ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2010.01.21
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  土中から湧き出る地虫のように
  穢くて、紛らわしくて、煩わしくて
  無評価で、無価値で、愚かしい
  仮面を冠った言葉の行列が這いずりまわっている
  いわく
  「いけめん」「ぶす」
  「東大」「京大」「えりーと」「きゃりあ」「のんきゃりあ」
  「ますこみ」「めでぃあ」「とぅいったー」

  「まんが」「あにめ」「こみっく」
  「ぶっくおふ」「ぶらんどおふ」「くりあらんす」
  「どうしゅうせい」「ちほうしゅけん」etc
  なかでも特に気になるのは「とくそう」だ

  そのむかし
  平清盛は謀をめぐらし
  十四、五歳の少年300人を集め
  髪をかぶろ(おかっぱ)に切り
  赤い直垂(ひたたれ)を着せ
  洛中くまなく往き来させては
  いかなる陰口をも報告させた

  平家の悪口を言うものは
  すぐにきびしく処分された

  平成のいま
  黒いコート
  黒いスーツに身を包んだ

  あたりを恫喝するように
  暗黒と恐怖を撒き散らしている
  これをして「とくそう」というらしい
  しかし
  いかにも正義の味方めかしてはいるが
  衣の下に鎧をまとった偽善
  また
  さながらマル暴関係○○組のように
  眼に映るではないか

  言霊のさきおう国を汚染するのは誰だ一体!     





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Last updated  2010.01.21 14:09:35
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