ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2010.10.29
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  「蒼穹の昴」シリーズを読んだ

  「蒼穹の昴」 4巻
  「珍妃の井戸」1巻
  「中原の虹」 4巻
  「マンチュリアン・リポート」 1巻

  都合3700ページぐらいにもなろうか

  司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「坂の上の雲」も
  大河小説の力作であったが


  「蒼穹の昴」はNHKで同名の日中合作の
  テレビドラマとして放映されている
  西太后に扮する田中裕子の好演技が光る

  大掛かりなセット撮影からは
  中国清朝の宮廷の姿が彷彿と目に浮かぶ

  わたしにとって
  「竜馬伝」(これは「竜馬がゆく」を脚色したものではない)や
  「坂の上の雲」よりも面白い

  何故だろうか
  歴史のひとつの変革期
  複雑な歴史的事象の背景に

  骨太のストーリー性が
  秘められているからだと思う

  乾隆皇帝の時代から伝えられている
  とされる
  『竜玉』なる清王朝の秘宝

  最高の権力を手にすることができる
  しかし
  西太后も光緒帝もまだ手にしていない

  そして歴史は
  宮廷内には科挙制度やら宦官やら京劇やら派閥争いが
  国内には満州族・漢族との相克
  外には日清関係・西洋列強の進出
  これらがあざなえる縄のごとくに
  絡み合って
  ストーリーはやがて中原へと展開し
  かの張作霖が日本軍によって爆死させられる
  『竜玉』はその子張学良が持っている
  ことになっているのだが・・・

  物語の行方は
  まだ終焉に至っていない
  とすれば
  更なる続編が構想されているに違いない







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Last updated  2010.10.29 15:44:07
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