなかった。 エルリック兄弟の手によって、台所で用意されていくおせち料理に興味津々の様子で彼等に付き纏っていたのだが「邪魔です」という容赦ないアルフォンスの一言にすごすごと引き下がると、すっかり定位置となっている居間の炬燵に潜り込んで、猫達と戯れているようだ。 ロイには気の毒だが、古い日本家屋の台所は、まだ細身のエルリック兄弟二人が並んでも狭いので、ロイのように身長百八十センチを超える鍛えられた成人男性が加わると、邪魔だと言われても仕方のない事だった。 両親が一緒に住んでいた頃は、ロイより少し大きめの父も、良く母にやんわりと追い払われていた。 おせちの準備が終わったらフォローしてやろうとエドワードが居間の方を見て考えていると、アルフォンスにはその考えが丸見えだったようで、エドワードにお茶とお茶請けのお菓子を載せたお盆を渡した。
February 11, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/24P/2009.12.29発行/\200半年振りに出たパラレル本の続編ですが、まだ続きますm(_ _)m今回は禍神ロイとリゼンブールの村人達が理解しあうのだが、エドワードの父、ホーエンハイムの登場でロイとエドワードの運命が変わってしまうのか?というところでTo Be Continued……となってしまいました。4か5で完結予定。のんびりお付き合い下さると嬉しいですm(_ _)mこの本は性的表現を含んでいます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います。本文抜粋 その日、普段は穏やかな東部の小さな村・リゼンブールは朝から騒然としていた。 それは数ヶ月前に村長宛に届いた書簡が原因だった。 差出人はマース・ヒューズ。 セントラルを中央にアメストリス全土はおろか、友好国であるシン国等とも交易を行っている、アメストリスで一番の勢力を誇っていると言って良い、マスタング商会の代表である。 マース・ヒューズは、その経済力の大きさ故に、アメストリス国で大きな発言権を持つ人物でもあった。 そのため何か手違いがあったのだろうと思っていた村長だったが、羊毛の取引をマスタング商会と行っているため、施された封蝋の印璽が取引の際に送られてくる書類に施されたマスタング商会の物と同じであることに間違いなかったので、代表本人の署名入りの書簡など受け取ったことも受け取る理由もありえないと思ったのだが、本物であった場合、今後の取引に影響がないとも言えないので、一応それに目を通した村長はその内容に愕然とした。 翌日の夕刻、村長は緊急事態だと村人全員を集会所に集めてその書簡を読み上げると、村人の多くから戸惑いの声があがった。 ヒューズからの書簡には『迷夢の森』の禍神から会談の申し込みがあると書かれており、また、この村にとって重要な人々と引き合わせたいともあった。 最初は信じがたいことだと反対の声も多かったが、孤児院で育ったとはいえ、明るく皆に愛されていたエドワードを贄としたばかりということもあったのだろう、それによって何かが変わるかもしれないという一縷の望みをかける者も多く、時間をかけて話し合った結果、村民一致の答えとして了承の書簡をヒューズへと送ったのだった。
February 10, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/24P/2009.11.01発行/\200Cat Tail的未来設定軍豆本第2弾です!ぬるいですがR指定です。11月発行だというのに、春のお話です(^-^;)ロイにも猫耳付きの「ありえない話」なのでご注意下さい。前からネタはあったのに、どうしてこんなになっちゃったかな?という感じですorzこの本は性的表現を含んでいます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います。本文抜粋 中央司令部の玄関先につけられた高級将官用の軍用車から降り立った三人の男達はその建物を見上げると、この後に起こるだろう事を想像すると、顔を見合わせて溜息を吐かずにはいられなかった。 しかし、その難関を超えなければ、この先へは進めないのだ。三人の中で最年長の男は、その修羅場を此処までどうにかかい潜って生き延びている。「もう、腹括るっきゃないぜ!」 一番小柄な青年がぐっと拳を握りしめて司令部を見上げると、他の二人も覚悟を決めたように頷いた。*** 彼等が司令室に入ると、いつもと違う様子の三人―正確には一人は民間人でいつも軍部に来る訳ではない―に違和感を覚えた部下達は、怪訝そうな顔で彼等を見ていた。 軍人二人は、普段は着用しない軍帽をきっちりと被り、冬将軍も去った今、この街も暖かくなっているというのに、もう必要と思えないコートまで着込んでいたし、軍人ではないもう一人の人物を知らない者はこの司令室内にはいなかったが、いつもの柔和な雰囲気はなく、彼らしくなく緊張感を漲らせているようだった。「おはようございます。今日はどうされたのですか?」 この中央司令部の司令室の一つを預かるマスタング少将の副官の一人、リザ・ホークアイ少佐はいつもと違い、特に何の問題も起こっていない筈なのに緊張感を漲らせ、きっちりと軍帽を被り、軍用の黒いコートを羽織った上官とその副官兼護衛官―ロイ・マスタング少将とエドワード・エルリック少佐に敬礼をすると、不思議そうに彼等を見遣った。「おはよう」 この部屋の主、マスタング少将が司令室に入室すると、一斉に敬礼し挨拶をする部下達に彼は鷹揚に挨拶を返すと、自分に付き従っているエルリック少佐とその弟アルフォンスを振り返った。「こちらの部屋ではまずいだろうな?」「うん、とりあえずホークアイ少佐だけ執務室に来てもらったほうが良いんじゃねぇかな?」
February 9, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/16P/2009.08.15発行/\200やっと出たパラレル本の続編ですが、また続いてしまいましたm(_ _)m惹かれあいはじめていたロイとエドワードは、穏やかな日々を過ごしていたが、ヒューズが現れた事により別れが近い事に気づき、その想いを伝え合う事になる…ぬるいですがR指定です。のんびりお付き合い下さると嬉しいですm(_ _)mこの本は性的表現を含んでいます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います。本文抜粋 エドワードに用意された部屋は、二階の南側で一番日当たりの良いという部屋だった。「最初に贄としていらした方が女性だったから、女性向きの部屋で申し訳ないのだけれど、本当に日当たりだけはいいのよ」「別に寝られればどこでも良いよ。オレには勿体無いくらい立派な部屋だ。それに……」 ホークアイはすまなさそうにそう言うが、今まで教会内の孤児院で与えられていた部屋は粗末という程ではなかったが、そう広いとも言えず、他の子供達と一緒でプライバシーは無いに等しかった。 この館以外で立派といえる部屋を見たのは、何度か使いで行ったイーストシティの教会で泊まった部屋か、リゼンブールの村長のリビングくらいで、こんなに豪奢な部屋を見たのは初めてだった。 ベッドはハボックのような長身の大人が数人並べるほどの大きさで、天蓋には豪奢なレースが使われている。 窓際に置かれたカウチやソファ、その他の家具も立派で洒落た物ばかりだった。確かに女性が好みそうだ。 それにエドワードとしては、ロイの書斎も二階にあったので、そこから近い部屋であることが最も重要なのでまったく問題を感じなかった。「ロイ…様の書斎に近いから」 ロイには敬称抜きで呼んで欲しいと言われたのだが、彼が客人と言ってくれたとはいえ、人間風情に主人を呼び捨てにされては彼の部下達は気を悪くするだろう。 そう言うことを話し、ロイと二人きりの時だけということで、エドワードとロイは妥協し合ったのだった。「ロイ様の?」「うん。ロイ様が一緒の時なら、書斎の本を読んでも良いって言ってくれたから」「エドワード君は本が好きなの?」「実はそうなんだ。でも、リゼンブールではなかなか読める所がなかったからさ」「そう……」 エドワードはこの部屋に通される前のロイとの遣り取りを思い出した。
February 8, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/20P/2009.06.14発行/\200Cat Tailパラレル第1弾、医者ロイ×高校生エドシリーズ・そのさん。初めてロイの自宅へと招かれたエドワードは、リビングにあるピアノに目を奪われる…ちょっと怪しげな雰囲気?久しぶりのR指定です。この本は性的表現を含んでいます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います。「先生ん家に来んの、初めてだな」「そうだね、どうぞ?」「おじゃまします!」 病院近くの高層マンションの高層階。 医者の家らしくいかにも高そうなマンションで、フロアに玄関は二つしかなく、エレベーターも鍵を差さないと、このフロアには止まらないようになっている。 入り口で少し腰が引けたのは誰にも内緒だ。 エドワードが玄関で靴を脱いできちんと揃えていると、ロイがスリッパを差し出してくる。 和風建築のエルリック家とは違って、全室フローリングだからと差し出されたスリッパを履いてロイの後ろについて行くと、長い廊下の突き当たりにある扉を開けたロイに促されて入った部屋は、ビックリするほど広いリビングだった。「意外と綺麗にしてるなぁ」「そうか?物が少ないからな」 確かに余計な物は見当たらない。モデルハウスにしても、もう少し物があるだろうとエドワードは思う。「寝るためか、着替えを取りに帰る位だし、週に一回程度ホームヘルパーに入って貰っているからな」「さすが先生。お金持ち~!」「ただ単に時間が無いだけなんだがね」 そう苦笑いするロイの言葉は冗談などではなく、本当のことだろう。 ロイは医師として、一日のほとんどを職場である病院で過ごすことが多い。 エドワードが入院していた時も、ほとんど病院にいたように思う。時々、目の下に隈を作って回診に現れるロイに、心を痛めたことは今でも覚えている。 エドワードはその頃から漠然と医者になり、ロイの傍で彼を支えられる存在になりたいと思い始めていた。 そんな殺風景にも見えかねないリビングに置かれている大きなピアノは異彩を放っていた。「わ、ピアノ?グランドピアノだよな?」「ああ、姉に押しつけられたのだよ」「お姉さんに?」「そう、最近まで隣に住んでいたのだが、義兄の仕事の関係で帰国してしまってね」 この高そうなマンションのワンフロアをマスタング姉弟で占めていたのか。どちらかと言うと庶民感覚のエドワードにとっては世界が違いすぎる。
February 7, 2012
表紙・本文:自宅プリンタ/A5/20P/2009.05.31発行/\200Cat Tailパラレル本第2弾です。が、続いてしまいました禍神と呼ばれる神が住む森に迷い込むと幻を見て、いつの間にか森から出てしまっているという伝説の「迷夢の森」から流れる川の恩恵を受けて生活している村で、その川が氾濫し被害がでた。神への捧げ物と言う名の贄として名乗り出たのはエドワードという孤児の少年だった。禍神ロイと出会い、お互いが惹かれあっていることに気づくのだが…本文抜粋アメストリス国の東部にある小さな村・リゼンブール。村のはずれにある大きな森は『迷夢の森』と呼ばれ、その森から流れ出る川の恩恵を受け、農業や牧畜などで生計を立てている村の人々は、森から受ける恩恵に対する尊敬と、深部に立ち入ると様々な幻を見、混乱している間に森の外に出てしまうことから『迷夢の森』と名付けられたと言う伝説による畏怖により、森の深部に立ち入ることはなかった。『迷夢の森』には禍神がお住まいになられている。遠い昔、その森に降り立った神はその姿を見せることはなかったが、その神が降り立った後に起きたと言われる数々の禍を収めるために『迷夢の森』の入口に小さな祠を建て、神に捧げ物をするようになった。当初はヤギや羊など家畜を捧げ物という名の贄として捧げていた村人たちだったが、流行病が蔓延した年に若い娘を贄として捧げてから、今でも年若い子供などが贄とされ、一人として帰ってきた者はいないと言われている……村の子供たちは物心つく頃からそう教えられ育つ。いつか自分が贄として森に行かなくてはならないかもしれない。その覚悟を小さな頃からさせるために。親達も自分の子供が贄として捧げられるかもしれない、その覚悟を自分達もするために……***その年は川が氾濫し、農作物などに多大な損害を被っていた。禍神に贄として祠に捧げられたのは、稀有な金の髪と瞳を持つ少年だった。その少年は自分から進んで贄になることを申し出たのだ。自分なら家族もいないからと。少年は赤ん坊の頃に教会の孤児院に預けられた。物心ついたころにエドワードという名だけを知らされた。他のことは何も知らせることなく、エドワードを預けた人物は去っていったという。エドワードは身体こそ同じ歳の子供より小さかったが、誰よりも頭が良く元気で、子供たちのリーダーとしてシスターや村人たちの手伝いを進んでした。太陽のように明るい笑顔を絶やさないエドワードは村人たちに愛されて育った。
February 6, 2012
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