まりいの賢い生活向上委員会

まりいの賢い生活向上委員会

PR

Profile

あおいまりい

あおいまりい

Favorite Blog

ポテトとトリネコと… 州*^_^*州 なつさん
まりかの保育日記 *まりか*さん
さちくま。の部屋 さちくま。さん
takeZ.hom たけじょ〜さん
心身爽快ヨガノート nobo∴さん

Comments

マイコ3703 @ 実は更新の度に見てました(笑) 全ての記事にコメントしたい位に読み込ん…
あおいまりい @ Re[1]:わがままにふりまわされて(03/23) takanasubiさん 書き込み頂いた…
takanasubi @ Re:わがままにふりまわされて(03/23) いやー。大変ですね。自分も脊椎管狭窄に…
あおいまりい @ Re[1]:新潟旅行(5)(08/29) ☆バニパパさん なかなか楽天ブログにくる…
☆バニパパ @ Re:新潟旅行(5)(08/29) まりいさん、いつもFBでお世話になってい…
2010年06月11日
XML
カテゴリ: 読書

桐島、部活やめるってよ

不思議なことに登場人物の会話の中にしか桐島君は出てこない。
タイトル名なのに彼は話のネタなのだ。
桐島君を取り巻く人物が別に桐島君を語るという訳でもなく
話の中にサラッと出てくるだけ。
特に桐島君と親しい訳でもない人物が一つの章として構成されている
高校が舞台になっている不思議な小説だ。

この本が私の心に残っているのは何故かというと
その中の一つの章の女子高生の境遇だ。
その子の名前は忘れた。
桐島君とのつながりも忘れた。
だが、境遇が強烈だった。
その子は父と二人暮らしだったが数年前に数歳(確か2つ位)年上の娘が
いる女性と父が再婚。
義母とも義姉とも仲良く幸せに暮らしていたが、姉が大学受験の朝、
試験会場まで車で送迎した父は姉とともに事故死。
その時から義母の記憶は途絶えてしまった。
義母は自分を義姉と思い込み、自分の存在は全く義母の頭の中から消えてしまった。
決して義母に自分の存在を主張せず、一生懸命義姉を演じるその子のいじらしさと
深い悲しみが心に染みた。



木綿のようにサラッとした小説の中にに不思議なエッセンスを感じた。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年06月11日 15時40分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: