前置きが非常に長くなってしまったが、今週はグラントの"In The Still of The Night"ばかり聴いていたのである。このCDは目下お気に入りNo.1だ。1曲目の"In The Still of The Night"から、もう痺れまくりなのである。ロリンズが50年代の"Tour de Force"という作品で"B.Quick"とかいうテキトーな名前の曲で信じられないような高速演奏を残しているが、そこでのロリンズとマックス・ローチの腱鞘炎になりそうな演奏を、グラントとファーンズワースが意識したのではないか・・・と猫麻呂は勝手に決め付けて楽しんでいる。 その他、この作品の魅力として挙げたいのは、美味しいリズムセクションと美味しい選曲だ。この美味しいリズムセクションは、問答無用に上手いファーンズワースとピーター・ワシントンを、現代における正統派バップ・ピアノのタード・ハマーが取りまとめて、ロリンズ・マニア(?)のグラントを気持ちよくサポートしているのだ。選曲は、モンク曲"Work"からミュージカルナンバーまで、マニアが喜びそうな曲を上手いこと入れている。"If Ever I Woud Leave You"なんて曲を聴くだけで一日楽しく過ごせそうだ。