ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2014.07.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「縦のものを横にもしない」
とは怠け者や無精者をいう言葉だ

しかし 縦のものを横にしない方がいい
場合もあることも忘れてはならない

また もともと横様の状態にあるものは
そのままにしておけばよい

危険なのは
横書き文化が
縦書き文化よりすぐれているかの如き思い込みである


英語教育が国語教育より大事であるとか
何でもかんでもIT化・横書き化への流れ

これらによって無意識のうちに失われるもののあることを
危惧するのである

1443年李氏朝鮮四代の王世宗がつくり
1446年訓民正音の名で公布されたハングル
世宗がこの文字をつくった動機は
久しく中国の文化に支配されて、漢字・漢文を
正統な文字・文語としていたのを
民族的自覚によって朝鮮固有の文字を作る必要を感じ
かつ人民の日常の用にも供しようとしたところにあった

根強くなり、ハングルは李氏朝鮮の終わるまでの
啓蒙的な意味しかもちえなかった
この文字が真に朝鮮の国字に復活したのは
第二次世界大戦後の朝鮮の<解放>以後である

そして

1970年以来学校でも教えなくなり
いまや 自分たちの古典すら読めない
文化断絶が起きている
これこそ 縦のものを見境もなく横にしてしまった
恐るべき失策以外のなにものでもない





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Last updated  2014.07.30 00:14:48
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