ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2011.05.05
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   陸奥(みちのく)の外の浜なる呼子鳥
         鳴くなる声はうたふやすかた (藤原定歌)

  ウトウは主に北海道の天売島(てうりとう)のほか沿岸の島々
  青森県、宮城県の島々で集団繁殖し、草の生えている柔らかい
  地面に横穴を掘って営巣する。
  繁殖期には雌雄ともに親鳥の上嘴基部に角質の突起が生じる。
  繁殖期が終わればこの突起は落ち、沿岸海域で生活する。

  語源には諸説がある。


     青森県浅虫の近くに善知鳥崎(うとうまい)がある。
     この付近の海岸にウトウが棲息していた。
     ここに近い青森市安方にある善知鳥神社の祭神、
     創建の由来には諸説があり、さらに「善知鳥安方伝説」
     がある。

  2) 巣穴の意のウトにカワウ、ウミウと同じ(鵜)の字がつき
     ウトウ(穴鵜)となる。

  3) 陸奥地方の方言では出崎(海に向かって突き出している
     地形)をウトウという。繁殖期に上嘴基部に生ずる突起
     と出崎からウトウという名がついた。

  4) アイヌ語でetoというのがこの鳥である。


   学名; Cerorhinco monocerata 





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Last updated  2011.05.08 14:54:24
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