ぼちぼちナチュラルライフ

おっぱいの巻　New！

自分から乳がでてるなんてあらためてちょっとびっくり。
でも、我々（赤んぼと私）は哺乳類なんだなあと
なんていうのか、変な安心感もあったりする。
くじらとかお猿とか牛とか、みんな仲間なんだねー♪

　ただいま5ヶ月の手前。
完全母乳で、これまで大きなトラブルもなかったので
順調な方だとは思う。ありがたいことだ。
こないだも、息子を見て
「んまあ、母乳だけでこんなに大きく育ったの？
そんなに大きいお乳じゃないのに、すごいわね。」
と言って下さったおばさんがいた。
（はぁ、おっしゃるとおりでございます。。。）

　それでも、母乳がスムーズにでるまでが
こんなに大変なことだとは誰も教えてくれなかったし、知らなかったなぁ。
おっぱいくわえさせるとしゅわしゅわーっと沸いてくるようになったのは
ほんとここ1ヶ月くらいかな。魔法のおっぱいになってきたのかな。

それまでは、ほんと赤んぼとのまさしく共同作業。
赤んぼが一生懸命すってくれることで
脳に指令がいって、おっぱいから乳が出てくるようになるとのことだが
初めは双方がど素人。
産後すぐは、目もあかない身体で、一生懸命吸ってくれ
こっちも乳首が切れながらも、何回も何回もやってるにも関わらず
赤んぼの体重は減るばっかだし。
糖水をおいしそうに飲んでる姿も、ちょっぴりショック。
それが普通だとは思ってはいたが
一生懸命おっぱいやって体重が前後で2グラムしか増えてないときはがっくし。
退院前日には、「出生時の1割減るとちょっとなんだし、ミルク足してみる？」
とも言われたけど、なんとか乗り切る。
やっぱ、この最初の6日間がちょっとつらかったかな。
でも助産院での出産だったので、初めからずっと母子同室で
一緒の布団で添い寝してたから
おっぱい育児のスタートも比較的やりやすかったんじゃないかなあ。

心残りは
出産後すぐ、まだぬるぬるの赤ちゃんを抱かせてくれたけど
その時におっぱいを含ませた記憶がないこと。
30分以内になめさせるだけでもすると、母子の絆作りにも
おっぱいの始動にもいいって本にものってるし
せっかく助産院で生むのだから。。と思ってたのになー。

その後１ヶ月、実家にいる間はひたすら頻回授乳。
母乳育児の本を図書館で借りてきてたのを頼りに自分なりにがんばってやってたなー。
産院でも母乳相談の日があるし、
担当だった助産師さんもいつでもメールで聞いてねっていってくれてたので
安心だったけど。
でもこの時期にもっとおっぱい相談に乗ってくれる人が身近にいれば
もっとおっぱい育児希望の人があきらめずに軌道にのせれるんではとも思う。

☆今のところ感じているおっぱい育児のメリット・デメリット☆

おっぱい育児ができて大満足ではあるが、
それでも生活にいろんな制限があるなと感じることもないこともない。。

メリット
・手間がかからない
　　　お湯沸かしたり、さましたり、消毒したり不要。おっぱいペロンで即ＯＫ。
・経済的
　　　ミルク代・哺乳瓶代・消毒器具代不要。
・切り札
　　　泣いたとき・寝ないときの切り札として使える。
・ママは特別な存在　
　　　やっぱしおっぱいは特別のよう。そして、そのおっぱいのついているママが大好き。
・特別な時間
　　　おっぱいやってるときの、ママも赤んぼも一緒にとろーんとまどろむ時間は格別だ。
・うんちがくさくない　便秘しない
　　　といって、他の子のうんちのにおいは知らないのだが。
　　　自分から出てるものしか飲んでないので
　　　だすうんちも汚いと思わないぞー。
・母乳ダイエット
　　　母体のひきしめになる。子宮の戻りにもよいそうだ。
・外出も身一つ
　　　哺乳瓶などいろいろ持ち歩く必要なし。
・生理の再開が遅くなる

デメリット　つまりはメリットの裏返しと言えるが。
・食事制限
　　　香辛料、嗜好品（コーヒー、お酒など）、甘いもの、クリーム系のものなど
　　　あんまり食べてはいけないものも多い。
　　　ま、おくらはちょっとは食べてるけど、カレーやコーヒー食べたり飲んだりした後は
　　　おたまちゃんが興奮気味だったりする。ごめんね。
　　　また、むずかったりすると、なんか私の食べたもん悪かったかなとか
　　　アレルギーのもの食べたかなとかいちいち思ってしまうことも。
・食費がかかる
　　　乳を作る分、かなり食べる。あんまりややこしいものも食べたくないから、
　　　農薬のできるだけ少なそうな野菜とか、インスタントは食べないとか
　　　レトルトは食べないとか、食事内容にも気を使う。その分食費もアップかな。
・パパが赤んぼあやすのをあきらめる
　　　やっぱしおっぱいがないととパパもママも思いがちで、赤んぼをあやすのは
　　　最終的にはママとなってしまう。
　　　ミルクだとパパももっと積極的に育児に関われそう。
・目を合わせて授乳はしにくい
　　　哺乳瓶の方が、飲んでる姿も見やすいし、目も合わせやすそう。
・頻回なゆるゆるうんち
　　　初めはほんと毎回うんち。布オムツ派としてはちょっとつらい。
・吸いつくされてふらふら。
　　　おくらはすでに妊娠前より３～４キロ減だ。嬉しいけど、夏ばても心配。たちくらみもするし。
　　　しんどいときにおっぱいやると、ほんと吸い尽くされてる気分になるよ。
・外出のしにくさ
　　　授乳室のある場所の少なさには閉口する。
　　　今のとこデパートと図書館と赤ちゃん用品店にしか確認できてない。
　　　授乳間隔も短いから、出かける時間にも制限がある。
　　　もっとあちこちに授乳できるスペースがあれば。
・授乳服購入
　　　授乳室がなくても外出先でできるように、授乳服を二着購入した。
　　　あまり着用期間は長くないから悩むところだが。
・夜の生活もきっとそんな気になるのは遅れるだろう
　　　女としてより母として、体が動いている実感だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜２００４.７.２８＞

追記

最近思うこと。
ほんと、あかんぼとのギブアンドテイクというか、
ハンドインハンドというか（なんのこっちゃー）。

ぼてーっとたまったおっぱいを吸って出してもらうのは
母もすーっとして気持ちよい。
例えて言うなら、
たまったおしっこを出す気持ちよさに近いかなあ。
（神聖なるおっぱいをおしっこに例えるなんてとおこられるかな。）

でも、おしっことちがって、自力では出せないからねー。
搾乳してもそんなすっきりとは出来ないし。
あかんぼちゃんが一生懸命ちゅうちゅうと吸ってくれると
母も「はー、すっきり」って爽快感。
新陳代謝がかなりよくなってる実感あり。

不思議だねー。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜２００４．９．１＞

追記２

おっぱいやってる時って、なんでこんなに眠くなるの？っていうくらい、急にうとうと。。
気持ちいい～。まったり～。とろーん。
おっぱい飲んでる赤んぼちゃんもうとうとしだし
ママも舟こぎだす
なんだか幸せな時間と空間。

神様ありがとう！こんな至福の時を与えてくれて☆

ま、こうだから、夜中何度もおっぱいに起きないといけなくても
そんなに苦でなく、こなしていけるのかな。
目覚めても添い乳しながらすぐうとうとできるもんな。

しかし不思議だね～。
授乳中はリラックスするホルモンだかなんだかがでてるそうだけど、
ほんと麻薬みたい～。
って、吸ってるんじゃなくて、吸わせてるんだけどね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜２００４．１０．１９＞

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