願い
願い
まだ見ぬあなたとの未来に、僕はこの不明瞭
な世界の中走りつづけてみることを決意した。
我が身の愚かさゆえに作られた形だけのこの
不明瞭な世界を一瞬のうちに逆さまにしてし
まおうと考えだしていた。
愛という不明確なものはいらない。そこには
ただただ好きであるという感情だけで十分な
世界がある。僕に必要な世界はそういった自分
にとって明確に表現できる世界だ。人は愛を
語らい愛に生きるという人もいる。しかし、愛
とはなんだ？僕にはそれがわからない。ただ
無垢な好きという感情があればいいのではないか？
不明瞭な言葉で綴るより、自分の気持ちが最も分
かり易いこの言葉は正しいのではないか？だから
僕はその世界を手にしてみたい。切なる思いを胸に
そう願っている。いつまでも。。いつまでも。。
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