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遥かフランスの芳醇
うまし葡萄の美酒を味わえば
ときは豊穣の秋
自然の摂理は
季節の循環を忘れない
<天然の恵みに
ひとが忘恩の驕りを
持ったとき
自然の摂理も
いつか
ガラガラ音立てて
崩壊することもあろうか>
秋 ひとは加齢し
わたしという個体は
循環することはないというのに
かくも天然自然の恵みに
凭れていていいものだろうか
巡るもの
加齢するもの
生きてあるもの
生かされてあるもの
いま 生かされてあることに
感謝したいものだが
ひとつしかない
己がいのちを
絶つ少年
そんな少年が後を絶たない
今日も哀しい秋の一日になるのだろうか