【劣化ウラン:出征兵と帰還兵を護るために行動を起こす州】Kevin Zeese , The National Gulf War Resource Center , Inc.(2005/7/19)
翻訳:203号系統
帰還兵に健康診断を受ける権利を認める法案が、ルイジアナ州で通過した。
先日ルイジアナ州では、全ての帰還兵に対して劣化ウラン被爆に関する精密な集団検診を受ける権利を認める法案が承認された。今回の法案通過に献身した活動家の一人であるBob Smithへの取材を以下にご報告しよう。彼はLouisiana Activist Networkに参加している。そしてVeterans for PeaceとViet Nam Veterans Against the Warの会員でもある。テキサス州の海軍一家に生まれ、三人の兄弟と共に育った。彼はベトナムから帰還した数年後、1977年にルイジアナ州に引っ越してきた。青年たちと共に精神病院で働き、そこで妻となる女性に出会う。彼女は職場の同僚であった。そして彼は再び軍に戻り、八年前に部隊最先任上級曹長で除隊した。議会が憲法に反してイラク開戦権限を大統領に譲り渡した日を前後して、彼はより積極的に参加するようになり、そしてそれ以来、長老派教会と共に平和運動に取り組んでいる。
Zeeze:ルイジアナ州に劣化運ラン関連法を採択させようと云う動機は何だったのでしょう?
Smith:20年軍役に就いた退役兵として、私はベトナムから帰還して以来ずっと退役兵たちの健康問題に関心を払って来ました。軍務を終えた兵隊たちに対して国家が極めて不十分な対応しかしてくれないことを、先ず私の経験から知っています。第一次湾岸戦争以降、毎年のように不可思議な病気と診断される帰還兵が続出しております。詰まり、それが湾岸戦争症候群( Gulf War Syndrome ; GWS )ですが、その原因やエージェント・オレンジ汚染によく似た影響を考察する重要研究は為されておりません。
原注:私( Bob Smith )は陸軍と州軍に20年間服務した後、部隊最先任上級曹長で除隊しました。特殊部隊グリーン・ベレーの隊員として三度ベトナムに出征し、「砂漠の嵐作戦」にも従軍しました。社会学そして機械工学の学位を取得しております。現在は、結婚して26年になる妻Julieそして愛犬Maggieと一緒に暮らしていて、ニューオーリンズで技師として働いております。Veteran for PeaceそしてViet Nam Veterans Against the War更にLouisiana Activist Networkの会員でもあります。